【Blaze.Over.Color・紅蓮の巨人は何のために戦う】   作:三号機

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第2話・小さな炎の巨人・後編

【Blaze.Over.Color・紅蓮の巨人は何の為に戦う】

 

「第2話・小さな炎の巨人・後編」

 

次の日、東京渋谷区の某喫茶店。

 

あるテーブルで、二人の少年がジュースを飲んでいた。

 

「ムフフフ、龍…その辛気臭い面、もしや悪夢をみたんだねぃ?」

一人は金髪のチャラチャラした少年、金案寺信彦

 

「うん、起きた時吐きそうだった…」

そして彼の二周りあるだろうかなりのでかい図体をした

少年、田所竜龍馬

 

 

「それには訳あるんだぜぃ…俺が何故昨日じゃなく今日にしようと

言ったのは、ブレイン・バーストがニューロリンカーを経由して、お前さんの記憶の中の

トラウマ、心意的な一番の心の傷…2年前のあれを探り当て

夢の中でそれを再現しちまうのさ…

因みに俺のトラウマは、お前の解る通り三年前の

足を轢かれた事件だ。まぁ傷のなめ合いはこれ位にしといて…

これには訳があるんだわ…まぁ説明するのは、やってみた方が

早いか…んじゃお互いグローバル接続するぞぃ」

 

ん、今何て言った?ふと、彼の発言に疑問を感じる龍。

良く解らないが彼の忠告で、グローバル接続を切っていたが…

何で彼も接続を切っているのだ?

 

 

「よっと、接続と!

よっしゃ…お互いグローバル接続できたみたいだし…もう一回直結して、

バースト・リンクすんぞ…龍!」

 

 

街を出歩いてる間や、何処に居ても…グローバル接続を切っていたのか?

 

 

そんな疑問を抱いたまま…再び昨日と同じ直結し…

 

再度コールをする…魔法の言葉を

 

 

≪バースト・リンク!≫

 

 

再び時が加速をした世界に足を踏み入れる自分事、龍馬…。

 

「よし、先ず最初に…視界の左側に

ブレイン・バーストのBのタイトルアイコンが有るだろ。

其処にアクセスしな…」

 

言われると、自分の登録しているゲームや画像群の中に、見覚えの無い

燃え上がるBのマークが新規登録されていたので、其処をクリックする。

 

「はい信彦先生のワンポイントレッスン、ブレイン・バースト入門編!

対格闘戦ゲームソフト、ブレイン・バーストのメニュー画面だ!

自分のステータスや、戦闘成績、更には俺や他のブレイン・バーストユーザー事

バーストリンカーて言うんだが、そのバーストリンカーを検索する機能を持っている!

マッチメイキングのボタン押してみぃ?」

 

と言われた通り最後の辺りにメニュー欄にあった、マッチメイキングの

ボタンを押した龍

 

ブレイン・バーストのウィンドウから、新たに違うウィンドウが展開される

一瞬のサーチングの後に二つのネームリストが表示される。

 

一つは<ブレイズ・パイロット>

 

もう一つは<ヴィジリアン・ランナー>の名前…。

 

「その中にヴィジリアン・ランナーが有れば、そいつを指定し対戦を申し込みな

それが俺のブレイン・バースト内の俺の分身である、デュエル・アバターだ。

後直結してるから…サーチに引っかかるのは、俺とお前さんだけだ。

一番上のは、お前さんのデュエル・アバターな

後は対戦フィールドで説明してやんよ」

 

ノブの言葉を聞き…そうか、このブレイズ・パイロットが僕の分身と

言う奴か…そう思いながら。

 

言われるまま、ヴィジリアン・ランナーを指定し…対戦を申し込んだ

 

【HERE.COMS.A.NEW.CHALLENGER!!】

瞬間、更に引き込まれると同時に炎のフォントで

そのアルファベット文字が浮かび上がる。

アルファベット文字が燃え尽きた瞬間、視界の上部に1800のカウントか?

その文字が現れ更に文字の両左右に青いバーと、緑のバーが同時に出現し…

 

最後に視界の中央部分にこれも炎の文字で【FIGHT!】の文字が…

 

本当に格闘ゲームなんだと、思ってたら…周りの風景が変わっていると気付く…。

此処は喫茶店の外か?

