【Blaze.Over.Color・紅蓮の巨人は何のために戦う】   作:三号機

17 / 21
第15話、メテオメタル・レッドフェニックス

オーバーライド

 

日本語に訳すと、上書きという意味である。

 

 

ゲータイト・ジャバウォック。

 

針鉄鋼のメタルカラーであり2メートルの巨体首のなく巨大な右腕と

胸に禍々しい竜の顔がついたアーマー、そして背中の両翼が特徴の田所龍馬が…

自信を化け物と畏怖し、嫌う姿を象徴する本当のデュエル・アバターになる筈だったもの。

 

その力は、彼の心の楔であるブレイズ・パイロットを遥かに超える。

メタルカラーなので物理ダメージが大幅に防御でき

攻撃力増加、何より身長がリアルに戻ったため

 

攻撃の間合いが二倍以上長く、そしてヒートジャンプとボディバーニアが

無くなったが、恐ろしいことにこの化け物は

 

希望すらも噛み砕く仕様だった、

 

 

 

二人目の飛行アビリティー

 

それが搭載されるはずであった

 

 

 

ゲータイト・ジャバウォックの

 

 

慈悲や救世、正の光の心意を極めた

赤の純色、プロミネンス創設者にして初代・赤の王レッド・ライダーの

彼が、四神によってコピーされた、その自身の存在の殆どを費やし

彼の呪縛を解き放った。

 

 

彼の最後の心意システムで、彼のデュエル・アバターを

自分のデュエル・アバターのモデルデーターに

ジャバウォックを下地にオーバーライドしたのだ。

 

 

繋がっていた四神の力と、立ち上がれ戦ってくれとパイに向けての

100名近いバースト・リンカーのイマジネーションの後押しがあり

 

 

イレギュラーという、システムを超えた

 

絶望・負から生まれるはずのデュエル・アバターが、皆の祈りと

レッド・ライダーの最後の心意により正・光・希望の+で生まれたのが…

 

みんなのブレイズ・パイロットの思いが引き継がれ

 

化け物のゲータイト・ジャバウォッグの自身の存在の嫌悪という悲しみの思いの名という、

その呪いは解かれ

 

レッド・ライダーがその思いを汲み取り昇華させ

 

 

メタルカラーとノーマルカラーの二つを冠した不死鳥

 

 

それが―Meteormetal.Redphoenix―が生まれた。

 

 

 

 

15話・真のデュエル・アバターの名はメテオメタル・レッドフェニックス

 

 

 

 

 

 

 

「まさかあれは超極色理論、オーバーカラーだとぉ!?…あり得ない!

心傷殻理論の対極の理論、あれも眉唾物だが!!

希望や光・正の思いで生まれた…二つのメタルカラーとノーマルカラー属性を

持った、光のデュエル・アバター!そんなBRAINBURSTのシステムと

真っ向から喧嘩する、理論なんてあり得るか!

そもそも、なぜあいつがレッド・ライダーと同じ姿を」

 

憤るレディオ

 

「レッド・ライダーのあの心意、どう考えても

後先考えず、ブレイズ・パイロットを助けたとしか思えないんだよなー

あいつ困ってるやつ見たら俺よりバカになるからなぁー

ははっ、あのバカ加速世界から去っても変わってないか」

頭をかいてやれやれと、何だか解らないが…

 

戦友であり親友が、最後の置き土産を見て苦笑するブルー・ナイト

 

 

「あのバカ…死んでも人助け…しかも、そいつネガ・ネビュラスなのにね…」

 

 

「これで、二人目か…シナバー・ライトニングティターニア…

お前も見ているか…?お前の見せた奇跡が、お前の弟子のライダーから

繋がっていくぞ、オーバーカラー…いやブレイズからのオーバーカラー

【Blaze.Over.Color】、メテオメタル・レッドフェニックスが生まれた」

 

フェニックスの姿に、ライダーをみたパープル。

 

そして、この現象の第1号で、友人のある者を【始まりの妖精】の異名を持った

デュエル・アバターを思い出す

グリーング・ランデ

 

 

 

王たちですら、予想外の事態…

 

ダークブルー・アサシンVSブレイズ・パイロット否、メテオメタル・レッドフェニックスの戦いの決着の時は近い

 

 

 

 

 

静まり帰ったコロシアム

 

 

立ち上がった、僕は

 

つうっと頬に流れる液体を感じた。

 

泣いている、自分は一人じゃないのだと…忘れていた思いも

自ら束縛していたものも、手をさしのばしてくれる人も

 

