どうもこんにちは、 taka823823です。
少しでも多くのみなさんに楽しんでいただけるよう、努力していきたいと思います。
駄文、また不定期更新になってしまうと思います。
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それでは、嵯峨姉弟が送る、ウキウキ殺伐学園ライフの始まり、始まり〜!
第1課 転校の時間
四月も中盤に差し掛かり、新学期が始まるとき特有の妙な喧噪も収まった頃。
俺、嵯峨 柊季(さが ひいらぎ)は授業中教室で何をしていたかというと…
寝ていた、思いっきり
「はい、それでは柊季君、この英文を訳して…」
「…………」
「柊季君」
「………」
「嵯峨 柊季、起きてこの問題に答えろ!」
「ほぇ?」
この瞬間クラスで爆笑の渦が起こった。
「柊季君、四月入って何回目ですか!」
「何回目ですか?」
「10回目です」
「先生、新学期始まって8回しか授業やってない気がするんですが…」
「昨日と今日は二回注意しました」
「…………………Zzz」
「寝るんじゃない!」
「はい、はい」
「もういい、今日はここまで、号令」
起立、礼
こうして授業が一コマまた一コマと過ぎてゆく。
俺は中学に入ってから、この小、中、高一貫の有名私立学校に通っているのだが、その中ではなかなかに落ちこぼれていた。
かといって、別に俺自身そのことがコンプレックスなわけでもない。バカでも困ることなんてない。ある意味そう開き直っていた。
ただ…
「ひいらぎちゃん、そんなに寝てて次の試験大丈夫かよwな?」
「あぁっ、喧嘩売ってんのか?」
「そんなこといってないよ。ただまたテストで赤点取って補修はかわいそうだから、いってあげてるんでしょw無理だろうけどw」
「んだと、てめえ」
こうやって、すぐさま手が出そうになる。こういうやつらは所詮口先だけのくせに、
だけど、俺がこういう馬鹿どもに殴りかかろうとするといつも
「はい、ストップ。これ以上暴力沙汰起こして、また停学にでもなったらどうすんの」
「上等だ。停学でもなんでも…」
「いいわけないでしょ、停学になったら今度こそあんたの部屋にある電子機器はすべて捨ててやるからね」
「まったく、口うるせーな」
「なんか言った?」
「なにも」
そう、いつも我が姉 嵯峨 椿季 (さが つばき)に止められる。
しっかり者の我が姉は成績も悪くなく面倒見がいい。ただ、口うるさい。
「ほら、行くよ、柊季」
「行くって何処にだよ」
「理事長室、今朝放課後来るようにって言われてたでしょう」
「ひいらぎちゃん、また何やらかしちゃったのw?」
「んだと…」
「ほら、同じことを何度も言わせない、行くよ、柊季」
「放せ、一発殴らせろ、放せって」
そういいながら、俺は理事長室まで引っ張られてった。
「ほら、しゃんとする。理事長室に入るんだから」
「なんで、理事長室?、いつもなら生徒指導室か職員室だったろ、それに椿季も一緒なんて」
いつも問題を起こすときは一人なのに、
「さあ、先生も詳しいことは聞いてないって」
「俺、あの理事長苦手なんだよなぁ…」
「うん、まあ、気持ちは分かるよ…私もだから」
そう言って、椿季はドアをノックし、理事長室に入った。
「失礼します」「します」
「ああ、待ってましたよ、嵯峨 椿季さん、嵯峨 柊季さん」
「理事長、何か御用でしょうか」
「言っときますけど、俺まだ何もしてませんから」
「ちょっと、柊季」
「でも、さっきクラスメイトに殴りかかろうとしてましたよね」
「なっ…」
何で知ってんだ理事長。まさか見てたのか?
「心配しないでくださいそんなつまらないことで呼んだんじゃありませんから」
「……じゃあ何の用ですか」
「話というのは他でもありません、あなた方には転校を命じます」
「……はっ?」
あまりにも唐突なことに俺も椿季も驚きを隠せない。
「理事長、どういうことですか?」
椿季もいつになく冷静さを失っている。
しかし、理事長は構わず。
「私の知り合いが隣町で開いている学校があります」
理事長はそういうと、パンフレットを差し出した。
「私立椚ヶ丘中学校?」
「そうです。明日からそこの3年E組に転入してもらいます」
「そりゃまたなぜ」
「それについては、こちらの方から説明があります」
そういうと奥の応接間から、黒いスーツの目が怖い若い男が出てきた。
「…誰?」
「私は、防衛省の烏間というものだ」
俺らは彼から名刺を受け取った。
「防衛省?どういうご関係が?」
「君たちは三月に起こったあの事件については知っているか?」
「あの事件?なんかあったか椿季?」
「なんかあったじゃないよ、月が爆発したじゃない、そして三日月型になった」
そうやって窓を見ると確かに三日月形の月が昼間から顔をのぞかせていた。
「そうだ、そしてそれをやった犯人がこいつだ」
そう言って烏間さんは一枚の紙を見せてくれた。そこには、黄色い巨大なタコの写真が貼ってあった。
「地球破壊生物?宇宙人かなんかですかこいつ」
早速、俺の理解は追い付いていない。分かるのはどう見てもタコであることと、地球上の生物っぽくないってことだけだ。
「詳しいことを話せないのは申し訳ないが、こいつは、来年の三月に地球をも破壊しようとしている」
「地球を破壊?こいつが?」
「そうだ、それで現在も三年E組の生徒たちはすでに暗殺任務についている。ついては君たちにも暗殺任務を依頼する」
「私たちが暗殺ですか…」
「ああ、成功報酬は百億円、もちろんこのことは家族を含めて絶対秘密だ。漏らした場合記憶消去の手術を受けてもらう、分かったか?」
分かったも何も質問だらけだぞ、おい。
俺は椿季のほうを見たが、椿季はこっちを一切見ておらず、理事長の方をまっすぐ見て、こう言い放った。
「理事長、改めて聞きます。なぜ私たちにこんなことを」
正論だ。俺たちがこんなことをする理由に検討がつかない。
すると理事長は、
「あなた達には一年間あそこで学ぶべきであると判断したので」
「学ぶべきこと…ですか」
「ええ、もし来年もこの学校が存続し、あなたたちがこの高校に進学するのならそれを学んできてほしい」
「それは…」
「それは、やってみればわかります」
椿季はしばらく考えていたが、
「わかりました。理事長のおっしゃる通りにします」
「椿季?マジで言ってるの?」
すると、椿はため息をついて、
「しかたないじゃない。今ここで話を断ったら、私も柊季も、記憶消去の手術受けることになるかもだよ」
「うっ」
確かにその通りかもしれない…
こうなってしまっては納得いくいかないの問題ではないのだ。やるしかない。そう諦めるしかなかった。
「わかりました…明日からよろしくお願いします」
「決まりましたね、それでは烏間さんこの子たちをよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
そういって、烏間さんは去っていった。
「それでは、二人とも頑張ってくださいね。手続きなんかはすべて済んであるので」
「「はい…」」
こうして、俺らははれて暗殺教室へと転入していくのだった。
そして、俺らが理事長室を去った後
「はい、もしもし」
「あ、浅野さん。私です」
「ああ、あなたですか」
「ええ、明日からうちの生徒がお世話になりますね」
「ええ、ですが、彼らの待遇については…」
「構いません。そうでなくっては」
「フフフ、あなたはいつも何を考えているのか見えませんね」
「それは、あなたもですよ浅野理事長、しかし、強いて言うなら」
「?」
「面白いから、でしょうか」
柊学園理事長、柊暦はそう微笑むのだった。