モンハン演義~最強狩人~   作:ICOLOG+

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第二話『ふたりのフレ』

あたしの知る限り、最強のハンターは「イコ」だと確信している。

 

そしてこれはモンハンの世界で実際にあった物語。

 

 

 

モンハンを極めた猛者たちがいた。

「やだーwwwわたしでもクリアできちゃったーwww大剣ソロラオ撃破ーwww」

「それオレもやれたし、先週やったし」

「4本裸ソロやったぜー!!!」

「あ、それ昨日罠無しでやったよー裸片手ね」

「ん?わし?わしもやってるよ4本罠無し裸片手」

 

「あーあwwwこれじゃ誰が一番強いのかわからないよーwww」

「・・・たしかに」

「これといった差が、たしかに明白にはわからないな」

 

そんなある日、猛者たちが集った街でひとりがつぶやく・・・

『ディアを一番早く倒せた人が最強なんじゃね?』

 

 

 

イコ「林の中のクック怖すぎwww」

イヤンクック、通称クックは飛竜の中で最弱でしたが、イコにとってモンハンは苦手なゲームらしくオフクエで苦戦していました。

なのですぐオンラインに入り、あたしに寄生した。

特に悪い気はしない。なかなか頼られることもないし弱々しいイコを見るのもけっこう楽しかったw

 

イコは一発の重い大剣がお気に入りでしたが、使いこなせていませんでした。

イコ「ガードってわかっていても間に合わなくて食らっちゃうwww」

それでも楽しんでいる様子でなにより。

グミやん「武器が弱いんだよねw弾かれてちゃ難しいよーw」

イコ「いやいやわたしが下手なだけwww」

 

人見知りだったりするのでふたりで少しずつクエストを進めた。

ふたりなので下手でも誰に迷惑をかけるわけでもなく気軽に遊ぶことができ、社会人として無理のないモンハン生活を送っていた。

あたしのお勤め先は小さなお花屋さんなので基本独りのお仕事。そのため対人関係で疲れることもなく毎日が平和でした。

 

あたしたちはイコのクエストを消化していった。

クエストの消化とは、クエストをクリアしていくこと。

キーとなるクエストをクリアすると緊急クエストが出現し、それをクリアすると上のクエストに進むことができるようになる。

 

ふたりでなんとか毎度50分ギリギリのクリアでいくつものキークエをクリアしていった。

そして緊急クエストのラオシャンロンを迎えた。

 

 

通称ラオは他の飛竜と異なり翼で空を飛ぶようなことはなく、ただただ四つん這いで歩き進みます。

見た目はとても大きく翼の無いドラゴンって感じで、各通過点を通り抜け、砦を破壊しにきます。砦を破壊されると街に侵入されるということでクエスト失敗。

反撃してくることが少なく、ただただダメージを与える戦いとなります。

グミやん「体力を半分奪えれば撃退することができるのです!そーすればクリアー!」

イコ「おぉぉぉっ!目指せ撃退!がんばるぞぉぉぉー」

 

クエストが始まるとすぐに高台からラオの歩く姿を見ることができ、ペイント玉を投げてラオの移動を把握し通過点でダメージを与えていきます。

 

イコ「でけえええ・・・」

グミやん「けど弱いよw」

イコ「マジかーwww」

 

弱いと言うほど弱くはないけど、襲い掛かってくるような攻撃は受けないので、安心して戦えます。

グミやんは少し調子に乗って「弱いよw」とか言っちゃってましたw

 

通過点のエリアにラオが侵入すると最初に顔が現れる。

イコ「顔でかーw」

グミやんが片手剣のジャンプ斬りでラオの顔を斬るとイコも真似して顔を攻撃した。

 

グミやん「お腹が弱点みたいだけど、顔終わったらイコは足やってー」

イコ「わかったーw」

グミやん「あたしはお腹やって、疲れたら足やるー」

 

疲れるというか神経使うため途中から足にいった。

お腹が動いて攻撃しづらい・・・

 

グミやん「ラオが途中速くなる気がする・・・。」

イコ「そんなこともあるのかぁw」

グミやん「そんな気がするだけw」

 

慣れてしまうとダラダラしたクエストですが、

初見ではとても楽しめるクエストです。

 

