【Blaze.Over.Color・紅蓮の巨人は何のために戦う】   作:三号機

18 / 21
幕間

 

 

 

 

 

紅蓮の不死鳥が、ダークをとらえ飲み込み爆散

強力な必殺技を喰らい、ダークのHPも0になる。

 

爆発の煙から鳥のアーマーと、スラスターがなくなった

カウボーイハットとスカーフだけになった、フェニックスが着地する。

 

 

そうして、【WIN.MeteorMetal.RedPhoenix】の表示枠が

高らかと、展開した瞬間。

 

 

 

『し、勝負あり!!勝者パイロットてか、お前誰だのパイロットおおおお!!?』

勝負に見いってしまった、ラプターが自分の仕事を思い出し叫ぶ。

 

それがきっかけで…

 

「「オオオオオオオ!!」」

我を忘れた、観客たちも絶叫する。

 

「どうやったんだ!」「お前もしやライダーか!?」

「ヒーローを地でいくなよ!」「反則くさいけど、結果オーライ!」

「必殺技まんまライダーキックじゃないかー!」

 

「よくやったーー!」

 

と各々思い思いの声援を投げかける。

 

それを聞いた、フェニックスはペコペコ頭を下げる。

 

『いあー完全に実況&解説失格したすねー、ホーンさん』

 

『エグエグ、イヤー俺も長いことエグ!バースト・リンカーしてきましたが

ここまで心をつかむバトルは見たことがないですあと、私の涙腺崩壊しました』

感動したホーンはなぜか泣いている…

 

 

 

それを見つつフェニックスは後ろを振り向く。

 

そこには大の字で仰向けで倒れていた、ダークがいた。

 

それに近づき、手を差し出す。

 

 

「ふっ…お前はデュエル・アバターは変わったのに、中身は変わっていないな、負け犬の俺にも手を差し伸べるのか…?」

 

 

「僕もいえ、俺もよく覚えてないですけど…絶望に包まれた僕を

手をさしのばしたお節介焼きの人もこうやって、手を差し伸べてきたんです。

それに、貴方がまた出てきたから…俺は何で空手をしていたのか…

思い出したんです…貴方のお蔭です、総司郎さん有難うございます!

また、空手をやれそうな気がします…」

 

それを聞いたダークはデュエル・アバター越しで

 

「クックククハハハハ!まさか非難を浴びさせられて当然な俺に、お礼を言われるとはな

ああ、思う存分やってくれ、龍お前は道着がよく似合う!」

笑いそして、その手をつかむ。

 

赤と青、悪夢と絶望、希望と虚無その二つが今溶け合って和解した瞬間だった。

 

だが、二人が手をつかんだ瞬間その二人はゾクッと

凄まじい、フェニックスが見せた闘気が子供だと錯覚するほどの…

強大な殺気が襲い、二人は戦闘態勢に入る。

 

彼らが見た、殺気の発した場所を睨みながら

 

 

 

「ブラボーブラボー!」

と拍手しながら、手をたたく。

が今だ意味の分からないほどの、バカバカしい殺気を出して

黒いシルクハット、燕尾服を着て、黒ステッキをもった白髪の老人の

疑似アバターが立っており、その中心にうす紫のロングコートのデュエル・アバター

白い昭和初期の憲兵のデュエル・アバター、赤黒いカウボーイハットをかぶり

ボロボロのマントを羽織ったデュエル・アバター、赤系で海賊のような姿の

デュエル・アバター漆黒のゴスロリの服を着たデュエル・アバターが

彼を囲むように、突如出現する。

 

 

「リトポン・ガーディアン!?」

 

それを見た、ブルーは憤りながら注視し

 

「師匠!キッド師匠!」

かつての師を見たサンはそう叫び。

戦いの最後を汚した、紳士は大きく手を挙げる。

 

 

「レディース&ジェントルメン…紳士淑女で、誇り高き戦士たちの皆々様!

最後の最後、この戦いを汚した私をお許しくださいそして!

血をも沸騰するような戦いを見せた、彼らに拍手喝采と私には罵詈雑言を!

最後の時間余韻を残すことなく、私の目的にどうか付き合ってください!」

 

と宣言した、それを見たダークは

 

「貴様ら何者だ!?俺たち二人がその気になれば、いや、マッチ・メイカーが

お前らを荒らしだと判断すれば、すぐさま退場の行為だぞ!

解っているのか!?」

 

「ええ、そのような行為だと重々承知の上です、はっきり言えば

なんでこんな場で、やらなければ行けないのか?場違いじゃね?

