双子の姉弟が送る!暗殺教室   作:コミ6目半

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 イトナ編後編。

 この真冬に夏休みの話を書いてるとなんか変な気分です…

 頑張って推敲しますので、一人でも多くの皆さんに楽しんでいただけたら幸いです。


第24課 決闘の時間

 クラスのみんなが見たものそれは…

 

 

 「え?」

 

 

 「うそ!?」

 

 

 「これは…」

 

 

 イトナの髪に生えていたものは確かに触手だった。

 

 

 「なるほどね」

 

 

 「何がだ、カルマ」

 

 

 「あいつが来たとき雨が降ってたでしょ、なのにあいつの制服は湿ってすらいなかった。そりゃぁ触手で全部弾けばそうなると思ってさ」

 

 

  そんな話をしていると、殺せんせーの顔色がみるみる変わっていく。

 

  明らかに真っ黒。怒ってるね。これ、

 

 

 「どこだ……どこでそれを手に入れた……その触手を!!」

 

 

 「君に言う義理もないし、言っても無駄だよ。なぜなら君はここで死ぬんだから。でもこれで分かったろ?生まれも育ちも違うが君たちはまさしく兄弟っていうことがね」

 

 

 「どうやら、貴方にも話を聞く必要がありそうですね」

 

 

 そう言いながら、殺せんせーは手を再生させる。

 

 しかしそれと同時にシロは懐に忍ばせた懐中電灯のよなものを殺せんせーに当てた。

 

 そして一瞬だけ殺せんせーが動かなくなった。

 

 

 「この圧力光線を至近距離から照射すると、君の細胞はダイラタント挙動を起こし、一瞬だけ体全体が硬直する。知っているんだよ。君の弱点はすべてね」

 

 

 シロがそう言うとイトナは先生の体に触手をたたきこむ。

 

 

 「やったのか?」

 

 「いや、上」

 

 陽菜乃のいう方を見てみると先生は照明にぶら下がっていた。床には先生の抜け殻が転がっている。

 

 

 「脱皮か…でもその脱皮にも弱点があることは知っているよ、脱皮はその見かけによらず意外と体力を削られるんだ、そしてさっき腕を再生した。それもだいぶ体力を使う。そして、触手は精神状態の影響を大きく受ける。この時点で身体的パフォーマンスはほぼ互角とみたがね」

 

 

 「マジかよ…」

 

 

 そんな声が教室の中から聞こえた。

 

 たしかに、ここまで追いつめられる殺せんせーを始めてみた。俺らが二ヶ月。みんなは二ヶ月半。この教室で様々なことをやってきたのにこんなことは無かった。

 

 俺はこの時迷っていた。あいつがせんせーを殺せば世界は救われる、でも本当ならそれは俺が、俺らがやりたかった、今まるで後出しじゃんけんのように出てくる弱点を見つけながら…

 

 

 「ニュヤッ」

 

 

 殺せんせーのその声と同時に殺せんせーの足が二本破壊された。

 

 殺せんせーはまた足を再生させたが、息は上がっていた。

 

 

 「さて、足の再生が終わったようだね、次のラッシュに耐えられるかな?」

 

 

 シロがそう言うと椿季が俺と陽菜乃にこっそり言ってきた。

 

 (ねぇ柊季、陽菜ちゃん、このままでいいと思う?)

 

 (いや、全くそう思わない)

 

 (私もこのまま何もできずに終わるのはいやだよ)

 

 (じゃあ、二人はどうする?)

 

 

 そう言うと椿季はニッと笑い、懐からナイフを取り出す。

 

 

 「私は素直にこうかな」

 

 

 そしてラシュを始めようとイトナが触手を伸ばした時、椿季は取り出したナイフを二本触手に投げ込んだ。

 

  確信はなかったようだが、やはり対先生ナイフでイトナの触手は破壊できるらしくイトナのの触手が破壊された。

 

 

 「君は何をしているのかな?」

 

 

 「すいません、シロさん。確かに、このままいけばイトナ君は殺せんせーを殺せたかもしれませんが、せっかくここまでやってきたんです。だから3年E組のみんなで殺したいと私は思うんですよ」

 

 

 「自分勝手だとは思わないのかね?」

 

 

 「もともと自分勝手な人のせいでここへ来てしまったので、少しのわがままは聞いてもらいたいです」

 

 

 終始笑顔の椿季をシロは忌々しそうに見ていた。

 

 

 「あー、それとこれも少し預かっておきますね」

 

 

 シロの袖口さっとライトを盗むとニヤニヤして柊季は言う。

 

 

 「それに、さっきの触手に関するハンデはイトナにもそのままいえることなんでしょ?ほら、」

 

