双子の姉弟が送る!暗殺教室   作:コミ6目半

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 昨日、予約投稿のつもりだったんですが、間違ってそのまま投稿してしまいましたw
  
 (ストックが一つ減った…)

 まあ、休みに少し書き進めることにしますw

 
 今回はオリジナルストーリーですね


 それではどうぞ


第7課 帰り道の時間

 

「明日の中間テストでクラス全員が50位以内をとりなさい」

 

 

「「「「「「50位!?」」」」」

 

 

 

クラスの大半が驚愕した。無理もない。50位と言えば単純計算でも、クラスの3人に1人しかいない計算だ。ましてこのクラスの成績はカルマのようなイレギュラーを除くと成績的には底辺の生徒ばかり、それをものの1ヶ月で、トップクラスに向上など不可能に近い。

 

 

「君達の第二の刃は先生がすでに育てています。先生は本校の校舎の先生劣るほどとろい教え方はしていません。そして君たちは暗殺者。なら、このミッションを成功させ、暗殺者として笑顔で胸を張りなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか殺せんせーあんなこと言い出すなんてね」

 

 

全く倉橋の言う通りだ。

 

 

「でもこれで、もし、私達が50位以内入れなかったら…」

 

「今はそれを考えても仕方ないよ、とにかく明日全力で頑張ろ!ね?」

 

 

 椿季は難しそうな顔をしていた二人を励ます。

 

 

「そうだね、よし!私頑張る!」

 

「私も」

 

 

そう言って倉橋と速水は夜遅くまで勉強していった。

 

 

 

 

 

 

 

「もう、こんな時間、そろそろ私帰らないと…」

 

「私も帰らなきゃ」

 

 「あー待って、送るよ」

 

そうやって、椿季は立ち上がったが、俺はそれを制止した。

 

 

「俺が送る」

 

「え?いいよ、私が家に招いたんだし」

 

「いや、さすがにこの時間の夜道を女子だけに歩かせるわけにはいかないし、それに椿季やることあるんだろ?」

 

「えっ?」

 

「それに、もし、椿季が二人を送ってくるのを待っていたら、俺はご飯にありつく前に寝ている自信がある」

 

「どんな自信よ」

 

 

速水がツッコむ。

 

「というわけで、椿季、晩飯の支度は任せた」

 

「分かった。陽菜ちゃん、凛花ちゃんまた明日。あ、そうそう、もし帰りに柊季に何かされたら私に言って、明日コテンパンにしてやるから」

 

「分かった」

 

「大丈夫だよ、つっちゃん。さがっちこうみえてヘタレだもん」

「倉橋よ、そういうのは傷つくぞ…」

 

 

こうして俺は二人を送っていくことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここでいい、ありがとう嵯峨」

 

「おう、また明日な」

 

「じゃーね。凛香ちゃん」

 

 そういって、速水と別れた。

 

「次は倉橋の家だけど、どっち?」

 

「あっち」

 

 

そういって、倉橋との差す方向へと歩いて行く。

 

 

「さがっち、今日はありがとうね」

 

「ん?何が?」

 

「ほら、色々教えてくれたでしょ」

 

「いや、どうせ自分で勉強なんてしないんだからいい」

 

「どうして?」

 

「勉強が嫌いだから」

 

 すると倉橋はなぜか難しい顔をしていた。

 

「うーん。さがっちは何をすることが好きなの?」

 

「・・・・・・」

 

 あまりに唐突な質問に俺は思わず黙ってしまった。別に驚くほどの質問ではない、普通にゲームとか、スポーツとか答えればいいだけの質問だ。しかし、同時にその質問は俺にとってはある人からの大きな課題だった。

 

 

「なんでそんなことを聞くんだ?」

 

「うーんなんとなくかな」

 

 そう言って倉橋は話し始めた。

 

 

