ナイトメア・オブ・ライ   作:兜割り

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いつも通り

「――《月下》!」

 

 

浮遊感に襲われながら機攻殻剣(ソード・デバイス)を抜き払い、名を叫ぶ。

 

ビキィイッ!という割れる音と同時にライの背後が輝き、蒼い悪夢(ナイトメア)が現れる。落ちるライを救うかの如く、自分の懐に包み込む。

 

無詠唱の高速召喚に、速攻の接続。

通常ならば、ほぼ不可能な難易度の機竜操作術に機竜使い(ドラグナイト)ならば唖然とするに間違いない。そこに至るまでにどれ程の時を費やしたと推測するだろうが、ライは特別なことをしていない。

 

ただ出来てしまうのだ。

技術も鍛錬もへったくれもない、悪夢(ナイトメア)限定で出来てしまうのだ。特に《月下》と《クラブ》に関しては、ごく当たり前といった感じに。

 

 

近い――。

迫りくる地面に直感し、《月下》を中空で反転して姿勢を整える。それから数秒、《飛翔滑走翼》も展開できず、両脚が地面に触れた。

 

 

「つあ――っ!!」

 

 

(人体の限界を超えない)高所からの飛び降りる心得はあった。中空で反転などして姿勢を整える、地上に着くと意識し衝撃に備えるなど母から教えられたために。

 

しかし、突然過ぎる事態に驚愕した身体は、落下の衝撃を逃がし損ねた。幸いにも僅かな操作、人体の筋肉を模したマッスルフレーミングのお蔭か、各部に衝撃を分散させ破砕することなく切り抜けられた。

 

《クラブ》とコンテナは落ちていないことに頷き、《月下》の両脚を気にしつつ周囲を見渡すと……そこには予想外の光景が広がっていた。

 

 

「……なんだ、ここは?」

 

 

奇妙……まずそれが第一の印象だった。ドーム状に抉られた空間。しかも恐らくは完全に近い円形で、直径は悠に数kl(キル)を超えている。

砕けた天井から降りる光でライの周囲は明るい。その先は地面、壁、天井を葉脈のように光が駆け巡り仄かに照らすだけで先は見えない。

 

こんな時こそ仮面が役に立つ時なのに。

何にせよ。

 

 

「……気に入らないな」

 

 

続く第二印象はそれだった。

理屈立てて説明することは出来ないが、この場所にいるだけで胸糞が悪くなる。ここは自分を不愉快させる。

 

現れた地下の探索は後回しにする。まずは側で転がっている《サザーランド・ジーク》を地上に戻そう。《サザーランド・ジーク》の機攻殻剣(ソード・デバイス)は地上にあるため、上に行こうと《飛翔滑走翼》を展開しようとする。

 

 

次の瞬間、重い衝撃が《月下》の背中にぶち当たった。

 

 

 

 

 

 

至近距離で爆発を浴びたような衝撃が、《月下》の背中に叩き込まれた。機竜を大破させるには十分すぎる破壊力。ライは砲弾のように吹っ飛んで、壁へと突っ込む。

 

壁に激突する前に勢いと《高機走駆動輪》を利用して反転する。ただ吹き飛ばされただけでなく、自らも動いて威力を減殺したのだ。それでも衝撃は強く背中の《飛翔滑走翼》が砕けていた。

 

そんな機体の損傷よりもライの頭は、自分に攻撃をしてきた何物かで埋め尽くされていた。

 

――何だ!?敵はどうやって僕に近づいた!?

