ネオ・エゥーゴとナヤンらの戦いはロンド・ベルのナヤンらへ加勢したことでナヤンらが有利になった。
「落ちろ!」
ナヤンはビームライフルを二発続けざまに撃つ。一発は牽制目的で相手のギラ・ズールは回避した。しかし、その先をもう一発のビームが飛び右肩を撃つ。
「ごちそうさま」
ナヤンの後ろからジェスタ・キャノンのビームキャノンから撃たれたビームが飛びギラ・ズールのコックピットを撃ち抜き、爆発させた。
「流石に凄いですね。キースさん。」
「月下の流星さんは軍を離れて口が上手になりましたっと。モーラに言ったらどうなるかなぁ。」
「勘弁してください」
「拗ねるなって」
ここでキースは真面目な顔をして
「この戦闘での要はあのガンダムだ。わかっているね。」
「はい。」
「すでにネオ・エゥーゴ艦隊は後退し始めている。我々はあのガンダムを撃破し、戦局を決定的にする。俺は支援する。お前は奴と向き合え。過去を清算するんだ。」
「了解」
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「ロンド・ベルも弱体化したものだな。こんだけの部隊に苦戦するとはな。」
元々は同じエゥーゴだったロンド・ベルを見てファティマーは思う。
「まあ、連邦に属する者は皆殺しだがな。それにしても、あの子はよくやるよ。ニーナとはえらい違いだ。」
すでにステイメンは録に動いていない。ファンネルによる攻撃のみで敵を倒している。
それもこの女性が一人で行っている。
「ふふふ、あれ、殺しちゃう!」
ジェガンを指差し不気味に笑う。
ファンネルはそのジェガンに殺到した。ジェガンはビームサーベルを振り回すもファンネルにかすりもしない。そのまま四肢をもがれたジェガンは細切れにされ、爆発した。
「来た…か」
ファティマーにはビーム・キャノンを撃つジェスタ・キャノンとWR形態でビーム・ライフルを撃つデルタプラスがはっきりと見えた。
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「喰らえ!」
ナヤンはステイメンに接触するギリギリまで突撃する。ロング・ビーム・サーベルをビーム・ライフルから形成ステイメンに斬りかかる。
「俺の女はどこだ?」
「誰の事?」
ナヤンはそのまま駆け抜けるとMS形態には戻し、ビーム・ライフルを構える。
「フウカのことだぁー!」
ナヤンは赤い光を四発ビーム・ライフルから撃ち出し、それはステイメンに殺到する。三発は横を通り過ぎたが一発はステイメンの構えたシールドに受け止められた。
「やるねぇ」
キースは援護のため、四連マルチランチャーからミサイルを放つ。
「甘いね。これは過去のままとは違うんだよ」
ファンネルは全てのミサイルにビームを命中させた。
「さっきのは遠隔操作なんかじゃあない。NTは一人じゃあなかったのか?」
「一人だったさ。今まではな。」
その時だった。
「マスター、あいつらもやっつけちゃう?」
「そうだな。今からは俺も力を貸そう。」
「やった!マスターと一緒なら、怖いものなしだね。」
「その声…その声はぁ!」
「そのとおりさ。お前と違いとても《柔順》に懐いたよ」
「貴ぃ様ぁ!」
ナヤンはロング・ビーム・サーベルを振りかぶって突進し、ファティマーに振り下ろす。
「お前はフウカを殺せるのか?」
その瞬間、ビタッと止まる。さっき声は紛れも無いフウカのものであった。そこを見逃さなかったファティマーはビーム・ライフルをコックピットへ向け、構える。
「マスター、危ない!」
フウカは操縦桿を奪い、シールドを左へ構えさせた。直後、ビームが照射されシールドが融解した。
「この威力は」
ファティマーが左を向く。そこにはメガ・ビーム・ランチャーを構えるZⅡがいた。
「危ないところだったな。ナヤン。」
「ウラキ隊長。いえ、中佐!」
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「もう後がないぞファティマー!」
ウラキはメガ・ビーム・ランチャーを構え、怒鳴る。
「うーん。そうだね。引き上げますか。」
ファティマーはくるりと反転した。
「おとなしく帰れるとでも?」
ナヤンはビーム・ライフルの照準を合わせて言う。
「そのとおり。」
さも当然のように言う。客観的には絶対絶命であるのに終始ファティマーは余裕であった。
「なんだと!」
ナヤンは激昂した。
「こっちは貴様の四肢をもぎ取ることもできるのだよ」
キースもビーム・キャノンとビーム・ライフルを構えて言う。
「それが甘いっていうんだよ。」
ピピッという通信音と共にとんでもない情報が入った。
「ルナⅡ陥落。ネオ・エゥーゴに占拠される。ロンド・ベルはネオ・エゥーゴの通行を許可し、撤退されたし。」