研究室の扉を開け、自分が普段使っている折り畳み椅子を持ち何時もの机の前に置いて座る。
すると足に妙な感覚が纏わりつく、暖かいようなくすぐったいような。
恐る恐る机下を覗き混むとシロが脚にしがみついて頬擦りしている。
「あの、なんでこんな所に...」
「此処にいればユキ子ちゃんのカワイイ脚を触れるかなって...」
「たしかにボクの脚は素晴らしいですけど...」
「ねぇ、ユキ子ちゃん。」
「な、なんですか?」
「...舐めていい?」
え?
「...え?」
「じゃあ、舐めるね?」
シロが舌を出す
「ヒッ!ま、待って下さい!」
シロを制止する
シロが絡みついた脚を引き抜き、椅子から離れる。
すると机の下からするりとシロが出てきた
シロがグッと迫ってくる
シロが壁に手を付いて逃げ道を塞ぐ
「逃げちゃだめ...」
「え?え?えぇ...」
シロが目を閉じて唇を尖らせている
てっきりテルと出来てるかと思っていたが
これは、そういう事だろうか...
しかしボクにはそんな趣味は無い、ノーマルだ。
シロが目を開け、手を胸の前に戻す
「駄目...?」
「ぅぅ...駄目です、ボクにそういう趣味は...」
「せめて舐めるだけ...」
「嫌ですよ...せめてで頼む事でもないでしょ」
「少しだけだから...7、8分で終わるから...」
「結構長くないですか?」
シロが"んぅ~"と声をあげてしがみ付いて来た、脚が垂れて床に膝が付いている
「え、えっと」
顔をあげて上目遣いでボクを見る
「これも駄目...?」
「しょうがないですね...ボクは寛大ですからね」
「でも少しだけですよ、これじゃ仕事が出来ませんから」
「エヘヘ...良い匂い...」
「あ、それは程々にしてください。」
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今、机下でシロが脚を撫で回している
これにすっかり慣れてしまった自分が憎い。
シロは仕事をしなくていいのだろうか、机上でコケに培養液を注ぎながらふと思った。
シロに仕事をしないのか聞いてみた。
「今日ね、ユキ子ちゃんの日にしたの...」
「ボクの日?」
どういう事か訊こうとしたら、ミナミに声を掛けられた
「ちょ、ユキ!液入れすぎだって!コケ溢れる!」
「うわ!」
「もぉ、異常種は直ぐ増えるんだから、気を付けてよー」
培養槽のなかがマヒヤシで埋めつくされている
マヒヤシはこんなに必要無い
「どうしましょうか...これ」
培養槽に無理くり蓋をする
「ん~、取り敢えずアタシが磯風に渡しておくよ。」
「お願いします...」
机下から声がする
「もしかして私のせい?」
「いや、ボクの不注意です...気にしないでください。」
磯風さんがこちらに来た、
「あ、えっと...マヒヤシの件、すみませんでした...」
「いや、気にしないさ。」
「ありがとうございます...」
「これを組み立ててくれないか?利根の部署にいたんだろう?」
「いいですよ、なんの機械ですか?随分でかいですねこれ。」
「スパズマティズムの声帯だ、まぁデカイ火炎放射機だな」
「声帯とはまた変わった名前ですね。」
「人手が要るなら言ってくれよ?」
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設計図を拡げ、部品を数える
今のところ不足は無さそうだ、それにしてもこんな武器、何に組み込むのか
なんの為にあるか判らない部品が沢山だ
「ユキ子ちゃんかっこいい~、」
「見てるなら手伝ってくださいよ...」
「専門じゃないし...手取り足取り教えてくれる?」
「簡単な作業だけですから、大丈夫ですよ。」
「難しいのはボクがやりますから。」
「むぅ...残念...」
「シロさん、いまからアキハさん呼んで来て下さい」
「ん?なんで?」
「アキハさんが喜びそうだと思って...ほら新型の二足歩行兵器の...カノーネ?」
「それって情報漏洩とか大丈夫なの?」
「アキハさんはちゃんと秘密を守れますから...」
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これはいわゆる書いてみたかったでは...?