~μ’s Forever Lovers~ μ’sic Start!   作:絢未

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 ついに完結しますよ。

 今日から学校で部活もあんのに、なにをしているんだろう。

 タイトルはパクったわけではないですよ?
 パクったわけではないですよ?(威圧

 冗談はさておき。

 本編をどうぞっっ(@ ̄□ ̄@;)!!


【絵里×海未】 どんなときもずっと。

 「絵里ちゃーん!そろそろだよー?」

 

 バタンと急に開いたドアから顔を覗かせるのは純白のドレスに身を包んだ穂乃果の姿。高校時代を思い出せばそんな姿になるとは思ってなかったわ。ふふ、意外と似合うじゃない。

 

 可愛いわね。

 

 その一言を私は飲み込んで、おめかしの時間を終えた。

 

 私の衣装はドレスではない。穂乃果が『穂乃果がドレス着る!』と譲らなかった為、必然的に私がタキシードを着ることになったのだ。鏡を見つめてみると、その真っ白なタキシードが輝いている。タキシードを着るのは、『Love wing bell』のとき以来かしら。慣れないものね。

 

 後ろを振り返ると、穂乃果がぽかんとした顔で私のことを見つめていた。今から式を挙げる花嫁とは思えない形相である。口は半開きよ、穂乃果。

 

 「ぅ絵里ちゃん!凄いカッコいいよ!ほ、穂乃果ちょっと緊張してきちゃった……穂乃果のドレスどうかな?に、似合ってる……?」

 

 少し恥ずかしそうに上目遣いでこちらを見つめてくる穂乃果。もう、理性がいうことを聞いてくれないわ。とっても可愛いわよ。

 

 「えぇ、とても似合ってるわ。……ふふっ、ハラショーよ」

 

 私がそう穂乃果に微笑んだら、穂乃果ははにかんで私の方にきて手を掴んできた。そのまま腰に手を回されて、穂乃果の顔がとても近くにある。その感触はすぐに理解できた。穂乃果が私を抱きしめているのだ。

 

 「えへへー、ありがと。ねぇ、心臓の音聞こえる?穂乃果、緊張してドキドキだよ」

 

 目線の下にある穂乃果の顔がもぞもぞと動くたび、くすぐったく感じるけれど、穂乃果の心臓の音の前に私もそれなりに緊張しているのよ。だから、私の音も聞こえちゃいそう。

 

 「もうすぐ始まるわね。……穂乃果、最高の式にしましょうね」

 

 私は穂乃果の身体を引きはがすと、今度は私から穂乃果のことを抱き締めた。でも、今脳裏に浮かんだのは海未の顔だった。今頃待ってるのかな?

 

 私は気持ちを切り替えて、もう一度ぎゅっと抱きしめた。すると穂乃果は満面の笑みで、ちゃんと宣言してくれた。

 

 「うんっ!」

 

 

 ~♡~♡~

 

 

 時刻は午後十九時五十九分。

 

 私が音ノ木坂学院に来て既に十時間が経過している。でも、待ち人がやってくる様子はなく、校門も閉められてしまった為に、私は校門の前で立ち続けていました。

 

 とはいえ、もう凍え死んでしまいそうで堪りません。二月の夜に野外で立ち続けているなど、自殺行為に近いです。流石にもう限界です。私はその場にうずくまり腕を組みました。

 

 ふと絵里の顔が頭に浮かびました。今は何をしているのでしょう。式は昼頃からとことりが言っていましたから、お食事でもしているのでしょうか。

 

 なんだかそんなことを考えていると、少し悲しくなってきました。もうこの腕に貴女を抱くことはできないのだと思うと、心が痛みます。でも、仕方ないのです。もうやり直すことはできないんですから。

 

 私は立ち上がって近くのコンビニエンスストアに向かいました。本日三回目の店に行き、御手洗いを済ませると暖かいお茶を買いました。この店には少しの食事スペースがあり、少し夕食の足しになるものを買い、そこで頂きました。

 

 (寒いので、まだ戻りたくないです……)

 

