「だからインターミドルは楽しい――。思いもよらない所で君のような強敵に出逢える」
「ボクの全部ぶつけさせていただきますっ!」
「あともう少しみんなと同じ目線で、同じ速度で歩いていきたくて」
「だから怖くない――! 前に出るんだ!」
「チームのみんなで約束したんです! 負けちゃったチームメイトの夢は残った人が叶えるんだって!」
「いつかの約束どおり全力でブッ潰す!」
「私は自分のためにここにいて――自分の意志で闘うだけです!」
「君の闘いは痛々しすぎる」
『チャンピオン勝――利ッ!』
『魔法少女採集』
選考会にギロン人の襲撃を受けながらも、インターミドル・チャンピオンシップはどうにか無事に進行。既に予選四回戦が終了した。
この時点で、ヴィヴィオ、コロナ、リオ、アインハルトの『チームナカジマ』は全員が敗退した。ヴィヴィオ、コロナ、リオは三回戦でそれぞれミウラ、アインハルトとの同門対決、ハリーに敗れ、アインハルトは四回戦でジークリンデに負けを喫した。四人とも真剣に実力を磨いていたのだが、やはりインターミドルの壁は険しかったのだ。
しかしそのことは置いておく。アインハルトとジークリンデの対決の翌日に行われた、『無限書庫探索ツアー』が今回の主題である。
「おー! やっぱりすげーな、本局内部は」
「局内がもうひとつの町ですもんねぇ」
無限書庫の建物がある管理局本局内部の渡し廊下を移動しながら、感心したようにつぶやいたハリーに、彼女の取り巻きの一人・ミアが相槌を打った。
昨日の四回戦終了後、会場にやってきたはやてによってヴィヴィオら十何人かのインターミドル出場者たちの晩餐会が開かれた。その晩餐会は、戦乱時代を生きた古代ベルカの王たちの末裔が同じ時に集まっていることがまた何かの問題を招くのではとはやてが気に掛けたことを理由に、ベルカ諸王時代で起きたことを確かめる席であった。
その中でジークリンデの先祖『ヴィルフリッド・エレミア』のことが話題に上がった時、ヴィヴィオが無限書庫の未整理区画のどこかに「エレミアの手記」が眠っているということを思い出した。これにより、ヴィヴィオたち当事者と晩餐会に同席し、探索にもまた同行を申し出た少女たちによる、「エレミアの手記」を求める探索ツアーが決行されることとなった。
しかし心配なのは、やはりギロン人の件。あれは明らかにヴィヴィオを――古代ベルカ王族の血を狙って来襲した。ギロン人自体は自爆したが、別の異星人が同じ目的で襲ってくる危険は十分に考えられる。ベルカの王の子孫が何人も同じ場所に集まるのならばなおさらだ。
そのためヴィヴィオたちの護衛に、発案者のはやてのみならず、ダイチ、スバル、ノーヴェがついていくこととなった。特にダイチはベルカ文字が読めるし検索魔法も扱えるので、探索の手伝いも行う。
さて、一行は無限書庫の一般開放区画に入ると、未整理区画へとつながる転移ゲートの前までやってきた。そこで無限書庫の司書資格を持つヴィヴィオがアナウンスする。
「書庫の中は無重力ですので、慣れていないと気分が悪くなる方もいらっしゃいます。そういう時はすぐにお伝えくださいね!」
「はーいっっ!!」
ツアー参加者たちが元気良く返事をしてから、はやても注意事項を伝える。
「わたしからも一つ。無限書庫は警備網も厳重やから心配はいらんと思うけど、もし異星人犯罪者が目の前に現れたら、自分らで立ち向かおうとはせずに、すぐにわたしたちに知らせて、自分たちは逃げに徹してな」
それに異論を挟んだのはハリー。
「お言葉ですが、オレたちの半分ぐらいはインターミドルの上位入賞者ですよ? 逃げなくたって、自分の身ぐらい自分で守れますよ」
