双子の姉弟が送る!暗殺教室   作:コミ6目半

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 今回は椿季の班(1班)の修学旅行です。

 


第12課 修学旅行の時間 椿季編

 

 ついに待ちに待った修学旅行!前日には風邪をひくハプニングもあったけど、すっかり治って私は今新幹線の中です。

 

 「元気になってよかったね?つっちゃん」

 

 「うん。陽菜ちゃんもメグちゃんもありがとね」

 

 「えっ、嵯峨さん風邪ひいてたの?、柊季じゃなくて」

 

 「今回は私が風邪ひいてしまいました…面目ない」

 

 

 今回私は陽菜ちゃんと、メグちゃん、桃花ちゃん、おかのん、男子は磯貝君、前原君、木村君と一緒の班です。

 

 

 「よし、殺せんせーが窓に張り付いている間に暗殺の計画済ませちゃおうぜ」

 

 「それで、どーする」

 

 リーダーの磯貝君とメグちゃんを中心に話し合います。

 

 「暗殺場所は保津川橋梁だっけ」

 

 「私が川下りしてる人を指さして先生の気を引いている間にスナイパーの人が狙うってことでいいんだよね?」

 

 「うーん。それだけで殺せるかな?」

 

 みんなは考え込んでいた。

 

 「そうだ、嵯峨さんスナイパーが打つと同時に嵯峨さんがナイフ投げるっていうのはどう?」

 

 「でも木村君。他の人も乗っているからあまり私たちが目立つ暗殺をしちゃうと…」

 

 「ああ、そうか」

 

 「アイディア自体は悪くないと思うぜ」

 

 落ち込む木村君を磯貝君がフォローする。

 

 「じゃあさ、じゃあさ。誰か一人が川下りしてる船から狙うっていうのは?」

 

 「バーカ、それじゃあ列車乗ってるときに一人いないことがばれちまうだろ」

 

 「あ、そっか」

 

 「まったく、岡野は単純というかなんというか」

 

 「なによ、前原のくせに」

 

 「なんだと」

 

 「ふふ、二人は仲がいいんだね」

 

 「「良くない!!」」

 

 

  誰がどう見ても息のぴったりの二人だと思うんだけどな。

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで一日目。クラスのみんなで北山にある金閣寺、龍安寺に行きそして最後は、

 

 「北野天満宮だー」

 

 「ここって何の神社?」

 

 「学問の神様。菅原道真の神社だよ」

 

 「へー」

 

  いつもこういう場所に来ると、私より柊季のほうが知ってるからね。まあ、柊季が自分から教えてくれることのほうが少ないけど。

 

 「ほら、あそこに牛の置物があるでしょ、あの牛を撫でると撫でたところがよくなるんだよ」

 

 「ほんとだ、この牛の置物かわいい」

 

 「かわいい??」

 

 「あー椿季ちゃん。陽菜ちゃん、生き物大好きだし、感性も独特だから」

 

 「な、なるほど」

 

 「ねー嵯峨さん?あれはありなの?」

 

  そう言うメグちゃんが言う方向を見てみると、別の牛を岡島君がものすごい勢いでなでていた。狂気を感じるくらいに

 

  そしてさらに奥では茅野さんが煙が出そうなほど胸を撫でていた。 

 

 「うーん。ばちが当たらないといいんだけど…」

 

  私は苦笑いしてそう返答するしか私はなかった。

 

 

 そのあと門をくぐり本殿へとお参りを済ませたあと、陽菜ちゃんが

 

 

 「よーし、おみくじ引こう」 

 

 「「「「さんせーい」」」」

 

 

 本殿の真横にある真横にあるおみくじを5人一斉に引く。

 

 「お、1番」(片岡)

 

 「私2番」 (岡野)

 

 「私は17番」(倉橋)

 

 「私は7番」(矢田)

 

 「私は4番」 (嵯峨)

 

 

 

  社務所でおみくじをもらい、いっせーのでみることにした。

 

 

 「「「「いっせーの」」」」

 

 「あ、大吉だ」

 

 「吉か」

 

 「わたしもー」

 

 「私は大吉」

 

 「……」

 

 

 

 

 

 

 結ぼう、何も言わずに。

 

 

 

 私は、何も言わずにすたすたと歩き、おみくじを結んだ。

 

 (凶だったな)

 

 (凶だったね)

 

 (凶だったかー)

 

 (凶かー)

 

 

 「うぅ…」

 

  いや、ここは気持ちを切り替えよう。凶だったからこれ以上は悪くならない。むしろこれから良くなる。うん。

 

  私がそんな感じで自分を慰めていると向こうからカルマ君と柊季が歩いてきた。

 

 「カルマ、おまえ、おみくじどうだった?」

 

 「吉、微妙だね。柊季は?」

 

 「うん?大吉。まあ、ここのおみくじ、凶出る確率かなり低いから。出たらよっぽど不運だよなぁ」

 

