お久しぶりの方はお久しぶりです。そうでない方は初めまして。本当なら投稿するのはもっとあとの予定でしたが新年だー!めでたいぞー!という変なテンションのせいでプロローグのみ先行して投稿します。感想や質問等あればドンドンして下さい、それが作者のモチベーション向上に繋がりますので(笑)
あ、批判コメ等も募集です作者のハートは黄金の鉄の塊なのでそっとやちょっとじゃびくともしません。むしろ喜びます(アへ顔)
VRMMORPG、『ユグドラシル』。かつては大人気だったゲームだが、ユグドラシルは終わりを告げようとしていた。
そんな中ユグドラシルにおいて異形種のみで構成されたギルド、アインズ・ウール・ゴウンの本拠地であるナザリック地下大墳墓の第9層に1人の異形種がログインしていた。
「ふぅ、想像以上にアプデに時間取られたけどなんとか間に合ってよかった。」
手に握られた懐中時計を目に時間を確認するがこれはナザリック全部を見て回る時間は無さそうだ。
うーん、どうモモンガさんに謝罪しようかな。ま、会って話しながら考えますかね。ま、それはさておきモモンガさんは円卓にでもいるのかな?さっさっと転移しちゃお
"ルーラ!"なんて事を心の中で叫ぶと右手に嵌められた一つの指輪が反応し視界が一瞬暗転した。
「さーて、モモンガさんお久しぶr」
「ふざけるな!」
「!?」
「あ……デスピサロさん」
転移してみたら机を思いっきり叩きつけ怒鳴ってる骸骨。そしてタイミング悪くそこに出くわしてしまった美形でエルフ耳の男。字面だけみると物凄くカオスだが両者の間には気まずい空気だけが存在していた。
「あー、とりあえずお久しぶりです、モモンガさん。もしかして、私がログインするの遅すぎて怒ってます?」
「いやいや、そんな事ありませんよ!こうして来てくれただけでも俺は嬉しいですし。」
慌てた様子で両手をバタバタとするオーバロードという普段では見れない光景を眺めながら円卓の自身の席に座る。
「そう言ってもらえると、私もありがたいです。本当はもっと早くにログインする予定だったんですけど予想以上にアプデに時間を取られまして...あはは」
「そうだったんですか、私はてっきり来れないものだと思ってたんですが最後に会えて良かったです。」
そう言って笑顔アイコンとともにギルド長は私を迎えてくれた。そんな彼を見つつ周りを見渡すが・・・
「あれ、もしかして私だけですか?」
「ええ、けどほんのさっきまでヘロヘロさんがいたんですよ。ちょうど入れ替わりにデスピサロさんが来たかんじでしたよ。」
「あちゃー、そうだったんですか。」
「デスピサロさんが来るって分かってたらヘロヘロさんもきっと残ってたんでしょうがタイミングが悪かったですね」
「ですね。そういえばモモンガさんは最後はどこで迎えるとかって決めてるんですか?」
「私は玉座の間にしようかなと思ってるんですが・・・」
そう言いながらモモンガが一つの杖を眺めることに気づく
「あぁ、スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンですか。せっかくだし持っていっていいと思いますよ?」
「え、ですが・・・」
「最後ですし、何よりそいつも1度も出番がないなんて可哀想じゃないですか、それにその杖はモモンガさんに良く似合うと思いますよ?というか、そうなるようにモモンガさんに内緒でみんなで形は決めましたし」
「え、そうだったんですか?」
「そうですよ、それなのにモモンガさん結局使わずじまいでしたし、最後くらい持ってやって下さい」
「それじゃあお言葉に甘えて」
モモンガはイタズラがバレた子供のような態度をとりつつ杖を手に取る。すると予想以上にその姿が似合いまるで世界を支配する魔王のようであった。
「おおおお!モモンガさんカッコイイですよ!いかにも悪の魔王って感じです。」
「それを言うならデスピサロさんは本当の魔王じゃないですか」
