チノちゃんとの繋がり 作:光崎
今日はリゼちゃんとの約束の日だ。ギターを貸してもらうついでにそのまま練習とのこと。今日から約2ヶ月の間で最低でも形にはしなくてはならないし、欲を言えば成功させたい。
リゼちゃんの使用人の人に事情を話すと、家に案内してくれた。久しぶりのリゼちゃんの家。相変わらず大きい。扉を開ければエントランスがあり、2階へ上がる。絵画が飾られた廊下を少し歩き、リゼちゃんの部屋のドアを軽く2回叩いた。すぐに部屋から返事が帰ってきて、ドアが開いた。
「お、来たか。じゃあ防音室へ行こう」
そう言って私が今来た道を歩いていく。
「防音室は1階?」
「いや、地下だよ」
あっさりそう言ってしまうあたりが、いかにもお金持ちといった感じだった。家の地下室なんて、入ったことがない。ちょっと楽しみだ。
1階の壁にあるスイッチを押すと、床が動いて階段が現れる。ええ、コレクションルームといい、ハイテクすぎない? お金持ちにはこれが普通なのだろうか。リゼちゃんの家ではいつも驚いてばかりだ。今度ゆっくり案内してくれたら楽しそうだな。
「ココアにはフォークギターがいいだろう、これだな。持って帰っていいよ」
「ああ、うん。ありがとう」
ギターを両手で受け取る。大きいな、上手く扱えるだろうか。
「よし、じゃあやっていくか。まずはコードを覚えることからだな。楽譜の読み方とかは追々教えていくから」
◇
「じゃあ、今日は終わり」
時計を見ると、もう7時頃だった。
ギターって難しいな。指が全然動かない。特にBとF。なにあれ……、指つるって。
「飯は食べていくか?」
「いや、大丈夫。チノちゃんに帰ってから食べるって言ってあるから」
「そうか。指のケアはちゃんとするんだぞ、薬は渡しとくから。後は言われた通りにストレッチはちゃんとやれよ」
「はーい。じゃあ今日はありがとう! 」
リゼちゃんとは毎日夕方から練習することになった。なんか今日1日やっただけだと終わりが見えないな。帰ってからも練習しないと。
「おかえりなさい、ギターの練習はどうでしたか?」
ラビットハウスに帰ると、チノちゃんがすぐ出迎えてくれた。
「難しかったよー、指も痛いし。ちゃんと弾けるようになるかなぁ……」
「なんとかなりますよ。2ヶ月って意外と長いですから、ゆっくりやっていきましょう」
「チノちゃんは、キーボードどうなの?」
「私はさっき少し弾いてみたんですが、なんとかなりそうです」
「うぅー、できないのやっぱ私だけかぁ」
分かっていたとはいえ、現実を突きつけられるのはやはり辛い。
「ココアさんがある程度弾けるようになったら合わせましょう。皆で合わせるのはあまりやったことがないので、実は少し楽しみだったりします」
チノちゃんの笑顔を久しぶりに見れた気がした。普段あんまり笑わないから、きっと本心なんだろう。チノちゃんは私のこと全然頼ってくれないから、こういう期待は裏切れない。それに、合わせるのは私も楽しみ。早く合わせたい気持ちで一杯だった。
何はともあれ、チノちゃんの言葉に励まされたのは事実だ。その事実は私に迷惑をかけない範囲で、夜遅くまで練習させた。
◇
朝だ。最近の私の生活は今までと比べて規則正しい。というのも忙しいから夜すぐ寝てしまうのだ。そのためか、普段より快調な気がする。チノちゃんも最初は私がすぐ起きることに驚いていた。
「今日もギターの練習ですか?」
「うん。ごめんね、あんまりこっちに来れなくて」
「いえ、大丈夫です。ココアさんが頑張っているのは分かっているつもりです。応援してますよ」
もう。嬉しいこと言ってくれるなー。確かにラビットハウスの仕事以外で特に頑張っていることはなかったし、これも進歩の1つなのかな?