するとヴィクトーリアが呆れたように肩をすくめた。
「これだから不良娘は、思考が粗野かつ短慮で困りますわ」
「んだとぉ!?」
ムッと目くじらを立てたハリーをいさめるように、ノーヴェが少女たちに言い聞かせる。
「犯罪者が正々堂々と勝負してくれるんだったらそれでもいい。問題は、『勝負をしない』輩の場合だ」
『勝負をしない』と聞いて、ハリーたちは一瞬虚を突かれた顔になった。
「元々法を破る犯罪者だし、厳正なルールに則って行われる試合じゃないんだ。相手はどんな反則技もためらわずに使ってくる。そんな時は、腕っ節の強さだけじゃどうにもならない。そういうことだから、相手がどんなに弱く見えたって決して油断せず、なるべく自ら戦うことは避けてくれ。それが約束できないなら、残念だがこのツアーには参加させられないな」
そうまで言われては、ハリーも従う他なかった。その他の者たちも同意する。
はやてたちの忠告が済むと、いよいよ一行は未整理区画へ移動する。
「それでは古代ベルカ区画に……ゲート・オープン!」
ヴィヴィオが立体パネルを操作すると、転送ゲート内に入った一行がまばゆい光に包まれ――無数の本棚が壁を形成している不可思議な空間の中に放り出された。
「おおー!」
ここが無限書庫の未整理区画。無重力の世界で、自分たちが完全に宙に浮いていることにジークリンデが興奮の声を上げた。
「わわわっ!」
ミウラは無重力の中で身体のバランスを崩し、回転しそうになるのをヴィヴィオに抱き止められた。
「あっと……! 大丈夫ですか?」
「す、すみません!」
「わはは、どーした抜剣娘! 体幹バランスがなってねーぞ!」
「リ……リーダーもわりとダメな感じに!」
ミウラをからかいつつも自分が回転しているハリーに、取り巻きのルカが突っ込んだ。
「普段飛び慣れてない子は、無重力はちょうキツいかなー」
「ですわね」
はやてのひと言に同意するヴィクトーリア。この辺りは、流石に姿勢を保っている。
他に無重力に慣れないのはジークリンデ。彼女はアインハルトにサポートされる。そして……。
「う、うわぁっ……!」
ダイチがぐるぐる回っていた。
「ダイチ……」
「ダイチお前、男なのに情けねーぞ」
スバルとノーヴェに冷ややかな視線を送られ、少女たちからもくすくす苦笑されたダイチは恥ずかしさで赤面した。
「い、いや、飛行魔法ってほんと久しぶりだから、ちょっとコツが……」
「そういえばダイチ、滅多なことでは飛ばないよね。高いところ嫌いだって言って」
「全く。同じ男でも、空を自由に飛び回るウルトラマンエックスとは大違いだな」
そのエックスは自分です、とは言えないダイチだった。
「こんなことなら、ハヤト辺りを連れてきた方がよかったか?」
「ち、ちょっと待ってよ。すぐ勘を戻すから……ふぅ、これでよし」
呆れられていたままではいられぬ、とダイチは姿勢を安定させることに成功した。
「では目的のエリアに向かいま~すッ!」
全員が落ち着いたところで、ヴィヴィオが皆を先導する。たどり着いた先は、華美な装飾が彫り込まれた巨大な扉。コロナとリオが説明を入れる。
「B009254G未整理区画――どこかの王家が所蔵していた書物庫らしいですよ」
「本だけじゃなくて書物庫ごと納まってるんですね」
「それはまたダイナミックな……」
エルスが衝撃を受けた。
「それじゃあ扉を開きますねー!」
ヴィヴィオの魔法により、扉が音を立てて開いていく。その先は、至るところに本棚が敷き詰められた迷宮であった。
