宜しくお願いします。
除夜の鐘が所々を街灯が照らす闇の中で鳴り響いた。
その後、6人の男子高校生が山中の初詣に向かった。
その中でも異彩を放つのが西園寺翔太(17)である。
この男、ただの男子高校生ではない。
童貞だ。
容姿端麗、成績優秀、将来有望、だが童貞。
しかも童貞である上に年齢=彼女が出来たことがない。
なぜだ。
顔も上の中ぐらい。
運動神経も良く、中学の時はサッカー部の
キャプテンにまでなったというのに。
(今は部活よりも童貞卒業の方が重大だと思い、
バイトをしながら童貞卒業の計画を練っている。)
それに頭も良く、テストも学年トップ10の常連。
その上、男友達の多さから性格も悪くは無い。
おまけに西園寺翔太という名前から漂うイケメン臭。
なのになぜだ。
彼女どころか女友達すらいない。
女子と話すのは必要最低限の会話のみだ。
しかも、席替えをすれば周りは男だらけ。
先生も今まで男の先生だけだ。
来年は高校最後の年なのに童貞卒業も
女子とあまり喋ることも出来なかった。
だから来年こそは女子と喋りまくって、仲良くなって、
一気に童貞卒業!!
と思いながら歩いているとみんなとはぐれていた。
迷子だ。
童貞迷子だ。
「いっけね。こんな年で迷子かよ。」
しかもなぜか携帯は圏外。
「何で圏外なんだよ。仕方ない歩くか。」
あてもなく歩いていると小さな祠が光っていた。
地面から自分の股間ぐらいまでしかない小さな祠だ。
すると光から直接翔太の頭の中にハスキーボイスの
おじいちゃんのような声が聞こえた。
「これこれ。」
「うぉっ?!なんだよこれ。この祠か?」
「若者よ。DTの運命を背負った若者よ。」
(俺そんな運命背負った覚えないよ。
というか、なんで俺が童貞ってこと知ってるんだよ。)
「お前にはDTの力を使うことができる。
その力を使いひとつの世界を救ってほしい。
時間がないから早速送るぞ。健闘を祈る。
貞操は君の筒の中に。」
(DTの力?世界を救う?…早速送る?
というか、何かっこいい雰囲気出しながら下ネタ言ってんの?!)
その瞬間、光が翔太を包みこんだ。
「うぉぉあぁぁ!!」
気がつくと、どこかの部屋のベッドの上だった。
しかも、大きめの。この雰囲気はどこか知っている。
そうだ。童貞なら1度は憧れるというあのLH(ラブホテル)
に似ているではないか。
翔太は無論行ったことはない。彼女もセフレもいないのに
行くわけがない。
だが、その辺の知識には勉強時間に負けず劣らずの
時間を費やし、調べているのだ。
だがなぜこんな所にいるのかと考える前に
隣で寝ている金髪の美少女に目を向けてしまった。
その状況に混乱を隠しきれなかった翔太であった。
ありがとうございました。
これから頑張ります。