朝食を済ませて学校へ行く。その道すがらで千夜ちゃんと合流する。
「おはよー」
「おはようココアちゃん」
千夜ちゃんにはもうイベントのことは伝えてある。頑張って。その一言は思っていた以上に励みになる言葉だった。
「ギターの調子、どう?」
「うーん、あんまり上手くなってる気はしないかな」
「まあまだ時間はあるし、焦る必要はないわ。何曲ぐらいやるの?」
「とりあえず、1ヶ月過ぎるまでに1曲は弾けるようにしたいかな。その後は私の上達に合わせてくれるみたい」
「なるほどね。楽しみだわ」
うーん。期待が重たい。成功、させないとな。
学校の授業は2ヶ月後を考えると疎かにはできない。それにギターばっかりやっているから帰って勉強なんてことはしていないし。授業中に覚えるのが理想だけど、なかなか上手くはいかない。期末テスト、大丈夫かな。特に、やっぱり英語。強調構文、関係詞、形式主語、ここらへんがごっちゃだよ……。社会もやばいし。でも、密かにストレッチは欠かさなかった。
学校が終わってからはまずはラビットハウスに行く。というよりはギターの練習があるから、顔を見せるに近いわけだが……。
学校終わってから5時までは、一応ラビットハウスで働いている。この時間帯が過ぎればある程度は落ち着く。それでも、タカヒロさんが手伝ってくれている。申し訳ないけれど、ありがたかった。
その後はすぐにギターを持ってリゼちゃんの家に行く。今日はリゼちゃんもラビットハウスで働いていたから、一緒だ。
「それでもココアは上達速いな。もうちょっと時間かかると思ってたけど」
「え、そうかな? そうだったら嬉しいな」
上達してると人に言われるのはやはり嬉しいものだ。自分が上達していると思ってもそうでないことがあるから、人に言われると信憑性がある。
「ま、まだ人に聞かせられるほどじゃないけどな。そろそろ皆と合わせたいんだけど、どうにも時間がな」
「ラビットハウスがあるからね。仕方ないよ。でも休日は合わせられないかな?」
「いいんじゃないか? タカヒロさんも昼なら来れるだろうし」
「声、かけてみるよ」
リゼちゃんの家に着く。使用人の人にはもう顔を覚えられていた。まあほとんど毎日来てるしね。
「よし、じゃあ昨日の続きからやっていくぞ」
◇
あれから、3時間程度練習をした。その後はすぐにラビットハウスに戻る。チノちゃんと一緒にいる時間はやっぱり欲しい。
ラビットハウスに戻れば美味しそうな匂い――おそらくチノちゃんが夕食を作ってくれたのだろう。時刻は夜9時、チノちゃんは何も言わなかったら私のことを待っててくれるだろうから、先に食べててとあらかじめ言ってある。流石にこの時間まで待たせるというのは、ただでさえ迷惑をかけているというのに甚だ申し訳ない。
「ただいま」
椅子に座ってプリントを見ていたチノちゃんに声をかける。何のプリントだろうか。3枚ほどであった。
「お帰りなさい。ご飯用意しますね」
プリントをまとめて端へ寄せ、キッチンへ向かう。私も手を洗いたいのでチノちゃんについていった。
「さっきの、何のプリント?」
「ミュージックパーティーのスケジュールですよ。その他、用意する物とかをまとめています」
「ごめんね。そういうこともやれなくて」
「いえ、いいです。ココアさんは練習に集中してください。こういうことは余裕がある人がやればいいんです」
チノちゃんの優しさは、素直には受け取れなかった。自分が何もできないだとか、足を引っ張るというのはやっぱり辛い。
「あのね、その……、練習、チノちゃんのお父さんも含めて合わせてみたいんだけど」
「……いいですよ。じゃあ近頃やりましょう。私が父には話しておきます」
「うん、ありがとう」
