オーバーロードと魔族の王   作:ニャルザイ

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今回は戦闘回です。ですが作者の力量が低すぎて皆さんが満足できるクオリティかは分かりません!なので生暖かい目で見守って下さい(笑)

今回はドラクエⅢの勇者の挑戦を聴きながら執筆したので戦闘の際の推奨BGMとして紹介しときます。
それでは本編をどうぞ!

※誤字脱字等ありましたら感想欄にてご報告下さい


6話 魔王の強さ

突然だが、アインズ・ウール・ゴウンにおいて最強と問われたら恐らくたっち・みーさんやウルベルドさんを思い浮かべるだろう。たっち・みーさんは戦士職最強、ウルベルドさんは魔法職最強なのだからその予想は間違いではない。だがアインズ・ウール・ゴウンにはもう一人最強と呼ばれる人物がいる。それがデスピサロさんだ。

 

 

 

 

 

現在、モモンガ&アルベドVSデスピサロの模擬戦というかつてない程のビックイベントを観戦する為多くのシモベ達がコロッセオの観客席にいた。そんなシモベ達とは別に特等席にいるアウラやマーレといった階層守護者達が各々の戦いの予想を話していた。

 

「お姉ちゃんはどっちが勝つと思う?」

 

「んー、普通なら数の差からしてもモモンガ様達が勝つと思うけど相手はあのデスピサロ様だから私はデスピサロ様が勝つと思うわよ。そういうアンタはどうなの?」

 

「え、ぼ…僕?僕もデスピサロ様が勝つと思うなあ」

 

「おや、アウラとマーレはデスピサロ様が勝つと予想しているのですね?」

 

「うん、デミウルゴスは知らないと思うけどデスピサロ様には魔法は悪手なんだよ」

 

「そういえば貴方達はデスピサロ様の戦闘を過去に拝見してた事がありましたね。」

 

「シカシ、アルベドハ守リニ於イテハ我々力ヲ、ハルカニ超エル。ソレニ加エテモモンガ様ノ攻撃ガ加ワレバ至高ノオ方デモ苦戦ハスル筈」

 

「ええ、アルベド様の防御面ならそれこそ至高のお方すらお認めになる程ですからこの戦いは少々デスピサロ様には不利かと」

 

「正直私は勝負の勝ち負けよりもモモンガ様とデスピサロ様の戦闘スタイルに興味がありんす」

 

「ならシャルティアはデスピサロ様の動きをよく注意して見なければいけないな」

 

「え?それはどういうことでありんす?」

 

「簡単な話しだよ、デスピサロ様の攻撃は速すぎて視認出来ないものがあるって事だ。今回それを使用されるかは分からないがね」

ピサロナイトの言葉にシャルティアは既に最高潮であった興奮がさらに増していた。

 

そんな事を話していると闘技スペースの一方から漆黒の鎧を身に纏った完全武装のアルベドとスタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンを手にしたこちらも完全武装のモモンガが先に現れると闘技場内に、はちきれんばかりの歓声が上がった。

 

その後に続くようにその身に白銀しかしたっち・みーのそれとは別の神々しい鎧と兜そして盾を手にしたデスピサロが登場する。

すると先程とは売って変わり場内が静まり返る

 

「アレガ、たっち・みー様ト同ジワールドチャンピオンノミガ身ニ付ケラレル魔界シリーズ……」

コキュートスの漏らした一言で何人の守護者が意識を取り戻しただろうか。そのあまりの神々しさにシモベ達の殆どがデスピサロに意識を奪われていた。

 

 

 

 

 

 

はぁー、モモンガさんにはしてやられたなあ。まさか模擬戦する為に最高装備を用意しといて下さいって言われてたとは想像もつかなかった。しかもアルベドとペアタッグとかもう初の共同作業とでも言いたいんですか!この野郎!