 私は店の中で少しのときを過ごしました。

 

 

 ~♡~♡~

 

 

 「あら、もう九時なの」

 

 私は式を終えて、控室のような場所で一息ついていた。紅茶を片手にスマホを眺めて、海未のことを考える。きっと今はもう帰ってしまったんだろう。もしかしたら学院にすら足を運んでいないかもしれない。電話帳を開いて『海未』という名前をタッチする。電話、かけてみようかしら。そう思って触れようとすると、バタンという音と共にドアが開いた。慌てて電話帳を消して、ドアの方を見るとそこには妹の姿があった。

 

 「あ、亜里沙……」

 

 昔と比べて髪が長くなり、もうおでんが飲み物じゃないということも理解しているようなくらい大きくなった亜里沙。今では本人曰くイケメンの彼氏もいるようで、姉としてはとても嬉しいのだが、いつもの笑顔じゃなく真剣な顔をしている亜里沙に私は違和感を覚えた。

 

 「お姉ちゃん、何してるの?海未さんのところ、行かなくていいの?」

 

 久しぶりに見たそんな亜里沙の顔。亜里沙には私が海未に言われたことをすべて話した。妹だから、という理由ではなく、海未のことが亜里沙は大好きだったから。だから話したのだ。

 

 「もう九時よ。待ってるわけないじゃない」

 

 そうよ、もう待ってるわけ……。

 

 「わからないでしょ!相手はあの海未さんだよ!?どんなに暑くても、どんなに寒くても、なにがあってもどんなときもずっと……海未さんは待ってるよ!海未さんは絶対約束は守るよ。亜里沙はそう信じてる。だから、お姉ちゃん」

 

 ありがとう、亜里沙。

 

 私はもうすっかり諦めてしまっていたわ。そうよ、相手はあの海未なのよ。きっと待ってる。きっと、待っていてくれる。あんなに力強く宣言してたんだから、いないわけないわ。

 

 私はそう言い聞かせ、貴重品だけ持って式場を後にした。

 

 亜里沙には感謝しなくちゃいけないわね。

 

 ありがとう。

 

 

 ~♡~♡~

 

 

 「もう一日が終わりますね……」

 

 本日四回目のコンビニ訪問を終え、最後にと思い校門に足を進めていました。遅い時間ということもあり、周りにまるで人はいなく少しの光が周りを照らしているだけの空間がそこには広がっています。周りはとても静かで、どこか遠くで響くヒールの音がします。あとは少しの息遣い。こちらに近づいているようです。

 

 「ま、まさか……っ」

 

 私はふとそう思いました。貴女が近くに来てくれているなら、私はもう死んでもいいです。ヒールと息遣いを頼りにして、私は走りました。心の中ではずっと貴女の名前を呼んでいます。

 

 そして音ノ木坂の校門に辿り着いたとき、正体がはっきりとわかりました。

 

 美しい綺麗な金色の髪。スタイルのいいシルエット。すらりとした長い脚。数えればきりがありません。私はもう我慢の限界です。今すぐ貴女の腕に飛び込みたい。すぐに抱き締めてほしい。

 

 「絵里……」

 

 「海未……」

 

 お互いを呼ぶ声が重なり、私は絵里のもとへ飛び込みました。絵里はしっかりと私のことを抱き締めてくれて……。やっぱりとても安心します。

 

 「絵里っ」

 

 もう一度貴女の名前を呼ぶと、背中をさすってくれました。暖かい貴女のぬくもり。とても心地いいです。私も絵里の腰に手を回すと、私の名前を呼んでくれました。

 

 「海未」

 

 「絵里っ、絵里っ」

 

 私は気が狂ったように絵里の名を呼びました。絵里は驚いた顔で私のことを見つめています。それもそうでしょう。ここまで取り乱したのは久しぶりです。

 

 「もう、どうしたのよ……海未らしくないわ」

 

 貴女に会えたことが嬉しいんです!と叫びたいけれど、それは近所迷惑になるので自重しました。でも本当に思っていますよ。

 

