※誤字脱字等ありましたら感想欄にてご報告下さい。
「いやー、それにしてもデスピサロさんの意識が戻ってよかったです。デスピサロさんが氷漬けになった時なんか結構焦りましたよ!」
「なんか色々と心配をかけたみたいですみませんでしたモモンガさん。けど封印プレイもなかなか乙なものでしたよ?」
「乙なものでしたよ?ってこっちがどれだけ心配したと思ってるんですか、もう金輪際やらないで下さいよ!」
「は、はい。」
瞳があるべき場所にある炎がメラメラと燃え上がって低音ボイスで迫ってくるモモンガさんに思わず気圧されてしまうが、そろそろ本題に入らせてもらおう
「あ、そういえばモモンガさん、私さっき目覚めたばかりでよく状況が理解出来てないんですけどこれってユグドラシル2のサービスが開始したんですか?」
「ああ、そのこと何ですけど立ち話もなんですし座って説明しますよ」
モモンガさんがそう言うと応接室にありそうな椅子をどこからともなく取り出してくれたのでそこに腰掛ける。やっぱりモモンガさんは気遣いの出来る頼りがいのある人だなあ。
「それでですね、今私が確認出来てる情報なんですが……」
「それってマジですか?」
「はい、本気って書いてマジです。」
「どうりでナーベラルの忠誠心が高すぎな理由がよく分かりました」
とりあえずモモンガさんから聞かされた情報をまとめてみよう。
1つ、現在ナザリックはユグドラシル以外の異世界に飛ばされている
2つ、その際にNPC達に生が宿り私達となんら変わりのない生物となっている。
3つ、ギルメンを至高の41人と呼び神様の如く信仰している。
4つ、NPC達の忠誠心がMAXで手の施しようがない。
5つ、星空が凄く綺麗
なるほど……え?5つ目の必要性?特にないけど、凄く気になるじゃん?私星空とか見た事ないし。
「私がとりあえず確認出来ている範囲の情報はこのくらいですけどデスピサロさんはこれからどうしていきたいですか?」
「え?」
「いや、私はもう両親とは死別してますし友人も特にいる訳でもなかったので現実世界に戻りたいって気持ちはそこまでないんですがデスピサロさんはどう思ってるのかなと思いまして」
「あー、そういう事でしたか。私も両親とは死別してますし特に兄弟もいないのであっちに対する未練はありませんよ。それにモモンガさんの話を聞いて改めて考えると、こっちで第2の人生を送るのも悪くないなって思ってますし。もう人間じゃないですけどね!それに、」
「それに?」
「ここがナザリックって事なら此処にはアウラ、マーレ、ソリュシャンがいるってことですよね!」
「え、ええそうですけど」
「つまり、生エルフですよ!生エルフ!それにソリュシャンはモモンガさんは知らないと思いますけど一応私がホワイトブリムさん、ばりあぶる・たりすまんさん達と共同で作成したNPCなんでそれなりに愛着があるんですよ」
「えぇ!?そうだったんですか!?ってふぅ・・・・・・。てっきり私は弐式炎雷さんと仲がよかった記憶があったんでナーベラルを気にかけていたのかと」
「いやー、プレアデスのメンバーってみんな色々と残念な所とか設定で沢山あったのでせめて1人くらいは仕事に忠実で結果も出せる仕事人でも作りましょうって話になって少しづつ案を出し合いながら作ったんですよ。」
「そうだったんですか。じゃあこれからはデスピサロさんの世話係はソリュシャンにしておきますね」
「ありがとうございます。あっ、けどたまにナーベラルの事も呼ぶと思いますけど大丈夫ですかね?」
「全然問題ありませんよ。」
「あと、さっきモモンガさん驚いてる最中に急にテンションが戻った気がしたんですけどどうかしたんですか?」
「ああ、それは精神作用効果無効のことですね、この世界だと感情がある一定の部分まで強制的に沈められるんです」
更に聞くところによると、この世界だと自分が持ってるスキルや魔法や装備も問題なく使えるらしい。
じゃあ私のスキルや装備も使えるって事なのか。そういえば試し斬りした時なんかスキル発動してた気がするし、早いとこ試さなくては。
そうこう考えてるとモモンガさんが真剣そうな?顔で私に爆弾を投下してきた。
「あ、デスピサロさんの意識が戻ったことですしこれから階層守護者達とセバス達を集めますのでみんなに挨拶してください」
「え?」
「え?」
「モモンガさんちょっと待って下さい。さっき貴方NPC達の忠誠心MAXって言ってましたよね?」
「言いましたね」
「それを踏まえたうえでもう一度さっき言ったこと確認してもいいですか?」
「デスピサロさん、これから階層守護者達とセバスを集めますのでみんなに挨拶してください」
誰か助けて私の事を怖い怖い骸骨が虐めてくるの
「モモンガさん私は貴方に失望しました!」