 

 

 

だが、渋谷やの街並みいや世界が真っ赤だ、そう紅一色なのだ。

更に街並みが荒廃し、アチラ此方燃え盛っているのだ…。

 

そして更にある事に気付く…自分のアバターが変わっているし…。

身長が低くなっているではないか。

 

自分のアバターは、赤とオレンジがかかった色合いをし、

頭は丸くオレンジ色のバイザーをつけ

首より少し上の部分に二つ、真っ赤な紐が地面つくほど伸びている

他の部分も丸み帯びているのが特徴だが、両肘や両肩の後ろや両足裏が…

クーラーや暖房器具のような通気口できており、これは一体何のためだ?

 

と考え込むともう一度バーをみる、右側自分の名であろう…

ブレイズ・パイロット、左側はノブのヴィジリアン・ランナー

 

なら、ノブも居るのか?

 

 

「おおっと、居た居た成る程やっぱ名前の通り…赤系か龍?」

噂をすれば影、声の方に振り向くと…

 

「ノ…ブ?」

 

其処には、明るい青緑色多分名前の通り、ヴィジリアン色一色の狼?

目の前のノブは大柄で、犬、いや狼のような頭をした頭部をもち

がっちりとした体形だが、流線型フォルムを取っている。

両腕は、どんな物でも切り裂けそうな爪をした大きな両腕を持ち…

下半身は剣状に尖った、衣装をしたヒラヒラを付け、膝が尖っているが

華奢な両足を見せていた…。

 

ブランクがあるが、今の彼を見て解る。

今の僕と彼のこのブレイン・バースト内の実力は天と地の差が有ると…

 

何故か解らないが…今の彼は強い、圧倒的な強さを秘めていると解る。

 

 

 

「おうよ、今はヴィジリアン・ランナーな」

ノブことヴィジリアン・ランナーは、親指をたてガッツポーズを

此方に向けそう言い、じろじろ此方を観察し…

 

「炎色って…赤色だったけ?まぁ分類上は

特殊系の赤か?てかパイロットって…まさか…」

 

と自分の事を考察している…。

 

「やっぱり、このアバター変なの?

と言うよりアバターって変えれないの?」

 

変えれるのなら変えたい、何故なら少し身長が低いからだ…。

 

今の身長は多分150在るかどうかだ…。

リアル並みとは言わないが…、160は欲しい所だ。

 

 

「あー無理無理、デュエル・アバターは

自分のトラウマと願望が再現され、再構築された姿がそれだ…。

お前さんが見た悪夢は、デュエル・アバターを構築する時

脳にそれを検索をさせて、見せた映像だ。

まぁそれがお前の相棒だ……」

 

考え込むように、自分のデュエル・アバターを推察している。

ノブ事ヴィジリアン・ランナー…。

 

「信彦先生orランナー先生のワンポイントレッスン・入門編!

自分のデュエル・アバターを確認しよう!

ステータス画面開いてみぃ?其処で自分のアビリティや

お前さんの赤系は多分武器、強化外装が有る筈だ…

それと必殺技や通常技も確認できる…」

 

言われた、自分のデュエル・アバターのステータス画面を開く。

 

ブレイズ・パイロット

 

アビリティ・炎熱系完全無効

炎熱関係の攻撃、地系効果ダメージ完全無効

 

アビリティ・ボディーバーニア

体各部にあるバーニアから、高熱の炎が噴き上がる。

 

アビリティ・???

今の状況では使用不可

 

 

強化外装【フレアガン】

ブレイズ・パイロット専用武器

五発装填可能の小銃

 

 

 

通常技【フレア・バレット】貫通属性、実弾属性、炎熱属性の

三つを持っている、フレアガンの弾丸攻撃、連射可能数五発

 

通常技【ブースト・パンチ】

肘の部分のバーニアから炎が噴出され、それをブーストした打撃攻撃が可能である。

 

必殺技【バーニング・キック】

全身にあるバーニアの炎に体を包みこみ、飛びあがって相手に蹴りを叩きつける技

高度が高ければ高いほど威力増加

 

必殺技消費ゲージ1本

 

と書いてあった説明を音読しながら…

ヴィジリアンにも説明する。

 

 

「へー近接できる赤って…普通に考えれば弱そうに見えるんだが…

空手の天才が使うんなら…準々パーフェクトマッチか?

だが、腑に落ちねーのが、何だその???って…

聞いた事がねーぞ、そんなもん…

普通なら未修得のアビは視認できねーんだが…

レベルを上げれば、自動的に解禁するタイプか?