最後に砦の上から大砲やバリスタを撃ち、10本くらいの大きな槍が突き出す兵器を使う。

見た目のハデさもありますが、音楽がまた素晴らしい演出をしてくれます。

仮にそのままエンドロールが出てきたとしても「違和感がない」といっていいほどの出来栄えです。

 

イコ「すげえゲームだなおいw」

「めっちゃ盛り上がるーww」

ラオは砦に激しく体当たりし、砦の耐久性が落ちる。0になればクエスト失敗。

 

イコ「迫力半端ないーwww」

グミやん(ヤバィ。あたしとふたりでやれるのかな?w)

 

そんな中クエスト時間を迎え、同時にラオが退却し始めました。

 

イコはグミやんにリアルで抱き

イコ「ぉーしゃーwwこれ泣いていいレベルだろぉぉぉーwww」

むぎゅ~っ

グミやん「体力半分いったーw」(ぉっとwうれしぃ~)

ついついにまにましてしまう。

 

あたしたちは緊急ラオをふたりで撃退した。

 

 

 

イコのランクが13になった。

 

イコ「音楽超カッコよかったぁ!!!」

グミやん「うんうん♪」

イコ「ラオの体当たり怖かったし面白かったw」

 

共感できる人も多いと思うラオ戦を満喫。

イコ「半端ない遣り遂げた感!このいっぱいの達成感と充実感をゲームで味わえるとはw」

 

 

 

グミやん「これで掘り掘りして大剣最強の『紅蓮』が手に入る!!」

イコ「待ってましたぁぁぁーww」

 

グミやん「大剣使いじゃなくてもランク13から欲しくなる武器なのだー!」

「そしてあたしももう少しで完成する!」

イコ「すげえぇぇぇ!わたしも早く欲しいぞぉぉぉ!」

 

モンハン無印にはそれぞれ階級が設けられていて大きく分けるとオフクエ、下位クエ、上位クエ。

ランク13から難しい上位クエの始まりです。

 

それからふたりは討伐クエを避け、何日も火山クエを回した。

どんな下手な弱いハンターでも地道に採取すれば強力な武器をひとつ手に入れることができる。

 

イコ「導線が出来てるし武器の変更をするきっかけにもなる仕掛け。」

「ゲーム性に期待できる。ゲームバランスも良さそ。」

グミやん「なーに偉そうに評価てるのよーw」

イコ「あははっ☆たしかにw」

「けど、ホント面白いねwやりがいあるー」

 

「紅蓮作るぞぉぉぉーw」

 

イコはいくつかのゲームをやり込んできたゲーマー。

そんなイコにあたしが教えてあげるというところも楽しかった。

イコは思ったよりモンハンが下手で教えがいもあったw

 

 

イコが仕事などで留守のときは、何か発見ができないかとソロでいろいろ試したりもしていた。

そんな頃、ちょっと変わったフレができた。

名はブラッシュ。

あたしは相変わらずコミニケーション0であまりしゃべらなかったけど、

彼はクエストに何度も着いてきてくれた。

自称お手伝い屋さんらしい。

 

いつの間にかイコと差がついていき、あたしはすぐにランク17の緊急4本を迎えた。

そしてブラッシュはすぐに仲間を招集した。

 

グミやん「今からフレが手伝ってくれるんだけど見る?」

「イコのときの参考になればと思って。」

イコ「うん♪見たい。」

ちょうどイコが帰宅したときのことだった。

 

イコは別の街にログインして離席。隣のグミやんの画面を一緒に見ていた。

イコ「こいつがお手伝い屋さんかぁ。」

「仲間もすごいなぁww」

 

召集された仲間は皆フルドラ。

ランス2、片手1で絶妙なコンビネーションが炸裂。

音爆、閃光落としやダウンを取って閃光で繋ぐスタイル。グミやんが攻撃を食らってしまっても粉塵で回復してもらえる。

グミやんが上手くても下手でも戦える安全な戦場だった。

 

イコ「うめえ・・・!これはすごぃ・・・」

イコが目をキラキラさせていた。

4本が終わるとブラッシュが自慢げにタイムアタッカーであることや実は最強のギルドだと明かした。

 

 

