仮面ライダーディケイド ~The World of Drive~   作:日昇 光

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更新が遅れたのは合宿と英検ってやつのせいだ。



第4話 なぜ再び彼らは現れたのか

[ヒッサツ! フルスロットル! マッハ!]

 

「はぁぁぁぁッ!」

「でやぁぁぁぁッ!」

 

「ぐぁぁぁぁ…ッ!」

 

クウガとマッハ、2人のライダーのライダーキックに、ロイミュードは成す術もなく敗れた。

 

「いい画になったね。あんたもなかなかやるな。なぁ、姉ちゃん」

 

「え、姉ちゃん?」

 

剛が「姉ちゃん」と言った先には、既に自由に動けるようになって、夏海と共にいた、先ほどの妊婦が立っていた。

 

「剛!あなたいつ帰ってきたの?」

 

「えっと…お二人はご姉弟なんですか?」

 

「ああ、はい。私は泊霧子と言います。こっちは弟の剛です。」

 

「どうも。フリーカメラマンの詩島剛です。」

 

丁寧なふるまいの姉、霧子に、やや生意気な態度で剛が続いた。

 

「私は光夏海といいます。この辺で写真館やってるんです」

 

「あ、俺は小野寺ユウスケ。よろしく」

 

2人の自己紹介を聞いて、霧子が首をかしげた。

 

「写真館?この辺りに写真館なんてありましたっけ」

 

どの世界でも光写真館は突然に現れるため、その存在を知る者などいるはずも無かった。が、もとは喫茶店だったところに現れると、自然に人が来てしまうこともあった。ユウスケもその1人である。

 

「あ、俺知ってるよ。何かいつの間にか出来てたって話で、この辺の写真家とかの間で少し有名になってたね」

 

剛が答えた。伊達にカメラマンをやっていないようだ。

 

「ちょうどいいや。そこも行ってみたいと思ってたし、お邪魔させてもらっていい?」

 

「ちょっと剛、そんな急に…」

 

「ああ、大丈夫ですよ。それに私たちも色々お聞きしたい事があるので、どうぞ来てください」

 

彼らのやり取りが終わる頃には、警察官たちは既にその場を離れていた。

 

 

 

 

 

 

それから少し後のこと。警視庁の対策班は騒然としていた。士や進ノ介たちが捜査に出ている間に、他の班の捜査員たちがロイミュードに襲われ、ほとんどが重症だという事を、戦闘を終え帰還した彼らは聞かされた。中には死亡者もいたらしい。

 

「追田班、間宮班、砂川班は泊と詩島君に加え、謎の仮面ライダーたちのお陰で無事だったな。しかし、目黒班、風祭班は先ほど言った通りだ。」

 

「泊、なぜ撲滅したはずの機会生命体がまた現れている?」

 

本部長が進ノ介に尋ねた。

 

「現状では何も分かりません。しかしこれで、今回の事件はロイミュードによるものだという事ははっきりしたと思われます。ですから、俺達はロイミュードがまた現れた原因を探りたいのですが」

 

「そうか…。では泊、急ではあるが、捜査のために特状課を再結成してくれないか?この状態では、本部だけで対応するのは困難だ」

 

特状課───

それは進ノ介たちがかつてロイミュードたちと戦っていた頃、機械生命体犯罪の対策のために動いていた小さな部署だ。

そのメンバーは、今では元の自分たちの仕事に戻り、ある者は作家活動を、またある者は物理学の研究をしている。

 

「分かりました。すぐに集まれるかは分かりませんが、とにかくみんなにこの話を伝えておきます」

 

「よし、では早速頼む。では…」

 

「あー、本部長」

 

話を続けようとした本部長の言葉を、士がゆっくりとした口調で遮った。

 

「何だ、門矢」

 

「ロイミュードって奴らが復活したのは、その謎の仮面ライダーが関係してるんじゃないですかね」

 

「どういう事だ?」

 

「まず謎の仮面ライダーってのは、とりあえず俺と…俺の忠実なしもべだ」

 

士の言葉に、本部長はもちろん、間宮班、砂川班の捜査員たちは驚きを隠せない表情をしていた。

 

「君が仮面ライダーだと?そうなのか泊?」

 

「え、えぇ。確かにこいつは仮面ライダーに変身し、俺と一緒に戦いました。俺も初めて知ったんですが」

 

「なら、奴らが復活した事との関係は?」

 

本部長だんだん身を乗り出すようになっていた。捜査員たちの目も、士に集中する。

 

「俺は今まで、いくつもの世界を旅してきた。そしていつも、何かしらの異変が起きていた。今回もその類だって事だ」

 

「お、おい士」

 

士が話終えると、捜査本部はいつの間にか静かになっていた。その後、どっと笑いが起きた。

 

「何を言ってるんだ君は…。泊、メンバーへの連絡ついでに門矢の頭を冷やしてやれ。とりあえず一旦解散だ」

 

呆れたように本部長が告げた。

 

「おい待ってくれ!俺はふざけてない!」

 

声を荒くして追おうとする士の腕を、進ノ介が慌てて掴んだ。

 

「いいから一旦落ち着け!とりあえず俺について来い!」

 

「話を聞け!お前も引っ張るな!」

 

数分して、やっと落ち着いた士を連れて、進ノ介は本部を後にした。




更新が遅れました。ごめんなさい…

結局本編の設定通り、詩島霧子改め、泊霧子として霧子を登場させました!
ここで問題なのが霧子に進之介の事をなんて呼ばせるかなんですよね…

もし何かいい案があったらコメントをください。

あ、あと現さんの班以外の班の班長の名前は、他作品から適当に持ってきましたw
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