参謀役の大冒険   作:HNA

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第14幕

 

ふわああう、ハッ!?おはようございます、浪笠刻誠だよ。今日は妙な夢を見たな、もうほとんど覚えていないけどな!ま、いいや!何か引っ掛かるが考えてもしょうがない。

 

ハア、今日も学校か、面倒だな。あの三人と話すのは楽しいのだが事あるごとに俺の説教をしようとするんだよ、彼女たちは。

 

先ずはたかが授業のさぼりだろ?

俺には必要ないからいいの。テストは今まで100点しか取ってない。三人もも中々点を取ってくるが少しでもミスをしてくれればこっちのものだ。

 

貯水タンクの私物化だろ?

俺以外登ってこれないし、三人だって俺とタンクの上で飯を食えるのも、上で説教できるのも、春から冬まで快適に過ごせるも、俺が全てを引っ張り上げてやってるからだぜ?

(正しくは無限倉庫で持って来たのだが。)

 

教師への暴言だろ?

大体奴らは俺を見下しているところがあんだよ。いや、俺が偉いとか、かの傲慢君の様な態度をとっている訳でもないし、三人以外のともそれなりにうまくやってるぜ?折角の二度目の人生なんだ、好きに生きなくっちゃ。縛られるのは好きじゃないのさ。

 

後は気障ったらしい言動をやめろとか、最近どう?とか、隣の男子がしつこく触ろうとしてくるとか。思春期なんだろ。

 

説教の後は愚痴になり文句になる。ホントに小3かよ?俺が言えたことじゃないけど!

 

よし、準備OK!学校行こう。

 

♦♦♦♦

 

さて着いた。屋上行くか。

 

で、時間を飛ばして今は放課後な?何で飛んだかって?

 

いや、だって何時も通りにさぼって鍛えてお喋りしながら飯食いながら説教&愚痴文句聞かされてただけだぜ?でも俺はこの日常を気に入っているんだ。皆に伝えるほどの出来事は無かったってだけなんだ。

 

三人と駄弁りながらの帰り道、散歩していたすれ違った犬に吠えられたアリサちゃんは一言で黙らせ、スタスタと歩き脇道を指さし、

 

「ああ、こっちこっち。ここを通れば塾に行くのに近道なんだ。チョット道悪いけど。」

 

暫らく歩き、俺に小さな違和感が芽生える。立ち止まる。どっかでこの景色を見たような?あぁ!夢だ!夢でみた場所だ。なのはちゃんも止まっていたらしい。

 

「どうしたの?」

 

「なのは?刻誠?」

 

「あ、ううん。何でもない。ゴメンゴメン。」

 

「ん?わりぃ。気のせい・・か?」

 

「大丈夫?」

 

「うん。」

 

「ああ。」

 

「じゃあ、行こう。」

 

「まさかね。」

 

原作にあった所・・・だよな?駄目だ。この頃ストーリーを全く思い出せないんだ。勧められて見た所ももう記憶にない。チィ!どうしようもない・・・か。

 

「なのはちゃん!刻誠君!」

 

「あ、うん!」

 

おっと!

 

 

 

 

『助けて』

 

 

 

 

「何だ!?」

 

「?刻誠?なのは?」

 

「今、何か聞こえなかった?」

 

「何か?」

 

「何か声みたいな。刻誠君は聞こえた?」

 

「ああ、俺は聞こえたぜ。『助けて』ってな。」

 

「いや、私は別に・・・」

 

「聞こえなかった・・・かな。」

 

何だ!?誰だ!?何処から!?何処に居る!?

 

 

 

 

『助けて!』

 

 

 

!向こうから!?

 

 

俺となのはちゃんは同時に走り出す。確証はないが何となくこっちの様な気がするんだ。

 

「なのは?刻誠!?」

 

「多分、こっちの方から。」

 

少しばかり先に進むとそこには蹲り地に丸まっている小動物が。

 

「チョット刻誠、なのは!急に走り出してどうしたのよ?」

 

「あ!その動物怪我してる。」「うん、どうしよう?」「どうしようって先ずは、病院?」「獣医さんだよ!」「えーと、この近くに獣医さんってあったけ?」「えと、この近くじゃ、、何処だっけ?」「槙原動物病院じゃねーか?」「待って。家に電話して見る。」

 

♦♦♦♦

 

 

「怪我はそんなに深くないけど随分衰弱してるみたいねぇ、きっとずっと独りぼっちだったんじゃないかな?」

 

なのはちゃんにアリサちゃんとすずかちゃんの三人+俺は礼を言い小動物を覗き込む。

 

「あの、これはフェレットですよね。どこかのペット何ですか?」

 

アリサちゃんの疑問に先生ははっきりとは答えずにフェレット?の首に掛かっている宝石?に手を伸ばした時にフェレット?は目を覚ました。

 

フェレット?は先生、なのはちゃん、俺、アリサちゃん、すずかちゃんを順に眺め、なのはちゃんに目を止めた。

 

そして、差し出された指を一舐めするとポテッと倒れた。

 

フェレット?を一日病院に預ける事にした俺達はそれぞれの用事で帰ることにする。なのはちゃん達は塾。俺には用事は無いが・・・仁衛達と遊ぶかな。

 

 

♦♦♦♦

 

家に帰りついて風呂に入ってゆっくり休んでいるとなのはちゃんからメ-ルが来た。内容は?

 

『刻誠君、あの子は家で預かれる事になりました。明日学校帰りに一緒に迎えに行こうね。なのは。』

 

ほう、そっか。でも喫茶店的にはどうなんだろ?ん?

 

『聞こえますか?僕の声が聞こえますか!?』

 

な!?夢と・・・昼間の声と、同じだ!?

 

『聞いて下さい。僕の声が聞こえる貴方。お願いです!僕に少しだけ力を貸してください!お願い・・僕の所へ!時間が・・・危険が、もう。」

 

チイッ!くそったれ!行ってやるよ!

 

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