と私ですら思っているのですから、まぁ私目の親の筋書きには

逆らえれないので、押し通しますけど、そこのレッド君も見ててくれ」

 

と、底をしれない紳士を見ていたフェニックス

 

「なら目的を早くいってください!」

 

「目的の前に…先ずはこの仮初の姿を取らなければ失礼だな」

そんなことを言い紳士は表示枠を幾つも展開し

 

そして最後は右手の指をこすり、パチンと音を鳴らした瞬間

紳士の体から、黒い煙が渦を巻いて出現し

その中から一本の槍が現れた瞬間、それをみていた。

 

クロウ・ソーン・ナイト・ランナー・サン・フェアリー・グランデと

そして、金髪の女性がある理由で反応する。

そして煙は黒い炎に発火し、巨大な黒炎の火柱が立ち、そこから黒い裾の腕が

槍を掴み、中から改造学ランをきた顔が黒い鉄仮面頭から黒い炎をだし

漆黒のデュエル・アバターが降臨する。

 

 

 

「俺様の名は、オイルスモーク・バスターヘッド!!

レベル9に到達し!エンパイア・へラクレオスの支配者にして

9人目の黒の王だ!!戦を望むもの也!」

 

それを声高々に宣言し戦慄させる。

 

 

 

「これはあの時と似ている…?」

あの時初の飛行アビリティーに目覚めた、あの戦いの宣言を思い出すクロウ

 

「今絶賛空気読めてねぇー男だが、この場を利用して宣言させてもらう!

俺はお前らの安穏とした、不干渉条約なんて興味がない!

そしてレベル10すらもただの通過点だと思っている!

俺の目的はただ一つ!!全ての王の打倒による、加速世界の東京の統一それだけだ!」

 

 

 

「私は差し置いて、黒の王と宣言するとわ…!

それにレベル10をただの通過点呼ばわりか!だが東京統一…面白い!」

若手の王ににらみをきかせ、ギリッと歯をかむロータス、心中は複雑のようである。

 

 

「でだ、ここからが本題だ…!この二人、パーフェクトマッチ同士の戦いという宣伝

それにつられてきた諸君、俺様もその一人だが…

王が一人来たんだ、他にも居るよな…!王様とかよー!

なぁ、俺と同じ二人目の同じ色をした王様…赤の王様よ!!」

 

 

「し、しまった!この戦い自体罠だった!」

ヘッドのその言葉を聞いた、サンは彼の目的を察し…急いでレインのところに

戻ろうとする。

 

「赤の王及び、赤の軍勢プロミネンスに告げる!明日の土曜日の領土戦にプロミネンス領土に侵攻する!!要するに宣戦布告だぁ!」

 

と魔槍をプロミネンス達の席に向けて宣言する。

 

それを聞いたなん…だと!?と観客やフェニックス、ダーク達は驚愕する

金髪の女性と黄の王を除いては。

 

 

「だが…だが…だがだがだがだが…いちいち一つ一つ潰すのは面倒だし

そっちも迎撃するのもめんどくさいよな、だからよー俺は俺を含めた30人で

練馬に侵攻する…だからよぉー二番煎じの赤の王様よぉー名前はえーと誰だったか忘れたが…その赤の王様よ…」

 

居ると知っているにもかかわらず、そして名前も憶えているのにもかかわらず

あえて、名前は言わず煽っていくように言いながら

言葉を切るヘッド。

 

 

「お前も出て来いよ…赤の王様、先代のカリスマが居なくなって担ぎ出された

可哀想なおかざりの王様よー、本当に1回こっきり領土戦で王同士白黒…いや赤黒

ハッキリさせようやー!どっちが強いのかよぉ!!」

 

それを聞いた王たちは驚愕する(二人除く)。

 

領土戦で王同士のサドンデスバトルを申し込んだのだ

 

この2人目の黒の王は、まさに死力を尽くすための戦争を

やろうと言ってきたのだ。

 

 

「あああ、良いんだぜ別に出てこなくてもよぉー。

それどころか居るのどうかわからない、居なくても変わらない

赤の王様…出てこなかったら、まぁーしょうがないよな。

先代ほどじゃないって噂で聞いてるし、面倒だが1つ1つお前の領土をつぶして

回って最後の領土で炙りだしながら、潰すだけだ!

そしてお前らはこの宣戦布告のその証人だ!

もし赤の王様がいなかったらお前らが教えてくれ!」

 

 

「というわけだ…俺たちは、赤の軍勢を倒したら次はお前たちだ!

安穏とした平和ボケをした、条約を打ち立てた王ども!

俺たちは、エンパイア・ヘラクレイオスは!

この加速世界に侵攻する!ハッハハハハハハハハ!!」

 

 

オイルスモーク・バスターヘッドは高らかに笑いながら宣言した。

 

ネガ・ネビュラスとの抗争より早く

 

プロミネンスとの全面対決を…

 

 

 

幕間-エンパイア・ヘラクレイオス-




できたぞおおオオオオオオオ!
なんか色々ねじ込んだが…できたああああ!!


オリ主VS因縁の相手との戦い感想で言った通り
そんなもの打ち消す、爆弾投下!!

次回プロミネンスVSエンパイア・ヘラクレイオスです!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。