と、まぁ巫山戯るのもこのくらいにしておいて真面目にどうしようかな、まさかモモンガさんから真剣勝負の試合を申し込まれるとは思ってなかったしなあ。一応どんな攻撃でもHP1以下にならないフィールドだから死にはしないけど、やっぱり前にモモンガさんとPVPした時リベンジは何時でも受け付けてるって言った後に引退したのがまずかったのかな、モモンガさん結構な負けず嫌いなところあるし。

 

『デスピサロさん準備は大丈夫ですか?』

っうお!?いきなりのメッセージはちょっとビビるな

 

『はい、いつでも大丈夫ですよ』

 

『ではそろそろ開始しますね』

するとモモンガさんがシモベの1人に合図を送る

 

「それではこれよりデスピサロ様対モモンガ様、アルベド様のタッグペアによる模擬戦を開始致します!」

その開戦の言葉と共にゴーン!とドラが鳴る

 

それと同時にぷにっと萌えさん直伝の戦略をすぐさまに頭の中に組み立てる

まずは基礎作りからだな。そう考え最初にスキル【山彦の悟り】を発動させる。これで呪文は1回の動作で2回発動できる。そしてすぐさま相手から仕掛けられる前に防御力強化、敏捷力強化、攻撃力強化の呪文を発動させる。通常なら重ねがけが必要だが山彦の悟りのお陰で1回の動作でそれは済む。ついでにモモンガさんを警戒し3回だけだがあらゆる魔法を跳ね返す対魔防御も自身にかけておく。

 

「さて、モモンガさん来ないのならこちらから仕掛けさせて頂きますよ!」

 

どうやらモモンガさんも私と同じ事を考えていたようで自身とアルベドにバフ効果のある呪文をかけていた。しかしそれは私の前では意味をなさない

 

「いてつくはどう!」

このスキルがある限り相手のバフ、デバフは全てリセットされる。デハフすら消しちゃうのが難点だけど使いどころさえ間違えなければこれ程便利なものはない。

 

どうやらモモンガさんはその事を忘れていたようで少し動揺しているのが分かる。アルベドの方はフルフェイスだから分からないが恐らく平常心ではないだろう。だからその隙を突く!

 

今手にしているのは魔界の剣ではなくはやぶさの剣改、威力こそ劣るがこの剣の真髄は攻撃力ではなくその手数、まずはアルベドから削らせて貰おう

 

「はあっ!」

 

アルベドが自身の間合いに入るところまで一気に加速しそのままトップスピードで4回切り込む

そして続け様に回し蹴り等の足技を撃ち込むが直ぐにモモンガさんから攻撃魔法が飛んできた為追撃を中止する。

 

「流石ですね、デスピサロさん。ですがこのまま好きにはさせませんよ《中位アンデット作成:死の騎士(デスナイト)》」

 

モモンガさんの声と共に空中に黒い靄がかかりそこから死の騎士が出現する。それも1体ではなく全10体だ。それに加え追加作成したのか蒼褪めた乗り手(ペイルライダー)も4体程確認できる。またスタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンから出現させられる根源の火精霊(プライマル・ファイヤーエレメンタル)や無数の月光の狼(ムーンウルフ)もいた。

 

「流石にこの量はキツイな……」

とりあえずちまちまとこの量を相手にすると物量で押し潰さる危険がある為カードを一つきらせてもらう。

多少ダメージを貰うのは覚悟の上である程度距離を取ったら動きを止め魔力を集中させスキル【魔力覚醒】を発動させる。動きが止まっている為攻撃を食らうが魔法は何発か跳ね返したりしていた為そこまで痛手にはならない。

さて、準備は整った。これより先は魔王の1人舞台にならねばならない。故に用済みの役者にはご退場願おう。

 

「イオ系最強呪文《イオグランデ》」

呟くように呪文を口にし、魔力を込めるするとモモンガさんを中心に想像を絶する大爆発がモモンガさん達を襲う。だがこれでは終わらない。始めに発動した山彦の悟りにより追加のイオグランデが再び闘技場内で大爆発を起こした。これによって一撃では倒す事は出来ない死の騎士でも倒しきれることが出来る。

 

