White Glint stratos 空駆る白き閃光 作:人類種の天敵
最近暑さにだれて執筆が進みません。申し訳ない………
とりあえず今日はあぢーあぢーと言いながら朝っぱらからアリーヤで遊んでました。アリーヤはやっぱ至高だね、名前の通り
「零くん、初めてのIS戦、楽しみにしてるわ」
「頑張ってくださいね、零くん」
「れーいゔーん。頑張ってー」
………IS学園に来てから、一週間が過ぎた。
その間にも相変わらず、サーダナの奇行や妨害が続いたが、千冬主導の俺を含めた有志たちにによる対サーダナ包囲網によって、ある時は窓から放り投げ、ある時は焼却炉にブチ込み。ある時は顔面フックなどを実行してきた。………結果は、全て奴にご褒美になるという残念なものになったが。
しかし、俺のホワグリチョップは思いの外効果的らしく、千冬のアイアンクローと並んで対サーダナ用の護身術として生徒たちに普及されている
「ああ、と言っても俺はまだ一夏やオルコットとはやらないのは分かってるか?」
この日一番最初の試合は一夏対オルコットだ。俺は二人が戦っている間、二人の戦いを楯無、虚、本音の3人と試合を観戦するのだが、ボケが二人にツッコミが一人、この際ベルリオーズも呼ぶ事にするか
「零くんは今日の試合、どのISを使用するんですか?」
「ラファール・リバイヴだな。付け加えるなら後付けを施したカスタムだが」
虚の問いかけに一呼吸間をおいて答える。
今回使うISでは打鉄ではなくラファール・リヴァイヴを選択した。
理由は至極単純、武装をたくさん格納できる、この一言に尽きる。
現在では特殊なインターフェースを用いた第三世代機という名ばかりの試作機が出てきているが、サブマシンガンやアサルトライフル、スナイパーライフルや近接ブレードなどの遠近中に対応できる数の武器を拡張領域にブチ込める第二世代機の方が俺は好みだ。
ビーーーーーー!!!
「どうやら始まったようだな、アナトリアの傭兵」
「あー、ベルリンだ〜」
観客席に来たベルリオーズが隣の席に腰を下ろす。その手には純白の輝きを放つ白いISコアがあった。
「アナトリアの傭兵、お前の仮専用機だ」
「そうか、助かった」
ベルリオーズから受け取ったISコアを摘み、そっと太陽に翳す。
…………………白いな。何者にも染まることのない、あの頃の俺たちみたいだ……
「頼まれていたオプション装備も積んでおいた」
「………そうか」
「頼んでいたオプション装備〜?どんなの〜?れーいゔーん」
「それは見てのお楽しみ、という奴と、今はまだ企業秘密という事だ」
「………まさか、零くんの使用するラファールに、レイレナード社の最新兵器を搭載したという事ですか…?」
頼まれていたオプションパーツ。その言葉に反応した本音に意味深な言葉を返したベルリオーズ。そしてその言葉を正確に見抜いた虚が愕然とした表情で俺とベルリオーズを交互に見やる
「それほどまでにレイレナード社のオリジナルは零くんを高く評価してるって事ね、零くんを育てたお姉さん嬉しいわ………」
ニコニコとそう言ったのは楯無だ。
しかし俺は楯無の誇らしげな笑顔よりも楯無が呟いた言葉、「レイレナード社のオリジナル」に興味を惹かれた
「レイレナード社のオリジナル?オリジナルとはなんだ」
「オリジナルとは、一企業を設立するまでに至る技術力と象徴する機体を携えたIS操縦者です。彼女たちの貢献によって、イギリスではオルコットさんのようにスナイパーライフルなどの精密射撃、ベルリオーズさんのような高速戦闘がその国のお家芸となっており、南アジアのアルゼブラは……例のサーダナ。アルゼブラの子会社であるロシアのテクノクラートではロケット馬鹿の異名をとる異端視が勢ぞろいしています」
なるほど、つまり俺がかつてリンクス戦争で戦ったあいつらが今は、国家のISの戦い方に影響するほどの存在になっているわけか。
オリジナル………国家ISの戦いの祖、なるほど、なるほどな
「あ〜話してる間におりむーがピンチだ〜」
「……………織斑一夏か、武器が………ブレード一本だと?実力もそれほどないように見えるが………」
近接ブレードを片手にオルコットに狙い撃ちにされている織斑を見る。
その動きはIS戦闘初心者の一言に尽き、空中での慣れないブースト挙動、相手への牽制も出来ないほどの貧弱な武装、織斑がオルコットに敗北するのは時間の問題かと思われた
「な、あなた!まさか一時移行もせずに戦っていたんですの!?」
オルコットの悲鳴に織斑の機体から眩い光が生じる。戦っていた時よりも真っ白になった装甲。翼のようなウイングスラスター。そして
「俺は、世界で一番ーーーぶげぇぼふごっ!?」
真新しい近接ブレードを手に持って何かを言おうとした織斑が、オルコットの正確無比な射撃によって顔面を撃ち抜かれてSEを全損させて敗北した
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「あはは〜織斑くん恥ずか死するかもね〜」
臭いセリフを吐こうとした矢先の撃墜。
今頃織斑の顔は耳まで真っ赤に染まり、穴があったら入りたい状態だろう
「次は、俺か」
「そう、だな。じゃあ行くか。アナトリアの傭兵」
「頑張ってね〜れいゔーん」
「頑張って下さい、零くん」
「零くん、応援してるわよ」
織斑の醜態を目の当たりにしてどこかギクシャクとしたベルリオーズと一緒に席を立って準備室へ移動する。
その間の暇な時間でべルリオーズに質問を投げかけることにした
「レイレナード社のオリジナル、その戦いぶりから国家ISの戦闘スタイルを決めたと言うが、それだけじゃないんだろう、ベルリオーズ」
ただ前を向いて歩き、決してベルリオーズの顔を見ずに呟く言葉、それに対して奴は、フッと笑って答える
「そうだ、「私たち」の中ではオリジナルはこの世界で企業を生み出した張本人を指す。私は、レイレナード社の裏の社長と言うべきか」
あっけからんと答え合わせをするベルリオーズに青い瞳を向け、暗に語る
『国家解体戦争を起こす気か?』
それに対して彼女は赤い瞳をすっと細めてこちらへ向き直る
『こんなにも腑抜けた世界では、そんな気も失せるものだぞ、アナトリアの傭兵』
ベルリオーズの答えにそんなものか、と軽く頷くアナトリアの傭兵。
そして彼の様子を見てニヤニヤと口角を釣り上げるベルリオーズ。
2人はそのまま肩が触れ合うか触れ合わないかの微妙な距離のまま、待機室へと足を運んだ
織斑、恥ずか死。因みにセシリアの不意打ち攻撃は某毒舌帽子の指南の賜物です。雑魚が、死に腐れー
さあて次はアナトリアの傭兵VSセシリア・オルコット。相手は死ぬ
次話はもっと早めに出したいです