東方畢竟訖 〜in Other Worlds.   作:LOORUME

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 更新めちゃくちゃ遅れてすいませんでした……。
これには色々と訳が、あるような理由になってないような。
まあ、短編書いてたりしたら途中で体調崩しちゃったからオワタ\(^o^)/っていう話です。

あ、短編書いたんで読んでいただけると嬉しいですよ。
間違いなく黒歴史になりそうです。やっぱギャグが一番。

ああ、話が逸れました。色々ありましたけど頑張って更新しました。ではご一読ください。


二話目 再燃せよ

「じゃあ、頑張るのよ」

「はい、行ってきます」

 

 紫は木にもたれかかった状態で、田華を励ますようにそう言う。

 少女はそれを聞くとにっこり微笑み、嬉しそうに手を振りながら飛び去っていった。

 紫は小さく手を振り返しながら見送る。段々と見えなくなっていく少女を見つめる目は、彼女が異変をきっと解決してくれる、と確信しているようにも見える。

 

 少女を見失うと紫はそのままずり下がり、木によしかかって座った。すると、タイミングを見計らって向かいに座る鏡映が話しかける。

 

「随分とあの娘のことが気に入ってるようだね」

「…信じているのよ。ま、気に入ってもいるけどね」

「……うふふ」

「ふふ」

 

 大昔からの親友同士、二人は笑みを口から零した。軽口に対して真面目に返すなど逆に不真面目と言える紫も、少しは照れ臭いようである。

 だが、傍から見ればただただ不気味なだけである。

 

 

 こっちって言われてもなあ。ここは幻想郷でさえない訳だし、どうにも辿り着けるか心配だ。

 本当だったら道中出会った人に道を聞けばいいんだろうけど、今は誰も身動きがとれない筈だからね……。

 

 今、わたしは名も知らぬ草原の上を飛んでいる。ただ指で指された方角を目指して。

 右手から後方にかけては森が広がっており、紫様達も其処にいるはずだ。

 左側には幾つかの小さな湖や沼が集まってちょっとした湿地が広がっている。。

 

 どこもかしこも、わたしの思った幻想郷には無い場所ばかりだ。つまりここは、幻想郷と同じ地形だという範囲からもう出ているのだろう。

 となるとヒントがほぼ無い状態になる。う〜ん、どうしたものか。

 

 でも、まずは目に見える場所、と思い前方に臨む山々に向かった。

 

 草原もそろそろ抜ける、そんな時、目下の地上に数匹の妖精を捉えた。

 

「あれ、妖精……?」

 

 半分浮いてるし、動けることも間違い無いのだろう。それも含め、洞窟について訪ねることにした。

 

 

 

「おーい、そこの妖精さん達〜」

 

───パタパタパタ

 

 一人を残して全員逃げ去ってしまった。残った一人の妖精は何が起こっているのか理解できていないっぽい。

 ……分からないからって明後日の方向を向くのやめようよ。

 

 まあ、横を向いてくれたから髪型を観察することができるんだけど。

 反骨精神を表すかのように寝癖立った髪は、火炎のように赤かった。いかにも火系の能力を使いますって感じ。

 

「?? ????」

 

 そしてその頭にクエスチョンマークをたくさん生やしている。可愛いな。

 

「妖精さん、妖精さん」

「ヨーセイじゃないよピオリってんだよ」

「……ピオリさん」

「なにー」

「妖精はなんで動けるんですか?」

 

 逃げた妖精も動けていた、つまり妖精は動ける。しかし、妖怪は動けない。ここらへんが分からないのだ。

 ああ、今更だが‘‘動けない’’というのは‘‘弱体化した’’という意味だ。

 

「うーん…。例えば、だけどさ」

「はい」

「通常の異変時、妖精は妖力が底上げされるんだよね。その影響で何でも出来るような気分になって暴れるわけだけど───」

 

 なにそれこわい。

 

「だけど、今回の異変はそれが無い。むしろいつも通りなの」

「……つまり?」

「つまり、異変の影響…弱体化と強化の二つの影響を受けているの、妖精だけは」

 

 すごいなこの子。頭がいい。もしかしたら大妖精なんじゃないのかな?

 それにしても、そうか。丁度影響が拮抗していつも通りなのか。

 

「なるほど。参考になりました」

「べつにー」

「じゃあ弾幕ごっこしましょっか」

「え、なんで」

「いいからいいから。スペカも被弾回数もメンドいので2枚で」

 

 強制的に、弾幕ごっこをさせることにした。いい感じに下の相手で良い練習台になるからっていうのは秘密だ。

 

 

 慎重に相手を見据える。

 

 相対するのはピオリ・フィーリア。髪型のせいか、頭は燃え盛っているように見える。………っ、だめだ。この妄想は笑ってしまう。

 そんなんだから、頭ファイアー妖精にジト目で話しかけられるのだ。

 

「何に笑ってんのよ」

「さて、ルールはさっき言った通りです。じゃ始めますよ、スタート!」

 

 ジト目線も華麗にスルー。そして弾幕ごっこが始まった。

 

BGM:『絢爛業火ソルセルリー』

 

 

「私の弾幕は凄いわよ!」

 

 さてさてどうだか。

 妖精が放ったのは黄、橙、赤の中玉が一連になって向かってくる弾幕である。

 

 ………なんだろう、この、ピオリちゃんの通常弾幕。ぬるいっていうか、湿気ってる? 兎に角微妙なのだ。

 

 先程から全く変化の無い弾幕ばかり撃つから少し追い込むことにした。

 

「えい」

「きゃあっ!」

「これであなたの残り残機は1よ」

「見てなさい、焼火《アイバーンミー》」

 

 ちょろい。すぐ乗っかってくれた。

 それにしても……相変わらずしょっぱい弾幕。2WAY弾(扇状に発射される二列の弾幕)がちょこちょこ出るだけ。やる気があるのだろうか?

 ちょっと調べるために、おちょくる感じで飛び回ってみた。

 

「ちょっ、やる気あんの?」

「そっちこそ」

 

 こっちの台詞なんだが。まあいい、一応ふざけてはいないようだ。

 

「もういいわ。再燃《リーキンドルマイハート》」

 

 これで相手のスペルは最後。さてはてどんな弾幕を出してくるのだろうか。

 

 妖精の両傍から三列の自機狙いが発射され続け、わたしがいた場所を通って一回転して散っていく。

 うーん、ミニ魚群みたいなスペカだね。火なのに。

 

 まあでも、もう全て見切った。この勝負貰った。結着をつけるべく、わたしはスペルカードを宣言した。

 

「大結界《博麗弾幕結界》」

「!?」

 

 なんせ幻想郷最強の博麗の巫女のスペカである。相手が驚くのも頷ける。

 ゆっくりと、でも確実に相手を囲むお札。首を締めるかのように相手に迫り……妖精に被弾した。

 

 

「あー負ーけたー」

「そんなに悔しくなさそうですね」

「そりゃそうだよ。だって負けるのは分かってたんだから」

「どうして?」

「こんな弱体化する異変のさなか、活動しているヤツがただ者なわけ無いでしょ」

 




そういえばノルマの三千文字にさえ届かなかったよ……。
BGMは匙星様です。曲名とか出しちゃってすいません…。
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