傲慢に生きる   作:8×8=64

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前のやつでは無理があったので投稿し直しました
ほぼ別物になってしまいましたがよろしくお願いします


其の壱

もう何度目になるだろうか・・・ヒトのカタチをしたものをこの身に取り込むのは

 

最初はためらっていたが、今ではもう慣れてしまった

 

生きるのに必死だったのと、奴等にコウモリとかカラスとかの羽が生えてたから人間じゃないと割りきれたからここまで生きて来れたのだろう

 

初めは二人分ぐらいしかなかった賢者の石のエネルギーも今では数えきれないほどまでに増えている

 

なんせあの羽付き共は一人で人間百人分ほどのエネルギーを持っているから容易に集まった

 

命のストックも兆までは行かなくとも百億は下らないだろう

 

 

 

 

 

 

人間として、オタクとして生きた記憶を持ち

 

錬金術と能力の知識を得て

 

セリム・ブラッドレイとしてこのよくわからん世界に放り出されて早二千年とちょっと

 

元の記憶なんてもうほとんど残って無いけれど

 

まだ見ぬ普通の人間を探し求め

 

羽付き共が言っていた人間界へ行くために

 

 

 

 

今日も傲慢に生きる

 

 

 

 

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

 

また羽付きに囲まれた。今回はカラスの方か・・・ひぃ、ふぅ、みぃ・・・っと八人とはまた豪勢なことで・・・

 

「人間のガキ風情が!」

 

しょうがないでしょ・・・成長なんてしないしエンヴィーみたいな事も出来ないし。しかしねぇ、子供相手にこの人数とは、ちと大人気ないなぁ

 

「こいつは妙な能力を使う!使わせる前に仕留めるぞ!」

 

まぁ、ちょうどいいからお命頂戴しますかね

 

僕の体から影が広がり相手の足元を黒く染めて行く

 

「な、なんだこれは!」

 

カラスがわめくが時既に遅し。やつらが気づいた時には、下から巨大な眼球がこちらを見ていた

 

「いただきます」

 

影から漏れ出た紅い光の中、カラスが一人、また一人と倒れ、もの言わぬ体になって行く

 

 

光が止み、カラスの魂を一通り吸収したところで、一息つこうとすると衝撃と共に激しい痛みが腹部を襲ってくる。どうやら腹を貫かれたようだ。現に振り返れば一人のカラスが叫んでる

 

「やった・・・殺したぞ!」

 

殺し損ねてたのか・・・少し傲慢が過ぎたかな。お陰で一回死んだし

 

「殺されたから、殺す。等価交換なんで、悪く思わないでくださいね

 

 

 

 

 

って、聞いてませんね」

 

呟いた時には男の頭は影により、あっさりと宙を舞っていた

 

▼▼▼▼▼

 

 

 

 

なんだってカラスやコウモリは僕を狙うのかなぁ・・・何もしてないのに・・・まさかあれか、随分前にカラスとコウモリとあとなんか白い羽のやつらがドンパチしてたから、どさくさに紛れて戦場まるごと国土錬成陣にして全滅させたのがマズかったか。いや、でもあのあとなんか紅白ドラゴン出てきたし、デカ過ぎたので二頭の尻尾切り落として、その隙に逃げたから、僕がやったとばれてないハズなんだけど・・・

何だかんだ千年ぐらい前のことだしなぁ

 

それにしても人間界にはいつになったら行けるのだろうか

 

錬金術が使える代わりによく見かける魔法なんかは使えない。もちろん転移魔法なんて便利な代物も無理。前に脅して僕を転移させようとしたら僕の体には魔力が存在しないらしく発動しなかった。そんな僕にも一つだけ長距離移動手段がある

 

真理の扉をくぐればいい

 

以前、知識欲に負け、賢者の石を大量消費して真理の扉をくぐりまくっていたときに、ノーモーション錬成が可能になった他、任意の地点に肉体を再構成できるようになっていた。つまり、通行料で転移魔法の代わりできる。更に真理の白いモノとの交渉の末、今まで行ったことのない地点にはいけなかったが、別途手数料を払えばランダム座標に再構成出来るようになった。

曰く

「座標をデタラメに書き換えてやればいい」

らしい。ちなみに人間界の座標はまだ知らない。そのせいで空中や地中、水中にも飛ばされたことがある。幸いノーモーション錬成が出来たお陰で事なきを得たが、もし出来なかったらと思うと冷や汗が出る。

 

そんな訳でランダム転移を繰り返してはいるが、未だに人間界にはたどり着かない。

 

今回こそと思いながらノーモーションで人体錬成を発動させる

 

紅い錬成光に包まれ、僕の体はほぐされるようにバラバラになって・・・

 

▼▼▼▼▼

 

 

気付けばお馴染みの扉の前にいた

 

ーまた来たのか

 

「今回も頼むよ。通行料は勝手にどうぞ」

 

もう慣れたものだ

 

ー了解。気前のいい奴は好きだよ

 

「じゃあまたよろしく」

 

ー今後共ご贔屓に

 

彼の言葉を聞き終わらない内に後ろを向いて慣れた手つきで扉に手を掛ける

 

ー今回は期待できるよ

 

そう言って当たったためしがないじゃないか

 

「またね、僕」

 

彼には前世の記憶と人格を預けてある。僕と呼んでも過言ではないだろう

 

ーまたな・・・プライド

 

彼の返事に苦笑しながら

 

 

 

 

 

 

 

扉を開けた




肉体の再構成のやつはお父様がマスタング大佐に人体錬成させた時のやつを見てできるかな~とおもったのでやりました

気に障ったらすみません
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