うーん、まさか…【心…ゴホン】…じゃあるまいし…

偶発的生まれたって聞いた、姐さんの子の鴉の飛行アビとは違うな…

まてよ、パイロットの名前を考えれば…

クリキンや二代目の次にやっぱ生まれるのか…!?

その謎の欄を解禁すれば…ひょっとすると、ひょっとするかも…

黒の姐さんのガキは大当たりだったが、俺様のガキも

かなりの当たりかもしれんな…」

 

自分の世界に入りながら

クッククと推察が自己完結をし…笑うヴィジリアン。

 

「よし…対戦時間の間…このブレイン・バーストという

ユートピアの監獄のルールを教えてやる

対戦の駆け引きや、デュエル・アバターのカラーチャート

加速世界のこと、生き抜き方、鉄の掟…そして純色の六王のこと

俺が持てる知識全部お前にやるよ、ブレイズ・パイロット…

名前が長いから、パイな。俺の事が呼びにくいなら、リアルと同じノリで

ランと呼べ」

 

ハッハハと笑い、何かを隠すかのようにランは

自分にブレイン・バーストのルールを語る。

 

 

其処から三日、渋谷の繁華街

 

 

ブレイン・バーストの対戦フィールド

 

ステージ名【煉獄】

 

燃えさかる紅蓮のフィールドで…

 

二人のデュエル・アバターが向き合っていた。

 

一人は、足をガクガク震わせている小柄なデュエル・アバター

リアル内は巨人のあだ名の…田所龍馬こと、ブレイズ・パイロット

レベルは1

 

それと相対するのは

 

 

「ヒャハアアアアアアアアア!!ニュビーキタコレェエエエエエィ!」

バイクに乗り、中指を立ててシャウトする灰色の骸骨のライダー

 

名前はアッシュ・ローラーレベルは2

 

格上の相手の対戦…

そして久々の実戦で…緊張しまくっている龍こと、ブレイズ・パイロット

 

繁華街のビルの上には幾人か、観察している視線を感じる。

ヴィジリアン・ランナー事ランの情報通りギャラリーがいる。

この中の何処かに…ランも混ざって観戦している。

 

『おい、あの赤系デュエル・アバター…初顔だよな?』

 

『うん、見た事が無いね…一体誰の子?』

 

『ニュービーかな?ここん所新人が増えて嬉しい限りよ!』

 

『てか、アッシュさん…今日で7連戦だよ頑張るね…そんなに飛べるよう成った

鴉に負けた事が悔しいんだろうな』

 

『おーおー油断しとるねー。アッシュの野郎』

 

『頑張ってください!アッシュさん!』

 

『げぇ!鴉が居やがる!』

 

と両方に観客の意見が聞こえてくる…。

多分最後のはランだろう…。

 

ランの方を見て、少し観客がどよめくが、直ぐに此方の対戦に視線が戻る。

 

 

「ウヒャハァー!クロウより、ガリチビじゃねぇか!

俺様ギガラッキィィィー!後テメェー牛乳飲みやがれ!チビ野郎!」

 

いえ、リアルで牛乳を飲んだらさらに伸びそうなので…止めてください!

と渋谷区でのデビュー戦は行き成りだった。

ランが色々レクチャーをしてくれて、デュエル・アバター【ブレイズ・パイロット】の

体動かしかたの慣らしを終え、さて行き成りだがグローバル接続をしたまま

渋谷歩こうかと言われ、歩いていたら

 

この、兄より優れた妹はいねぇと言いそうな

世紀末ライダー、アッシュ・ローラーが対戦を吹っ掛けて来たのだ。

 

「よ、よろしくお願いします!」

今でも染みついている、対戦前の頭を深々と下げお辞儀をし…

対戦が始まる

 

先ず動いたのは、アッシュ・ローラーだった行き成り来た…

素早いバイクをアッシュの頭上を軽々と、三回転ジャンプという

アクロバティックな避け方をし、ラン以外の観客と

アッシュ・ローラーを驚かす。

 

 

体が平均的なサイズなら、龍は運動全般は将来を有望される程の…

実力を持っている。

 

加速時間内では、このリアルでは違う小柄な体格で何処まできるか…

ラン監修の下体さばきの特訓をしていたのが、功をそうした。

 

「ファッツ!?テメェ、何処の中国雑技の人間だ!?」

 

身軽な体さばきをみて、ツッコミを入れるアッシュ・ローラーは

再度バイクで突撃をかましてくる。

 