イコ「・・・。」

 

 

するとそれを見てか急にイコが、どこか冷めた様子になった。

 

グミやん「あたしは家の事があるので落ちますね。」

お礼を言うとログアウトした。

 

 

 

風呂場でポカーン

イコがお風呂に入ってる(ドキドキッ)

 

グミやん「あ、入ってきちゃったw」

(わざとでーすw)

 

イコ「いいよーん☆」

「早く終わしてモンハンやろぉ。」

グミやん「うん♪」

 

グミやんが体を洗っているとイコはお湯いっぱいの浴槽に浸かりながら天井を見ていた。

顔だけ出してるところがなぜかウケるw珍しい。

 

グミやん「イコ~wなにか考えごと~?」

イコ「・・・いやw別にぃ」

 

グミやん「最強のギルドだってさー。すごいねー。」

 

 

 

イコ「・・・。」

 

「わたしの思い描く最強・・・じゃないんだよね。」

 

 

 

グミやん「へー。」

 

 

 

 

 

イコ『タイムを競いたければレーシングゲームをやればいいし、強さを競いたいなら格ゲーでもやればいい。』

 

『モンハンはそーゆーゲームじゃないから』

 

 

 

 

 

ふふ~ん♪あたしは競うためにモンハン始めたわけじゃないからね。

強くならなくても楽しめればいいのだ。

あたしはイコと、イコを独占して遊べれば、それだけでいい。

 

グミやん「きゃははははっ」

 

浴槽に腰掛、そこからイコの足側の浴槽にお尻から滑り落ちるように入った。

ゆっくりザプ~ン

イコ「なにすんのww」

一瞬出来た波がイコの顔にかかった。

 

 

 

お風呂から出ると

イコの街に知らない人がひとり来ていた。

グミやん「あ、グミやん状態w」

「お手伝い屋さんでも来たんじゃないの?w」

イコ「おぉぉっ!わたしにもついに来たかww」

そんなノリでしたが、画面の中ではお互い無言状態。

 

イコ「何しに来たんだろぉ・・・」

グミやん「意外とあたしのときと同じだw」

イコ「こうやってフレになっていくのかぁ・・・」

 

彼の名はレン。片手剣使い。

『ランク近いから一緒に遊びたい。』

そうコメントに書いてあった。

 

 

 

《次回予告》

レンは巨大掲示板モンハン無印板『ソロリスト』の住人だったので、情報が早かった。

レン「今ね、4本ソロが盛り上がってる^^!」

「ランスと大剣のクリア報告があがった。」

「片手剣は不可能とされている。いろんな猛者が挑戦してるところなんだ^^」




レンとフレになることで『ソロリスト』の存在を知る。
ソロで盛り上がれたのもモンハン無印の作り込みがあってのことなのかもしれません。
下手なPT(パーティー)より上手いソロの方が効率いい上、ストレスを感じることなく遊べます。
たとえ高難易度の『4本の角』だとしてもそれは同じことで、上手ければ上手いほど、とても爽快に遊べます。
PTでの攻略とソロでの攻略がまったく違うところも魅力のひとつです。

イコは最初ものすごく下手だったことからかなりセコイ攻略から高度な攻略まで知っています。
後ほど攻略について記載していきたいと思っています。
ただ・・・どれほどセコイ攻略なのか気になる方もいらっしゃいますのでひとつ紹介しますと、
4本の角で、飛竜ディアブロスが突進攻撃をしても「あらゆる角度でも角が刺さってしまう」上、突き上げ攻撃無効のエリアが存在しました。
突進や突き上げはまだしも突進を待つということでタイムアタックには向きませんでしたが、安全かつそれなりの速さで討伐することができます。

さて、次回はイコのモンハン人生を変えた『大剣師匠』のお話。
大剣師匠とはモンハン無印で出会い一度遊び、その後Gでもう一回だけ遊んだ方でした。
もう一回というところが・・・
モンハンGにおける悲劇。そして分岐点となりました。

モンハンGからはイコの葛藤が多くなるためイコ視点が多くなると思われます。(予定)
文章だけではなかなか表現できず、挿絵を増やしたいのですがなかなか時間がなくて・・・
今後ともよろしくお願いいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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