此処からは私、長門から話そう。私は自室を出る前に
窓の側には、防犯の意味合いも込めて外側に鉄格子が嵌められている。
これで陸奥は力を使わない限り、出ることが出来ないだろう。
気乗りがしなければ、力を使うこともなくそのまま自室に引き籠っていればいい。
勝手な事をしたのは私なのだから、陸奥が責められる謂れはないだろう。
ならば、私は陸奥の代理として作戦に向かわなければならない。
波止場へ行くと既に他の出撃艦隊が居た。僚艦の金剛が私の姿を訝しげに見ている。
「長門?貴女は確か今日は出撃memberじゃない筈デース」
「ああ、陸奥が体調を崩したらしいので私が代わりに出撃する」
「what's!?そんなのテートクから聞いてないデース!?」
「急な体調不良だからな、提督には私から報告しておく」
「ひょっとして長門……」
金剛の訝しい目が疑いを確信した目へと変わる。
私はその目を真っすぐには見れずに明後日の方向へと目を泳がせていた。
やはり、そんなに上手いこと展開を持っていくことは出来ないようだ。
「何の事かわからんな、陸奥の代わりに私が出撃しても問題なかろう?」
「そんな訳アリマセーン!まずはテートクへ報告するのが先デース!」
「ま、待ってくれ!それだったら私が報告へ行ってくる」
「No!今の長門は信じられマセーン、私が行きマース!」
「二人とも、揉めている内に作戦開始時間になってしまうわ。いい加減にして頂戴」
白熱していた私達を尻目に、加賀は冷たく言葉を浴びせる。
赤城は最初から興味がない様に艦載機の状態をつぶさに点検している。
駆逐艦の響も興味ないらしく、興味の先は波止場の岩ガニで執拗に突っついている。
最後に電は困った表情をして私達と加賀の三方を見渡している。
「それもそうデース、長門はいい加減に陸奥を連れて来て下サーイ!」
「だから陸奥は体調不良だと言っているだろう、無理だ!」
「確かに陸奥は少し前から様子が可笑しかったデース。
でも陸奥の不安の中に隠れている闘志は長門でも分かっている筈デース」
私は金剛にそう言われて黙ってしまった。
彼女の言うことが真実だと認めた訳ではない。
当時の私には彼女の言っていることが本当かわからなかったんだ。
陸奥の本心というのを考えておらず、
表面上の言葉と表情だけで決めつけてしまっていたと自覚してしまった。
そこで議論が止まってしまった場に加賀が割って来た。
「それに本当は妹と一緒に戦うことを貴女は望んでいるのではないの?」
この言葉に私の思考は掻き消されてしまった。
確かに、私は今度こそ陸奥とビッグセブンの名に恥じない大活躍をしたい。
お互いに生まれた理由、存在理由を全うしたいという願いが根底にあった事に気づいた。
「加賀の言う通りだ。
だが私は陸奥の初陣に自分が艦隊に加えられないのを不満でこんなことをした訳ではない!
あの時は本当に陸奥のことを考えて行動をしていたということだけは信じて欲しい」
「それは別に疑ってはいないわ。貴女が陸奥を溺愛しているのは目に見えてわかるし
こういうのを何て言うのだったかしら……」
「鳳翔さんが言っていた言葉だとシスコンというのでは?」
今まで我関せずと知らぬ顔をしていた赤城が入ってきた。
こういう作戦と関係ない部分で赤城が絡んでくるのは珍しい。
私達三人はかなり怪訝な顔をして見ていたのだろう。
「そんなに不思議そうな顔をしないで下さい。
作戦の士気に関わることでしたら、私でも気にはなります。
兎に角、陸奥さんを作戦開始前までには連れて来ること。
それまで私達は此処で出撃の準備をしています、それでいいですよね。旗艦さん?」
赤城は波止場の響達を振り返り確認をする。
「問題ないよ、まだ作戦開始まで猶予はある。私と電も待っている」
「電も了解したのです。喧嘩にならなくて良かったのです」
電はようやく安心したようで、ほっと胸を撫で下ろしていた。
「わかった。私がやった手前スマンが金剛は提督への報告を頼めるか?
いざとなったら提督からも陸奥に呼び掛けてもらいたい」
了解と金剛は頷いて赤レンガの方へと向かい、私は来た道をそのままに戦艦寮へと向かう。
作戦概要にも目を通し終わり、椅子に座ったまま息を吸いながら両手を頭上に上げて伸びをする。
次に深く息を吐きだして、脱力してから席を立った。
その瞬間に視界に飛び込んできたのはドアノブが力尽くで引き抜かれた扉だった。
こんな芸当をするのは、相部屋でもある長門ぐらいしかいない。
(何で?何でこんなことするの?)
私が極度に緊張していたから、私を閉じ込めて作戦に参加出来ないようにしたのだろうか?
