利根に連れられて私は磯風という駆逐艦がリーダーをする部署に案内された。
利根が扉を開ける、
磯風の工厰にはいる、中には幾らかの機械と鍛冶屋の様な金床と窯がある。
よく見ると挽き肉機まである。
「磯風ー!おるかー!」
「ああ、勝手に入ってきてくれ、今手が離せないんだ。」
「頼まれてたヤツはどうすれば良いかの?」
「ユキ子受け取ってくれ。」
「あ、はい」
利根が潜水艦に禍々しい骸骨の像を渡す、
「それにしてもこんな像何に使うんじゃ?飾るのか?」
「錬金術だよ。」
錬金術、魔導力学の数ある分野の一つだ、興味があって本を見たことがあるが複雑怪奇でよく解らなかった覚えがある。
「ほ?溶かして混ぜるなら彫らなくても良いではないか?」
「そういう所に意味が有るのが魔導力学だ。」
「それに混ぜるだけが錬金術じゃないぞ、召喚もするんだ。」
「それは召喚術じゃないのか?」
「錬金術にも召喚があるんだ。」
「ほー、よくわからんの」
「魔導力学は全ての分野がどこかで繋がっているからな。」
「似通った所が多いのさ。」
全ての分野が繋がっている...
だから錬金術が解らなかったのか、幾つもの分野が関連しあっている物を本一冊で解ろうとしても解らない訳だ。磯風が赤い物で六芒性の魔方陣を書き終え真ん中に骸骨を置くと、それぞれの角に有機質な塊を置く。
「よし、こい!」
磯風が魔方陣に手を置くと角に置かれた塊が軽い音と共に消える。
「どうなったんじゃ?」
「どうなったんですか?」
磯風が魔方陣の中心の骸骨を取る、すると中に奇妙な骸骨がもうひとつ現れていた。
「これが召喚かの?」
「いや、これを使うと出てくるんだ。」
「使う?どうするんじゃ?」
「夜に空に向かって一定時間掲げるだけだ。」
「ほー、簡単なんじゃな」
「危険だから勝手に使ってはいかんぞ」
「そういえば彼女はだれなんだ?」
「ん?ああ、そうじゃ!見学に来た明石じゃ!」
「ほお見学か、まあ好きに見ていってくれ。」
「ありがとうございます」
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「ここでは錬金術で物を作っているんですか?」
「まぁそれもありますけど」
「いつもじゃ無いですね。」
「基本的には機械で作って、たまに魔導力学を組み込む感じです。」
「あとは錬金術の素材を作ったり、化学薬品をまぜたりですね。」
「色々やってるんですね...」
「ボクも利根さんの部署から来たばかりで驚いてますよ。」
「そうなんですか?」
「まぁ、色々ありまして...ハァ...」
「私でよければ聞きますよ?」
「明石さぁん!聞いてくださいよぉ!」
何だか大変そうだ、どこにでも苦労人はいるものだ私はこのユキ子ちゃんといつのまにか打ち解け連絡先を交換していた。
「明石ー!もう次に行くぞー!」
「あ、はーい!」
「ユキ子ちゃん、またね。」
次は北上という艦娘の部署に行くらしい。
もうちょっとだけ(明石扁)続くんじゃ。