 

が…今度は違う方法でだ。

 

「喰らえ!試作Vツイン拳」

何と…アッシュ・ローラーはバイクの上で直立し、サーフボートの要領で

バイクを操っている。

 

あれならさっきの様には行かないだろうが、自分はさっきと同じように

バイクの真正面から飛びあがり、更に蹴りを叩きこむ姿勢に入る。

 

「迎え撃つぜぇい!」

アッシュ・ローラーも飛び蹴りで応戦してくるが…

それが狙いだった。

 

「来いフレアガン!」

 

とのコール共に彼の左手から…紅い小銃が現れる。

飛び蹴りの態勢を維持しながら、小銃でアッシュ・ローラーの肩を

撃ち抜き空中で態勢をくずし、此方の飛び蹴りが追撃で叩きこまれ

バイクの上から叩きだされる、アッシュ・ローラー

 

 

 

『おおお!!』

観客が再び驚く、今回現れたニュービー(素人)が

格上相手に全くの引けを取らずどころか、序盤から

アクロバティックな動きで、圧倒しているのだ。

 

 

「ギガァアアアフアック!!この俺様をこうも

簡単にバイクを封じるとは、いい度胸じゃねええええか!」

 

起き上がった、アッシュ・ローラーは

ファイティングポーズを取る。

 

今のアッシュ・ローラーには、少し動揺しているが…

何とか銃弾を掻い潜り、接近戦に入れば

慎重差も有って…こちらに有利な筈だと…

 

このアッシュ・ローラーの基本ポテンシャルは、全てバイクの強化外装

【ナイトロッカー】に集約されている為、降りたらかなり弱い…が

 

相手は遠距離の赤系だ…しかもちっちゃい…接近戦を嫌う筈だ。

幾ら何でも、百発百中の銃の腕前を持ってる筈がない!

何とか接近戦に持ち込み、怯ませて…奴の後方のMySOULである…

ナイトロッカーに再び乗りこまなければ、あの銃相手に流石にきつい!

 

と、判断したアッシュ・ローラーはボクシングの

ファイティングポーズの状態で、ブレイズ・パイロットに突っ込む。

 

 

「…」

ブレイズ・パイロットは、無言で左手の小銃をみる…

彼が思うの唯一つ、この銃邪魔だな…と故にブレイズ・パイロットが取った

行動は、更に観客や…アッシュ・ローラーを、驚かす事になる。

 

彼のブレイズ・パイロットの強化外装【フレアガン】を上空に高く、投げ捨て

ブレイズ・パイロット自身も、アッシュ・ローラー相手に突っ込んだのだ。

 

 

アッシュ・ローラーの右ストレートが襲うが、未だに空手への未練タラタラの

ブレイズ・パイロット、龍からしてみれば…素人のパンチ、蚊が止まった様な

スピード故に、小さくなった体を生かし、スレスレで右ストレートを回避し

そのまま懐に入り込み、綺麗で容赦のない左からの正拳突きを土手腹に叩きこまれる…

が、接近戦は畑違いの赤系統の為、ダメージは余り削れていない…

打撃力が無い事は、既に知っていた…ブレイズ・パイロット

そのまま連撃で、肘打ちをもう一度素早く叩きこみ…

今だ使いこなしていない、ボディーバーニアを使用し

 

肘から紅蓮の炎が、アッシュ・ローラーに目掛けて…噴射され…

炎に包まれた…アッシュ・ローラーは後方に吹き飛ばされる。

 

ばく転で、ブレイズ・パイロットも後方に下がり、落ちて来る。

フレアガンを回収し、吹き飛ばされたアッシュ・ローラーに向かって

此方から突撃する。

 

 

「ちっくしょう!ギガバット!このガリチビ野郎!