 

ライは俗にいう、気配や殺気を読み取る直感といったものを鍛えられている。といっても差は無く全身総毛立つ、嫌な予感としか感じられない。幼少の頃からの母親の鍛錬から始まり、その後の蛮族相手の戦争、KMF(ナイトメアフレーム)の戦闘で鍛えると同時に働き、ライの命を何度も救ってくれた。

 

それなのにみすみす背後を取られるなどあり得ないことなのだ。だが、今そのあり得ないことが起こってしまった。発射音や爆光はなかったため、遠距離の攻撃ではない。背後からなった金属音から重い質量をぶち込まれたことが解る。問題はどうやってライの背に打撃を入れる範囲まで近づいたかだ。

 

目を凝らし、襲撃者を見極めようしたが、突然、襲撃者――白い巨体が突撃してくる。その勢いは吹っ飛ばされて空いた距離をあっという間に詰めた。

 

駆け巡る悪寒に、反射的に《月下》を捻って回避を選択。紙一重で相手の突撃をかわす……。

 

 

「――おぅわっ!?」

 

 

だけでは足りなかった。突撃によって生まれる突風も凶器となって襲い掛かってきたのだ。軽量化を進めたとはいえ、《月下》を吹き飛ばすには十分過ぎるほどに。

 

脚部の《高機走駆動輪》を展開して体勢を立て直すのと同時、地下空間に破砕撃が轟いた。止まることなく壁に激突したのか、地下空間に破砕音が響き渡る。

 

速い。素早いとか俊敏だとかではない。ただの純粋に速いだけ、例えるならミサイルか猪。体感時間停止などではないのが幸いだ。襲撃者の能力を幾つか想定して、その最悪な部類ではないことに安堵する。襲撃者はライが気配を感じれない距離から超高速で接近し、悟られるよりもそのままを背に一撃を入れたのだ。

 

右腕に《回転刃刀》と《ハンドガン》、左腕は《甲一腕型》を展開し、正体不明の敵の影を捉えた。床に巡る光だけでは全貌は無理だ。辛うじてシルエットのみが確認できる。

 

人型だ。全長は機竜や悪夢(ナイトメア)とほぼ同じ。だが、その二つのパワードアーマーを思わせる大柄なフォルムとは違う。完全な人型だ。

 

幻神獣(アビス)か?人型の幻神獣(アビス)など確認されていない。ならば新種か、何故遺跡の地下になど考えていると先ほどの揺れが効いたのか、自分が落ちてきた天井の穴が拡大する。光の範囲が広がり、襲撃者の全体を照らした。

 

 

「……《サザーランド》?」

 

 

襲撃者の顔は《サザーランド》に酷似していた。頭部後方に伸びた二本の角らしきパーツ。頭部の大部分を占める《ファクトスフィア》。その下にあるツインアイ。だが、顔から下は《サザーランド》とは全くの別物だ。第七世代のKMF(ナイトメアフレーム)を思わせる機動性に優れた人間に近い形態。かかと部分と一体化した小型の《ランドスピナー》。特徴的なのは人間の歯を模したパーツを備えた大型の肩部、機竜の手足を爪楊枝と感じさせる装甲に包まれた太い四肢。関節部からは悪夢(ナイトメア)と同じマッスルフレーミングが覗ける。

 

だが問題は――

 

――悪夢(ナイトメア)……なんだよな?

 

だとしたら奇妙な悪夢(ナイトメア)だ。

シルエットしか確認できなかった際思ったように、ライが今まで戦ってきたタイプの悪夢(ナイトメア)装甲機竜(ドラグライド)と同じ人が纏うパワードアーマーの印象を与える機体形状をしていた。

 

だが、勝手に命名――『剛腕』は人の乗り込む部分、機攻殻剣(ソード・デバイス)すらもない。『剛腕』というKMF(ナイトメアフレーム)装甲機竜(ドラグライド)悪夢(ナイトメア)サイズにそのままダウンサイジングした外見だ。それでも悪夢(ナイトメア)と思ったのが胸部装甲に輝く『ギアス』の紋章だ。

 

 

「いきなり不意打ちを打ち込むとはいい度胸じゃないか。貴様、何故こんな場所にいる?」

 

 

そう問いながらも、ライはさして『剛腕』からの返答があることに期待してはいなかった。言葉を投げ掛けているのは、あくまで相手の能力を測るためだ。

 

打ち倒すべき存在か否か、ライはその事を考える。

『剛腕』がただの機械人形ではない事は明らかだ。胸部に爛々と輝くギアスの紋章を所有するまともな存在など見たことない。

 