だとしたらどうして、私の体を縛ってでもそうしなかった?
こんな扉のノブを引き抜いたぐらいで、私が本気を出せば扉なんて蹴破ることは容易だ。
この時に私の頭に一つの可能性が過る。
(私を試している……?私が、力を使ってでも作戦に参加するか、試しているの?)
私の視点からすれば、長門のこの行動は物凄く傲慢に見えていたわ。
だって、私の意見も聞かずに勝手に部屋に閉じ込めるんですもの。
そうは考えても、この時の私は何処か安心をしてしまった部分もあったの。
(このまま全部を長門の所為にしてしまえば、私は不安定な状態のまま戦いに出なくても済む)
次の作戦までには艤装の状態を万全にして、そうすれば何の心配もなく戦いに出られる。
そうだ、何も艤装に不調が出ているのに無理をして戦いに出る必要なんてない。
そんなことをして轟沈してしまえば、過去の轍を踏むことになるだろう。
(そんなのは絶対に嫌!けれども……)
本当にこのままでいいの?私のしていることはただ責任と重圧から逃れたいだけじゃないの?
何よりも長門に全部押し付けたままで、私はただ部屋に閉じ籠っているだけでいいの?
そんなのあの人に顔向け出来ない、あの人の隣に立つ資格なんてない!
だって
「私はあの人と同じビッグセブンなんだから!!」
腰を低く落とし、右腕にありったけの力を込める。
全身の気の流れを、拳に集中してそれを目の前の扉に叩き付ける。
「長門のバカぁあああああああああああ!!」
扉は私の拳を受けて真ん中から真っ二つに折れて、
廊下の壁をもぶち抜いて、私の不安もろとも戦艦寮の外の彼方へと吹っ飛んだ。
私は呼吸を整えると自分の艤装を受け取りに、部屋から一歩踏み出すとそこには長門がいた。
もう少し前に進んでいれば、先程の私の全力の殴打に巻き込まれていただろう。
「む、陸奥……」
「長門……」
私はゆっくりと長門の元へと歩み寄る、長門は部屋から出て来た私の姿を見て安堵している。
私はそんな長門の頬に手を伸ばし
ガッゴーン!!
思いっ切りその鼻っ柱に自分の額を打ち付ける!
「このバカおねぇ!
勝手なことばっかりして、もう絶対に一緒に出撃なんてしてやらないんだから!」
私の渾身の頭突きを喰らった長門はよろめき、私は容赦なくその長身を背負い投げる。
長門はそのまま壁の方まで吹っ飛んで行ったわ。
後から聞いた明石の話しだと隣の駆逐艦の寮にまで吹っ飛んだらしいわね。
「これはどういうことだ……?」
「Oh……長門が綺麗に吹っ飛んで行きマーシタ」
私が壁に開けた穴から提督と金剛が此方を覗き込んでいた。
どうやら私を心配して金剛が提督を連れて来たみたいだったわ。
「何でもないわ。それよりも出撃時間まであと少しよ、金剛」
「OKデース!ではテートク、行って来マース!」
「あ、ああ……行ってらっしゃい」
私と金剛は波止場まで全力で走り、
何とか出撃時刻までにはギリギリで間に合わせることが出来た。
「みんな、ごめんね!待たせたわ!」
「了解、それじゃあ出撃しよう」
旗艦の響が出撃の号令をかける。
私達は一斉に海原を駆け廻り、作戦海域まで進んだ。
戦闘に関しては割愛するわね。大概はいつも通り、化け物揃いと言われる第一艦隊の面子だもの。
初陣の私は皆に着いて行くので精一杯だったわ。
戦闘中の私には不安でなく、ただ長門と一瞬でも弱気なことを考えた自分への怒りがあった。
私の精神に影響されていたかのように、艤装の不具合は作戦中には起こらなかったけど、
後で提督に艤装の件を報告したら物凄く怒られたわね。
もしもの事があったらどうするんだ、素直に自分に相談しなさいってね。
帰りの航路、中破した私は何とか自力航行は出来たけれども十分な速力は出せなかった。
大破は免れたけれども、中破しているのは私だけだったから少し気落ちしていたの。
「ところで陸奥、初陣はどうだった?」
帰りの航路、殆どの艦娘が被弾がある中で唯一の無傷の響が涼しそうな表情で私に問いかける。
「そうね、正直言うと良くわからないわ。
私は貴女達に着いて行くことしかできなかったし」
「だったら問題ないよ。私達に着いて来れるのなら十分素質はある」
「だと良いけれどもね」
「私も過去はここぞという時の作戦に不参加だった。
過去が誇れないなら今を誇れる様にしよう」
普段は口数の少ない響だったけれども、この時は親身になってくれたわね。
よっぽど私が浮かない表情をしていたせいだったのかもしれないけれども。
兎も角、私は晴れて初陣を終えて鎮守府に帰ることが出来た。
結果論としては長門の非常識な行動が、プラスになった訳ね。
「とまぁ、こんなところかしら?」
「凄いです、まさか出撃前の艦娘を監禁するなんて……」
「その事に関しては弁明のしようがない。私も昔は感情のままに動いてしまったんだ」
「あらあら、まるで今はそんなこと無いように聞こえたけどー?」
先程長門が握り潰した椅子の肘掛を指さして陸奥が笑みを含んで詰る。
これには長門も完全に沈黙してしまう。