練習を始めてから結構な時間が過ぎた。ギターは順調だと思う。ただ気がかりなのはチノちゃん。自分としてはちゃんとギターに専念するって決めたのに、心配してしまう。余計なお世話だろうか。
私はチノちゃんの「お姉ちゃん」であることを諦めた。諦めたというと語弊があるかもしれない。あろうとすることをやめたというのが正しいだろうか。――チノちゃんはそんなことは全くもって望んでいないし、客観的に見て必要なのはチノちゃんをただ見守ること。憧れなんてさせちゃいけない。それは私がやることじゃない。
そのためにはまず、私がチノちゃんに心配されること、これだけはあってはならない。チノちゃんがバリスタになりたいのはなぜか。これはもちろんチノちゃん自身がバリスタという職業が好きだということもあるんだろうけど、その祖父によるところが強い。私には憧れの人を追っているようにしか見えなかった。
もちろん、それは悪いことではない。やりたいことをやる、それは咎められるべきことではない。ただ、本当にやりたいことなのか、広い目を持って欲しいというのが正直なところだ。自分の本当にやりたいことを将来やって欲しい。この願いは、いつかの夜からずっと変わっていない。
「今日はカレーです。最近は料理も上手くなろうと少し意識していて、上手く出来たと思いますよ」
「それは楽しみ!」
これでいい。私が変に考え込んでいるように見えたら、きっと心配する。私はただ、今は笑って見てあげていればいい。必要なのはそれだけだ。
カレーを口に入れると、普段と少し味付けが変わっていることに気がついた。ちょっとだけ、まろやかというか。
「私、いまちょっと楽しいんです」
カレーを食べる私を横目に、チノちゃんは話す。よく見えないが、少し頬が緩んでいるだろうか。
「もちろん、ココアさんが居なくて少し寂しいですが、そうやって一つの事に専念してるココアさんを見ているの、好きです」
……チノちゃんは素直になったのかな。前のチノちゃんはこんなことは言わなかった。変わってくれてるようで嬉しいが。私も変わらなくちゃ、ってそんな気持ちになれる。身近な人の影響って、大きい。だから注意しないといけない。
「そんな、照れるよ」
私がそう言うと、慌ててチノちゃんは訂正しようとした。これは逃げの一手――誤魔化しだ。素直な気持ちだったのだろう。私にはどうにも答えられなかったが。どうすればいいか分からないし、どう返せばいいのかも分からない。
「いや、その」
「別に、そんな誤魔化すことじゃないよ」
ただ、嬉しいのはあったのだけれど、心残りというか寂しいというか、そんな気持ちもある。変わらないことを望む私が、いる。
時計の針の音。長針はようやく折り返し地点だとうなだれて。もう1人の私は、無情に無常を伝えられどう感じるのだろうか。無常感というものに、とっくの昔に気がついていた私の手に及ばぬような――。
チノちゃんが、一つ咳払いをする。再び元の空気に戻った気がした。真剣な眼差しだった。
「頑張るのもいいですけど、失敗してもいいと思いますよ。返ってそっちの方が私たちらしいという気もしますし」
いつもと変わらぬ落ち着いたトーンで話す。それでも本気で言ってるってことは分かる。
これはチノちゃんなりの応援なんだろうな。遠回りに無理をしないで、そういう気持ちも伝わってくる。これぐらいの立ち位置が丁度いい。でも、それが私たちらしいというのはちょっと違う。それは今までの私らしいだ。皆の在り方や周りからの評価を私が決めていいわけじゃない。だから失敗はしたくない。そこはもう1人の私には譲れない。
「まあやれるだけのことはやるよ。それで、無事に舞台にたつ」
ちょっとした罪悪感はあった。こう返すしかなかった。
「……頑張ってください」
