ではどうぞ~
「......て」
「.....きて」
「おきて!りーくん!」
「うおっ!どうした穂乃果?」
「今日は体育祭だよ!」
「いや知ってるけど、っていうか何でお前俺の家知ってんだよ」
「いやー早く起きすぎちゃったからランニングしてたりーくんの家があったの!」
「あぁ、そう」
もういいや、もう疲れた。今、何時だr
「はぁ?!8時?!
「えぇぇぇ!早く学校行かないと!じゃあねりーくんまた後で!」
そう言って穂乃果は走って先に行ってしまったので、俺も速攻で支度をして学校に向かった。
ガラッ
「おはようございます陸。今日は遅かったのですね」
「陸くんおはよ~♪
「海未、ことりおはよう」
「ところで、穂乃果を見かけませんでしたか?陸のことを起こしに行くと言っていたのですが」
え?穂乃果きてないの?どこで油売ってんだってんだあいつ、まぁいいや探してくるか
「海未、穂乃果探してくるから先生来たらよろしく」
「はい、分かりました。気をつけてくださいね」
「行ってらっしゃい」
「うん、行ってくる」
そして、しばらく探していると、穂乃果は学校のすぐ近くの公園のベンチに座っていた
「穂乃果っ!」
「あ、りーくん、どうしたの?」
何故か穂乃果は元気が無かった。しかしその理由はすぐに分かった。
「どうしたの?じゃねえよ!心配したんだかんな!お前こそこんな所でなにやって..........」
そこで俺は穂乃果の膝から血が出ているのに気づく
「えへへ、転んじゃった」
「俺がおぶってくから水道でまずすすいでから学校行くぞ」
「でも、穂乃果こんなんじゃ体育祭出れないよ」
「そこは何とかするからとりあえず行くぞ」
「うん、ごめんね迷惑かけちゃって」
「気にすんなって、大丈夫だから」
そして、膝を洗い流し、俺が持っていたハンカチで一応の応急処置をしたあと、おぶってくから学校に向かっていた。
「ねぇ、りーくん」
「なんだ?」
「昔もこんなことあったよね」
ズキン......
「むか.......し?」
「いや、何でもないの、何でもないから気にしないで」
俺は少しだけ気になったのだが、あまりこの話には触れないようにしておいたというか、ただ、『俺が触れるのが怖かっただけ』だと思う。
そんなこんなで学校の保健室に着いたら何故かことりがいた。
「あ!穂乃果ちゃん!良かったーってどうしたの?」
「こいつ転んで膝擦りむいたらしいんだ。っていうかなんでことりがここに?」
「私は保健委員だから今日のお手伝いもあってここにいるんです~♪」
あぁ、そういえばそうだった。ことりは保健委員だったのをすっかり忘れてた。
「とりあえず、穂乃果の事を診てくれないか?」
「はい、分かりました~♪」
「じゃあ、また後で来るから」
「どこに行くんですか?」
「俺は海未が先生に言ってくれたからいいとしても穂乃果が遅れたわけだし、職員室に行ってくる」
「分かりました~♪」
「ごめんね、りーくん」
「だから、お前はもう謝らなくていいから大丈夫だって」
そう言って穂乃果の頭を撫でてやると、何故か穂乃果の顔が赤くなっていたのだが、
「ありがと、りーくんは優しいね」
と言って太陽のような笑顔で返してくれた。
「失礼しました
「あら、陸ではありませんか、穂乃果はいたのですか?」
「あぁ、海未か、穂乃果は今保健室にいる。ちょっと怪我しちまってな、あと、ありがとな色々と。こんな感じの時には毎回海未の世話になっちゃって悪いな」
「いえ、こういうときは頼ってくださって構わないのですよ?」
「ああ、サンキュな」
「それでは、保健室に行きましょうか」
「あぁ、そうだな、」
そして、保健室に向かう途中にすれ違った男子生徒たちが話していたのを俺は聞き逃さなかった。
「それにしても、面白かったな、朝のあのオレンジの髪の子」
「あぁ、あれは超ウケたわ。なにが体育祭は絶対優勝してやるだよ。マジ寒いわー」
「陸、穂乃果と決まった訳ではありません、決めつけては........」
「名前なんて言ってたっけ?」
「たしか、"高坂穂乃果"だっけ?」
ブチン
俺の中で何かが切れた音がした
「陸、おちつ......」
「おい、てめぇら......」
「穂乃果に怪我させたのはお前らか?答えろ」
side海未
私は陸を止めようとして言葉に詰まりました。
何故なら、陸が真姫を助けた時と同じ雰囲気だったからです。
「おい、てめぇら」
この一言にとてつもない殺気を感じました。
しかも、陸自身が殺気の塊のようになっていました。
私はどうしようもなくまた、だだ見ているだけになってしまいました。
side end
「穂乃果に怪我させたのはお前らか?答えろ」
「なっ、なんだよてめぇ?ぶつかったら勝手にあっちが転んだだけだわクズが勘違いしてんじゃねーよ」
「そうか、でもお前らは怪我させたんだよな?ぶつかって転ばせたんだよなぁ?」
「んだてめぇ?喧嘩売って.....」
「てめぇら如きの喧嘩なんか買わねぇよ、だけどなぁ謝れよ」
「誰にあやまんだよ?しつけえんだよさっきからよぉ!」
「黙れ、穂乃果に謝れって言ってんだよ、そうしねぇとほんとにお前らのこと、」
ゾクッ
「〝殺すぞ〟」
「わっ、分かったよ謝ればいいんだろ?」
そう言ってそいつらは保健室に走っていった。
「り、陸?大丈夫ですか?」
「ん?なにが?」
しかし、彼は普段通りの表情で、雰囲気で話していました。さっきまでの事がウソだったかのように。
そして、改めて保健室に行くと、
「すいませんでしたぁー」
「「「したぁー」」」
と、さっきの奴らがすごく適当な謝り方をしていたのを見た陸が、
「おい、お前らさぁ、謝る時はどうやるんだっけ?」
「はぁ?謝ったたr...」
ズガン!!!!!!
リーダーらしき男の頭を掴み思い切り地面に叩きつけた
「こうやるんじゃねぇのか?あぁ?」
「す、すみませんでした!」
そうするとほかの全員も土下座して謝ったのだが
「謝んのは俺じゃねぇだろ?お前らは誰に怪我さしたんだ?」
「「「「高坂さん!!!!すみませんでした!!!!」」」」
「いや、穂乃果はもういいけど、りーくんはいいの?」
「穂乃果がいいんならいんじゃねぇの?」
「うん、もう大丈夫だからね?」
「はい、失礼します!」
この時は平和に終わったと思ったのだ、だが、この陸の行動が自分の過去の傷を抉るのにまだ、誰も気づいていなかった。
あれ?おかしいな?体育祭じゃなかったっけ?っていう人
安心してください、体育祭ですよ!!!
#1って書いてあるじゃないですか、
次回からは体育祭になります。
しかし、物語はどんどん雲行きがあやしくなりはじめます。
感想、評価お待ちしてます。