だとすれば何か。

悪夢(ナイトメア)なのか。しかし悪夢(ナイトメア)にしてはKMF(ナイトメアフレーム)そのままの外見。その事が、ライに次なる行動を取る事を危ぶませていた。

 

ライは軽く頭を振り、心底辟易した表情で息を吐く。

 

また謎だ。地下に落ちる前も、遺跡や悪夢(ナイトメア)、自分を包む謎でいっぱいなのに、また新しい謎が増えた。解らないことだらけで正直頭が痛い。

 

よし、もう単純に行こう。

ガラじゃないが、頭よりも体を動かしてしまおう。

 

貴様は何者だなどとは問わない。

相手は自分に抹殺前提の奇襲を仕掛けているのだ。言葉なんかよりもこっち(武力)をぶつけるのが最善だ。正体などバラバラにしてから調べれば済む。

 

操縦桿を握り締めて《月下》に戦闘の意思を伝える。それに答えるかのように《回転刃刀》が唸り、《甲一腕型》にスパークが轟く。

 

『剛腕』もやる気は満々のようだ。両腕を握り締め今にもぶつけようと身構えている。

 

よし。じゃあ、

 

 

「――勝負しようかっ!」

 

 

 

 

ライの叫びに『剛腕』が猛る。ミサイルと錯覚させる突撃をして迫ってくる。ライは《ハンドガン》で迎撃。《暁》型の物を使用、銃口は二連装となっているため火力は上がっているはずなのだが……。

 

 

「やっぱり効かないか……!」

 

 

放たれ続ける攻撃に回避は愚か防御の姿勢すら見せない『剛腕』。吐き出される弾丸は装甲表面に張られた自動障壁に火花を散らすだけに終わっている。想定通り、『剛腕』のスペックは悪夢(ナイトメア)の水準に辿り着いている。全身を包む装甲も飾りではないだろう。そもそも《月下》を吹き飛ばせる勢いで壁に激突して、無傷で動作に異常もない時点から解りきっていたことだ。

 

悪夢(ナイトメア)の自動障壁は汎用機竜の射撃武装では破壊することが出来ないほどに強固だ。装甲に届かせるには、神装機竜並みの出力を込めた武装か同じ悪夢(ナイトメア)の装備だけだ。

 

神装機竜の領域を超えていない《月下》の《ハンドガン》では装甲まで届かない!

 

《蒼月》の武装なら通用するだろうが、今着込んでいるのは『装衣』。《蒼月》に変化することは出来るが、負荷を抑えてくれる仮面も装甲衣もないのだ。

 

ライを打ち砕こうとする突撃を()()()で回避する。紙一重では前の突撃を回避した時と同じ突風で体勢を崩れさせられる。そこで生まれた隙に一撃を貰えばお陀仏だ。

 

すれ違い様に見せた背中に《ハンドガン》を撃つ。しかし、結果は同じで虚しく火花を散らすだけ。再び、壁に激突するかと思ったが、

 

 

「なぁっ……!?」

 

 

射撃を変わらずしていたライから驚愕の声が出た。なんと急停止をして背を見せたままこちらに跳んできた。ぶつかるか推進力が切れるかしないと停止しない、と決めつけた自分の愚かしさを呪う。

 

『剛腕』は背を向けた状態で腰を捻り、《月下》の頭部を鋭い回し蹴りで刈り取ろうとする。

 

 

「こなくそぉ!」

 

 

《月下》の姿勢を低くさせ、()()()で回避する。鎌と錯覚させる回し蹴りが頭部のあった部分を通過した。空気を切り裂いて、《月下》の装甲をビリビリと震え、崩れそうになる。だが、体勢崩し防止のため、地面に《回転刃刀》を刺して固定したお蔭で隙を生むことはなかった。

 

ライが《回転刃刀》を抜いて姿勢を戻すのと、目の前に着地した『剛腕』が落下硬直から解かれたのはほぼ同時。

 

先に攻撃をしたのは――『剛腕』。

 

鋭く真っ直ぐな左拳――ボクシングのジャブに似た技で殴りかかってくる。強烈な突風を纏い放つジャブは、真っ直ぐに飛んでくるせいで動きが捉えづらく、余計に速く見える。ライは目に頼らず、流れを読んで()()()で回避する。