目的の「エレミアの手記」がありそうな地点は十箇所に絞り込まれ、数人のグループに分かれての探索が決定する。はやて、スバル、ノーヴェは入り口に待機だ。
「さー! それでは調査に入りましょうっ!」
「おー!」
ヴィヴィオたちが意気込んで迷宮に足、いや頭から内部へ踏み入っていくと、その後からダイチも入っていく。
「それじゃあ、俺も行きます」
「何か異常なもんを察知したら、その都度連絡してなー」
ダイチは探索と同時に、迷宮内の安全を監視する役割だ。
総勢十三名の少女たちは、五つのグループに分かれてそれぞれ別の地点へと飛んでいく。
「ん? そういやオレ、ベルカ文字はよくわかんねーな」
「大丈夫ですよ、私がわかりますから」
「エルスさん、お世話になるッス……」
ハリーと取り巻きのリンダ、ルカ、ミアにエルスの五名。
「なんだかちょっとワクワクしますねぇー」
「ほんとに!」
ミウラとヴィヴィオの二人。
「あら……あなたはこっちでいいの?」
「はい! ご案内します!」
ヴィクトーリアとコロナ。
「上手く見つかるといいんだけどね」
「あたしたちで見つけましょう~!」
ミカヤ・シェベルとリオ。
「すごいなぁー……どのへんの国のなんやろ?」
「少なくとも、シュトゥラのものではないようですね。ああいった華美な調度品はシュトゥラでは好まれませんでしたから」
「そーなんやー」
そしてジークリンデとアインハルトの二人のグループだ。
しばらくは何事も起こらず、ごくごく平和的に探索が進んでいった。が……。
迷宮の入り口で待機している中で、ノーヴェがふとはやてに尋ねかけた。
「ところで八神司令……異星人犯罪者とは別に、昨日の食事会を窃視していたという魔導師の件はどうなったんでしょうか?」
実は昨日の晩餐会の際、ベルカ諸王時代にまつわる話が窃視、盗聴されていた反応があったのだ。しかしその手段に魔法が使用されていた痕跡があるので、犯人は異星人ではないとしてXioの管轄ではなくなった。
「ああ、それはるー子に任せてるんよ」
「お嬢に!」
はやての方に振り返るノーヴェとスバル。
「うん。犯人はわたしたちが無限書庫に来ることを掴んだはずやから、乗り込んできたところを押さえようってことで、るー子も待機しとるんやで」
「そうだったんですか」
「ルーテシアもいてくれるなら心強いですね! でも、その盗聴犯は一体どんな目的で古代ベルカの話を盗み聞きしてたんだろう……」
とスバルがつぶやいたその時、無限書庫司書長から緊急の通信が入った。
『みんな、大変だ!』
「ユーノ司書長! 何事や?」
司書長の重々しい声音に、一瞬にしてはやてたちに緊張が走る。そして司書長は告げた。
『今しがた、今君たちがいる未整理区画のセキュリティが強引に突破された! 手口からして異星人犯罪者だ!』
「何やて!」
『しかも生体反応は数十……かなりの集団だ。ヴィヴィオたちが危ない!』
それを聞き、はやてたち三人は互いに目を合わせ、うなずき合った。
『僕はこれ以上の侵入がないようにセキュリティを修復、強化する。そっちはヴィヴィオたちの救助を頼む!』
「了解や! スバル、ノーヴェ、出動やで!」
「はいっ!」
通信を終え、スバルはまず迷宮内のダイチとの連絡を図った。
「ダイチ、応答して! そっちに異星人犯罪者の集団が侵入した!」
しかし、立体モニターは真っ暗なまま反応を示さない。ヴィヴィオたちに向けて通信しても同じであった。
「デバイザーでも駄目だ……通信は完全に妨害されてるぞ!」
と告げるノーヴェ。ならば自分たちが直接迷宮に乗り込もうとするが、見えない壁があるかのように一定の場所から先へ進めない。このことをはやてが分析する。