「長門の行動は兎も角として、葛城。陸奥の話しを聞いて何か思ったことはないかしら?」
「そうですね……
正直、かなり滅茶苦茶なことが起こってばかりでそっちに目が行ってしまいます。
陸奥さんに質問ですけれども、不安を怒りに変えたから初陣は怖くなくなったのですか?」
「いいえ、そんな単純な話しではないわよ?」
「えー……?」
思いも寄らなかった返答に葛城は目を丸くする。
加賀もどういう事かと陸奥の言葉に静かに耳を傾けるのみだった。
「初陣の恐怖事態はそのままあったわ。大体恐怖なんて無くせるものじゃないし。
大事なのはその恐怖とどう向き合うのかよ。
あの扉を壊す前までは私は恐怖を感じること自体を拒絶していた。
けれども気付いたのよ、一時でも恐怖を凌駕する何かがあれば乗り越えることは出来る。
誰かが言っていたけど、勇敢な人は必要な時に一時でも勇気を出した人ということよ」
「不安や恐怖を乗り越える、ですか」
「そう、貴女にとって艦娘となって戦う一番の理由さえあれば、
きっと難しいことじゃないと思うわ。ね?」
この言葉に、困惑し続けていた葛城の表情が一気に明るくなった。
「私は、瑞鶴先輩と一緒に戦いたい。
一人でこの鎮守府に常設している正規空母として戦い続けている先輩を支えてあげたい」
「いいわね、私の時よりもかなり素直な気持ちだと思うわ」
「陸奥さん、長門さんお話しを聞かせてくれてありがとうございました!
明日に備えて精神統一と体を休めて来ます!!」
「それでは私もお暇するわ。いつも疲れているところをごめんなさいね」
「いいえ、少し恥ずかしかったけれども昔話も偶にはいいものね」
陸奥は少しだけはにかんだ笑顔を見せた。
加賀と葛城はその表情を見て、少し満足げに部屋を後にした。
赤レンガからの帰り道、もうすっかり夕日は顔を隠して空には藍色が混じっている。
「まさか今では名コンビの長門型のお二人にあんな過去があったとは知りませんでした」
「二人が仲直りをするのはまた別のお話しだけれどもね。
それまでは本当に陸奥は長門と一緒に出撃するのを拒否していたわ」
「あ、それは本当に嫌がったんですね……」
「それで葛城、少しは参考になったかしら?明日は大丈夫?」
「はい、瑞鶴先輩と漸く肩を並べられると考えるようにしたら、前向きになりました!」
「そう、だったら連れて来た甲斐もあったわね」
加賀は満足げに頷く。
射場で下手を打ったときはどうなるかと思ったが、これなら大丈夫だろうと安堵している。
翌日、葛城の初陣の日が来た。
瑞鶴も葛城も出撃となるので今朝は射場での鍛錬はないが、加賀は身を引きずって波止場へ来る。
既に瑞鶴は出撃の準備を済ませて待機していた。
「おはようございます加賀さん」
「おはよう瑞鶴、葛城はまだかしら?」
「うん。迎えに行こうかとも思ったんですけど、私は葛城を待つことにしました」
瑞鶴もまた、加賀のように葛城を信じて一人で来たようだ。
暫くすると長門型の二人もやって来る。
「二人ともおはよう、葛城はまだ来ていないようだな」
「おはようございます、長門さん陸奥さん。葛城なら大丈夫、絶対に来ますから」
「そうね、出撃までまだ時間はあるから気長に待ちましょう。ね、旗艦さん?」
「ああ、焦る必要もないさ。この長門がいる限り、僚艦の身の安全は保障しよう」
自分の豊かな胸板を右腕で大袈裟に叩いて長門が言う。
「それは頼もしいですね。心配性な加賀さんも安心してお留守番できますし?」
少し意地悪そうに瑞鶴が含み笑いをして加賀を横目で見る。
加賀は一瞬眉間に皺を寄せ、瑞鶴を睨むがすぐにいつもの無表情に戻る。
「貴女に言われたくはないわ。いつもなら出撃時間ギリギリまで来ない癖に、
葛城が早く来たときの為に誰よりも早めに準備して此処で待っていたのでしょう?」
「うぐぐ……否定できない」
「ハハハ、加賀の方が一枚上手だな。
しかし瑞鶴も先輩としてちゃんと考えて行動出来るようになったか」
「フフ、後輩が可愛いのは先輩譲りみたいね」
思わぬ陸奥の追撃に加賀も少し顔を赤くして俯いて黙ってしまう。
葛城が来るまで、四人は談笑しながら待っていた。
空母寮の自室で葛城は目が覚める。
緊張していた疲れからか、随分と深い眠りに落ちて夢を見ることもなかった。
その為、葛城には目を閉じて目を開けた瞬間に朝になったように錯覚した。
(全ッ然眠った気がしない……)
頭の回転は鈍いが、ぼさぼさの髪の毛をそのままにしておけないので洗面所に行って櫛を通す。
少し伸びすぎてしまったので、次の休暇には髪を切りたいとぼんやりと考えた。
(でもその前には……今日を乗り切らないと)
今日は自分の初陣の日、過去に何の功績もない自分がどれだけ実戦で活躍できるのか。
演習は何度かこなしたけれども、実戦と演習は違う。
自分と相手の殺意の有無はかなり違う、それは瑞鶴からも加賀からも常に教えられたことだ。
明確な殺意を向けたこともなければ、向けられたこともない。
果たして、目の前にいる者に殺意を向けられて自分はそれに気圧されずに済むのか?
