SONIC  THE IMMORTAL FANTASIA   作:トラちゃん

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皆が集ったのは、他でもなく……知るためだった。

封印しておかなければならなかった、狂わしい『記憶』を。





第9話

 

「ここは… 何処なんだ……ってエミー、テイルス……大丈夫か?」

 

「う~ん、ボクは平気だよ…」

 

「ちょっと、ここは何処なのよ?」

 

「分からねぇ。 でもな…なんか、ちょっと前の『記憶』のような気がするんだよ」

 

「え?」

 

「前に、カオスが暴れてた時に、俺らは夢みたいなのを見せられたじゃないか、俺の先祖に」

 

 

思い出したように、二人は頷いた。

 

 

「あ~、あれね! 言われてみれば、似てるような気がするわね…」

 

「お? これはこれは、そなた達も来ておったのか!」

 

 

不意に、聞き慣れた声がした。

 

声は頭上から響いてきたので、彼らは空を見上げた。

 

すると、空からシャドウとルージュ、それにコロナが落ちてきているところだった。

 

 

「え、コロナ達まで!? ねえコロナ、説明してよ! これは一体、何なの?」

 

「ふん…… 分からん。 今は分からん、と言っておこう」

 

「…アンタ、何か隠してるんじゃないの?」

 

 

ルージュに言われて、コロナは参ったと言わんばかりの顔をした。

 

 

「勘が鋭いのぉ。 流石はトレジャーハンターだな。 …そのとおり。 私は、そなた達に隠している事がある。 …本来なら、ずっと隠しておかなければならなかった事が」

 

 

しびれを切らしたのか、シャドウがコロナに詰め寄った。

 

 

「貴様… じらすのもこれぐらいにしておけ。 何があるのか、教えろ」

 

「…良いだろう。 では、その前に一つ問題を与えよう。 …ここに居るはずなのに、居ないのは誰だ?」

 

 

その言葉を聞いて、全員がはっとしたように顔をあげた。

 

 

「そ、ソニック…でしょ? まさか……ソニックに何か…?」

 

「ご名答。 そうだ」

 

 

テイルスが青ざめた。

 

 

「じ、じゃあ、ソニックは今、どこにいるの…? それに、ボクたちが今見せられてるのって……」

 

「ソニック…の、遠い日の記憶だ」

 

「それが? 何かあんのかよ?」

 

 

ちょうどその時、彼らのいた場所が切り替わり、見慣れた地になった。

 

 

「ぐ… グリーンヒル……?」

 

「…ここから始まったのだよ。 そなた達が、知ろうとしても知れなかった事が」

 

 

 

 

 

 

すると、草の生い茂る一角から、二人の少年が飛び出してきた。

 

それは、見慣れた者と、全く見慣れなかった者だった。

 

 

「ソニックか? では、隣にいる奴は…誰だ?」

 

「誰だ…って、分かんないけど、なんか物凄く似てない? あの二人…」

 

 

彼らは、容姿がほぼ同じだった。

 

…体色の、僅かな違いはあったけれども。

 

 

「彼はな…… 聞いて驚け。 まあ、驚くだろうがな……」

 

「じらすのは止めてくだサイ!」

 

「す、すまない。 奴は…ソニックの、弟だ。 一歳違いのな」

 

 

 

 

「はあ!? なっ…弟!? 知らなかったぞ!」

 

「ソニックは、そんなこと一言も喋んなかったけどね…」

 

「ねえコロナ、本当なの?」

 

「騒ぐな… 本当だ。 話せば長くなるな…… では、とりあえず、この『記憶』を見てからにでもしようか」

 

 

「ソニックに弟がいたなんて… 知らなかったわよ。 名前は何なの?」

 

 

コロナは、彼らに少し耳打ちをするような格好で、静かに言った。

 

 

「奴の名前はな……」

 

 

 

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