~μ’s Forever Lovers~ μ’sic Start! 作:絢未
しばらく休載します。
あと1話で終わる予定です。
三森すずこさん、ライブツアー開催・武道館2daysおめでとうございます!Twitterでこれについて思いを暴走させているので良かったらどうぞ見てください!
「ただいま」
暗い家の中へ声をかけても、返事はない。それもそのはず。
現在の時刻、午前3時過ぎ。駅まで送ってもらったからこの時間に帰ってこれたけど、男が送ってくれなかったら朝帰り位にはなっていたかもしれない。
当然今日もしてきたわけで、正直疲れ果てている。ホテルを出たのは2時半位だったから、男と一緒にいた時間は5時間にも及ぶ。ホテルの前にお酒を飲みに行っているとはいえ、流石に辛い。
シャワーを浴びて、リビングで水を飲んでいるとにこちゃんのことが気になった。
流石にもう気づいているのだろうか。海未はもうにこちゃんに教えたのだろうか。そんなことばかり、頭の中に浮かんだ。
鞄から大量の封筒を取り出して、テレビ台の引き出しに詰める。この引き出しがいっぱいになれば、目標の金額に達成する。あと少し、もう少しの辛抱だ。
にこちゃんのために。そう頑張ってきた。
私だって、好きでもない男と寝るなんてことしたくない。
それでも私はやめなかった。すべてはにこちゃんのため。にこちゃんが喜んでくれるなら、私はどうなってもいいんだ。
不意に、にこちゃんの顔が見たくなった。もうこの時間ならとっくに寝ている時間。私たちの――いや、にこちゃんの寝室に入ると寝息は聞こえてこない。
にこちゃんは入口に背中を向けて寝ていた。普段なら仰向けで寝ている。それが普通なのに――。この状態なら起きてるのだろうか。
「にこ、ちゃん?」
ぼそっと名前を呼んだ。返事はない。起きてるの?にこちゃん……。
にこちゃんの顔の方に近寄ると、突然ギュッと腰のあたりを掴まれた。突然のことにビックリして、変な声を上げてしまう。やっぱり起きてるみたい。
ベットから乗り出すように私の腰を抱きしめてきた。なんだかにこちゃんに触れられたのが久しぶりで、感動して涙が零れた。にこちゃんのぬくもり、とってもあったかくて心地よい。男なんかとは、大違いな小さい身体でギュッと抱きしめてきたその姿は小動物みたい。
「真姫ちゃん……おかえり」
「ただいま、にこちゃん」
そのまま私はベットの中へ潜り込んだ。私はにこちゃんを抱きしめるつもりだったけど、にこちゃんの方から腰に手を回してきた。私の胸元に顔を埋めているけど、苦しくないのかな。
「ねぇ、真姫ちゃん。……全部聞いたよ」
"全部"ってことは、海未は話したのね。
にこちゃんはそのまま続けた。
「真姫ちゃんが、にこのためにしてくれてたこと。聞いて……凄い嬉しかったよ。あんなお金、用意するの大変だったと思う。なにより、身体のこと。私の身体、治そうとしてくれるのは嬉しいの。でも、自分のことも考えてよ……今日もしてきたんでしょ?別に、にこは怒ってない。……にこは、真姫ちゃんにもうそんなことしてほしくないの。だから、お願い……!もうにこから離れないで、にこのそばに……にこの隣にいて……!」
振り絞るような声でにこちゃんは私にそう言った。胸が微かに動いているのが分かる。にこちゃん、泣いてる。
にこちゃんがそんなこと思っているなんて知らなかった。にこちゃんが私を抱きしめる力が次第に強くなる。
「にこちゃん……うん、わかった。もうしないから……ずっとそばにいるよ……だから、泣かないで」
私もにこちゃんに呼応するように抱きしめる力を強くした。
にこちゃんは胸から顔を上げてにこっと笑った。暗闇の中でも眩しいくらいの笑顔。
「大好き、真姫ちゃん」
「にこちゃん、大好き」
私とにこちゃんは暗闇の中で、そっと唇を触れ合わせた。
久しぶりのにこちゃんとのキスはすごく、すごく幸せな味がした。
~♡~♡~
「今日だっけ、にこちゃんと真姫ちゃんが日本を発ったのって……」
「はい、確かにこが退院できるまではあっちにいるようです。お土産も頼みましたよ、ことり」
真姫ちゃん浮気騒動から一か月と少し。だいぶ幸せな毎日に戻ってきていました。
ことりは仕事で二日後に日本を発つ準備をしていて、海未ちゃんも手伝ってくれています。そんなときにことりがこれを言ったのが始まりで……。えへへ……。
「もう、海未ちゃんは呑気なんだから」
笑いあいながら準備を進めていたら、突然海未ちゃんに後ろから抱きしめられました。
口を耳に近づけて、耳元で囁いてきます。海未ちゃんのあまい声にことりの脳はメロメロです。
「ことり、突然ですみません。……左手を出してくれますか」
こういうときもちゃんと謝ってくれるのが海未ちゃんのいいところ……?なのかなぁ?
あまい声に脳の処理が追いついてないことりは、考えが及ばないまま左手を差し出しました。
海未ちゃんは一度抱きしめている腕を離して、ポケットから何かを取り出しました。紺色の小さな箱。
左手に海未ちゃんの手が触れて、そっと薬指になにかが通る。目線を手に移せば、薬指にはキラキラ光る指輪が輝いていました。
これって、婚約指輪だよね……?海未ちゃん……。
「ことり、結婚しましょう」
そう簡潔に、たった一言。海未ちゃんの口から言葉が零れました。
ことりは迷うことなく海未ちゃんに抱き着いて、何度も頷きました。
「海未ちゃん、大好き!」
「私も、ことりのこと愛してますよ」
準備なんて忘れるくらい、蕩けちゃうあまいキスを海未ちゃんにもらいました。
にこまきといいつつ、少しずつ混じってくることうみ要素www
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【ayami1112_Rahme】
参考にさせて頂いたサイトさん
【http://english-talk-wit.me/happy-words/】