 

 殺せんせーは渚からナイフを取り、それをイトナに踏ませ、さらに動揺して座り込んでいたイトナを自らの抜け殻に包み校庭へと放り投げる。

 

 

 「勝負ありだな」

 

 

 椿季もこっちを見てウインクしていた。

 

 

 「ルールに照らせば、これで君は死刑二度とせんせーを殺せませんねー」

 

 

 殺せんせーは舐めた口調でそう言ったがその言葉はイトナの逆鱗に触れたらしく。イトナの触手はさっきの殺せんせーのように触手が真っ黒に染まっていった。

 

 

 「これはやばいな……」

 

 

 「弱った人を追い詰めすぎるとこうなることがあるけど…」

 

 

 こうなってしまうと正直あの速さで動く触手を俺らが対処するのは無傷では無理だろう。

 

 

 しかし、それを止めたのはイトナを連れてきたシロだった。彼はイトナに麻酔銃のようなものを打ち込み、イトナは倒れた。

 

 そしてシロは言う。  

 

 

 「いやーすいません。殺せんせー。この子はまだ学校に来れる精神状況じゃないみたいだ、すいませんがしばらく休学させてもらいます」

 

 

 「待ちなさい。シロさん。その子は私が預かります。それにあなたにも聞きたいことが…」

 

 

 「やだね。帰るよ」

 

 

 そう言ってシロはイトナを担いで教室を出ようとした。せんせーもそれを引き留めようとシロの肩に触手をかけたが、破壊された。

 

 

 「ニュヤッ」

 

 

 「対先生繊維、君は私に触手一本触れられない」

 

 

 そう言って、シロは学校を去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クラス全員で教室を片付けながら聞く。

 

 

 「なぁ、せんせー。せんせーは何者なんだ?」

 

 

 「何物とは?」

 

 

 「だから、先生あの二人とどんな関係なの?」

 

 

 俺のその質問にクラス全員が注目する。そして

 

 

 「わかりました。正直に話しましょう。実は」

 

 

 「実は……」

 

 

 クラスの全員が息をのむ。

 

 

 「せんせー人工的に作り出された生物なんです」

 

 

 

 「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

 まあ、そうだろうよ。

 

 

 「だよね?」

 

 

 「で?」

 

 

 「え?結構衝撃的な発言だと思うんですけど?」

 

 

 せんせーは慌てた態度を取った。

 

 

 「いや普通に考えて、いないだろ。自然界にマッハ20のタコは」

 

 

 「で、イトナ君は弟って言ってたから、先生の後に作られたと想像がつく」

 

 

 「聞きたいのはその後だよ、先生は何のために生まれ、何のためにこの学校に来たの?」

 

 

 渚のその質問に殺せんせーは首を横に振った。

 

 

 「残念ですがそれをキミ達が知る必要はありません。皆さんが何を思っていようと、せんせーがこの地球を破壊してしまえば意味がないのですから…もうおわかりですね?知りたいのなら殺すことです。それが先生と君達の絆なのです」

 

 

 せんせーはクラス全員を見ると、

 

 

 「なにもなければ今日はここまで、また明日会いましょう」

 

 

 そう言って殺せんせーは教室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 俺は帰りの準備を済ますと陽菜乃に言う。

 

 

 「さて、陽菜乃。これからどうしよっか?」

 

 

 「フフフッ」

 

 

 「なんだよ」

 

 

 「だって柊季。さっきからから体動かしたいって顔してるよ」

 

 

 「それに、今日みたいなことがあってわかったよ。殺せんせーは他の誰でもない私たちが殺したい」

 

 

 椿季がそういう。

 

 

 「そうだな」

 

 

 「うん」

 

 

 俺も陽菜乃も肯定した。

 

 

 「でもどうしよっか?」

 

 

 「やっぱり、お前らもそう言う考えか」

 

 

 「磯貝?」

 

 

 後ろを向くと磯貝や前原といった、クラスの大半がいた。

 

 

 「俺らこの後烏間先生に放課後も特訓してもらえるよう交渉しに行こうと思うんだけど」

 

 

 「みんな考えは同じなわけね」

 

 

 みんながそれだけ暗殺により前向きになったわけだ。

 

 

 「当然、今日みたいにただ見ているだけは嫌だからな」

 

 

 「よっしゃ、じゃあ頼みにいくか」

 

 

 

 こうして、烏間先生にお願いして今まで以上に厳しい放課後特訓が行われることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ねえ、つっちゃん?」

 

 「ん?なに?」

 

 「教えてほしいことがあるんだけど、いいかな」

 

 「?」

 

 

 この時、陽菜乃が椿季に何を教わったかはまた別の話。 

 

 






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