~μ’s Forever Lovers~ μ’sic Start! 作:絢未
スマホとパソコン両方で書いてるので、文頭ズレたりしてるのは明日修正します。すみません。
3月23日、修正しました。他の小説の誤字脱字も修正しました。
次で終わらせたい。
なんかめっちゃ箇条書きでごめんなさい。
投稿するときダルいんで、章で区切るのやめました。
「はぁ~ご飯食べよーっ」
海未に真姫ちゃんの浮気調査を頼んだ日から9日くらいが経った。特に海未から報告はなく、浮気ではないのかなと最近は考えている。
今日は家に一人。真姫ちゃんは仕事に行っている。車いすを動かしてキッチンまで向かう。お湯を沸かして適当なカップ麺を開けた。
テレビの前にあるテーブルにカップ麺を置いて、おもむろにテレビをつけた。
「面白いもの全然ないじゃない」
目を引くような番組がこれといって無く、元々挿入してあったディスクを再生した。
ディスクのなかには、私たち――μ'sの躍っている姿。
全員が楽しそうに、笑顔で踊っている。でも、もうこれは二度と出来ない。
私の麻痺が原因ということもあるけど、今9人が一度に集まるのは難しい。
私たちの近くにいる海未やことりならまだしも、穂乃果と花陽と凛はそれぞれの家庭を持っている。絵里と希なんて、海外で呑気に暮らしてるみたいだし。……仕事もあるみたいだけど。
近くにいるといってもことりは海外と日本を行き来しているし、海未も仕事が忙しく調査を頼んだのが悪いくらい。
真姫ちゃんだって、忙しいみたいだし。
私はもう一回だけ、みんなで踊りたい。
無理だとは分かってるつもりだけど、それでも――。
私の今の夢は、もう一度μ's全員で踊ること。
「……はぁ」
嫌な気持ちになった。
好きなドラマのBDでも見ようとして、テレビ台の下の大きな引き出しを開けると――。
「……っ、な、なに、これ……?」
そこには大量の札束が詰め込まれていた。
~♡~♡~
「……ふぅ」
一呼吸整え、玄関のチャイムを押――そうとする。
あぁもう!中々家のチャイムが押せません……。こんな情けない姿、ことりだけには見せられないです。
今日は私の調査結果をにこに伝えるため、こうしてにこの家に出向いたのですが。
緊張して中々押せないのです。
結果を聞いたにこはどう思うのか、真姫との関係が悪くなってしまうのではないかと考えると……。
「……あぁ」
これだけを見れば私が不審者みたいに思われてしまいます。
もう、押さないと……。
震える指を抑え、私はチャイムを押しました。
しばらくの沈黙。そして、ドアが開きました。
「……あ、海未。いらっしゃい」
バリアフリーの玄関から顔を出したのはにこでした。
中に入ると、リビングのテレビの前に案内され適当にコーヒーを貰いました。コーヒーより お茶や
にこはテレビのしたを指さして、
「これを見て」
と、引き出しを開けるように促してきたので、私はテレビ台の引き出しを開けました。
そこに入っていたものは、私が今からにこに話そうとしていたことに関係しているものでした。
「……っ、こ、これは」
「やっぱり、海未はこれのこと知ってる?」
にこは大金をじっと見つめて、抑揚のない声で私にそう呟いて、椅子に座るよう促してきました。
「あの、にこ。何から話せば……」
自分で考えた憶測を話そうかとも思ったけれど、にこが聞きたいことを一番話すべきだと思いました。
「……海未がどう考えてるのか、教えて」
ジッと私を見つめてくる真剣なにこの目。
「すべて話します。……真姫を尾行して一週間ぐらいたった頃、彼女は病院を出た後男性の車に乗り込み、そのまま離れたところにあるバーに向かいました」
にこは視線をテーブルに向け、微動だにせず……ただ一点を見つめています。ただその瞳は少し震えているように感じます。やはり、にこは辛いのでしょうか。
私はそれでもにこに伝えることを止めませんでした。きっと、にこもすべてを聞く覚悟でいるのでしょう。
「バーで小一時間話した後、2人は徒歩で移動し……そ、そのまま……ら、ら」
どうしても恥ずかしくなってしまい、私は''ラブホテル''という単語を言うのを躊躇ってしまいました。
「なによ、怒らないからハッキリ言いなさいよ」
そ、そんなこと言われましても……。ここで言わなければ、あの日の寒さに耐えた苦労が台無しに……!それだけは、嫌です。
決意を固め、一度咳払いをした後その単語を口に出しました。
「2人はそのままラブホテルに入っていきました……」
「なっ……ぐ、ぐ、ら、ラブホ……!」
にこも驚いて……いや、悔しがっている様子です。
じゃあやっぱり浮気じゃない……。とにこはテレビの前に車椅子を動かし、一つの札束を取り出しました。
「これの話は?」
と、札束をパタパタしお金について聞いてきました。
「浮気じゃないんです。まだ話は終わってませんよ、にこ」
どういうこと?と振り返り私の方を凝視してきました。
「私はラブホテルから出てくる真姫をずっと待っていたのですが、真姫は1人で出てきたので、少し尾行を続けました。その後は真っ直ぐこの家に帰っていました。……まぁ、途中で尾行を気付かれてしまいましたが……」
興味津々、というかかなり真剣な顔で私のほうを見ています。
「私は真姫にホテルの中で何をしていたのか、にこという恋人がいるのになんでそんなことをするんだ。と真姫に問いかけました」
「……それで、真姫ちゃんはなんて言ったのよ」
「真姫はにこの足を治すため、不純な行為を行っていました。……にこの足を治すには膨大な金額が必要と聞きました。ですが真姫の稼ぎでは足りず、仕方なくそのようなことをしているようです。実際、私は真姫の胸ぐらを掴んでしまったとき、真姫の鞄が落ちたときに札束が溢れ出ました。1回で何束も貰うということはやはり、そういうことだと思います。……真姫は貴女に心配をかけたくなかったようです。秘密にしておいてとは言われましたが、私は黙っていることが出来ませんでした。……これがすべてです」
にこはそう、と言って自室の方へ姿を消しました。
「悪いけど、今日は帰って」
と、捨て台詞を吐いて……。
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