第2話【戸惑い】
――桐乃side
私は何にも悪いことをしてないのにあんなに強く言われたんだろう。悪いことをしたならまだしもしてないのに言われるとムカつく。
「なんなの、あいつ」
そういってぬいぐるみを1発殴った。気分を切り替えるために、この前買っておいたエロゲーをやろうとした。
「可愛いよ〜りんこちゃーん♡ふへへ〜」
エロゲーをやって気分転換しようとしたが全くダメだった。兄貴のことがどうしても頭の中から離れない。別に好きじゃないし!?ほんとだし!?
別に好きではないけど、あいつのさっきの暗い顔は気になった。2年前に人生相談をしてから昔のように仲良くなった。でも、1度もあんな顔を、表情をしたことが無かった。無茶な人生相談だってしたことがあった。嫌な顔をしたり、やりたくねーとかいろいろ言ってたけどあそこまで暗い顔は無かった。いくら嫌いな兄貴のこととは言ってもさすがに考えられずにはいられなかった。
ゲームをやったり、考え事をしていたら夕飯の時間になったので食卓へ向かった。
行ってみると、お父さんとお母さんはいるが、兄貴は居なかった。
「あれ?あいつは?」
「あー京介ね。部屋に居なかったのよ〜。連絡もこないし、どこいったのかしら?」
「あいつも男だ。心配はいらん。」
お母さんは心配しているようだったが、お父さんは心配していなかった。
私も気になったが、どこに行ったか見当もつかないので探すのはやめた。
夕飯を食べた後、部屋に戻ってエロゲーをやることにした。2階に上がる時に玄関が開いた音がした。見に行くと兄貴が居た。時計を見ると8時なので高校生なら遅くはないが、あいつは用がある時は家族に言うので変だと思ったから聞いてみた。
「どこ行ってたの?」
「別に、どこでもいいだろ」
「何で最近冷たいの?今までの仕返し?」
「そんなんじゃねぇーよ。俺のことは気にしないでくれ」
兄貴はそう言って部屋へと戻って行った。
気にしないでくれ、って言われて無視できるわけない。あいつにはかりがある。それを返したいのに…。あいつが私にあんな対応するなら私にもどうにもできないじゃない。
玄関に居ても仕方が無いから私も部屋に戻ることにした。
いつもならエロゲーやるぞー!やっほー!
みたいな感じだけど今はそんな風になれなかった。今はただ、あいつが何について悩んでるか知りたかった。そして、今度は私があいつの悩みを解決したかった。
とりあえず、今の私には今何が出来るか考えた。
1 兄貴の部屋に行ってすぐ悩みを聞く。
2 親に聞く
3 あやせに相談
1はおそらく教えてくれないだろう。3はあやせが嫌っている人物なのでおそらく無理だ。必然的に2になる。
これしかないかーと思いながら、私は下におりていき、親の元へ向かった。
これから1000~1500字程度になると思います。長文を書くのは非常に苦手なのでお許しください。
次回も楽しみにしていてください!