そう言われるほうが嬉しいし、そうあるべきなんだろうと思う。これは正解だったと思う。今まで散々無自覚に今のないことにこだわってきたから、今度は意味のあることにこだわる。無理しないでください、そう言われないように、これからも頑張ろうって、そう思った。
◇
パーティーといえば装飾もまた1つの楽しみであろう。個人的には飾り付けは好きなほうだ。ミュージックパーティーに合うものといったらなんであろうか。そういったことを考えるのもまた面白い。もっとも、そういったことを考えると時間がすぐにたってしまうから気をつけないといけない。
「どんな感じにしようか」
とりあえず、クリスマスパーティーの時と同じ場所で揃えることにした。冬のデコレーションはもうないが、少し重々しいと感じた空気も消え、夏の匂いを感じる。たくさんの人がその時と比べて集まっていた。違った表情が印象的に思えた。
「そうですね、夏らしいものといえば植物なんかですが、喫茶店に合いませんし……。難しいです」
夏の暑さは一般に好まれないのであろう。私も特別好きというわけでもない。ただ今年の夏は例年より気が楽な気がした。
「無難にいくなら季節感はださないほうがいいよね」
「ちょっと混ぜるぐらいならありかもしれません。マスカットとか、吊るしたらそれっぽい気がします」
「うーん……、緑かぁ。合わせる色が難しいなぁ」
「あー、そうですね。色合い……、季節感考慮しないとなると赤白あたりは積極的に入れていきたいですから……」
改めて考えると結構難しいなぁ。学校なんかでまとめてる学級委員さんとかもかなり大変そうだったし、自分たちで始めから大きなことをするってやっぱり難しいこと。
「壁、天井の飾り付けを考えましょう。そこの色さえ決めてしまえば、後は合わせていけばなんとかなる気がします」
「ライト下に置くから上はそこまで気を使わないでいいんじゃない? 演奏する場所だけ明るくして、その他少し暗めならライブっぽい!」
「じゃあ周りですね。いっそ壁とかはそこまで目立つような装飾はしないで、細かい明かりをお洒落な感じにしましょう」
「照明器具探しだね!」
ようやくまとまった感じだ。照明は前のパーティーで行った時にも探したから、場所はおおよそ把握できていた。
「……このランプ、いいですね」
シャンデリア風の小さなランプ。少し丸みを帯びていて、可愛らしさがあった。
「チノちゃんはそういうのが好きなの?」
「はい。実は少しお城で暮らすことに憧れていた頃があって」
「お嬢様になってみたい、みたいな」
「うーん、それとはちょっと違うと思います。なんというか、お城そのものが好きなんです。お洒落な感じが」
「あー確かに。綺麗だし、カーペットとかの豪華な感じもまたいいし」
「あと、単純に大きいのもポイント高いですね。大きい家って、憧れませんか? 有り余ってる感じの」
「分かる! 私も子供の頃家がもう少し大きければなぁって思ったもん」
お城トークが意外に盛り上がってしまった……。チノちゃんのこういうところが可愛いんだよなぁ。もちろんいつもよりましてって意味で。
「ココアさんも分かってくれますか。ちょっと昔にさかのぼってみるのも面白いものですね」
これ以上踏み込むべき話じゃないかも。うまく切り上げよう。
「よし、これ買おう。私も気に入った。4つ買って正方形みたいな配置にしよう」
「あ、凄いお洒落です。やりましょう」
「後は、これなんかいいんじゃない?」
四角いシンプルなランプ。ライトをつけてみたら、暖かみのある明かりが私を魅了した。
ランプに限らず、机でもなんでも暖かみのあるものが好き。特に、今の現代社会では。暖かみのあるものって無くなりつつあるよね。だから私はきっと、今でも手紙を書いているんだろうな。
「入口付近においてさ、こういう明かりが出迎えてくれたら嬉しいなって」
「……なるほど。確かにいいですね。じゃあこれは2つぐらい」
