【Blaze.Over.Color・紅蓮の巨人は何のために戦う】   作:三号機

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幕間-ネガ・ネビュラス-

幕間―【ネガ・ネビュラス】

 

 

目黒区とある漫画喫茶にて

ドーンと、落ち込む少年が居た。

 

周りからみると、大柄の20超えた青年見えるが

彼は2メータの身長にも拘らず、今だ中学1年生なのだ。

 

名前は田所龍馬・ブレイズ・パイロットのリアルだ。

 

そして今落ち込んでいるのは、何をされたか解らず。

胴体真っ二つで、ブレイン・バーストと言う

格闘ゲームで初の敗北をしたのだ。

 

 

あの敗北恐らく必殺技の突き攻撃をくらったのだ。

だが、恐ろしいのは本気だと思っていた、あの神速攻撃の上にもう一段

ギアが有った事に寄る戦慄である。

 

 

今までの常時攻撃が神速なら、最後にやったのは不可視だ。

 

自分の視力じゃ見えなかった。

しかも、手加減をされていたのにショックを受け

 

 

「ああ、ゲームだけど格闘で久々に負けた…悔しい…」

と相手がレベル9の化け物だとは知らない故に

落ち込みまくっている龍。

 

そこに目の前に表示枠が展開され

メールの受信を確認する、名前は梅郷中で仲良くなった。

同じ、バースト・リンカーのシルバー・クロウ事

有田春雪君からだ。

 

「ああ、ブラック・ロータスが

シルバー・クロウから、メールを送るって言っていたな…」

と表示枠を操作し、メールの中身を確認する。

 

目黒の○○に居るので

今から会えないだろうか?

 

という内容だ、自分も近くに居たのと約束だったので

了承し彼が居る、喫茶店に向かう。

 

 

 

 

数十分後病院の近くの喫茶店にたどり着くと

入口のとなりに太った小柄な少年が居た。

 

「龍馬!こっちこっち!」

自分を見つけた、少年彼が自分の新しい友人

有田春雪君だ。

 

「ごめん待たせたね、ハルユキ君」

 

そう言った時にハルユキはブンブンと首を横にふる。

 

「嫌々そんな事は無いよ!それより、先輩相手に

さっきは凄い戦いをしていたね!?」

 

せ…んぱい?もしかして、ブラック・ロータスさんの事か?

確か知り合いだと言うが、リアルで知り合いだったんだとー

内心そう感心する龍。

 

「いやーお見苦しい所を見せたね

あんな戦いは全然だよ、最初から本気を出されていたら

胴体か、首を切断して、はい終了だとおもうし」

 

そう自分から言って、三角座りをして落ち込む龍。

 

ウワーどうしようと、目の前の巨体の同級生を何んとか

励まそうとしているハルユキ。

 

 

「そ、そうだ!ヴィジリアン・ランナーだったけ?

先輩…ロータスさんが、話すそうだよ。

リアル直々で会いたいって」

 

それを聞いた龍は起き上がる。

 

「え?まじですか?本当に!?」

 

コクコクと頷くハルユキ

 

そして喫茶店の中に、龍馬と共に入る。

 

人が少ない喫茶店

 

喫茶店の奥の席、其処には茶髪のメガネの青年

黛拓武君と、小柄で黒い長髪で黒いこれは

家の学生服か…?黒ぽい梅郷中の学生服を着た

威厳の在りそうで、綺麗というか美しい少女、多分ハルユキ君の言を推測するなら

年上の先輩に当たる方が待っていた。

 

 

「やぁー、初めましてブレイズ・パイロット。

そして梅郷中一年転入してきた、田所龍馬君。

私は梅郷中の二年で生徒会副会長を務めている…

うーん、私は本名より愛称の方が好きなので

黒雪姫だ、覚えときたまえ」

 

愛称を名乗った目の前の、先輩兼副会長に自己紹介されたので

ご丁寧にどうもと、ペコペコと頭を下げる。

こう言う人って、学校でも人気あるんだろうなーとか

思いつつある事を言おうとする。

 

 

「僕のデュエル・アバターの名前を知っていると

言う事は…まさか、貴方が?」

 

「そうだ、私がネガ・ネビュラスの創設者で

レギオンマスターのブラック・ロータスだ」

 

ああ、僕はその人が居る梅郷中に居たんだ…。

とか、内心そう思っている時…

あれ…?そう言えば、うちの副会長って

本当にブラック・ロータスなのか?