全部…近くにあったんだ…。

近くにありすぎて解らなかった。

 

少し目をつむり

 

 

『リュウ、お前は才能がある、神様って人がお前にいろいろ優遇しすぎちまったんだ…

だがな、今は難しいからわからんと思うけどな、お前のその才能、武術の才能

お前が何かを絶対になくしたくない何かが、他者の理不尽で奪われそうになった時に

その才能を使うんだ…まぁ…そんな状況、俺の時代で十分なんだがな…』

 

と幼い自分に苦笑しながら頭を撫でつつ言った、父の言葉の続きを思い出し…目を見開く。

 

 

「今がその時…だよね…父さん…」

 

一歩、前に歩き出す。

 

 

「お前は…パイロットなのか?」

 

「え、あっ?あれ!?…ああ、なぜか解らないですけど

色々あって、前のパイロットのアバターから、こっちに代わってしまった

見たいですね…?」

よくわからない、お節介やきの彼のお蔭でこうして戻ってこれた。

 

「その姿、何が会ったかは聞かんが…どうやら見つけたか…?」

再び構えながら、そう聞いてくるダークブルー・アサシン

 

 

「…はい、答を得ました!僕は…いや、オレは!ネガ・ネビュラス仲間のために戦う!

深い闇の中で最後に聞こえた声、彼ら三人が

ネガ・ネビュラスがオレを必要とする限り!

オレは化け物の本性でも、彼らのために拳を振るう!!

それがオレが見つけた、オレの解だ!

それが、過去の過ちである貴方が前に立つというなら、叩き潰す…全力で!!」

 

此方も構え、2年前いや…武術を習って以来初めての

全力全開、本気で戦うと決意する。

 

 

 

「くっくくははは、その気持ち理解した…いいだろうパイロットいや

二人目のレッド!この戦いで過去の何もかも、流そう…!

お互いの全力でな!!」

 

 

 

 

 

場が騒然とする、それはもちろん味方陣営ネガ・ネビュラスでもだ。

 

「馬鹿な…レッド・ライダー…?いや違う似ているが…

まさかグラフから聞かされた、オーバーカラーだとでも言うのか?

しかもこんな場所で土壇場でオーバーカラーになるとは…」

 

「オーバーカラー?」

クロウはブラック・ロータスの言葉を聞く

 

 

「オーバーカラーとは、別名だ…本当の名は超極色理論といってあり得ない色、メタルカラーと基本色を併せ持ち負と闇のデュエル・アバターの殻を破った者、システム的にありえない、なろうと思ってなれないある意味境地にたった者と今は言っておこう

ぶっちゃけ、眉唾物、噂に尾ひれがついた冗談のたぐいだと思っていた…

なにせ私もまじかで見たのはこれが初めてだからな」

 

そしてその一方

 

 

 

「ホォホォいやはや…なんて素晴らしい

ブラボーとしか言えない、本当にヒーローじゃないですか彼は

奇跡としか言いようがない」

 

一人だけ拍手しながらはしゃぐ紳士

 

「オーバーカラー、ファーストオーバーカラー・デュエル・アバターの誕生

それが彼らの…選択か…まさか私まで利用されるとわ…」

と紳士の横で小声でぶつぶつ言っているの尻目に

紳士は立ち上がる。

 

 

「…どちらに?」

 

「いやはや、最後まで見ていたいのですが、私…いやぁこの最高の祭りを

汚す、俺様には最後まで見る資格はないんでなぁ…

ここ等へんで、お暇させてもらいますわ…麗しきレディ…」

 

口調が老人ではなく、地になり荒々しい口ぶりになる紳士。

 

「やはり貴方はレディオ君の…そうあなたたちいえ…王が全員揃っているのね…

この会場は…」

 

「フン、やはりあんたも…王と呼ばれる存在か…しかも忌々しいことに

【現時点】では俺様より強い…いいや、他の王レディオすら相手になるかわからない次元に

お前は立っているのか…面白い」

 

やさしい目を持った紳士、その瞳さえも変わり

まるで野獣のような瞳に代わる。

 

 

「なるほど…観察眼…いいえ眼は誰よりもあの人の本質を看破するライダー君さえも

超える逸材、私の実力もわかるのね。さようなら今度は加速の世界のどこかで

また会いましょう、名もない道化の王様」

 

 

「麗しきレディ…今度会うときは戦場で、あんたを美しい花を散らしてやる、盛大にな…

それがどれだけ強くとも…俺の夢の前に消えろ…

話が長くなったじゃあーな…名もわからない伽藍洞の王様」

 