いい加減にしやがれぇええええ!!」

 

炎を振り払い、立ち上がり激昂するアッシュ・ローラー

アッシュ・ローラーも再度、ブレイズ・パイロットに向かって

突撃をし、また再び右ストレートを叩きこもうとする…。

 

ブレイズ・パイロットは、それに答えるかのように…

此方も右手からの、ストレートパンチで迎撃をする。

 

一見、接近戦完全アウト同士の戦いだが、もしアッシュ・ローラーの相手が

ブレイズ・パイロットと同じ、普通の赤系統なら…この右ストレートの

打ちあいの軍配は、アッシュ・ローラーに上がるが…

 

このデュエル・アバター・ブレイズ・パイロット、田所龍馬の

自分の好きな事で起こしてしまった罪悪感と、好きな事への未練

幼少より有った他者との恐怖によって生まれた存在である。

このブレイズ・パイロットに限っては、打撃接近戦は得意距離である。

 

ぶつかり合う、灰色と炎色の右拳…

 

「はあああああ!」

ここで、黙々と戦っていたブレイズ・パイロットが叫ぶ。

それに交応して右後ろ肩のバーニアの火が点火され、炎が噴出され…

更には、右肘のバーニアも炎も噴出され、両足から腰、そのまま胸に上がって

右手に力を螺旋の如く、右手を弾だとイメージをし、その下は砲台だと思いながら…

右手から繰り出される、ブーストパンチが…アッシュ・ローラーの右手を砕き

三度、アッシュ・ローラーの腹に直撃し…。

 

「うぉおおおお!」

フレアガンを装備欄に収納し…左手がフリーになり其処から

両肘のバーニアが、連続で点火される。

 

バーニア点火一つで、拳の弾が一発ずつ叩きこまれる。

攻撃はさせない、反撃の手口は全て封じる。

 

怒涛の拳撃の弾幕が、今をなおアッシュ・ローラーの

懐に打ち続けられる。

 

何故ならこのブレイズ・パイロット、接近戦特化型の赤系統にも拘らず…。

物理攻撃全般弱点、しかも防御力は紙屑程度

打撃力も、今は止まったまましか打てない…

ブーストパンチだけだ。

先ほどの拳同士の直撃、競り勝って居なかったら…

HPは三分の一にまで削られる仕様なのだ。

 

 

それに、ブレイズ・パイロットの攻撃は物理攻撃の

ブーストパンチより、特殊な赤系統の為

フレアガンのフレアバレットの方が

威力が有るのだ…が…龍は射撃のセンスも才能も無い。

中距離から撃っても、当たらないので…

やはり接近戦を余儀なくされるのだ。

 

 

と言っても、少し格上のレベル2では…彼の戦闘センスも相まって

初見なら彼に勝てる物は居なく、レベル3でも苦戦するレベルだろう。

 

現に、対戦が始まって5分しかたって居なかったが、対戦はもう終わろうとしていた。

ブレイズ・パイロットは回し蹴りを叩きこみ、態勢を再度態勢を崩した

アッシュ・ローラーに近距離で再び、フレアガンを呼びだし

紅蓮の弾丸を撃ち鳴らす、ブレイズ・パイロット…

 

狙うは、胸だ…この距離ならド下手な龍でも外さない。

 

「ガハ、ガハ!」

 

怒涛の腹パンの応酬に、先ほどの的確な射撃によって…

地面に仰向けになって汚い言葉より、苦しみによって嘔吐をしている。

 

其処に弾をチャージをしたブレイズは、最後の止めをさす前に

抵抗できないように両足に一発ずつ、弾丸を叩きこみ。

 

 

「すいません、少々苦しいでしょうが…次で終わらせますので」

 

右胸に、左足を乗せ

骸骨のヘルメットの眉間に、フレアガンを乗せ

 

引き金を引き、クリティカルヒットで―対戦終了―

 

―勝者はブレイズ・パイロット―

 

ほぼノーダメージで、アッシュ・ローラーを下したのだ。

 

ブレイズ・パイロットのデビュー戦を華々しく飾ったのであった。

 

 

 

 




どうも、ここでは初めての三号機です。
一応この小説のネタが有ったのですが…最新刊のアクセワールドの
ニコの男前プリに感化されて執筆投稿しました。

本当なら、Arcadia様に投稿しようと思っていたのですが…
今現在復旧中なので、話数が増え次第…そちらにもマルチ投稿します。

因みに原作はシアン戦終えて、カレントさんの護衛が終わった時期です。

オリキャラのモデル、主人公・スパロボOGのラッセル、ノブ・とある禁書の土御門
ノブのイメージはまんま語尾にやーしないツッチーを
イメージしています。

後はブレイズ・パイロットの色はツッコミは無しで…
炎色反応は科学実験だろうとか!13巻にマイク持ちで女の子で
似たような奴いるだろうとか…解っています。

一応ブレイズの色はオレンジが混ざった赤です。
火事の炎の色をイメージしています。色の変化はしません

次の投稿は早めにします、長くなりましが感想や意見などくれればうれしいです。

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