何故なら、マッチングリストには、シアン・パイルと

シルバー・クロウしか居なかった筈

 

 

「訳があってな、じけ…事故のような物にあってね

2、3カ月ちょっとに入院していてな。

君が転入してきた頃は、大分ましに成ってきてたが

その間、梅郷中を留守にしていた」

 

と心を読むかのように、説明をしてくれる副会長。

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃

 

 

 

 

無限加速世界・秋葉原エリア

 

ビルの天辺にて、一人のデュエル・アバターが佇んでいた。

 

黄色い道化師のような…デュエル・アバター

空をずーっと見上げたまま、懐から一枚のカードを取り出す。

 

とある強化外装が封入されたカードだ。

 

それを見つめ…

 

「レッド・ライダー、貴方は友を作るのが不得手だった。

この私にも友だと言ってくれましたね…。

…私も貴方の事を友だと思っていましたよ…

だから…壊しましょう、貴方の居ない…あの場所を…

貴方がいてこその…あの場所だったのですから…

ですから…私はこれを使います、貴方と私が止めを刺した

この【災禍の鎧】を持って…」

 

 

「あの偽物を倒せば…次は貴様だ…ロータス!」

そう呟き…黄色い道化師は姿を消す。

 

 

同じく無限加速世界・新宿エリア近くのある門を越えた

先の山のダンジョン最上層にて

 

巨大な山の火口に突き刺さった巨大な深紅の剣を

麓で見つめる、青一色の騎士。

 

 

「最近…この剣から妙な力を感じる…。

七神器と同等される、三魔宝の一つ

魔剣が…このようなデカさだったとときは…

流石にあきれたが…フフ、このバカデカイ剣を担う者が…

出て来たと言うのか?なぁー魔剣【太陽のレヴァンティン】?

まぁ、色被りや、飛行アビリティーや、ロータス復活で

色々騒がしくなっているから…それに当てられたかな?

ハハハハハハ」

 

不敵な笑いをし青い騎士はその場を後にする。

 

 

 

そして渋谷区・グレート・ウォール本部

 

そこには緑カラーのデュエル・アバターがいた

 

一つは前記に在った騎士のような緑色でごつい

デュエル・アバター

 

 

 

そのデュエル・アバターが、ある映像を見ていた。

 

 

それは現実世界では遂さっき行われた。

ブラック・ロータスVSブレイズ・パイロット戦である。

 

メンバーの誰かが録画してきた物を貰って、視聴している。

 

「パイロットは奮戦するも、圧倒的の敵に前に敗北

ロータスは完全復活だが…」

 

名バトルと言っても良い。

この対戦…

 

だが、緑の騎士はこの対戦を見て思う。

 

 

「両者とも、危ういな…技でもなく体ではなく

心が…脆く危うい…

パイロットが、ネガ・ネビュラスに入れば…

加速世界は動く…」

 

「奴らが動かなくても…赤や紫、黄、

青…我が緑…あの女が率いる白レギオンは確実に動き…

そして噂でしか聞かない第三勢力も…」

 

 

ひとり静かに呟く緑の騎士

 

 

そして場面は戻り

 

「そうか…奴に引っ越しの切っ掛けで、ブレイン・バーストを渡されたか…」

 

「はいぼくこんな成りですが、普段小心者でビビりで、何故か解らないですが

周りはぼくを怖がって…友達らしい友達は、ランだけで」

 

話はじめて数分、何故ブレイン・バーストを始めたかとかその経緯を、三人に話をした。

 

「あのー下らない質問なんだけど、龍馬って

なにか格闘技をしてたの?」

 

そんな他愛もないハルユキ質問に龍は、少し黙り

黙り込んだ事情を知っている、黒雪姫も目をそむけ

何かヤバい物を触ったという空気を、ハルユキは感じた。

 

そしてただ一人、彼の心の傷の鍵が空手だと理解した。

タクムはメガネごしで、龍を見て判断する。

 

 

 

「うんやってた…やってました…もう2年も

前に辞めたけどね…」

と力無く笑う、龍。

 

え、辞めてあれだけの戦闘力?とやっぱり聞いちゃいけない

事だった!と内心、落ち込み驚くハルユキ。

 

 

「ボクは…2年前に空手の道場で…練習中に事件を起こしたんです…」

 

「え、どんな…?」

つい、口から出てしまったハルユキ

 

