White Glint stratos 空駆る白き閃光   作:人類種の天敵

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ども、天敵です。今回はタイトルから見たとおりアレが………早速犠牲者が出ますね……誰カナー?てかゲイヴンというよりは両刀使いか?


Marche au Geiven

「此処がIS学園……此処に伝説の……あの傭兵がいるのか……」

 

IS学園の校門前に、感慨深そうに呟き目を細める少女が一人。その少女の後ろには、背中をくの字に曲げ、口にマスクをした荒い息遣いの女性がいた

 

「ハァハァハァハァ///」

 

「む……顔が赤いが大丈夫か?」

 

面倒見が良いのか、ほっとけない性格なのか、彼女は少女の肩に手を置く

 

「ハァハァ///むふふふふふ……此処でならアナトリアの傭兵に再び会うことができるというわけか……面白い…ハァハァ」

 

「!!?」

 

「アナトリアの傭兵……お前が一体どんな素材になったか期待しているぞ……ハァハァ///」

 

むふふふははははは……と笑う少女に内心ドン引きしながらも気丈にそれを顔に出そうとしない少女は「コイツはヤバい。近づかないほうが良さそうだ」と長年の勘で少女の危険な匂いを感じて、スッと音もなく荒い息遣いで高笑いする少女から離れていった

 

「フン、なんで僕がこんな所に来なくちゃ行けないんだ……まったく」

 

別の所では……荒い息遣いの女のすぐ近くだが……自身を僕と名乗る少女がため息とともに不満を吐き出していた

 

「しかもあのレイヴンも此処にきてるらしいし……まあ、今度こそは僕の手であのレイヴンを葬ってやる」

 

退屈な表情とは変わって熱い意気込みだが、自身のことを僕と名乗ったのは早計だったかもしれない。近くでハァハァと荒い息遣いをしていた女が顔を上げる

 

「ハァハァハァハァ///一人称が僕、だと?こうなるか!新しい……惹かれるな…!」

 

「な、なんだお前……」

 

「クックックックック……お前には可能性を感じるぞ……」

 

猫背のままでボクっ娘へ近づく女。ボクっ娘は冷や汗を垂らしながらじりじりと後ろへ後退する

 

「や、やめろ」

 

「ハァハァハァハァ///ハァハァハァハァ///さあ、私と共に……ヤ ラ ナ イ カ !!」

 

ワキワキと両手を動かす女にボクっ娘が悲鳴を上げて逃走しようとする

 

「う、うわぁ!?やめろこの変態!」

 

ボクっ娘がカバンで女の脳天を直撃させる。女は「道半ば………か……」と倒れた

 

「ふ、ふん。存外こんなものか…こ、こんとんじょのいこ」

 

「やり過ぎる…隙だらけだ」

 

「!!?」

 

ボクっ娘の背後に変態女の残像が…いや、これが本物の女らしい。今やボクっ娘少女は尻もちをついて涙目で後ろへ後退している……その逃げ道すら塞がれてしまったが

 

「う、うわぁぁぁぁあぁぁぁ!!!?」

 

ボクっ娘の悲痛の叫びだけが木霊する………

 

 

 

 

「あら、この悲鳴は何かしら」

 

「さあな、気になるなら行けばいい」

 

所変わって主人公。零と共に学校に来ていた楯無は、突如響き渡った悲鳴に眉をひそめる

 

「んー、零くんを一人にさせるのもそれはそれで心配なのよね……」

 

「俺はガキじゃない」

 

「だって君、目を離したら織斑先生に果し合いを申しかねないじゃない。それに男ってだけで周りからは目立ってるから近くにいたほうが守りやすいんだけど」

 

「だから……「久しぶりだな、アナトリアの傭兵」……!」

 

うんうんと唸る楯無へ文句を言おうと口を開く零だったが、突然会話に割り込んできた声に……というより。この世界の人間には到底知りえない自分の呼び名を言われたことに衝撃を受け、周りへ視線を送る

 

「………お前…は……?」

 

