スケットダンス 元ヤンの俺と仲間たち (不定期投稿) 作:覇王神 ゾディアーク
6月に投稿する予定でしたが
一ヶ月遅れてしまいました
「僕も・・・君の事が好きだ・・!」
「!?」
「良かったな・・鯖子!」
「うん!矢野さんと吉田さんが後押ししてくれたから・・!」
「バッキャローイ!!まぁそれもあるだろうけど・・鯖子・・お前の勇気があったからさ・・」
って待て待て待て待て!!
「お前ら明後日テストやぞ!?ドラマで遊んどる場合か!!」
そう、姉貴の言う通り、俺とボッスンとスイッチは自分たちの作ったドラマで遊んどった。別にええやんか!息抜きや息抜き!
それに、姉貴やってノリノリやったし・・!
「なぁスイッチ!面白えからこのDVDとっとこうぜ!」
「ああ!そうだな・・このDVDを名ずけて・・・『君に届かへんねん!』だ!
いや・・・もうちょいタイトル・・良くしようや・・・なんか名前ダサいな・・しかも
なんで関西弁なん!?
「それよりも・・最近・・DVDのちょっとした噂話を聞いた。」
ん?噂話?なんのことや・・?なんか
エロDVDがどうたらこうたらとかちゃうやろな・・・?
しかし、俺の思惑とは全く違うものがスイッチから返ってきたのだ。
「「「呪いのDVD‼︎⁇」」」
「あぁ・・・どうやら・・そのDVDを見ると必ず不幸が訪れるらしく・・そのDVDの事を誰にも話してはいけない・・故に・・そのことを知る者もいないのだ・・・と・・結城さんが言っていた・・・」
じゃあ、なんで噂流れとんねん!!⁇
明らかに矛盾しとるやないか!!
スイッチ、変な喋り方止めろや!姉貴、部室の隅でちょっと震えとるやないか!
てか、また結城さんの話かいな・・ホンマ仲ええんか分からへんな・・そんな事言っているとホンマに結城さん来るんとちゃうか?
「その話は真実よ・・・!!」
キタぁあああああああ!?ホンマに来た!
ちゅうか、窓から這いずって入ってくんなや!一々怖いねんホンマに!!
「あぁもう!結城さん普通に入ってきてくれへんか?怖いねん!」
俺が結城さんを這いずらず、普通に立ち入りをするように促すが、そんなことをしていると部室のドアが開いた。
「あれ?スケット団やってますか?」
なんや、おでん屋やってますか?的なノリやな・・この感じやと客か?
「ええっと・・お客さん?」
「はい。E組の倉本歩です。ちょっと相談があって・・・」
「相談?」
「じゃあ、私は退散するとするわ・・」
「悪霊退散。」
「さようなら・・スイッチ君」
「永久にな」
「あはははは!」
「「はよ行けや‼︎」」
*ーーーーーー
「結局・・理由がわからないんだけど私の友達が元気ないのが気になって・・友達として出来るのは彼女を元気付けることぐらいかなって・・・それで手伝ってもらったらなって思ったんだけど・・」
おお、ええやんか!青春やな〜!
「おっしゃぁ〜!行くぞお前ら〜!」
「「「おう!」」」
俺たちはスケット団の十八番である
アフロのカツラをかぶって出陣体制をとる
「待って!元気付けるってそういう感じで?」
「そうやで!アフロ以外に方法があるっちゅうのか?」
やっぱ、アフロやろ〜!お笑いの定番や!
これだったら、倉本さんの例の友達を元気付けれるで〜!
そう言って俺たちは友達のいる放送室に向かった。
*ーーーー
「「どうも!ありがとうございました〜!」」
俺とボッスンの渾身の漫才を八木ちゃんに
見せた。全力でやった。でも、結果は
めちゃくちゃスベった・・・・
おいおいおいおいおいおい!?俺たちこんなに一生懸命にやって全く笑わなかったぞ!あいつ!?
なんなんや!?人間あんな冷たい表情できるんかいな!?絵画みたいになっとるぞ!
「じゃあ、続きまして・・・カッちゃんのギャグ百連発!」
「無茶振りさせんなや!!」
頼む!スイッチ!今だけはマジで無理やわ!
もう俺のライフはゼロよ!!やってける
気力あらへん!
「じゃあ、このDVD『君に届かへんねん!』
の上映会を・・・」
「「恥ずかしいから止めろや‼︎」」
「じゃあ、アフロいきまーす!」
「お前のその汚いアフロでどこ行くねん⁉︎」
スイッチのアフロはチリチリでものすっごく汚いねん!
てか、なんやかんやで漫才みたいになってたけど・・どうや・・八木ちゃんは・・・
やっぱ無表情かい・・・・
「ゴホン・・えぇと。八木ちゃんは放送部なんだってね?いつもここにいるの?俺あんま良くしらねぇんだけど・・何してるんだ?」
おお、上手いでボッスン!八木ちゃんとの距離を縮める作戦か!
「放送部では、下校の呼びかけや・・」
「空気読まんかい‼︎お前は‼︎」
今ええとこやねん!スイッチ!そんな野暮なことすんな!