(いけない、そんなこと考えても仕方ないのに)
実際にそうなるまでわからない。そんなことを考えても詮無き事だ。
不安な気持ちを無理に覆い隠そうとしても、
薄いヴェールの向こうから強く光り嫌でも存在を認識させられる様だった。
そこで葛城は昨日陸奥に言われた言葉を思い出した。
恐怖を取り除くことは出来ない、それとは別の強い気持ちを思い描くしかない。
(私の強い気持ち、戦う理由は……)
瑞鶴の力になりたい。幸いなことに今日の初陣には憧れの先輩も一緒に出撃してくれる。
提督や周囲の皆の気遣いも感じられて、葛城はこの鎮守府で艦娘をやって良かったと思える。
「よし、これはチャンスよ。
瑞鶴先輩と一緒に出撃も出来るし、念願の艦載機だって自前のを持つことだって出来る!」
自分の両頬を叩いて喝を入れる。
その気になった今のうちに葛城は自室を出て、波止場へと向かった。
今日、葛城は一人の艦娘として未知数の世界へとはじめての一歩を踏み出した。
夕暮れ、長門旗艦の第一艦隊が鎮守府へと帰投して数時間が経過した。
結果としては、作戦は何とか終了。撃沈した艦娘もなく、無事に全員が帰って来れた。
ただ作戦目標である敵補給艦の撃破には至らず、成功とは言えない内容となった。
提督は責任は自分が負うと言って気にするなと言っていたが、葛城は少し落ち込んでいた。
補給を済ませて、食堂に夕飯を瑞鶴、加賀と食べに来ても一向に箸を付けようとしない。
「葛城、出撃した後なんだからちゃんと食べなきゃ」
「はい。ただ私がもっとちゃんとやっていれば、もしかしたらあの作戦は……」
「もう!そんなこと無いってば!
濃霧が出てきて相手の陣形の視認も困難だったし、
誰もきちんと敵艦の艦種識別が出来なかったから皆の責任よ!」
今回の作戦海域は異常気象で濃霧が発生しており、少し離れると僚艦すら識別が難しかった。
そんな状況だったので、今回の作戦失敗も運に見放されて仕方なかった部分が大きい。
「そうね、私も後から長門達から聞いたけれども仕方ないわ。
誰にだって失敗はあるものよ。私や赤城さんだって常に作戦を成功させて来た訳でもないわ。
こういう時は、次の目標を作ってそこを目指すべきよ」
「そうそう、加賀さんの言う通り!
私なんて主力として艦隊に編成されてから、しょっちゅう失敗して来たし!
自分で納得が出来てないのなら、次で挽回すればいいのよ!」
「そう、ですね。私次は悔いが残らないように頑張ります!
私のことを気遣ってくれた先輩や加賀さん、皆の為にも次こそはMVP狙ってやってみます!
ご飯食べ終わったら自主練しましょう!」
「よ、よーし!葛城がその気なら付き合おうかなー!?」
「明日も出撃なのだから素直に体を休めなさい」
少々呆れて加賀は言うが、教え子の初陣が兎に角無事に終わって一安心だった。
実を言うと、余りにも心配で前の晩は碌に眠ることも出来ていなかった。
初陣を乗り越えられたのなら、本来前向きな葛城の気質からもう心配はないだろう。
後は、苛烈な戦場で生き残ることが出来るように技術を叩き込むだけだ。
加賀は一つの節目を終えられたことを素直に嬉しく思い、人知れず微笑んだ。
近日中に蛇足上げるかもしれません