そこにいたのはIS学園指定の白い制服の上に黒いコートを羽織った少女。胸には自社のロゴが書かれあるが、あまりよく見えない。何処か面識のあるような気もするが……

 

「ふっ、やはり一目見ただけでは分からないか」

 

「???」

 

少女の言葉に首を傾げる。それに対して彼女は腕を組みながら、口の端を歪めながら名を名乗る

 

「カナダ代表レイレナード社専属のIS操縦者ベルリオーズ・レナードだ」

 

「ッ!!お前………オリジナルNo.1ベルリオーズなのか……?」

 

予想外の展開に戸惑う傭兵。その顔を見ることがとても満足だ、と言うかのようにクックックと喉を鳴らすベルリオーズ

 

「ああ、こんな形でまた出会うとは思ってもみなかったぞ。アナトリアの傭兵」

 

「それは…俺もだ…」

 

「ほう、あの時はお前の声を聞くことがなかったが、中々良い声だな」

 

「お前の声は……変わりすぎだ」

 

「私もそう思う。フフフ」

 

あの渋い声の男が、こんなに高い声で笑う華奢な少女になっているとは。中身おっさんな少女を見つめて、複雑な心境の傭兵

 

「この娘零くんの知り合いかしら」

 

「ああ」

 

「なら貴女…ええと、ベルちゃん。零くんと一緒に体育館に入っててもらえない?私はちょっと騒ぎを収めなきゃいけないから」

 

「任せておけ更識楯無……ベルちゃん?」

 

「ええ、ベルちゃん。ベルリオーズは女の子らしくないじゃない?」

 

「……………フッ……」

 

突然のちゃん付けについ笑ってしまう。楯無から見ればとても華奢な黒髪の少女だが、俺から見れば元おっさんだ。そんな元おっさんにベルちゃん……ククク

 

「は、早く行ってこい楯無……ククク」

 

「アナトリアの傭兵……く…笑うな///」

 

「?そう?それじゃあ行ってくるわね」

 

タッタッタッと立ち去る楯無を見送りながら、傭兵は未だに笑い続ける

 

「ククク………」

 

「アナトリアの傭兵……」

 

それに対してもとオリジナルNo.1のベルリオーズは殺気をにじませて話しかける

 

「なんだ?ベル」

 

「………私もお前のように男で生まれたかったぞ」

 

は?と首を傾げる傭兵の隣で、ベルリオーズは延々と愚痴りだす「この体は筋肉がつきにくいのか、いつまで経っても非力」だの「未だに男の感覚が残っているから生活しづらい」だの「これでも昔のことは忘れて女として生きてるんだからな!?心も身体も!!」と、果てには傭兵に対して逆ギレまでしている

 

「カナダの代表か……」

 

「あ、ああ。他のオリジナル達もそれぞれの国の代表になっているようだ」

 

ベルリオーズが程よく落ち着いた所で話を変える

 

「まあ、私は他の候補達に代表の座を譲ってここへ入学してきたが」

 

「?何故だ?この世界では名誉なことだろう」

 

「私は名誉など求めていない。それに、先日ある情報が入って来たからな」

 

???ベルリオーズの言葉に疑問符を頭に付け、次を促す。すると、ベルリオーズは傭兵へニヤリと笑いながら人差し指を向ける

 

「アナトリアの傭兵、お前がIS学園に入学すると聞いたからだ」

 

「なに?俺が?」

 

「ああ、私たちを全て倒した傭兵。非力なネクストと称される程の低AMS適性を伝説とまで謂れた経験でリンクス戦争を生き残った男。そんなお前と再び戦えるチャンスだ。不意にはしないさ」

 

「ベル……フィオナからは合理主義者と聞いていたが?まさか私情のためにここに来るとはな…」

 

「だからこそだ、ここなら試作品を試すのにうってつけの場でもある。それに、私は勝つためなら他社のパーツしか使わないときもある。企業にも政府にも好かれていない」

 

グラビアと言うのには結構オファーが来てるがな。とベルリオーズは自身の端末から水着姿やワンピース姿。果てにはドレス姿の自分の写真を見せてきた

 

「元は男とはいえ今は女だ。5〜60年生きて初めて生理を知った」

 

