記憶の海 〜Indelible memory〜   作:Ar kaeru Na

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大説明回です。

ー前回までのあらすじー
記憶喪失で過去の出来事が全く思い出せない「栄ルナ」は一通の手紙を頼りに「奄美基地」で生体兵器「CMSー艦娘ー」の指揮を代理で務める事になった。
しかし、ルナの担当する艦娘達は皆、役立たずの烙印を押された落ちこぼれだった。
様々な困難を乗り越え、基地に襲い掛かってきた深海棲艦を退けた艦娘達は、その部隊を軍に正式に認められ、ルナも奄美基地に正式に所属する事になった。





ー幕間ー
memory13「ライラ先生のよく解る軍講座」


 

 

memory13「ライラ先生のよく解る軍講座」

 

 

 

「くうぅ…………勉強したくねぇ…………!!」

 

「何を言っているんだ貴様は。本来は軍学校に入り、そこの卒業者が、鎮守府または基地に配属され、その中でもエリート中のエリートのみが指揮官になる事を許されるんだぞ。

それを貴様は、ジジイのお陰で、記憶がぱっぱらぱーにも関わらず指揮官になったんだ。

逆に有り難く思え」

 

 

南西諸島方面からの敵深海棲艦部隊の本土侵攻迎撃戦ーー公式作戦名『南一号作戦』ーーから、数日経ったある日のこと。

 

奄美CMS特別部隊指揮官、栄ルナ少尉は、中央派遣、ライラ・トイライン=ハム少佐に拉致され、学習室にて、半ば強制的にペーパーテストを強いられていた。

 

「指揮官という立場になったからには、今後、多方面で活動せねばならないだろう。それこそ、他の鎮守府、基地と連携した作戦を展開する事もある。

そんな中、貴様だけ無知では話にならないだろう?」

 

「記憶を失くす前の自分も、勉強が大っ嫌いだったに違いない……今、こんなにも嫌なのだから……っ!」

 

「口を動かす前にペンを動かせ、ペンを」

 

正しい事を言うなら、なにも勉強が嫌いな訳では無い。

このペーパーテストというものが嫌いというのが正しいだろう。

 

小一時間ほどの、拷問に等しい時間をかけ、何とかやり遂げたペーパーテストをライラがその場でチェックしていく。

 

「ふむ……基礎的な学力自体は平凡だな。面白い記憶喪失をしたな」

 

「面白いとか言わないで下さい。結構悩んでるんですから」

 

ルナは記憶喪失に陥っており、過去の出来事という記憶全てを失くしている。

専門医によると、外傷的なものらしく、記憶が戻る確率は半々だという。

 

「まぁいい、学力が平凡なら手間が省ける。さらっと本題にいくぞ」

 

「平凡って……まぁそうですけど、本題とは何ですか?」

 

ライラはルナの机の上にドサッと紙の束を置いた。

 

「……これは?」

 

「今からこの私が、貴様に特別授業を開いてやる。授業内容は全てA級機密事項モノだから、軍関係者といえど他言は無用だ」

 

「ちょちょちょ、ちょっとお待ちを!授業とは一体全体どういう事ですか!?ちゃんと説明して下さい!」

 

ライラは首を傾げると「洒落を効かせたつもりだったんだがな」と言いつつ、ルナに今回の主旨を説明する。

 

ライラ曰く、今日は指揮官に必要な知識を身につけて貰うという事らしい。

 

いつだったか、ざっくりと説明を受けた事は覚えているが、今回はそれ以上に踏み込んだ話をしてくれるらしい。

 

それもこれも、ルナが正式に奄美大島要塞基地所属になり、かつ奄美CMS特別部隊指揮官になったかららしい。

 

「それにしてもライラさんが講師とは、なんか不思議な気持ちがしますね」

 

「何を言う。これでも私はMW技術を用いた攻撃モジュールについてで博士号を持っているんだぞ。青臭いチビに講釈を垂れる事なぞ朝飯前だ」

 