 

 

「ボクは…練習中に…相手を障害を負わせるほどの

怪我を負わせてしまったんです…」

 

 

「それも有って…ボクは空手を辞めたんです。

人を再起不能にする程の怪我を負わせたから、居づらくなって…

道場は辞めたんです」

 

何故怪我を負わせたのか、理由は言わない龍。

 

「何故か怪我を負わせた、保護者から…事故で良いと言われたらしいんです。

何でも、結構力のある名家らしくて…内々で処理してくれたって

後から聞いた話だったんですがね…」

 

「でも、この道場の事件が直ぐに自分の学校で

噂に成って…居づらくなって…少しの間引きこもったんです…

1カ月の間…ずーっと部屋の中に居たんですが…

そこから出してくれた人が居たんです…。

それが…」

 

「ランか…」

と、口を開いた黒雪姫

そして…その年月で気付く。

 

 

恐らく彼が引きこもりから救われたのは…

あの悪夢の帝城戦の後だと…自分の師グラファイト・エッジは玄武へ

アーダー・メイデンは朱雀、スカイ・レイカーと私は白虎の居る間へ

そして、戦術や情報収集担当で、コンビを組んでいた

あの二人は青龍に行くのを私は見た。

 

 

 

だが、彼は生き残ったと言う噂は聞くも…帝城後接触すらせず。

彼もまた、ネガ・ネビュラスから去って行った。

 

 

 

「引きこもったのは理由が有ったんです。

ボクはこれと言った取りえも無く、唯一有ったのが空手だったんです。

試合や練習が好きで…その時は弱い自分でも…

勇気が出せた…けど、あんな事をしてボクは

今でも空手をしたいけど…する資格を失った…」

 

 

あんな事をしてか…

 

『ロータス、お前は俺の友達だろ!?なら解ってくれる筈だ!』

 

ザーと黒雪姫の脳内に、赤一色のカウボーイハットの

デュエル・アバターが手を差し伸べ

自分に何かを訴える映像を思い出し。

 

 

『駄目よ…私は貴方からブレイン・バーストを

取り上げたくは無いわ』

 

そして…続けて微笑する、年上の女の事を思い出し

 

 

ツ!好きな物を追い求めた物で、犯してしまった罪

彼の苦しみ憤り、自分には出来なかった選択肢

ましてや、【自分の様に、いいわけをしない】彼を見て…

自分が情けなく思え、そして彼の苦しみを理解できる黒雪姫。

 

「それに、続けても…また怪我を負わせてしまう…

また自分を制御できなくなる…それが怖かった

これが一番の辞める理由ですかね…」

 

空手をまたしたいと言う闘争の感情と、やると怪我を負わせてしまうと言う恐怖の感情

その相反する矛盾する感情が、絡まり…

 

色を被り接近戦を得意とする遠距離の赤という矛盾

 

ブレイズ・パイロットが生まれ落ちたのか…。

 

継起は恐らく…これも時期的に考えて

私がフィジカル・フル・バーストで入院した時、この…

 

チラッと黒雪姫はタクムとハルユキを見て

 

シアン・パイルが私が入院している、病院を強襲し…

ハルユキ君のシルバー・クロウが、迎撃し

 

あのアビリティーを覚醒した後…

 

あのバカは、目黒に引っ越しをする彼にBBプログラムを渡したのか。

 

内容を聞く限り、奴が話した情報は意図的に穴が有った。

 

 

特に六王の相互不干渉条約にリアル割れと

レベル9リンカーを、私を名前事伏せていたのが証拠だ。

 

たっく、空手を使えてパット見怖そうな兄ちゃんに見える彼に

リアル割れからのPKは、教えとけあのバカめ!

 

だが…

 

『黒のカラーのバースト・リンカーがやっている

レギオンを探して入れて貰え』か…情報を伏せといて

あのバカは…一体、何を考えてるんだ?

帝城の事を気にしているのなら、私は気にしていないから、

帰ってきて欲しい、仲間であり家族であり自分と対等に渡り合える

ライバルでもあった…が、恐らく奴は帰ってこない理由は…

 

 

アクア・カレントか…

 

 

 

そして、彼が言っていた。

自分はブレイン・バーストをやる資格は無いと言う

言葉も気に成る。

 

あの帝城で、一体何が起ったんだ?

 

「ご、ごめん!龍馬!