感慨深くベルリオーズが呟く。目も何処か遠くを見つめていた

 

「………お前…もしかして…自慰とか…」

 

「ああ、変な感覚とだけ言っておこう」

 

この話はやめるか

 

「カーラスー!!」

 

ばふっと誰かの重みが頭にのしかかる

 

「………お前は……」

 

「久しぶりーーカラスー」

 

「………陽菜か」

 

「知り合いか?アナトリアの傭兵」

 

「………傭兵?カラスがー?」

 

頭に疑問符をつけた幼馴染を頭から降ろす

 

「こいつは俺の腐れ縁の小鳥遊 陽菜」

 

ピッと幼馴染を指差してベルリオーズに紹介する

 

「私はベルリオーズ・レナードだ」

 

「気軽にベルとでも呼べ…ふっ」

 

「アナトリアの傭兵!それは」

 

「うん!よろしくね!ベル!!」

 

「……………ああ」

 

自己紹介も終え、体育館に歩き出す。後方が少し、というかかなり騒がしい気がするが気にしない

 

「きゃーー!!きゃーーー!!」

 

「あの人ってもしかしてカナダ代表のベルリオーズ様!!?」

 

「えぇーーー!!?若干15歳でレイレナードの専属パイロットにカナダの代表になったって……あの!!?IS学園に入学するの!!?」

 

「私ベルリオーズ様の写真集買ってるわよー!!」

 

「「「キャァァァァァーーー♡♡♡」」」

 

どうやらベルリオーズはとても人気のようだ

 

「随分と好かれてるな」

 

「フッ……」

 

「なんだ、まんざらでもないわけkーー「ヌフフフフフフフフフフ」っ!?」

 

ドンッと誰かにぶつかった。その後に聞こえた独特な笑い声に、忌むべき記憶が突如として蘇った

 

 

『アナトリアの傭兵……面白い素材と聞いている……期待するぞ』

 

『こうオナるか!!?新しい……!!惹かれるな!!』

 

『ハァハァハァハァ///ハァハァハァハァ』

 

『ヤリ過ぎる……隙だらけだぞ』

 

『ぐ……道半ば……か……』

 

 

何故かこれらの記憶が一瞬で蘇り、悪寒が全身を走る。尻の部分を本能的に守りたくなってしまう……こいつ……一体何者だ?

 

「ヌフフ……また会えたな……アナトリアの傭兵……久しぶりの逢瀬だ。期待するぞ」

 

「な……!お前……は?」

 

危険な雰囲気漂う女。その後ろには楯無に介護されている少女。衣服がはだけている…しかも目が白目を剥いている

 

「ほほぉう……カナダの処刑人に可愛らしい少女か……素晴らしい!」

 

「傭兵!こいつは危険だ!」

 

ベルリオーズが一瞬で戦闘態勢に入りながら声を飛ばす。俺も陽菜を庇う様に女を警戒する

 

「お前は……誰だ……」

 

一触即発の中で声を絞り出す

 

「ヌフ……私か?……ヌフフフフ……お前も覚えているだろう……イクバールの魔術師。サーダナの名をな!!さぁイクぞっ!!アナトリアの傭兵!!!」

 

「な………」

 

ゾクっと尻が警告を発する。しかしこいつは女だ……掘られる心配は……ほ…掘られるはずはない……

 

「ハァハァハァハァ……大丈夫だ。アナトリアの傭兵……カバンの中にお前用の獲物も入っている……ヌフフフフ……この身体になってから私は両刀使いだ……現に今もボクっ娘を一人イかせている事だしな……クククククク」

 

「お前ら……逃げろ!グッ!!?」

 

叫んで陽菜を突き飛ばした時には、サーダナの影が後ろに潜み。俺の意識は刈られていた




あぁ、セロが………アナトリアの傭兵が………サーダナの餌食に……wまあ、しゃーない。なんかサーダナがパワーアップしてる気がする。多分この後一夏も目覚める……何に?って聞かれると……
あと1番最初の奴が分かった人は凄い
ワカッタヒトハドミナントーーー
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