問題児たちが異世界から来るようですよ?4人の問題児   作:小鳥遊君

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こんにちは小鳥遊君です
いろいろあって更新が遅れました。

次回からはペースを整えていきたいです(願望)

それでは今回もゆっくりしていってね!


第1章「この素晴らしい異世界に疫病を!」
第1話「問題児たちが顔合わせをするようですよ?」


目を開けるとそこには――――――

 

上空4000mからの景色が映っていた。

 

「おかしいだろうがああああああ!!!」

 

周りを見て分かったことは。

まず、落下しているのが自分だけではなく他にも3人いること。

もう一つ、遠くに街が見え、それは巨大な天幕に覆われていること。

 

そんなことを考えているうちに目前に迫る地上。

ああ、最期に素敵なプレゼントをありがとうサンタさん。来世であったらぶっ殺してやる。

 

こうして4人は落下地点にあった何層もの水の泡に突っ込んだ。

 

 

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「くっそ…サンタめ、いくらなんでもやりすぎだろう・・・」

 

水に浮かんだままぶつぶつと何かを言っていると。

他の三人に動きがあった。

 

「し、信じられないわ!まさか問答無用で引きずり込んだ挙句、空に放り出すなんて!」

 

「右に同じだぜクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜ、コレ。石の中に呼び出されたほうがまだ親切だ」

 

「・・・・・。いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょう?」

 

「俺は問題ない」

 

「そう。身勝手ね」

 

二人の男女は互いに鼻を鳴らして服を絞っている。

 

その後ろに続くように岸に上がった少女と猫はそれぞれ水気を払っている。

それに続き俺も上がり、上着を絞る。

 

猫を抱えた少女が服を絞りながら、

 

「此処・・・・どこだろう」

 

「さあな。まあ、世界の果てっぽいものが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねえか?」

 

といかにも不良のような格好をした少年が答える。

 

「兎に角、状況を整理するか。あんた達にも手紙が届いたんだろ?」

 

三人とも落ち着いたのを確認し、俺が話を繰り出す。

 

「そうだけど、まず状況を整理する前に自己紹介じゃないかしら。

私は久遠飛鳥よ。以後よろしく。そこで猫を抱えてる貴女は?」

 

「・・・・・・春日部耀、以下同文」

 

「そう。よろしく春日部さん。顔に大きな痣が出来てるそこの貴方は?」

 

俺の方を向いて尋ねてきた。痣なんかできてるか?あぁ、さっき殴られた時のか。

 

「俺は愛宕弥代だ。ついさっきサンタクロースが嫌いになった」

 

「・・・・サンタクロース?何かしらそれは。まあとりあえずよろしく弥代くん」

 

サンタクロースを知らないだと…!?よっぽどいい所の出のお嬢さんなんだろうな。

 

「最後に野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」

 

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろったダメ人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれよお嬢様」

 

「そう、取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」

 

「おお、それいいな。俺にもくれるとありがたい」

 

「・・・・私にも是非に」

 

「ヤハハ、満場一致で危険物かよ。今度作っておくから覚悟しとけよお前ら」

 

心からケラケラと笑う逆廻十六夜。

 

傲慢そうに顔を背ける久遠飛鳥。

 

三毛猫を抱いて戯れている春日部耀。

 

他人事のように笑っている愛宕弥代。

 

そんな彼らを見ていた黒ウサギは思う。

 

(うわぁ・・・・なんか問題児ばっかりみたいですねえ・・・・・)

 

黒ウサギは陰鬱にため息を吐くのであった。

 

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十六夜は苛立たしげに言う。

 

「で、呼び出されたはいいけどなんで誰もいねえんだよ。この状況だと、招待状に書かれていた箱庭とかいうものの説明をする人間が現れるもんじゃねえのか?」

 

「そうね。何の説明もないままでは動きようがないもの」

 

「・・・・・・・。この状況に対して落ち着きすぎてるのもどうかと思うけど」

 

「・・・・一番落ち着いてるのは春日部だと思うけどな」

 

(全くです)

 

黒ウサギはこっそりツッコミを入れた。

 

(このまま観察していても面白そうですが、そろそろ出ていきましょうかね……)

 

そう思い、黒ウサギが茂みから顔を出そうとすると。

 

「ここにいても時間の無駄だな、さっき上から街みたいなのが見えたからそっちに行ってみるか」

 

「ん?いきなりなにを…あぁ、そうゆうことか(・・・・・・・)、よしお嬢様達もそれでいいか?」

 