「空間が隔絶されとるな……。しかもこれは魔法の仕業や」
「となると、盗聴犯と異星人たちは共犯?」
「まだ断定は出来ひんけど、そうなるとちょう厄介やな……」
言いながら、はやては足元にベルカ式魔法陣を展開した。
「子供たちの安全には変えられへん。少し手荒になるけど、ここは――力ずくで進んでいこか!」
はやてと、彼女の言葉に呼応したスバル、ノーヴェがそれぞれのデバイスを手に取った。
司書長の報告通り、迷宮内には大勢の異星人が侵入を果たしていた。そしてその魔の手は、既に少女たちに伸びていたのだ……。
「ん? そういやルカたちはどこいった?」
「あら、そういえば」
通路を移動中のハリーとエルスは、いつの間にか一緒に行動していたルカたち三人の姿がなくなっていることに気がついた。
「どこか途中ではぐれたんでしょうか?」
とエルスがつぶやいた、その時……ハリーが前方の角をきつくにらんだ。
「……いや、待て。向こうから怪しい気配を感じるぜ。隠れろ!」
ハリーとエルスは通路の横の扉を開け放ち、その陰に身を潜めた。直後に、通路の角から見慣れない人影がぬっと現れる。
「キキッ」
明らかにミッドチルダ人ではない異形。首から下はそうかけ離れてもいないが、首はカラスそっくりであり、双眸は黄色く爛々と輝いている。手にはライフル型の光線銃を構えていて、何かを探すように辺りを見回しながら無重力空間を移動していた。
「異星人……!」
「どうやら侵入者みてーだな。もしかしたら、ルカたちはあいつにやられて……?」
早合点したハリーが目尻を吊り上げた。
「だったら許せねーぜ! 番長のオレが仇を討ってやる!」
「ま、待って下さい!」
今にも飛び出していきそうなハリーを慌てて制止したエルスが諭す。
「ツアー前の注意を忘れたんですか? 異星人相手に無闇に突っ込んでくのは危険です! 相手は見るからに武装してますし……。幸い、向こうはこっちに気づいてません。このまま通り過ぎるのを待って、八神司令に連絡を取りましょう」
「ちっ……しょうがねぇな」
舌打ちするハリーだが、エルスの言には従った。二人は息を押し殺して、カラス人間の通り過ぎるのを静かに待つ。――が、
「キキィィッ!」
「!?」
背後からも鳴き声が起こり、振り向くと別のカラス人間がそこにいた。カラス人間は既に光線銃を構えている。
ハリーとエルスは咄嗟に防御の態勢を取った。
ミカヤとリオの方には、カラス人間とは別の怪人が出現していた。
「ダ―――ダ―――!」
全身が白黒の縞模様で覆われた怪人に追われる二人は、他の仲間たちと連絡を取ろうとするが、こちらも通信も念話も使用できなかった。
「やっぱり駄目だ……。通信の類は全て妨害されてるみたいだ」
「入り口まで逃げるしかないみたいですね……。ノーヴェさんたちと合流できれば!」
話しながら逃げる二人だが……その行く手に、先ほどの奴とは違う顔の怪人が待ち構えていた!
「ダ―――ダ―――!」
「っ!」
相手が光線銃を撃つより早く抜刀で攻撃するミカヤだが、その瞬間に怪人の姿が消え失せる。
「消えた……!」
「ダ―――ダ―――!」
直後に別の場所から、更に違う顔の怪人が出現。そちらにはリオが電撃を飛ばしたが、これもテレポートでかわされた。
「どうやら相手は三人以上いるみたいだ。油断するな、リオちゃん!」
「はいっ!」
二人はそう判断したが、実際の怪人は一人だけなのだ。三つの顔を使い分けることで三人いると誤認させて撹乱するのが怪人ダダの得意技なのだ。
そうとは知らずに無駄に辺りを警戒して足が止まる二人に、ダダが姿を現したと同時に光線を発射する!