 

自分のジャブがかわされたことに何ら動揺も見せずに、右拳を振るってくる。ただ冷徹にライの破壊だけを狙った動きだ。繰り出されるジャブは《高機走駆動輪》で後退してかわす。

 

胴体に《ハンドガン》、繰り出された右腕に《回転刃刀》を突き出して一撃を加えておく。だが効果はあまり見られず、《ハンドガン》は障壁に弾かれ、《回転刃刀》は障壁を切り裂いたが装甲に傷をつけることは出来なかった。

 

《回転刃刀》でダメージが与えられない以上、《甲一腕型》の輻射波動に賭けるしかない。隙を見つけて撃ち込もうとするが、その隙を『剛腕』は全く見せることはない。

 

繰り出され続けるラッシュと不意に出される蹴りを紙二重で回避し、数をこなせばいつか実を結んでくれることを信じて、《ハンドガン》と《回転刃刀》を見舞い続けているのに感情の乱れが全くないのだ。

 

火星で超進化したGと未来から来た殺人サイボーグと戦っている気分だ。

 

隙を見せない以上、どうやって輻射波動を撃ち込むか。強引に隙を作ろうにも、手持ちの武器では隙を作れそうにない。ならば最後……相手の技に慣れて癖を見抜いて撃ち込む、それしかない。

 

――出来るのか?

 

一撃必殺の四肢の弾幕を避け、一瞬でも気を抜けば、簡単にあの世逝きの戦闘で?

 

これ程までに緊迫して、死に限りなく近いコロシアイで?

 

こんな二度と体験したくない戦いの中で?

 

ああ、なんてことだ。そんなこと、そんなこと――

 

 

――いつも通りではないか!

 

 

この二十三年間の戦闘に、気の抜ける戦闘などあったものか!

 

緊迫しない、安全が保障されたコロシアイなど存在しない!

 

戦いに二度は存在しない、勝つか負けるかそれだけだ!

 

そして何より――。

 

――こいつは悪夢(ナイトメア)だ。第七世代止まりの。

 

こいつよりも恐ろしい悪夢(ナイトメア)がまだいるのだ。こんな奴にビビっているわけにはいかない!

 

そこからライの綱渡りが始まった。

 

避けて、撃って、斬る。

 

その三セットを延々と繰り返す。正確無比に同じことを繰り返す。人が見れば惚れ惚れするくらいに、まったく同じことを繰り返す。

 

極度の死に対する緊張、一瞬たりとも気を抜けない緊迫感、限界まで体を駆使した運動量、恐ろしい勢いで体力が奪われていくのにもかかわらず―――だ。

 

そしてとうとう、繰り返しに終わりがきた。

 

「――ッ!!」

 

その変化に反応したのはどちらだろうか。いや、どっちも反応したのだろう。

 

《回転刃刀》に斬りかかれ続けた右腕に亀裂が入った。実を結んだ成果にライの口に笑みが浮かんだ。

 

損傷した右腕を引く『剛腕』。その仕種は何処となく、人間の痛みによる反射に似ていた。今までの拳の突きの引きとは違う、確かな隙が生まれた。《高機走駆動輪》を使用して懐に飛び込む。

 

狙うは胴体。輻射波動を叩きこもうとするが、『剛腕』は左腕をライに放とうと振り下ろそうとしていた。その『剛腕』の左肩――マッスルフレーミングが覗く僅かな隙間に《飛燕爪牙》を打ち込む。

 

繰り返し行われた戦闘の中、ライはその部分に狙いを付けたのだ。マッスルフレーミングに食い込んだ《飛燕爪牙》は『剛腕』の左腕を僅かだが停止させた。

 

蹴りを繰り出そうとするがもう遅い。十分に距離は詰めた。

 

火花を散らす《甲一腕型》とがら空きの胴体が――ぶつかった。

 

 

 

 

 

ぶつかり合った《甲一腕型》と胴体。

 

――《甲一腕型》。《月下》の切り札であり、流し込まれる輻射波動の破壊力は装甲機竜(ドラグライド)幻神獣(アビス)を一撃で破壊し、内部にも浸透するダメージは《悪夢(ナイトメア)》にも非情に有効……なのに!?

