東方アリア伝   作:仙儒

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6話

一日安静にして素直に寝て居た。

まぁ、寝ると言っても魔道書や童話を読んだりしていたのだが。

その後に母さんにしっきーが来て体は大丈夫かとか色々暴走してそれを止めるのが一番苦労したかも知れない。

レイの言葉を信じるならしっきーが魔界中の大魔法使いと呼ばれる人物を招集して回復魔法をかけさせたらしいんだけどな~。

って言うかこんな事で大魔法使い召集するとか税金の無駄使いだろう。

民の皆さん、本当にごめんなさい。

そんな訳で次の日。しっきーに呼び出されて何だ? と思いつつしっきーの執務室に向かう。

ノックをして「どうぞ~」と声が返って来たので中に入る。

 

「しっきー、どうしたの?」

 

本題を聞く。

そうしないと可愛い~とか言って抱きかかえたまま撫でまわす事をやめないのだ。

 

「そうあわてないの~」

 

まぁ結局抱きしめられて撫でまわされるんだよね。

こうなると暫くしないと話を聞いてくれないのでそのまま暫く待つ事にする。

 

「で、結局何なの?」

 

そうすると忘れてた! 見たいに腕をポンと叩いて本題を口にする。

どうやら先の戦いで壊れた武器を新たに新調してくれたとの事だ。

 

「と言う事で、夢子ちゃ~ん♡ ♡ ♡」

 

そう言うと夢子が夢子の背を軽く超える真紅の長槍、今までと同じ位の短槍を持ってきた。

短槍は解るけど長槍は扱えないぞ?

そう思ったが渡されたので受け取る。

どれも私の為に魔界でも屈指の鍛冶屋に依頼して最高の出来の物を献上させたと言う。

そう言えば一週間ぐらい寝て居たんだっけか?

一週間で作り上げるとかなまくらじゃないだろうな。

短槍は黄金で出来て居た。

その辺、幸運が低くて最終的には自害を命じられた奴を連想させるが気のせいだろう。

新たな遠回しの死亡フラグじゃないよな?

聞いて見たらどちらも名前が無い名槍だそうだ。

今度から長槍の練習もするか。

その他にもあるが、多いので私の部屋に置いてきたとの事。

夢子が少しやつれて見えたのでどうしたのか聞いて見たら何でもないと一点張りにされた。

夢子が心配だったが取り敢えず槍を受け取って部屋を出る。

部屋を出るとレイが待機していた。

 

「アリア様、お荷物お持ちします」

 

そう言われて引きずっていた長槍を渡す。

短槍は自分で持って行く。

そう言えば夢子がやつれて見えたけど何かあったのかを聞いて見る。

 

「奥様と神綺様でアリア様に武器を送るのを送るか送らないかで大喧嘩してそれを止めるのに苦労された見たいですよ?」

 

・・・・・・予想に容易い。

夢子に大変申し訳ないと思いながら部屋に急ぐ。

レイが来たのは朝食が出来たので呼びに来たらしい。

部屋に戻ると部屋の片隅に武器入れが置かれて居てそこには幾つかの武器が置かれていた。

そこに短槍とレイに渡していた長槍をしまう。

改めて部屋を見渡す。大きなお姫様ベッドに大きめな机にタンスがあるだけ。

必要最低限の物しか置いて無い部屋だ。

人形はたくさんあるけど・・・・。

たまにはヴァイオリンでも弾こうか?

そう考えつつ部屋を後にする。

食事をする馬鹿みたいに長ーい机に食事を置かれている何時もの席についてしっきーに対する祈りを捧げて食事を食べ始める。

 

で、だ。

 

「何であなた方が居るんですか?」

 

「細かい事気にしてると禿げるわよ」

 

「そうだぜ、気にすんな」

 

そう言われてもそうはいかない。

私からしてみればさっきまで敵だった二人が食卓を一緒に囲んでいるのが解らない。

警戒するが母さんにしっきーが気にせずに朝食を食べて居るので取り敢えずは大丈夫なのだろう。

よくよく考えてみると家を壊されたと言っていたのでそれで家が出来るまで此処に居るのだろう。

白黒の魔法使いの家も壊されたのだろうか?

外の世界に出る口実が出来たのかも知れない。

 

「母さんにしっきー、これ以上ごたごたが起るのは御免なので監視しに外の世界に行きます」

 

それに意を唱えたのは母さんにしっきー。

 

「アリアが行く必要はないわ」

 

「そうそう、アリアちゃんが行く必要は感じないな~」

 

二人に反対される。

だけどどうしても外の世界には行ってみたいのだ。

20年間パンしか食べて無くて、いい加減外の世界の米が食べたいのだ。

洋食よりも和食派なのだ。

この体では箸を使うのはちょいと時間がかかるだろうけど。

しっきーの言いたいことは解る。

魔界の創世神の直系の孫で、更に言うと皇太子なのだ。

そんな人物が直接監視に行くとか前代未聞だろう。

しかも未知の世界となれば余計にだ。

どうも、これから先の説得に骨が折れそうだ。

そう考えながらナイフを使い、星型に作られた目玉焼きを切りフォークで口に運ぶ。

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