プロローグ3
どうも、皆さん今はチョット、いや全く心の余裕が無い浪笠刻誠です。
何故って? あ、聞いてない?なら聞いて下さい皆さん!(聞いてくれている人が居てくれたらとても嬉しい)
実は私の目の前に目の前にデカい(目測2m程の)鬼がいたのだ!見れば額に2本の角に口にはごつい牙、まるで絵に描いたような鬼、なのだが格好が何とスーツ!はぁ!?いや、えぇ?何故に?地獄だろ此処!日本だろ!?現代かよ! 疑問とツッコミが溢れるがグッと飲み込んだ。
相手は(スーツ姿でも)鬼、此処は地獄、周りには何もない、相手の情報が何もないので出来れば戦うことは避けたい。できる限り情報を得た方がいい。ヤツの出方を見よう。カズと武器(
『どう出るコクセー』『先ずは相手の出方を見て決めよう。』『OK』
「そうだ。」
答える。さあ、どう来る?
「ああ、、、、、ああ良かった合ってた!やっと見つけたぞ!ヤッホーイ!!これで今日は仕事しなくていいぜ!イエーィ!」
ど、どうしたんだあれ、きゅ、急に妙なダンス?を踊り始めた。
「やった♪やった♪やったらら~♪」
とってもシュール。スーツの強面の大男が低い声で奇声を上げて踊っているなんて、どう反応を返してやればいいんだかわからねぇよ!!
暫らく困惑しながらもカズとアイコンタクトしながらチラチラ(見た目)鬼を見ていると、(見た目)鬼はハッとして話し始めた。
「あー、ごほん、いや済みません、何分いつも忙しくて、、、さて、」
む、雰囲気が変わった、どうやら此処からが真面目な話しらしい。
が、軽い言葉で、
「そんなに警戒しなくとも大丈夫ですよ?取って食べたりはしませんよ。あなた方の質問と不満を解消する為に私がお迎えに参ったのです。それでは、此方へお乗り下さい。」
鬼がパチンと指を鳴らすと、何時の間にか車が、それもリムジンがあった。
信用は出来ないが乗らなければ話しは始らない、、か。
突然車が出てきた事にはもう驚かない、突然死に地獄に来て、鬼が妙な歌と踊りを披露してくれるんだ、こんなモンだと割り切ればいいのだ。
まるで執事のように後部座席を開けて待っている鬼に獄誠を向けながらリムジンに乗り込む、車内は特に何がある訳でもなく普通のリムジンだ。カズも獄也を向けて入ってくる。鬼は刃物を向けられてもニコニコとしている。
「では、直ぐに着きますので、くつろいでくださいね。」
リムジンに揺られて体感では数時間経ったような気がするが正確には分からない。
張り詰めた空気に満ちた車は河から見えていた赤い建物に着いた。
「着きましたよ、どうぞ、此方が閻魔堂です。」
「おい!テメェなんで此処にきてんだよ!やっぱり俺らを裁く気だったのか!」
カズが言い、俺たちは構えるが、
「いいえ、違いますよ、ただ、あなた方のこれからを決めるのですよ。さ、どうぞ。」
鬼は俺たちに背を向け歩き出した。
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