 

 

「ぐっ……おおぉぉっ!!」

 

 

ぶつかった相手の胴体に輻射波動が通らない!

 

《甲一腕型》と胴体はぶつかっているのに触れていない、奇妙な状態に陥っていた。《甲一腕型》は輻射波動のエネルギーを迸らせながら、紅い三爪は『剛腕』の胴体を掴もうと必死だった。だが、胴体部分に突如現れたエネルギーの塊に邪魔されてしまっている。

 

ぶつけあったまま、悪あがきの《ハンドガン》を撃ち込む。放たれた弾丸は虚しく()()()()()に火花を生んだだけだった。

 

――装甲の表面……?

さっきまで自動障壁が発動して弾いていたのに装甲に届いている。浮かんだ疑問に頭を働かせていると『剛腕』の胴体に現れた塊の正体に気付いた。

 

他の駆動、自身を守る自動障壁に使われているエネルギーをカットし、その分を胴体に集中させているのだ!《甲一腕型》が危険な武装だと気付き、届かせないために!

 

――くそっ……!!

 

輻射波動を撃ち込みながら、心中で叫ぶ。

勝ったと確信したのに、まさかこんな奥の手を隠していたとは!

このままではまずい、と一旦下がろうとするが――

 

 

「……ッ!」

 

 

下がれない。『剛腕』の右足が《月下》のつま先を踏み抜いてしまっている。《高機走駆動輪》を全開にしても、地面に縫いついたように固定されている。

 

ライの身動きを手中に収めた『剛腕』は両腕を高く上げる。両腕は最初は小刻みに震え、徐々に大きくなって輻射波動を超える膨大なスパークを唸らす。装甲の白い幻玉鉄鋼(ミスリルダイト)が奇妙な軋みを上げる音が、『剛腕』から聞こえる。

 

 

「おい、ちょっと待て……何をするつもりだ?」

 

 

呆然とライは『剛腕』が行おうとしていることに呟いた。

それをライは知っている。知っているからこそ、認めたくないからこそ、信じたくないからこその反応だった。

 

ソレは幼い日に誓った、たった一つの望みを叶えるために己を殺した少年が、自らの剣を極限まで研ぎ澄ませた奥義だ。

 

ライは少年がどれ程の執念と願いを込めてソレを生み出したのかを間近で見たからこそ、目の前の機械人形が使用することを認めたくないし、信じたくなかった。だが、そんなライを嘲笑うかの如く、『剛腕』は完璧にソレを成し遂げていた。

 

肉体操作による全力の行動を、一点集中の精神操作で押さえるという矛盾を生じさせ、意図的な暴走による制御不可能の一撃を放つ破壊の奥義。

 

アーカディア帝国から伝わる機竜使い(ドラグナイト)の三大奥義が一つ。

 

 

「――強制超過(リコイルバースト)

 

 

万物を打ち砕く極限の両腕が振り下ろされた。

 




補足&微ネタバレ

補足1
今回、登場した悪夢(ナイトメア)はナイトメア・オブ・ナナリーに出てきたKMF(ナイトメアフレーム)を機竜サイズにただ縮めた姿です。

補足2
この悪夢(ナイトメア)は《蒼月》、《クラブ・クリーナー》なら勝てます。《月下》と《クラブ》も飛んで輻射波動かライフル(スナイパーモード)を撃ち込めば勝てます。

補足3
力が強い描写を書きましたが、こいつとパワーでタメ張れる現在起動している悪夢(ナイトメア)はワンとシックスです。

補足4
悪夢(ナイトメア)は汎用機竜の射撃では自動障壁すら破れません。しかし、神装機竜の出力で機竜息砲(キャノン)を撃ち込めば破れます。……装甲を砕けるかどうかは別ですが。

補足5
そんな防御力を持っている悪夢(ナイトメア)。第一話で第八世代最強の肩に切り傷をつけた人物がいます。革命の中、剣を持った神装機竜の使い手は……。



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