なにやら弥代と十六夜が悪い顔をし始めた。

ニヤニヤしながら楽しそうに話す二人の顔は悪戯っ子そのものだった。

 

(な、なにやら嫌な予感がするのですよ……これは急がないと。)

 

すると今度は飛鳥が十六夜の問いかけに答える。

 

「さっきまで説明する人がどうとか言ってたのはどうなったの?私はここで待っている方がいいと思うのだけれど」

 

「いや……二人について行こう。一緒に召喚された以上まとまっていた方が、都合がいいと思う………」

 

「そうかしら?まあ春日部さんも行くなら私も行くけれど」

 

「春日部はなかなか物分りがいいな。賢い奴は嫌いじゃない」

 

「私は弥代の考えが面白そうだから、便乗しただけ……」

 

二人の考えを察したのか親指を立てながら、軽く微笑む。

まだ意図を把握できていないのだろうか、飛鳥は二人の間で顔をしかめている。

 

(こ、これは本格的に不味いかもしれません……早く出て行かないと)

 

そう思い、4人の前に出ようとした黒ウサギだが、その行動は十六夜と弥代の思わぬ言葉によって阻まれる。

 

「まさか今頃案内人が出てくるなんてありえないよなぁ、弥代?」

 

笑顔で、わざとらしく言う十六夜に対して弥代も強調して、挑発するように答える。

 

「そんなことありえないだろ、冒険者たちなりの行動(アクション)を邪魔するなんて、クソゲーもいい処だ。

出てくるつもりがあるんだったら俺たちが行動を起こす前に出てくるはずだ、しかもこれだけ待たせといて俺たちの反応を見て楽しんでいたんだとしたら、相当の性悪だぜ。

人が苦しむさまを見ておいて、飽きたら出てくるなんて人間のやることじゃねえな…まったくもって腐ってやがる」

 

(腐ってるのはどっちですか!そこまで言われたら出にくいですし、てゆうかそこまで言いますか普通!?ただタイミングを見計らっていただけなのに……)

 

茂みの中で怒りに震える黒ウサギ。

 

(し、しかし挑発に乗って出て行ったら更なる追撃をくらうのは必至…!ここは耐え時、がんばるのです黒ウサギ…!)

 

そう必死に言い聞かせ、怒りを抑え込みむ。

そのことを予想していたかのように弥代はニヤッと笑いさらに口を開く。

 

「ここまで言って出てこないってことは相当頭の切れる奴かその反対だな。まあ確実に後者だろうが、全くここの住人はプライドってもんがないのかね…残念だぜ」

 

「つまり、弥代はどう言いたいの?」

 

遠回しに言っているよう聞こえたのか、耀が催促するように問いかける。

それを聞いていた黒ウサギは

 

(ふっ、いまさらどんなことを言われてもひるみませんよ。さあ暴言なりなんなりやってみるがいいのです…!)

 

問いかけに弥代は冷静に

 

「言葉の通りだ春日部。馬鹿にかまってる時間はない。それに加え理由は知らんが、いきなり招待した挙句、客人を放っておくような礼儀のない奴に協力する義務もない。それと……」

 

「それと?」

 

「あれで隠れているつもりなら舐めすぎだ、異世界の奴らはその程度か?その程度だったら興ざめだな。

そこで隠れてる間抜け、全員気付いてるぞ」

 

茂みに隠れている黒ウサギに指を指しながら言った。

それに続くように三人が

 

「なんだよ、お前ら気付いてたのか?」

 

「これでも周囲には気を配っているつもりよ」

 

「風上に立たれたら嫌でも分かる…」

 

「そうゆうことだ、観念してさっさと出てこいよ。意気地なし」

 

皮肉を込めて言い放った弥代に対し、黒ウサギは髪を緋色に染めながら茂みから飛び出し

 

「さっきから聞いていれば好き勝手言ってくれるのです……覚悟してください!その腐った性根を叩き直して―――」

 

その言葉は発言者以外予想出来なかったであろう言葉で遮られる。

 

「ようやくお出ましか憎きサンタめ!その髪の色、そして俺たちを招待したっていう証拠は聞いた!ぶっ飛ばす!」

 

それを聞いた弥代以外の一同は一斉に

 

「「「「そこツッコむのかよ!!!!」」」」

 

 




今回は思ったより進みませんでした。
次回こそはコミュニティのあたりまで書きたいと思います。

それでは今回皆さんに読んでいただけた喜びを糧に次回の執筆を進めようと思います。

次回もゆっくりしに来てね!
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