 「だって、絵里の所為ですよっ。いつまで待っていたと思っているんですかっ!……凄い寒かったんですよ?もう、絵里のばか」

 

 そう私が絵里に訴えると、絵里が私を抱き締める力が強くなりました。

 

 「そうよね、こんなに冷たくなってしまって……本当はもっと早く来たかったけど、もう海未は帰っちゃっただろうなと思って……でも、亜里沙に諭されたの。海未さんなら約束は絶対守る。絶対待ってるってね」

 

 亜里沙がそんなことを……。なんだか嬉しいですね。

 

 絵里はそのまま続けました。

 

 「だから私は行かなくちゃって思って……本当に遅くなってごめんなさい」

 

 いえ、私はもう絵里が来てくれただけで満足なんです。だから伝えなきゃ。

 

 そう思って、私は一つ深呼吸をしました。なぜか緊張はしません。とてもリラックスしています。もっと緊張するものだと思っていましたが。

 

 「いえ、大丈夫です。……絵里、聞いてくれますか?私の想い」

 

 私が一度絵里の腕から離れ、真っ直ぐと絵里の瞳を見つめると、絵里はゆっくりと、そしてしっかりと頷いてくれました。

 

 「……絢瀬絵里さん。私は貴女のことを愛しています。何があろうと、どんなときもずっと……貴女のこと、大好きです。少しでも私の気持ちを受け入れて下さるのなら、この手を握って頂けませんか」

 

 あぁ、言ってしまいました……。

 

 私は頭を下げて、手を前に出しました。

 

 一瞬の沈黙。

 

 そして、身体が抱き締められました。

 

 「少しじゃない、全部受け入れる。……私も、海未のこと愛してるわ」

 

 そして、絵里の手が私の両頬に触れて、そのままくちづけを交わしました。

 

 

 私と絵里は手を繋ぎ、私の家まで向かいました。今日一日は、私の旦那さんでいてくれるそうで。先程、『海未は私の大事で自慢の花嫁よ』とウインク交じりに言われたときは、心臓が飛び出そうでした。

 

 今の私、どんな顔をしているのでしょう。きっと頬は緩み切って、口は半開きとかなのでしょう。だらしないけれど、今日くらいは。

 

 「海未の家、綺麗ね」

 

 家に入るなり早々、絵里がそう言いました。至ってシンプルな家だと思いますが。

 

 「ありがとうございます。絵里、そこのソファに座っていてください。コーヒーと紅茶、どちらがいいですか?」

 

 リビングのソファに座ってもらうように促すと、絵里は『前者でお願い』と微笑みをくれました。

 

 コーヒーを飲んでいるときの絵里はとても可愛かったです。

 

 「ねぇ海未」

 

 ふと絵里が私のことを呼びました。でももう遅かったのです。私が絵里のほうを向いた瞬間には、私の口は塞がれていました。

 

 「ん、んっ」

 

 舌が入ってきて、深い深いキスをする。その未知なる感覚に私の脳はもう蕩けてしまっていました。私はそのまま絵里にベットまで連れていかれました。そのまま押し倒されて、もう一度口を塞がれて……。

 

 口を話した絵里は、自分がきているシャツのボタンを片手で器用に開け始めました。

 

 「え、絵里……?」

 

 もう何が何だかわかりません。でも、とても幸せです。

 

 「私、まだ穂乃果のことも抱いたことないのよ」

 

 「え、ええっ」

 

 衝撃発言ですよ、絵里。浮気相手にそんなこと言うなんて。というか、私抱かれるんですね。なんだかドキドキします。

 

 「なるべく優しくするわ。でも、あまりにも海未が可愛くて理性が利かなくなったら……ふふっ、ごめんなさい」

 

 そのままもう一度くちづけを交わして、私と絵里はベットへ沈んでいきました。

 

 

 

 後日、駆け落ちをするという案がでましたが、流石に危険なので却下されました。

 

 

 

                              ~END~




 マジ眠いんだけど。

 おやすみなさい。

 次はにこまきあたりを予定。

 予定は未定。

 寝ます。

 宿題もなんとか終わったし。


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