明かりは奥が深い。少し前に喫茶店に行ってみて、たまたま明かりに関するイベントが行われたが、入ってきた時と随分と印象が変わったのを思い出した。苦く感じたエスプレッソに暖かみを感じた。人の印象を決める1つの要因なんだろう。
暖かみの正体とはなんであろうか。誰しもが暖かみを気温とは関係しない意味でも用いるが、その正体について漠然とした気持ちしか持ちえない。これは愛情なんかにも言えるんだと思う。それは、母が子に与えるような。
愛情はきっと人間が感じ得るもっとも強い感情なんだろう。だから愛情は人に影響を与える。だけど、その愛情に気がついている人はどれくらいいるんだろう。強い感情であるからこそ、そういったことは潜在下において行われている。だから愛情が何であるか、果てにその影響や存在すらも分からない。これは気をつけないといけない。
「よし、細かいものはこれぐらいで集まったかな。会計でいい?」
「はい」
店を出て、時計を見る。夕方少し前といったところだろうか。少しチノちゃんは疲れ気味かな。人混みにあたると普段よりも疲労が溜まるし、チノちゃん自身も慣れてないのもあるだろう。
「ちょっと休憩しようよ。そこの喫茶店入ろ」
パッと手首を掴んで、喫茶店に向かう。
喫茶店のドアを開ければベルがなる。こういう音の一つ一つにまで気を向けてみると、ちょっとしたお店の気持ちや方針が伝わってくるものだ。疲れたであろう人の休憩所になれば、ってところかな。人通りの多さに反して、少し静かだった。
喫茶店は、場所を売っているという一面もある。荒くいえば、ファミリーレストランと高級レストランの違いのようなものだ。そして私はその空間にお金を払うだけの価値があると思っている。
メニューを覗いて、少し悩む。甘い物がいいかな、冷たいの。フローズンドリンクみたいな。私と一緒なら意固地にならず買ってくれるはず。
「うーん、私はこれがいいな。チノちゃんも一緒でいい?」
「え、あっ……えっと、それでいいです」
いきなり話を振られて戸惑っただろうか。まあこれが狙いなんだけど。
「じゃあチノちゃんは席取っておいて」
「……はい」
そうして、チノちゃんは席を探しにいった。
少し荒かったかな? でもこうしないとこんなところまで来てチノちゃんはコーヒーなんて頼みかねない。
「さっきの子、妹さんですか?」
店員さんが話しかけてくる。ちょっと驚いたが、普通に返した。
「いえ、そういう訳では」
「そうなんですか。頼りがいのあるお姉ちゃん、みたいな感じで格好よかったので」
――お姉ちゃん、か。特に店員さんは悪気はないんだろうけど、今の私には皮肉以外の何物でもなかった。
「これぐらい当然ですよー」
少し笑って、そう返す。
会計を済ませ、店内を見渡す。青い長髪がすぐに目に映った。
「はい」
「あ、ありがとうございます」
そうして私も椅子に深く腰掛ける。少し緊張がほぐれた気がした。
「あの、本当にすいません」
……なんだかなぁ。上手くいかないって、そんなものだって分かってても、現実を突きつけられると少し辛い。
「うん? 特にチノちゃんが謝ることはないと思うけど」
「なんか、気遣いが申し訳なくて」
「……別に、これぐらい普通だよ」
そうして、話を切り上げた。
窓の外を覗けば、さっきまでの晴天はまるで嘘であったかのような曇天。
私は持ってしまったのだろう。私にはまだ、少し早すぎた感情を。――そしてその感情の呪縛は、今もまだ私を縛り続けているようだった。
ミュージックパーティーの成功は私にとってもチノちゃんにとっても重要であると。目を背けることを許されない、そんな空気が私の周りにはあるのだ。再々私は問われて、考えて、答えようとあがいて。その先に、本当に私が望むものがあるのだろうか。