「いや、何でですか!せっかく帰ってきたんですからみんなに挨拶くらいしてくださいよ!」
「嫌ですよ!なんであんな話聞かされた後で挨拶しなくちゃいけないんですか!絶対私の事ナザリックを捨てた裏切り者とか思ってるに違いありませんよ!そうじゃなくてもいい思いを持ってる人なんていませんから!下手したら集団リンチされる可能性もありますよ!?」
「なんでそこまでネガティブなんですか!?あくまで予想ですけど恐らくデスピサロさんが考えている真逆の事が起きそうな気が私はしますよ」
「そうだとしてもそれはそれで、期待の眼差しとか向けられたら何話していいのか分からなくなっちゃいますよ!」
「デスピサロさんなら大丈夫ですよ!いつもみたいに私は魔族の王だ!とかそんな感じでキャラプレイしてたらきっと大丈夫ですから。それにみんなデスピサロさんが意識不明って分かった時それはもうナザリック全体が地獄絵図の如く混乱に陥りかけたんですからね?特に第11層のデスピサロさんが巡回させてるモンスター達を鎮めるのにどれだけ苦労したと思ってるんですか!」
「ぐぬぬぬぬ、それを言われると断れないじゃないですか」
もしここに他の誰かがいたら全員デスピサロに対してこう思うだろう……こいつチョロイと。
「それじゃあデスピサロさんの挨拶は決定って事で今から1時間後に挨拶できるようにしておきますね。」
「分かりました。場所は何処にするんですか?」
「第6層の闘技場にしようと思ってます。そこで挨拶が終わったあとデスピサロさんがスキルとか試してみたそうな感じがさっきしてたのでついでにやってもらおうかなと」
「了解です。それじゃあ私は一先ず先に第6層に行ってアウラ達とふれあって来ますね!」
待ってろよ愛しのエルフ達!今私が存分に愛でに行くぞ!
「あ、ちょっと待って下さいデスピサロさん!」
「はい?どうかしましたか?」
「あーー、えーーっとですね……」
何だろう?モモンガさんにしてはやけに歯切れが悪いな。それに気まずそうに顔を背けてるし
「モモンガさん?」
「………………そのですね、デスピサロさんに謝っておかないといけない事が1つあるんですよ」
「私に?」
モモンガさんが謝らないといけないこと?何のことだろう?
「…………すみません。アルベドの設定を独断で変えてしまったんです。」
モモンガさんから話を聞くにどうやらサービス終了前にアルベドの設定欄に書いてあったビッチ設定を『モモンガを愛している』に変えてしまったらしい。
「・・・・・・っぷ、アハハハハ!そんな事でしたか!」
「そんな事っていいんですか?私が勝手にタブラさんのNPCを汚してしまったんですよ?」
あー、モモンガさんはあの事を知らないのか。通りでここまで悩んでる訳だ。それにしてもモモンガさん狙ってやってるのか疑うレベルでピンポイントでいい意味でやらかしてくれたな
「あー、その事なんですけどねタブラさんアルベドをどんなコンセプトで作成したかモモンガさん知ってます?」
「え?守護者統括者としてNPCをまとめ上げるリーダーじゃないんですか?」
「それもありますけど、それは副産物の様なもので本来はいつもギルドマスターをやって私達をまとめ上げてくれているモモンガさんにお礼の意味も込めてモモンガさんの女性のタイプや容姿を集結させたいわばギルメン公認のモモンガさんのお嫁さんなんですよ!」
「え、ええええええ!?」
「あははは、だからモモンガさんはアルベドの事を意識する事があっても気に悩む必要はないんですよ。ちなみに私はぶくぶく茶釜さんにアウラの事は頼んだとか言われたんでいつでもお嫁にとれますよ!」
「お、おおうなんだか、気が楽になったのか重くなったのかよく分からない心境ですけどデスピサロさんはロリコンだったってことは理解できました。」
「ちょっと待って下さいモモンガさん!日本にはですね光源氏なる素晴らしい計画があってですね…」
「あー、はいはい。分かりましたとりあえず私は準備をしてきますのでまた後でお話は聞かせて頂きますね」
「ちょ、まっ!私はロリコンじゃありませんよ!ただエルフが好きなだけです!」
モモンガさんにあらぬ誤解をかけられそう叫ぶがその時には既にモモンガさんの姿はそこになかった。
この作品を評価してくださったゼェらさん、魔損さん、卵割りさん、犬好きさんありがとうございました。また感想をしてくださった、さみんさん、しろおにさん、九尾さん、謎の人物MORさん、物見雄山の猫さん、他お気に入りに追加してくださった方々にもありがとうございました。
また、活動報告でのアンケートはまだ行っていますのでばんばん参加しちゃって下さい(笑)また今後追加の設定等出てきましたらその都度活動報告で投稿しますのでその時にはまた後書きでご報告させて頂きます。