図書館に入って来たВерный、ヒビキに設備増強の書類を渡される
「ヒメ、これを司令官に渡してくれないかい?」
「こうゆう書類は私じゃなくて執務室に直接持っていって欲しいッス」
「司令官はプリンセスに甘いからね」
「確かにヒメですけど、プリンセスの姫じゃなくて天神の日女ッスよ」
「それに本名はナオッス」
「書類は司令官に渡しておいてくれよ?」
私が渋々書類を受け取るとヒビキが図書室から出ていく。
書類を見る、私に託される書類は大体執務室で木曾やブルーノに見られたら絶対に通らない馬鹿な物か執務室に司令官しかいなくても通りにくい無茶だ。
内容は養蜂設備の増設だった。
確か前にハチミツを使った薬品を作るとか何とかで造られた小さな施設だ
今も使われているが、そんな施設を増設するほど消費することは無い筈だが
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現在、図書室にはすっかり聞き慣れた笑い声が響いている
図書室では静かにして欲しいものだ。
「ア"ハヒャヒャヤヤ!ヒッー!」
何を読んだらあんなに笑えるのだろうか...
「テルちゃん今日は何を読んでるんスか?」
「ウヒヒッ!これ。」
過去に行われた兵器開発の記録らしい”極秘”と書かれている
コピーとはいえ極秘資料を誰でも閲覧できる棚に並べるのはいい加減勘弁して欲しい
これだけは司令官に何度言っても改善されない、
というか誰でも見れるなら極秘の表記を無くすべきだ。
図書室にヘロドトスが入ってきた。
「ヒメちゃ~ん、なんか機嫌悪いね。」
「別にそんな事ないッス、でも極秘資料に閲覧制限付くと嬉しいッスよ」
ヘロドトスが私に身体を預けて来た。
今日は随分と機嫌がいい。
「あ、それとコレ、ヒビキちゃんからッス。」
「施設増強...蜂の巣箱...」
「なんで毎回執務室に持って来ないんだ?」
「私に会いに来る日は機嫌が良いからじゃないからでスか?」
「最近同じ事言われた気がする...誰だっけ?」
「知らないッスよ、若葉さんじゃないッスか?」
「それで、蜂の巣箱は増やすんですか?」
「テル~、どう思う?要るか?」
私とヘロドトスが話し始めた頃から黙っていたテルが驚き、
こっちを見ている、頬が紅い。彼女の存在を忘れかけていた...
なぜこやつは気を使って静かになった子まで巻き込むのか、まったく
テルが驚いた顔で自分自身を指差している、まさか声を掛けられるとは思っていなかったのだろう
「えっと...私...?」
「この部屋には俺達三人しか居ないぞ」
「その中に”テル”が他に居ると思うか?で、どう思うんだ?」
「き、聞いてなかった...ゴメン...」
「蜂の巣箱があるだろ?」
「ウン...」
「それをヒビキが増やしたいって言ってんの」
「ウン...ど、どっちでもいい...」
「ヒメは?」
「私にも振ってくるとは思って無かったッス...」
「自分もどっちでもいいッス、●●の運営に問題無ければッスけど」
「じゃあ、オッケーでいっか。」
「本当テキトーッスね、そんなだから私経由で書類が来るんスよ」
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そのあとテルを散々いぢった後書類を持って出ていった。
図書室には髪の毛をいくつものリボンで結ばれたテルがいる
「災難だったッスね」
「ア..ン...」
恥ずかしさで放心しているようだ
「似合ってるッスよ、なかなか可愛いッス」
「_ッ!?..エ...ア?」
「困ってる顔も素敵ッスよ~」
携帯で写真を撮る
「~ッ!...!」
顔を覆ってしまった。耳まで紅い
もう一度写真を撮り、携帯を仕舞う。
テルが図書室から飛び出す
「ちょっとやり過ぎちゃったスかね...」
テルが読んでいた資料を棚に戻す
その時にここにあるはずのない資料が目に入った。
『アッラーフ計画No.364(ヘロドトス)』
『アッラーフ計画No.363(バステト)』
『アッラーフ計画No.378(カエサル)』
『アッラーフ計画No.348(スフィンクス)』
「...コイツらはここじゃないんスけどねぇ」
それを抜き取る、本来あるはずの場所に戻そうか。
プロジェクト364.備考
ヤツは戦いのたびに強くなっていた
止めようとするほどだ
学習が終わらない
364はアッラーフ計画本来の趣旨とは違うが
戦闘力の向上速度という点においてはある意味一番の成功ではないか
ーナオ・ヒメノー