そう言う彼は表情こそDMMO-RPGという性質上変化はないが明らかに照れ隠しというのがまるわかりであった
「つまり、モモンガさんは本当の魔王のお墨付きってことですよ」
「んー、なんとも言えない感覚ですよ。あっ、そうだ以前デスピサロさんから預かってた装備一式今返しちゃいますね。」
ピロローン♪というシステムコールとともにモモンガにかつてあずけた装備である魔界シリーズが返却される。その一つ一つの思い出を思い返しつつも早速魔界シリーズをすべて装備する
「有難うございます、でも売却してもよかったんですよ?」
「いえ、これらは全部私が預かってたものですから売却なんてする訳がありませんよ!」
「でも、ギルドの維持費とか大変だったのでは?」
「まぁそれなりには大変でしたけどずっと私一人でやってた訳でもないので大丈夫でしたよ、それにまたデスピサロさんの装備姿が見れたので私は満足です。」
「あはは、そう言われるとこちらからは何も言えませんね。それにまたこうしてこの装備を着ていられる喜びを噛み締められるのはモモンガさんのお陰ですし感謝の念がつきませんよ」
「それはよかったです。さて残り時間も僅かですし私は玉座の間に行こうと思ってるんですがデスピサロさんはやはりあそこで?」
「えぇ、初めから最後はあそこでって決めてたんでモモンガさんには申し訳ありませんが・・・」
「いえいえ、気にしないで下さい。さっきも言いましたけど最後にこうしてデスピサロさんと話せてよかったです。それじゃあまた何かあったらメールしますね」
「えぇ楽しみに待ってます。それでは」
モモンガさんに別れを告げてリング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンで
本来ならナザリックは第10層のみなのだがさらにその地下にこのデスピサロ、課金に課金をかさねナザリック地下大墳墓の全階層を合わせても全く足りない程の広大な地下空間を作りそこに自室とは別の個人的に作成したデスキャッスルという城とその先にデスマウンテンというナザリックのいわばエクストラフィールドを創っていた。
そして当の本人はというとデスマウンテンの最深部の帝王の間で人間形態から一時期、スレッドで地獄の帝王と呼ばれる怪物形態の一つ目の姿であるエスタークの姿となっていた。
「うーむ、久々にこの姿になったけどやっぱり最大サイズになるとかなりデカイな。まぁ、そっちのが雰囲気でるしいいか」
そう言ってデスピサロはエスターク姿の時の常時装備である二振りの巨大な剣を地面に突き刺しあらかじめ用意してあった部屋のギミックを発動させる
「さて、魔王は魔王らしく最期は封印されて終わりますかね」
その言葉を待っていたかの如くデスピサロは部屋のギミックである外部から第十位階魔法でないと溶けない完全凍結を自身に施してユグドラシルの最後を迎えた。
その行動がドン引きするほどモモンガをはじめとするナザリックの全NPCを混乱に陥れる事をまだ彼は知らない。
ここに多少のキャラ設定を公開
容姿は全てドゴンクエスト準拠
デスピサロ | 異形種
desupisaro
役職――――至高の41人。
ナザリックの魔剣士
ナザリックの隠しボス
属性アライメント―――極悪――――[カルマ値:-500]
種族レベル
魔族――――15Lv
魔王――15Lv
帝王――15Lv
職業クラスレベル
マモノツカイ――10Lv
レギオン――10Lv
ほか
[種族レベル:45]+[職業レベル:55]―――計100レベル
能力表 [最大値を100とした場合の割合]
HP(ヒットポイント):100/200(人型/怪物形態)
MP(マジックポイント):100/999(人型/怪物形態)
物理攻撃:80/120 (人型/怪物形態)
物理防御:70/180 (人型/怪物形態)
素早さ:90/80 (人型/怪物形態)
魔法攻撃:70/90 (人型/怪物形態)
魔法防御:70/80 (人型/怪物形態)
総合耐性:75
特殊:80