~μ’s Forever Lovers~ μ’sic Start! 作:絢未
今日の部活がしんどすぎて結構眠いんですけど、結構自分でもいい話かなって思います。自画自賛ですけどね。
みなさんがどう思ってくれるかはわかりませんが……。
期末試験・最終日
最終試験、テスト中にて。
「……はぁ」
期末試験の最後の数学のテスト、斜め前の穂乃果をふと見て思わず溜息をついてしまいました。だってテスト中ですよ?それなのに、それなのに寝ているなんて……。泊まり込みで教えて少しはやる気になったかと思えば、試験中これじゃ何の意味もありません。なんだか悲しくなります。
試験時間は50分。そして残り時間は35分弱。
試験を解き終わり、見直しをして残り20~10分ほどで寝ている生徒はよくいます。ですが今回は問題が多く、私ですら解き終わっていないのに苦手な穂乃果が終わるとは思えません……。解き終わって見直しを終えたら、観察してみましょう。
なんとか解き終えて見直しを終え、解答用紙から時計に目を移すと残り時間は10分弱でした。今回の数学の問題は計算と、複雑な問題が多くかなり時間を要します。まだペンを動かしている生徒も少なくはありません。そして穂乃果に目をやると、頭が完全に下に下がってしまっていました。
「……はぁぁ……」
もうダメなのでしょうか。なんとか睡魔に勝って、問題を解いてください!
~♡~♡~
部活が終わった後。
「海未ちゃぁ~ん!機嫌直してよー!穂乃果が悪かったって……」
試験が無事に終わってホッとしてたのに、二人で下校中に海未ちゃんに怒られちゃった。穂乃果だって好きで寝たわけじゃないよ~!昨日、っていうか今日まで勉強してたから眠くなっちゃったって仕方ないよ……。で、でも半分以上は書いたんだよ?今回頑張ったから、問題を解くスピードも速くなったんだよ?前の穂乃果だったら、半分も終わってないと思う!自慢できることじゃないけどね……。穂乃果ってもしかして、『やればできる子』なのかなぁ~!!
ことりちゃんは教室で『しょうがないよ』って慰めてくれたけど(ほんとに慰めてくれたのかな?)、海未ちゃんは教室からずっと怖い顔してる。
「あんなに頑張っていたのに……自分でそれを台無しにするなんて悲しくならないんですか?」
うぅ……。やっぱり自分の時間を無駄にされちゃったから、怒ってるのかな……。海未ちゃんに悪いことしちゃったなぁ……。
「ごめん、海未ちゃんがせっかく教えてくれたのに」
下を向いて小さい声で『ごめんなさい』ってもっかい呟いたら、急に海未ちゃんに頭を撫でられた。びっくりして頭が起こったことに追いついてない。
「そんなに気を落とさないでください。別に私はそんなこと何も気にしてないですよ。それに穂乃果に迷惑かけられるのはもう慣れっこなんですから。逆に穂乃果に迷惑をかけられるのが、私の日課みたいなものです。……私は穂乃果がしっかりと目標をもって勉強をして、試験に臨んでくれたことが素直に嬉しかったんです。だから私はそれを無駄にしてしまった穂乃果がどう思っているのか。それが心配なんです。穂乃果が低い点数をとったって、今回は頑張ったんですからいいじゃないですか!私からすれば、穂乃果の数学の点数は100点ですよ……?」
う、海未ちゃん……!海未ちゃんがこんなこと言ってくれるなんて思ってなかったよ!
なんだか今日は嬉しくてなんでも出来ちゃいそう!
あまりにも嬉しくて、目頭が熱くなっちゃった。泣いてるところ見られるのは恥ずかしいなぁ……。
「海未ちゃん……ありがとうっ!」
穂乃果は思わず海未ちゃんに抱き着いちゃった。海未ちゃんは凄い動揺してたけど、穂乃果は嬉しすぎて海未ちゃんのほっぺにすりすりしちゃったぁ……。えへへ……。
「……もう。あ、そういえば……あの件については、決めましたか?」
へ、あの件……?
「ええーっと……なんだっけ?」
穂乃果がそう言ったら海未ちゃんはガクッとした表情を浮かべちゃった。だってほんとになんのことかわかんないんだもん!
「忘れたんですか?まったく……勉強を一時間頑張ったら、なんでも言うことを聞くという話です」
あぁ思い出した!
ほんとはいい点が取れたら告白しようって思ってたけど、無理そうだしなぁ……。
「あーっ!どうしよー」
なんにも考えてなかったからなぁ……。すぐには思いつかないよ。
「別に今日でなくともいいんですよ?ゆっくり考えた後でも―――」
海未ちゃんが言い終わらないうちに咄嗟に穂乃果は叫んじゃったみたい!
「今日言う!伝える!次のテストで90点以上取ったら穂乃果は海未ちゃんに告白します!だからずっと穂乃果のそばに―――穂乃果の隣にいてくださいっっ!!」
気づいたらとんでもないこと叫んじゃってたみたい。思い出すだけで恥ずかしいよ。これじゃまるで、愛の告白みたいじゃん……。まぁいずれはするんだけどさ。
海未ちゃんは呆気にとられた顔をしてて、次第に穂乃果の言葉の意味を理解したみたいで顔が真っ赤に染まってく。なんか穂乃果の顔から湯気が出てるみたいに顔が熱いよ……。
「ほ、穂乃果……え、えぇっと。こほんっ……あ、えっと。も、もちろんですっ……」
下を向いて、赤くなった海未ちゃんの口からこぼれたその言葉に、穂乃果はちょっと我慢できなくなっちゃって。ぎゅって抱きしめた。
嬉しくて抱きしめたときとは違う。心の底から海未ちゃんのことを想ってる気持ちが聞こえちゃうくらいくっついて、優しく、強く抱きしめた。
静かな住宅路のなか。海未ちゃんの顔は見えないけど、心臓の音が聞こえる。ドクドクドク―――って、凄い速い鼓動。きっと穂乃果もこんな感じなんだろうなぁ。
「海未ちゃん……大好き」
「わ、私もっ……私も穂乃果のこと、す、好きですっ……」
海未ちゃんの声は震えていて、緊張してるのがわかった。なんだかこういうのって初めてで、凄い。
「ちょっと我慢、してね―――」
そう言って海未ちゃんの唇に自分のそれをそっと重ねた。
夕焼けの住宅路、影に映る繋がれた二つの手は、二人の中で大切な想い出になった。
この話の後日談はまた今度書きたいって思ってます。いつになるかは未定ですが。
なんかヒガンバナ見てたら妄想が進んで、にこえりのネタが浮かんだんで次はそれになるかもしれないんですが、内容が鬱ネタなんでちょっと悩んでます。
あらすじのとこに説明追加しておく予定です。よければご覧ください。
明日は一日外にいる予定なので、投稿は難しいです。
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