「それは初耳です。それじゃあ宜しくお願いしますよ、ライラ先生」

 

「よろしい。では先ず、貴様は今が何年か理解しているな?」

 

「えーと……2086年でしたっけ?」

 

「そうだ、では深海棲艦が現れ始めたのは?」

 

「確か10年前辺りからと……」

 

「深海棲艦が我々人間に害を為すようになったのは大体2076年くらいだ。恐らく、それ以前にも出現報告はあったのだろうが、大したことも無かったため中央に情報は上がらなかった。

それでも、都市伝説やらでそんな存在が確認されていたのは事実だ」

 

ライラはホワイトボードに深海棲艦についてのレポートを貼っていく。

 

「深海棲艦の特徴は大きく分けて3つある。

1つ目は『人間を襲う』

2つ目は『通常兵器がほぼ効かない』

3つ目は『意思疎通が不可能である』

という事だな。順を追って説明しよう。

 

1つ目の『人間を襲う』これは我々が敵対している事からみても言わずもがな、というものだな。

奴らは無条件で、人類文明に対して破壊行動を行う。

さっき渡した資料の最初の部分を見てみろ」

 

ルナは言われた通りに資料を開く。そこには世界地図と赤い円が幾つも書かれていた。

 

「この赤い円は……?」

 

「その赤い円の部分は、深海棲艦に占領された部分を示している」

 

ルナは改めて世界地図を見る。太平洋の殆どの海域、インド洋、大西洋と海の部分は殆ど赤い円で埋め尽くされており、一部の大陸、つまりは陸上までにも赤い円がかかっている場所があった。

 

「それを見て分かる通り、地球上の殆どの海域及びオーストラリア大陸やアメリカ大陸沿岸などの一部の陸上が深海棲艦の手に落ちている」

 

「これ程に深海棲艦の侵略が……」

 

「うむ、たったの10年でこの有様だ。深海棲艦の海域封鎖によって海上交通網(シーレーン)は壊滅状態、これにより各国間の輸出入がストップし、物理的にも経済的にも大打撃を受けた。

今では、超高高度を飛行する高速輸送機でしか物資の輸送は不可能だ。しかしこれも、一回飛ばすのに莫大なコストが掛かる為、そう容易に飛ばす事は出来ない。

結果的に、各国は孤立状態となり人類文明崩壊の危機に陥っているという訳だ。

それでは次だ」

 

ライラは、次に駆逐級や戦艦級の深海棲艦の画像をホワイトボードに貼っていく。

 

「これ程までに攻撃を受けているのに、何故人類は反撃しないのか。否、反撃出来ないのか。

それは深海棲艦に『通常兵器が効かない』からだ」

 

「エネルギーフィールド……ですか」

 

「その通り、奴らは自らの周辺に特殊なエネルギーフィールドを生み出し、殆どの物理攻撃を弾き返して無効化してしまう。これを我々は深海棲艦の【装甲】と呼んでいる」

 

更にライラが、深海棲艦の画像に補足説明の紙を貼っていく。

 

「この装甲が中々に厄介で、対艦ミサイルさえも奴らにダメージを与える事は出来ない。恐らく、荷電粒子を利用した電磁の力場ではと考えられているが、真相はわかっていない。もしかしたら、人類がまだ発見していない技術かもしれないな。

これは深海棲艦の攻撃においても同様だ。駆逐級でも全長は数mか10数m、戦艦級……例えばル級などは、其れこそ人の背丈程しか無いのに何故、大型タンカー船を撃沈出来る程の攻撃力を持っているのか。大きな謎だな」

 

「確かに……言われてみれば不思議ですね」

 

「だろう?最後の『意思疎通が不可能』……これが出来ればここまで苦労することは無いだろうな。今のところ、人語を解する深海棲艦はいないとされている。かつて南方、オセアニア方面で人語を話す、巨大な深海棲艦が現れたという情報もあるにはあるが、中央は詳しい情報を開示していない。