こ、こんな話に成るとは思ってなくて!」

 

1人の少年の謝罪に…我に帰る黒雪姫。

 

「いやいや、大丈夫だよ…うん、これは終わった事だから…

それに約束だし、ランの事もあるし…

このレギオンに入るのなら…確実に何時かは言わなきゃ

いけない事だから…」

 

嘘だ…彼には終っていない、彼の事件は彼を苦しめ続ける鎖だ。

 

成る程、奴の糸が見えた。

 

彼にはブレイン・バーストをやる資格が有る。

 

彼を変えて、また一歩を踏み出させるために…

 

そしてお前は、自分の役目を彼に与えるために…

 

 

 

「そうだったな。そう言う約束だったな…。

君と正当に戦う為と、リアルの君をどうなのかを知る口実だ」

 

その言葉にウソだーと思う、タクムとハルユキ

 

 

「君は、このブレイン・バーストの世状に疎い。

あんのバカ狼が、あえて伏せている節が有る。

君は、ランの名前を出して…紫に追いかけられているん

じゃないのか?」

 

と黒雪姫の当てずっぽうのという

問いかけに、ハハと笑って返す龍。

 

図星か…

 

「さっき説明をしたが相互不干渉制約が

六大レギオンに敷かれている、目標到達点のレベル10に

しない、ならない、ならさせない為にな」

 

 

「我々ネガ・ネビュラスは、そんな偽りの安寧を打破し

レベル10の頂点に立ち…このブレイン・バーストの謎を知るために

行動している、ハルユキ君は私の子でそれに応じてくれるし

タクム君は少々特別な事情で入ったが、我々に賛同している仲間だ。

それで君は…どうかな?

聞く所によると紫以外のプロミネンスや、かくレギオンから

スカウトに来ているんだろう?何強制じゃないんだし、それに断っても…

リアルをさらすの様な事はしないさ?

それじゃ聞くが…君は安寧か?闘争か?どちらを選ぶ?」

 

 

前置きと逃げの場所を作った黒雪姫

 

そして…

 

「ボクは…何のために…ブレイン・バーストをやっているのか…

他の人より理由が薄いけど!ボクは今のブレイン・バーストをしたい…

そして、やるのなら…上に行きたい!上がり続けれる場所まで…」

 

 

龍のその言葉を聞いた、三人は…。

 

 

「合格だ、対戦の技術と度胸…そして君の思い

しかと受け止めよう…ようこそ…ネガ・ネビュラスへ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして…場所は再び無限加速世界へ。

 

場所練馬区

 

 

暗がりの建物の中

 

 

1人のデュエル・アバターが建物の玉座に座っている。

 

 

全身深紅で、瞳は緑、頭には小さなツインテの様な部分が有る。

 

そして…そのデュエル・アバターを取り囲むように、大きな円で赤系統のデュエル・アバターが大量にいる。

 

 

 

 

彼女の名は【スカーレット・レイン】

【不動要塞(イモービル・フォートレス)】【鮮血の暴風雨(ブラッディ・ストーム)】の

異名を持つが…今この場この場所では、彼女の異名はこうだ…。

 

【プロミネンス・二代目・赤の王】と…

 

 

レインは在る物をみている。

 

その中央には、二人のデュエルアバターが立つ。

 

一対一のバトルだ。

 

1人は中堅の下あたりの赤系のデュエル・アバター

両手には巨大なマシンガンを携えている。

 

そして、それと対峙しているのは…深く暗い青系統のデュエル・アバター

右目には眼帯を付けている。

自分の幹部クラス、サンイエローライト・ウィザード事サンが、子として連れて来た。

新人で…1週間でレベルを2にし、サン自身もポイントをやって

4にした、新人なのだが…。

 

在る理由で、この新人と中堅が戦う事に成った。

 

 

「消え失せろ、若造!!フルバレット・クライシス!!」

 

と中堅のデュエル・アバターの必殺技が唸る。

両手のマシンガンが、火を噴き斜線上のメンバーも慌てて逃げるが…

 

新人は逃げずに

 

「光滑刀(ライト・ブレード)」

呟く様に新人はそう言いながら

左手を上げると、ジャキンという音共に…

円形状の中国の倭刀の様が腕から、生えてきた。

 

強化外装か…だが、あの腕から出て来た倭刀は…

暗がりの部屋だった、この場所を照らし出す。

 

あの倭刀光っているのだ…何故と思っている間に

 