「これであらかたの奴は倒せた筈だがアルベドとモモンガさんはまだ無傷とは言わなくても多少のダメージは与えられた筈だが年には念をいれるか…ドルマ系最強呪文《ドルマドン》」

 

爆煙によりその姿は視認出来ないが2人がいるであろう所に目星を付けて呪文を放つ。

その容赦の無さや圧倒的な制圧力はデスピサロが最強だと言われる所以でもある。

 

デスピサロは未だ攻撃の構えを解かず既に手にしている剣ははやぶさの剣改から魔界の剣に変更している。

デスピサロが追撃しようか判断を決めかねていると爆煙の中からモモンガが放ったであろう特大の火球が飛来し、それを避けると両手剣を手にしたアルベドが突進してくるがこちらも剣を立てて受け止める。

 

「くぅ……中々アルベドもやるではないか」

 

「お褒めに預かり光栄でございます!」

 

やはり、片手剣と両手剣では重さに差があるため押し返す事が出来ず鍔釣り合いになってしまう。

・・・拙い状況だ、こんなチャンスをモモンガさんが見逃す訳がない。

 

そう考えているとやはり、モモンガさんはこちらに向かって何発もの上位攻撃魔法を放ってくる。

 

「チッ!」

咄嗟に剣に込めていた力を抜き拮抗していたバランスが崩れた所を狙いアルベドを蹴りつけそれを足場にその場を離れる。

 

予想通り反撃を食らったが先程のダメージの蓄積かアルベドは既に満身創痍、モモンガさんの方もあまり余裕は見られない。ならば此処で一気に畳み掛ける!

 

「そろそろ決めさせて貰うぞ」

魔界の剣に暗黒の力を纏わせる。すると元々禍々しかった剣がさらに凶悪なものになる。

 

「ダークマター!」

掛け声と共に自身の内包する闇のオーラを開放し、モモンガさん達を空間ごと真っ二つに切り裂く。この技はワールドチャンピオンのみが使用できるスキル、次元断絶とスキル暗黒を組み合わせた応用技だ。

そんなダークマターをモロに喰らってしまったモモンガさんとアルベドは見るからに戦闘不能に陥っていた。

 

その為ここで試合終了の宣言がなされる。

「モモンガ様とアルベド様が戦闘不能状態と判断される為この勝負デスピサロ様の勝利です!」

 

その宣言と共に闘技場に歓声が湧き上がる。それに応えながら私はモモンガさん達が倒れている所に小走りで向かいすぐさま回復呪文をかけて、モモンガさん達の体力を全快にさせる。

 

「いやー、やっぱりデスピサロさんは強いですね」

 

「いえ、こちらも思いの外手こずってしまい負けるかと思いましたよ。」

そう言いながらモモンガさんに手を貸して立ち上がらせる。

「そんな事言ってノーダメージ(・・・・・・)だってことは気づいてるんですよ?」

 

「ははっ何の事ですかね?それよりも、アルベドの方は大丈夫だったか?」

 

「は、はい。デスピサロ様のお手を煩わせてしまいましたが全く問題はありません。」

ボロボロの鎧を纏いながらも問題ない所を確認する。

 

「さて、モモンガさん今日はここら辺にしておきますか」

 

「そうですね。デスピサロさんの健在もアピールできましたし。でも今度こそは負けませんからね!」

 

「くくく、いいですよ。私は何時でも受け付けましょう。」

 

そう言ってモモンガさんと握手をする。

そうすると観客席の方から

『デスピサロ様万歳!』

『モモンガ様万歳!』

『至高のお方万歳!』

『アインズ・ウール・ゴウン万歳!』

とシモベ達による大喝采が響き渡り、デスピサロ達がその場をあとにしても暫くは大喝采が続いていたという。




評価、感想また多くのお気に入り登録ありがとうございました!感想はいつもワクワクしながら全て読ませて貰っています。

また、活動報告のアンケートは今月中は募集していますのでまだ参加でない方は是非お願いします。それでは皆さんまた次回お会いしましょう!
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