遠く近い未来の白雪姫と黒雪姫の会合の前に

 

黒の戦神と白の女神の交錯した、誰も知られずに

男はそう言い放ち、その席から離れ

 

女はそれ言い放ちその男を見送る。

 

 

 

予測不能の闘技場の舞台

 

黒髪の暗殺者と、マントを羽織赤い鳥の顔をしたアーマーを付けた

カウボーイハットの戦士は並び立つ

 

カウボーイハットの戦士は両手を大きく広げた瞬間

背筋が凍るほどの威圧否、闘気が会場全体を覆うように放出する。

 

「なぁつ!?これは俺と戦った以上!?」

 

驚愕する、クロウ。

 

「試しているんだ!自分が、いまどれぐらいのスペックで動けるのかを!?

だが、この闘気…やはりあの凶剣聖以上、もとから王の器だったのか…?」

 

そう解説する、ロータス

 

そして円を描くようにフェニックスは、手を合わせたとき

 

闘気が収束し、あれほど荒々しかった彼の闘気が

静寂、まるで小川の流水のように静かな闘気に変わり、

 

パイの時同じ構えをとる。

 

それを見たクロウはフェニックスの後ろ姿をみる。

 

本来なら、ネガティブ思考のクロウ事ハルユキですら

同じ時期に加速世界に入った、ハルユキですら…思う。

 

 

彼は黒雪姫が言うように、初めから王となる器の男なのだと…。

 

それを臆さず、ダークは静かにファイティングポーズをとる。

 

二人とも動かない、静止している。

 

メテオメタル・レッドフェニックス誕生のド肝で全員黙った会場

 

そしてその静寂を破ったのは…

 

フェニックスは跳躍する。

 

「ふん!」

それを落下するところで迎撃しようと、待ち構えたダークが…

 

「なに!?」

着地点からさらにいやもっと詳しく言えば、空中で加速したのだ!

前に出した右足を後ろ足の左足で蹴りつけて…

 

突如の加速により、いきなり前に現れたフェニックスは、ダークの原部分に拳をたたきつけ

そしてそのまま顔面をつかみ

 

足裏のブースターを点火させ、そのままダークごと加速し前方に飛ぶ

そして背中の、新たな強化外装フレアスラスターを点火し

 

二段ブーストした、フェニックスはそのままダークを

コロシアムステージの壁にたたきつけ、いまだ加速力が衰えない

スラスターを点火させながら、壁沿いをダークを擦り付けながら飛び。

 

三つめのゲージ、スラスターゲージが切れかけた瞬間に

ダークをステージ中央に投げ、投げられたダークは空中姿勢をとり何とか着地する。

 

 

フェニックスも遠いところで着地する。

 

それを見たダークは、何のためらいもなく突っ込む。

フェニックスもそれに応じ走る。

 

フェニックスは懐からカードを取り出す。

カードは光輝き、赤い銃、ハンドガン・デザードイーグルの種類に似た

強化外装が現れる、銃の名はフレア・イーグル

フレアガンが新生した姿であり、能力も所持者同様パワーアップしている。

装弾数9発、威力も向上した。

 

 

それを片手で、ダークに向かって打つ。

ダークは向ってくる弾丸を避けも迎撃せず突っ込み、頬スレスレに通り抜ける弾丸。

これはダークが当たらないと解っていて、そのまま突っ込んだのだ。

 

 

いくらデュエル・アバターが新生しても、銃の腕はヘッポこのままである。

恐れずに突っ込むダークは再度暗黒凶化闘気を使用、姿が見えない加速で

 

フェニックス周辺を円にして加速、その際土煙を巻き上げるよう仕向ける。

フェニックスの視界を制限する。

 

土煙が発生し、それにともないフェニックスは足を止めダークを探す。

 

すると四方八方から、アビリティーと自身のスピードで作った

残像と影分身が次々とフェニックスに向かって、襲い掛かるように現れる。

その数16体だが、それが全て偽物だと解っているフェニックスは動かない。

 

だが、それはダーク事総司郎は計算済みであり、この状況に持ってきたのだ。

 

ダークは光学迷彩アビリティー『光聖境界闘気(ライト・インビジブル・オーラ)』によって、姿をけし右手を地にあて…コールする。

 

「刀源郷・ソードアイランド!!」

と叫んだ瞬間、フェニックスの地面から真黒な刀が地面をたたき割り、

剣山のように現れる。

 

これがダークブルー・アサシンの奥の手中の奥の手、≪刀源郷(ソードアイランド)≫

である。

 