「!!」
「キキキィッ!」
「うあっ!」
アインハルトとジークリンデは、自分たちを取り囲んだカラス人間の集団が発射した光線をかわし切れずに浴び、次の瞬間には網目模様の全く異なる空間に放り出されていた。
「ここは……?」
「強制転移で檻の中に入れられたってとこやろうか……。けど、こんなものなら!」
ジークリンデは即座に壁に殲拳を入れ、檻を粉々に破壊した。そして二人が目にした光景は――。
「えっ……!?」
自分たちを見下ろす、カラス人間の集団。しかしいつの間にかとんでもなく巨大化している。
……いや、そうではない。背景の無限書庫の書架や書物まで巨大化している。これは、向こうが大きくなったのではなくて……。
「ウチらが小さくなってもうたの!?」
『その通りだ!』
ジークリンデの絶叫を、他とは違う赤い眼のカラス人間が肯定した。リーダー格のようだ。
カラス人間のリーダーは、二人を手の平でそれぞれ握り締める。覇王の末裔とチャンピオンといえども、この体格差では抵抗のしようがない。
「うあっ……!」
『フハハッ! どんなに力のある奴であろうと、この通り小さくしてしまえばかわいいものよ!』
なす術なく捕らえられたアインハルトたちを手に、カラス人間は勝ち誇って哄笑を上げた。
未整理区画内を徘徊して獲物を探すカラス人間たちの様子を、小さな人影が物陰に潜みながら観察をしていた。
黒装束で箒を持ち、頭にちょこんと三角帽子を乗せた、昨今のミッドチルダでは珍しい古典的な『魔女』の格好の、年端もいかない少女だった。
「……変な集団がいる」
少女はカラス人間を観察してつぶやいた。彼女の傍らには、顔と羽、尻尾だけのコウモリ型の生物や悪魔型の小動物などのこちらも変な生き物が控えている。
「けど、関係ない。私の目的は一つ、『エレミアの手記』。奪って私のものにする。――オリヴィエとエレミア、それからイングヴァルト。あの三人への復讐は、クロゼルグの血脈に課せられた使命」
独りごちた少女は、カラス人間たちの姿が見えなくなってから行動を開始した。
異星人たちが無限書庫に侵入してきた直後、一人検索を行っていたダイチにエックスが呼びかける。
『ダイチ! 妙な気配が複数出現したのを感知した! どうやら侵入者のようだ!』
「えっ!? スバル! ノーヴェ! 八神司令!」
ダイチは反射的にスバルたちに連絡を入れようとしたが、当然こちらからも彼女らとの通信は行えなかった。
「駄目か……!」
『敵はかなりの集団だぞ。気をつけろ、ダイチ!』
「ああ……! みんな、無事でいてくれよ……!」
ダイチはジオブラスターを抜き、単独で少女たちを救助しようと飛んでいく。
が、すぐに彼の元にもカラス人間の群れが現れる。
「キキィッ!」
「あいつらは! 奴らが侵入者か!」
『奴らは悪名高いレイビーク星人!』
すぐに正体を看破したエックスが、ダイチに警告する。
『奴らの撃つ光線には当たるな! 生物の身体を豆粒のように小さくして無力化する縮小光線だ!』
「何だって!? そんな恐ろしいものを……!」
レイビーク星人の集団が一斉にダイチに光線を撃ってくる。ダイチは横に飛びながらブラスターで反撃するが、多勢に無勢。それにダイチの飛行スピードでは、空中戦は土台無理だ。
「くっ、やられるのは時間の問題だ……。こうなったら、エックス!」
『ああ! ユナイトだ、ダイチ!』
ブラスターからエクスデバイザーに持ち替えたダイチが、即座に上部スイッチを押した。
[ウルトラマンエックスと、ユナイトします]
エックスのスパークドールズをリードして、デバイザーから溢れ出た光に包まれるダイチ。その身体が、エックスのものに変化する。
「トワッ!」
[エックス、ユナイテッド]
光の粒子が四散し、ダイチは等身大のエックスへの変身を遂げた。
「キキィッ!?」
これを見たレイビーク星人たちは一瞬動揺したが、瞬時に正気に返ってエックスに銃口を向ける。
「シェアァッ!」
押し寄せてくる縮小光線を、エックスは前に飛び出すことで全て回避。ダイチの時とは比べものにならない飛行速度で、レイビーク星人たちに突撃していく。
無限書庫で幕が切って落とされた、エックスと異星人の軍団との魔法少女たちを懸けた勝負。果たしてエックスは、縮小させられて囚われた彼女らを無事に救出することが出来るか。