「私ね、あのE組の中でも成績悪い方だし、勉強なんてってずっと思ってた。好きな生き物のことには詳しいけど、あとのことはさっぱり。でもね、殺せんせーやつっちゃんが学校に来て真面目に教えてるせんせーやいろんなことに真面目に取り組むつっちゃんを見てかっこいいなーって思ったんだ」

 

「まあ、椿季は真面目だからな。何事もコツコツやるタイプだ」

 

 

 対して俺はどうだろ、授業中は大半寝ている気がする。 

 

 

 姉弟というものは、そこに故意がなかったとしても比較されてしまうことは多々ある。そして、椿季は文武両道というかなんでもそつなくこなす、もちろんあいつ自身がそれを俺にひけらかしたり、逆に変に謙遜することなく常に優しく接してくれる。俺はあいつのそういうところは尊敬してるけれど、やはり嫉妬もしてしまうのだ。

 

 

 

「さがっちは授業中よく寝てるし、つっちゃんにもよく怒られてるよね」

 

「ばれていたか」

 

「まあ、あれだけ怒られるのを見るとね、さがっちはつっちゃんのことが好きなんじゃないかって莉桜ちゃんいってたよ」

 

 「あの野郎、なにいってやがる」

 

 「カルマっちもきっとそうだって」

 

 「・・・・・・」

 

 

 あのくそ野郎どものニヤニヤする顔が目に浮かぶ。

 

「いいか倉橋。断じて、椿季が好きなんてことはないからな」

 

「はいはい、わかってますよー」

 

 本当にわかってんのか?こいつ

 

 そんな話をしながらまた少し歩く。

 

「あ、ついたんじゃないか。あの家だろ?」

 

「うん」

 

「じゃあな、明日頑張れよ」

 

「さがっちもね」

 

 そういって、帰ろうとした時、

 

「あ、そうだ、今日、社会を教えてくれた時のさがっち頼りになったよ!だから自信もって!」

 

 

多分、倉橋は俺のなんとなく暗い雰囲気を察して、そういうことを言ってくれたのだろう。だから深い意味はない、それは分かっているのだが、誰かに認められる、そんな些細なことが俺は嬉しかった。

 

 

 

「なんだそれ」

 

 

 俺は少し照れながらもそう返して、家へと急いで帰った。

 

 

 

 

 

 

 嵯峨家では椿季が一人で勉強していた。

 

 「The target may be followed to wherever it goes via radio collar......」

 

 「ただいまー」

 

 「調査されている動物の無線発信機によって…」

 

 「椿季?勉強中か?」

 

 「はっ、柊季、帰ってきたならただいまくらい言いなよ」

 

 「言ったよ・・・」

 

 椿季、集中すると周りが見えないからな。だから、俺が送りに行ったのもあるんだけど…

 

 「あ!ご飯!まだ出来てない…ごめん」

 

 「いや、それよりお願いがあるんだけど」

 

 「お願い?」

 

  

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 そして、翌日、試験の日がやってきた。

 

 一時間目は数学。

 

 「一時間目から重い科目来るな」

 

 「でも勉強したんだもん大丈夫だよ」

 

 「まあ、適当に頑張るか」

 

 そう言いつつも俺は実は少し本気だった。

 

 

 

  問4、根号を分数に含む計算問題。

 

  それはまるで凶悪なモンスターのようだった、でも、

 

 (あれこれってただの計算問題?分母の有理化って確か…)

 

  よし、いける

 

  問5、二次関数

 

 これはxの定義域に注意してっと。

 

  問9 図形問題。

 

  ふーっ。殺ったろこれ?

 

  そう、ここにある問題は授業でどれも見たような問題。これならいける。殺れる。

 

  

  と、思った。

 

 

 

 

 

  問11 ・・・・・・

 

  えっっ……これって…

 

 

  そこで俺は気付いた。さっきまでみんなのシャーペンで音を奏でていた教室が静まり返っていることに、そして、この学校の見えない闇に。

 

 

 





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