いずれにせよ、理解し合うのは難しいな。

ここまでで質問はあるか?」

 

「では先程、通常兵器は効かないと言ってましたけど、以前の話だと、大量の火力を注ぎ込めば倒せると。そこの所はどうなんですか?」

 

「確かに、通常兵器は『ほぼ』効かないという訳であって、完全に効かない訳では無い。しかし、深海棲艦の中でも最低クラスの駆逐艦でさえも、米軍の一個大隊と相討ち出来る戦闘能力がある。流石にリスクが大き過ぎる。

核兵器で一網打尽に、というプランもあったが、完全に深海棲艦を根絶やしに出来る訳でもなく、逆に人類側の被害の方が大きくなるとの事で却下された。

そもそも、深海棲艦がどの様にして現れ、どのようにして増えるのかが解明されない以上、大量破壊兵器は使いたくても使えないな。使ってもらわれては困るがな」

 

「成る程……でも、日本はその深海棲艦を鹵獲してテクノロジーを奪取したんですよね?それがCMSだと……」

 

「その部分はA++級、又はS級極秘事項になる。流石の私と言えども話す事は出来ない。…………軍関係者でもその事を知っているのは多くないが、後で差し支えない程度で説明してやる。

それでは次、現在の日本についてだ」

 

ライラは別の資料を机の上に広げて、講義を続ける。

 

「先に言った通り、深海棲艦の登場によって海洋国家である日本は特に大打撃を受けた。そして深海棲艦とは意思疎通不可能……この事態では専守防衛は完全に無意味。わかってるとは思うが、相手は正体不明で、無条件に人類を攻撃してくるのだからな。

そこで日本の自衛隊は、再び完全な意味での『軍隊』となったのだ。まぁ、人類を守る『防衛隊』と言った所だな。

 

日本の要は海、言わなくても解るな。だから海軍力が最も強化されていった。

今の日本軍は【中央】と呼ばれる最高組織が陸海空を仕切る形で動いている。

陸と空は省くが、海軍はその組織力を地方に分散させ、もしもの時の大侵攻に備えている」

 

「それが、【鎮守府】という訳ですか」

 

「そうだ。首都部を守る【横須賀鎮守府】、北海道方面を守る【大湊鎮守府】、日本海側を守る【舞鶴鎮守府】、瀬戸内等の日本の工業地帯を守る【呉鎮守府】、九州方面を守る【佐世保鎮守府】の計5つの鎮守府がある。

第二次大戦時の呼び名を使っているのと大湊が警備府じゃないのは前に話したな」

 

「そうですね、あと鎮守府の下に更に【基地】があると」

 

「我々のいるこの奄美基地、正式には奄美大島要塞基地は現在、佐世保の管轄下にある。佐世保は他にも鹿屋基地と岩川基地を管轄下に置いているな」

 

「質問ですけど、沖縄方面に基地とかはあるんですか?やはり、かつての在日米軍の基地とかですか?」

 

「いい質問だな。結論を言うならば、沖縄方面に海軍の基地は無い。ここで言う『基地』とは深海棲艦に対抗し得る戦力を持っている事が条件だからな。

70年代までは深海棲艦も今程ではなかったので、研究目的で南方海域方面にも基地や泊地といった海軍の施設はあったのだが、80年を過ぎると爆発的にその数を増した深海棲艦によって南方の基地泊地はその殆どが壊滅した。

今でも使用しているのは【パラオ泊地】と【トラック泊地】のみだ。

この両泊地は戦いの最前線にして、深海棲艦の謎を解き明かす為の研究に関しても最先端を行っている」

 

「そうなのですか。本土の方が研究とかは進んでるイメージがあるんですけど……」

 

「南方海域方面では、未だ中央が把握していない、未知の深海棲艦が出現したりする。それに対抗する為に様々な研究をし、その結果を受けて本土の方で対抗策を立てる。こんな感じだな。一応、日本以外の国にも技術協力を要請してはいるが……状況が状況だ、あまり期待は出来ないだろう」