普通の相手ならば初見殺しでやられるのだろうが、相手は吹っ切った

戦うための怪物、地面からくる殺気に反応し剣山オブジェクト召喚範囲ギリギリの位置までよけ、発声した場所必殺技を使った為、光聖境界闘気が消え姿を現した

ダークに向って走り出し、土煙から姿を現す。

 

「やはり避けられるか!」

 

ダークはそう行って驚きもせず、こちらも走り出す。

 

ダークは全力の拳をたたきつけるが、ガンと鈍い響きをするフェニックスの体…

 

「だろうと思っていたが、メタル化しているか!?ちっいい!」

攻撃した、ダークが少なからずダメージを負った、オーバーカラーの影響で

メタルカラーの性質をもった、フェニックス。

防御力もパイロットよりかはかなり向上している。

 

それを解った、ダークは敢えて右手の手刀をものすごい速さで

フェニックスに叩き付けようとする。

 

フェニックスは後ろにバックステップして回避し、カウンター攻撃をしようと思った矢先

その右手から、今さっきの謎の剣山オブジェクトと同じ殺気を感じ、急きょ左に回避しようとした矢先

 

ジャキンと鋭い音ともに、手の甲の下の手首の部分から

真っ黒な細く長い剣が伸びてきたのだ、それを紙一重でよけたフェニックス

流石にこの刺突剣には、肝を冷やした。

 

「あれは、まさか!エストック!?まだ強化外装を持って行ったのか!?」

ぞくっと首筋を意識し、目のあたりにし、何の剣か看破したシアン・パイル

 

ダークブルー・アサシンの強化外装最後の一つ、刺突剣・エストック型の

【暗骨剣(ダーク・ソード)】、今さっきの必殺技刀源郷は

この暗骨剣を地面に召喚する剣である、そして暗闇や夜のステージでこれを使うと

完全に見えない仕様になるので、これはダーク自身あまり好きじゃないので

 

使うときは、各上の相手か何として勝ちたい時にしか見せない強化外装である。

これも初見殺しなのだが、これすらも避けるフェニックスに内心絶句するダーク。

 

完全にがら空きになったダークの懐を、肘から途轍もないほどの炎を吹きあげた

 

フェニックスの通常技

イグニッション・ナックルが、ダークを捉え

それを食らってダークは吹き飛び。

 

逃がさないと、さらに急接近し膝蹴りをまたも腹部に強烈な膝蹴りを叩き込み、叩き込んだ直後、ヒートジャンプをその蹴り、ミドルキックと一緒にし空中高く飛ぶ。

 

 

そしてメテオメタル・レッドフェニックスは、空中に高く飛んだダークを見て

コールする

 

新生した必殺技を

 

 

「バーニングキック・モード3…!」

と、その瞬間体各所に装備したバーナーと

スラスターから炎が体を覆い、フェニックスの目が赤く光り輝き

マントは炎になり翼となり、フレアスラスターは点火しそしてダークに向って飛び

 

炎に包まれた、フェニックスは、ガッガッとダークを斜め右上に蹴り上げ

高速で飛んだほうに回り込み、今度は斜め左上に蹴り上げ、ジクザクに蹴り上げ続ける。

 

そして、スラスターゲージも必殺技の影響で臨界点になった瞬間

フェニックスしか見えない空間表示で

 

【MODE.3→MODE.FINAL】の表示が現れ、スラスターゲージも

空間表示が出た瞬間に空になり、空中高く飛んだダークを下に向かって蹴りつけ

 

そして胸の鳥のアーマーと、背中のフレアスラスターが外れ

外れた鳥のアーマーは右足の先に付き、スラスターは右足の両左右に付く

 

 

これがバーニングキック、モーションパターンが5つになった最後の5番目

使用条件がHP10パーセントを切り、スラスターゲージと必殺ゲージがともにマックスで

ほかのモードを最後まで成功した

 

フィニッシュブローならぬ、フィニッシャーキック…

 

 

 

それがバーニングキック・モードファイナル

スラスターからブーストし、その炎が再度フェニックスを包み

炎の鳥の姿になり、ダークに向って突っ込む

 

 

「バーニングキック・モードファイナル!!これでおわりだああああああああ!」

 

ダークをとらえた、フェニックス

 

「ああ、見事だ…龍…」

ダークは成す術もなくそれを受け入れながら、目をつむり炎の鳥に飲まれ

空中で爆ぜて消し飛ぶ。

 

 

 

決着の瞬間である。

 

 

 

勝者、ネガ・ネビュラス所属

 

 

 

メテオメタル・レッドフェニックス

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。