 「そうなの?」

 

 「よく、凶が出たらこれ以上悪くならないとかいう奴いるけど…言うて凶だし…」

 

 

 

  私の体はプルプル震えていた。

 

 「あ、あのつっちゃん?大丈夫?」

 

 「……………ひぃらぎー!!!」

 

 その声に柊季はびっくりして振り向いた。

 

 

 「わ、何、どうした。なんでそんなに怒って、ってなんだその木刀わぁーーーーー」

 

 

 出口へと走っていく柊季とそれを木刀を持って追いかける私。

 

 

 「あーあ。まったく、デリカシーがないね。柊季は」

 

 「うん。そしてつっちゃんはいつ木刀買ったんだろ?」

 

 

  カルマ君と陽菜ちゃんがそれを呆れてみている。

 

 「というか、嵯峨さんもなんだかんだで嵯峨君と性格似てるわよね」

 

 「「「うん…」」」

  

  そんなクラスのみんなの認識を私は知る由もなく、一日目のクラスでの京都観光は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

  そして、二日目。  

 

「よし、みんな。いよいよ今日だ。各自抜かりがないよう準備してくれ」

 

 「「「「「「了解」」」」」」

 

 

 嵯峨トロッコ列車に乗るために私たちは一度トロッコ亀岡駅に向かいその後トロッコ嵐山駅行きの電車に乗る。

   

 

  私たちが駅で五分ほど待っていると殺せんせーはやってきた。

 

 「いやー皆さんすいません。売店で売っていたくずもちを食べていたら遅くなりました」

 

 「もーおそいよ殺せんせー」

 

 「朝から甘いものですか?」

 

 「そうですが、椿季さんは朝から甘いもの食べませんか?」

 

 「ははは、私もさすがに朝からくずもちは食べませんよ」

 

 「えっ、そうですか?皆さんは食べ…」

 

 「「「「「「食べません!!」」」」」」

 

 まあ、よっぽどのことがない限り食べないよね…朝からくずもち…

 

 そんな話をしているとトロッコ列車がやってきた。

 

 「さあ、みんな行くよー」

 

 つっちゃんを先頭にみんなで乗り込む。

 

  そして列車が出発するや否や先生は持っていたビニール袋から何かを取り出す。

 

 「それでは先生いただきます」

 

 「先生、何食べてるんですか?」

 

 「八つ橋です。これも宿舎の売店で買いました」

 

 「「「食いすぎだろ」」」

 

 男子三人がツッコむ。

 

 「あ、皆さんもひとつどうですか」

 

 「じゃあ、一ついただきます」

 

 私は、一つもらって食べてみる。これチョコ?八つ橋なのにチョコの味がする。

 

 そんなこんなで列車はポイントに差し掛かった。嵯峨トロッコ列車の名所の一つ。保津川橋梁。

 

 「あー先生見てみて、川下りしてるよー」

 

 「ほんとだー、風流だねー」

 

 「どれどれ?」

 

  その時、川の横にある茂みから乾いた音がした。銃声だ。

 

  しかし、殺せんせーのほうを見てみると対せんせー弾が埋め込まれたスナイパーライフル弾を八つ橋で止めていた。うー…何でもありだなこのせんせー。

 

  「おっと、八つ橋に小骨が危ないこともあるものですねー」

 

 陽菜ちゃんは苦い顔をして、前原君と磯貝君は顔を背けている。まあ無理もないよね。

 

 (うーん。やっぱり普通の方法じゃ、殺せないかー、奇襲的なものを仕掛けた方がいいのかも)

 

 

 結局その後は何ひとつとして策もなく。私たち一班の暗殺は終わった。

 

 

 

 

 

 「じゃあ、先生次は二班の映画村に行ってきます。皆さんは嵐山を楽しんできてください」

 

 

 そういうと、先生は音速飛行で行ってしまった。

 

 

 「あーあ、まさか八つ橋で止められるとはな」

 

 「うん。もう何でもありだから、いちいち驚いてられないけど」

 

 

 前原君と岡野さんがぼやく。

 

 

 「まあ、あとは他の班に任せて、俺らは別のところ回ろうぜ」

 

 「次どこだっけ?」

 

 「この近くに何があるんだっけ?」

 

 「私行ってみたいところがあるんだけど…」

 

 「え?どこどこ?椿季ちゃんが言ってみたいところって」

 

 「わたしの趣味っていうか、博物館なんだけど」

 

 「いいんじゃないか?勉強にもなるし」

 

 「じゃあそれ終わったらモンキーパーク行こう?すぐ近くにあるんだよ」

 

 「倉橋は本当、動物好きだな」 

 

 「よしじゃあ、嵯峨さんの行きたい場所に行って、倉橋さんの行きたいところに行きましょう」

 

 

  こうして私たちは嵐山を満喫したのでした。

 

 

 

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