 

「成る程……」

 

「それでは次、そんな人類の天敵に唯一対抗出来る最後の希望、【CMS】についてだ。CMSが何の略称かは前に教えたな?」

 

「えーっと……コンバット……?」

 

「Combat bioroid-Memory weapon Storage、戦闘バイオロイド型記憶兵装保存媒体、略して【CMS】、俗称は【艦娘(CMS)】だ」

 

CMSについては色々と細かいからな、とライラは言いながら、資料をホワイトボードに貼り付けていく。

 

「艦娘、CMSとは現在、深海棲艦に対抗出来る唯一の存在だ。

彼女らは皆、人間ではない。『戦闘バイオロイド』という全般的戦闘能力に特化する様に造られた人造人間……とでも言っておくか。

このバイオロイドというのは言葉から分かる通り、バイオテクノロジーの粋を集めて造られた人造人間だ。人造人間とは言うものの、その生体機構は人間とほぼ同じ…………非武装状態なら人間との区別なんてつかないだろう」

 

「人造人間………」

 

「そしてこのバイオロイドには、多量の『ナノマシン』が投与されている。このナノマシンはバイオロイドの体組織と融合、同化し、取り付いた素体の身体能力を飛躍的に向上させる。

さらに、このナノマシンは寄生増殖する。つまり、『周囲の環境に適合し、その環境状態と全く同じモノを作り出し増殖する』ということだ。CMSの異常なまでの戦闘能力と回復力はこのナノマシンのお陰だな」

 

ルナは天龍と殴り合いをした時を思い出す。

確かに、人とは思えないパワーで見事に吹き飛ばされた。

 

「バイオロイドもそうですけど、よくナノマシンの開発に成功しましたね。ナノマシンもひと昔前まではファンタジーだのなんだの言われてましたけど」

 

「実のところを言うとな、我々もこのナノマシンの実態が解っていない」

 

「え?そうなんですか?」

 

「そうだ。そもそもこのナノマシンは開発したのではなく、偶然発見したんだ。2030年代頃、小笠原諸島でな。

当初は新種の細菌として発見され、研究が進められた。しかし、研究が進むにつれ、その細菌の体細胞内に解明不能の特殊な働きをする…………敢えて言うなら『機巧』のような存在が確認された。因みに現在でもこの機巧部分は観測不可領域(ブラックボックス)として扱われている。

そしてこの細菌は寄生した物質の内部エネルギーを任意に抽出し、寄生した物質と同じ特性を持つようになる。

更に、特定値以上のエネルギーを受け取ると覚醒状態とも呼べる状態になり、活動が活発化する。

よってオリジナルの純粋なその細菌を特定環境下で培養し、増殖した分をナノマシンとして使用しているというのが現状だ。

まぁ、この特異な特性が注目を集め、今日ではナノマシンシステムだとか言われて使われているという訳だ」

 

「細菌……なんですか?」

 

「そこの所も未だ判明していない。しいて言うなら細菌というだけの、細菌に近い、未知の物質だ。機械なのか生命体なのかも今の科学力では判別出来ていない。こんなものを人類が生み出したとは思えんな。『神の悪戯か、悪魔の罠か』とはよく言ったものだ」

 

「はぁ……」

 

「話を戻すぞ。そのナノマシンが投与された戦闘バイオロイドに【MW技術】によって第二次大戦時の大日本帝国海軍の艦艇のデータを記憶として与えることで、艦娘、CMSが完成する。

何故、第二次大戦時の艦艇かという事も前にちらと言ったな?