夥しい程の弾丸の雨が着弾しようとした瞬間。

 

自分も含め驚愕する、連れて来たサン以外は

 

それを新人は左手で、自分の方向に向かってくる弾丸を

左手でだけで、高速で斬り落としていき…そして新人は

そのまま撃ち落としながら、歩を進める。

 

一歩、また一歩と弾丸の雨を気にせず歩み寄って行く。

 

ただ、相手を殺す為だけの行軍に、息をのむメンバー達。

 

「な!?くそ!!」

発射され続けた必殺技による、マシンガンの弾は底をつく

そして止まった弾丸の弾幕を好機に、新人はかける

 

一瞬にして間合いに入り

 

光の刀が中堅リンカーを捉える。

 

中堅リンカーは、右手を盾にした時…。

 

光の刀の正体を理解する。

 

これは刀では無い!?

刀の断面の先に微小のトゲの様な物が、刀自体を高速回転で動いている。

その高速回転振動が、光って見えるように成っている!?

 

これは刀では無く、チェーンソーだ!

と、新人、ダークブルー・アサシンの二つある刀の

強化外装の内の一つ光滑刀の正体を知った、中堅リンカー

 

そのまま、右手がバターのように断ちきられる。

 

「…!!」

 

無限加速世界ではダメージの痛覚設定が

倍以上に成っているが…

ダークの光滑刀の斬れ味が良すぎて、痛みが来ないのだ!

 

やばい、この新人強すぎる!と判断した中堅リンカーは

マシンガンのチャージが終わるまで、彼から逃走をはかる。

 

それを追うダーク、光滑刀をしまい…

 

ジャンプし、中堅リンカーに手刀を叩きこむが…

 

それに気付いた、中堅リンカーは紙一重で回避し

ダークの攻撃が空振り、手刀が地面に叩きつけられる。

 

「お前みたいな!新人に負けてたまるか!

大人しくネガ・ネビュラスの進攻の大役は、先輩に渡せ!」

 

とチャージが終わったマシンガンを向けて、中堅リンカーは

そう吠える。

 

 

 

「フッ…」

 

ダークは笑う、それを見た中堅リンカーは一瞬戸惑い。

 

「…刀源郷(ソード・アイランド)」

 

手を地面に着けたまま静かに、呟くダークブルー・アサシン

 

その時、破壊がほぼ不可能の地面が中堅リンカーの

真下から割れ

 

中堅リンカーは地面から生えてきた、帯びたしい程の剣山に貫かれ

死亡する。

 

「お前の敗因は、年功序列が足を引っ張った事だ…

人をバカにし、相手を舐めると…酷いしっぺ返しが…

自分に向かってくる」

 

誰も聞こえない様に…初めて、ダークブルー・アサシンは

戦闘以外喋ったが、何処か悲しそうな雰囲気をだす。

 

「勝負あり!次の領土戦のメンバーの一人に、

ダークブルー・アサシンにする!異論はないな!」

 

勝負の行方をみたレインは宣言する。

 

 

「飛んでもねー奴を連れて来たな…サン、あれは一体なんだ?」

 

うおーとさっきのバトルを見た、メンバーは歓声に沸く

それを尻目に、レインは近づいてきた魔術師に声をかける。

 

「いやー何、リアルでは二つ年上の幼馴染ですよ…

デュエル・アバターでも現実でも…唯の抜け殻の亡霊ですけどね…」

 

「そんな奴、本当に大丈夫か?」

 

「はい大丈夫ですよ…我らブレイズ・ハート、

チェリー・ルーク、ダークブルー・アサシン

そしてこの私サンライトイエロー・ウィザードに

次のネガ・ネビュラスの進攻をお任せ下さい」

 

と最後は笑って、スカーレット・レインに告げる。

 

こうして、ネガ・ネビュラスの新メンバーを余所に

 

加速世界は大きく動き出す。

 




投下完了、ようやくネガ・ネビュラス編終了OTL
短いと思っていたけど、7331文字だと!?
普通の文量数じゃないか…OTL

はい、ようやく加入し次回オリ話のVSプロミネンス回に
長くて5話?短くて3話?を予定。

そして、ダークの強化外装…JOJOのカ―ズ様をイメージしました
というかダーク自体もカ―ズさん何だけどね…
もう一本はカ―ズ様とは関係なし、必殺技はマンキンの蓮ぽい感じにしました。
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