では次に、CMSの装備について説明しよう。資料を見ろ」

 

ルナは慌ててページをぺらぺらとめくり、艦娘の絵と装備の絵が描かれているページを開いた。

 

「CMSの装備は【艤装】と呼ばれる。そして、艤装は大きく分けて2種類ある。【機関部艤装】と【攻撃艤装】の2種類だ。

機関部艤装はCMSが戦闘行動を行う為のエネルギーを作り出したり、海上航行を可能にする艤装だ。

メインの機関部艤装には小型核融合炉が内蔵されており、ここで生み出されるエネルギーが全ての元になる。

生み出されたエネルギーは、先ず体内ナノマシンに送られる。ここで体内ナノマシンは覚醒状態になり、CMSは尋常じゃないパワーを発揮出来るようになる。

その後エネルギーは、航行用艤装に送られる。

ここでは、そのエネルギーを使って通常荷電粒子とは異なる【極荷電粒子】を生み出す。

この極荷電粒子は、CMSの体表面を覆い、ちょっとした防御膜のようになる。

さらに、海面に放射することで、局所的な力場を発生させ、そこから発生する反発力や作用反作用などにより、CMSは海上航行を可能とする。ここまでは良いか?」

 

「え?えぇ……と……」

 

「良いな?さらに体表面の極荷電粒子はCMSが任意に空気中に放出できる。

すると、その放出した範囲に力場が生じ、物理的な境界を生み出し、深海棲艦の攻撃を弾いて身を守る事ができる。これを【粒子装甲防壁】と呼ぶ。そしてこれがCMSの防御手段【装甲(バリアー)システム】だ。

しかし、この装甲には耐久値のようなものが存在する。防御の際のCMSに掛かる過負荷、バックファイアを避けるためにな。耐久値を上回るダメージを受けると、このシステムはダウンして粒子装甲防壁が展開出来なくなる。つまり無防備な状態になってしまう。

そうだな……機関部艤装の目立った機能はこんなものか」

 

「もう理解が追いついてないのですが……」

 

「追いつけ。次にもう1つの【攻撃艤装】の説明をする。

攻撃艤装はそのまんま、深海棲艦に攻撃を加える為の艤装だ。CMSが手に持っていたり、身につけていたりする砲塔などが該当する。

この艤装にもMW技術が使われており、記憶という第三観測によって対象の特性および事象を改変する。

これにより深海棲艦の装甲相手でも、効果的にダメージを与えることが出来る」

 

「はぁ……成る程……」

 

「では最後に、CMSの種類について説明して一区切りにしよう。

現在、最も多く普及しているのが『N-I 型CMS』と言われるものだ。さらにコイツを強化した『N-II 型CMS』『N-III 型CMS』がある。

N型はバランスタイプというべきモデルで、その実、汎用性は最も高い。

過去には能力を特化させた『P-S 型CMS』というものも開発された。ただ、コイツは特化タイプが故に対応力が低く、実戦配備はされなかった。

E型は……少し特殊なCMS、としか今は言えない。まだ貴様に説明できるアレではないのでな。知りたければそれなりの努力をするんだな。

一先ずこんなところか」

 

「はあぁ~~やっとですか。後半殆ど分かりませんでしたよ」

 

「何?それはいかんな。もう少し補足説明を……」

 

「いやいやいや!もうたくさんです!お腹一杯です!」

 

「何を言う。貴様には1人の指揮官として立派になって貰わんと困るのだ。

なので今日は、私の出題する問題に、連続全問正解するまでは、この部屋からは帰さないぞ」

 

「なん……ですと……!?」

 

「まぁ少し待て、パパッとペーパーテストを作ってやる。その間に資料でも見て覚えていろ」

 

「う……うわあああぁぁぁぁぁあああ!!!」

 

 

 

基地中にルナの悲鳴が響きわたり、その声を聞いた者は皆、両手を合わせて南無と唱えた。

 

その後、ルナの姿が確認出来たのは、その日の真夜中だったと言う……。

 

 

 

to be continued……

 

 

 

 




ルナ「し、死ぬかと思った…」
ライラ「何をあれしき。まだあるぞ?」
ルナ「勘弁して下さい!」
kaeru「大変そうだね」
ルナ「元はと言えば作者のお前が説明回なんて作るから……!」
kaeru「そんなわけで、分からない点、疑問に思う点がありましたら、どしどしコメントを」

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