「今は放送コンクールに出品するための作品作りの追い込み。私はテレビドキュメント部門に・・・」
ほぉ〜そんなんあるんかいな。初めて知ったわ・・・
「その他にも・・朗読部門、アナウンス部門・・その他・・」
「だから空気読めやっちゅうとるやろうがい!‼︎」
なんやねん!こいつホンマに!
「そっか〜。テスト前だっていうのに大変だな〜。」
「もういいわ。」
「え?」
「ありがとう。とても楽しかった。倉ちゃん
貴方が頼んでくれたんでしょ?ごめんね?
気を遣わせちゃって。本当に何もないのよ。」
ん〜?八木ちゃんは何か隠しとるような気がするねんな。俺は今まで色んな人間見てきたから分かる。あの顔からは何かを隠しているのが感じ取れるねん・・・
「なぁ?八木ちゃん?話せる事やったら
俺らに話してくれへんか?相談に乗るで?」
「話せる事?」
「どうしたん?伏を背負ったような顔して・・」
「編集中になんか変なもんでも見たんじゃないの?」
「DVDとか。」
このスイッチの一言に八木ちゃんが固まった。どうやらドストライクだったらしい。
「帰るわ。」
「ちょ、ちょい待てや!」
「これ以上私に・・・」
八木ちゃんは後ろを見ながらスクールバッグを持って外に出ようとするが、入り口に立っていたスイッチにぶつかり、八木ちゃんは尻餅をつく。バックの中身は散乱し、例のDVDと思われるものが見えた。
「八木ちゃん!そのDVDには、何が映っとるんや?」
俺は八木ちゃんにDVDの事について問いかける。
「貴方達には関係ないことよ。関わらないでって言ったでしょ?これは誰も見てはいけないの。」
「誰も・・見てはいけない・・?」
そう言うと、八木ちゃんは出て行ってしまった。そんなに深刻なんか?
すると、俺はあることに気づく。
「ん?これって・・・『君に届かへんねん!』じゃない!八木ちゃん・・間違って
『君に届かへんねん!』の方を持って行ったのか。」
となると・・・これは・・・
『呪われたDVD』なのかも・・・・
そして、空気が固まった・・・
*ーーーーーー
「嫌や!絶対こんなの見たくあられへん‼︎」
俺が真実を確かめる為にこのDVDを見ようと
提案したが、やはり姉貴は頑なに断っている。そんなチキっとったら真実が分からへんやないか!別に姉貴は見なくてもいいのに・・・
「だから〜!見なくてもいいっちゅうとるやろがい!姉貴は隠れてろや!」
「絶対ズルズルって出てくるで!?見たらあかんやろ!てか、もし出てきたら誰と戦うねん!」
別に貞○なんで出てこうへんやろ!ビビりすぎやって!!てか、戦うってなんやねん⁉︎
幽霊相手にどうやって!?
ああ〜もう・・・うるさいなー!
これじゃあ、いつまで経っても踏ん切りつかへんやないか!
そんなことをしていると、放送室のドアが開く。
「ヒャアアア!?」
姉貴・・・倉本さんや・・・ビビりすぎやって。
「あの〜?もしかして、見ちゃいましたか?」
「いや。まだ見てへんで?」
「気が引けますもんね?他人のものを勝手に見るなんて。」
「まぁな。」
まぁ、確かに気は引ける。人のやしな。
でも、これは八木ちゃんの為。多少、手荒なことはしないと・・・
すると、また、放送室のドアが開く。
「あれ?君たちは?」
ん?吉村の先公か?
吉村は、日本史の先公で、八木ちゃんのクラスの担任でもあり、放送部の顧問でもある。
「なるほど・・『呪いのDVD』ね〜。にわかに信じがたいが八木の様子に関わるのなら
見てみるか。」
「ええ!?ホンマに!?ズルズルって出てきたらどないすんねん!?」
だから、出てこおへんって!!
しかし、モニターに出てきたのは
貞○でもない、ホラービデオでもない・・・
数学の問題が出てきたのだ。
「見るな‼︎これは明日の中間テストの問題だ‼︎」
なんやと・・・!?となると・・・カンニングか!!これを・・・八木ちゃんが?
そんな訳・・・!
「一年の頃、八木ちゃんはカンニングの疑いをかけられたことがある。」
ホンマかよ・・・!?
すると、倉本が口を開く。
「その話は本当よ。クラスの女子から噂が広まっていったの。確か三日前・・八木ちゃんのいる放送室に入った時に慌てて何かを隠してたわ・・・」
じゃあ、その隠してたのって、このDVDか・・・
すると、放送室のドアが開く。
そこには八木ちゃんが立っていた。
「見たのね。」
「何故だ!八木!どうして・・・!」
「ちょっと魔が差しただけだよね・・・」
「私は・・・」
「先生!この事は学校には内密に・・・」
「しかし・・・分かった。この事は学校には伝えないでおこう。八木。君の真面目な性格はよく分かっている。きっとテストからのストレスが問題だろう・・・!疲れていてつい・・・」
「私は!」
すると、八木ちゃんは、その場を走り去っていく。このままにしておく訳にはいかない。
「ヒメコ!」
「任せておき!」
ボッスンが姉貴に追跡の指示を出す。
「これは・・精神面的にフォローできなかった僕の責任だ・・」
「先生・・そんなこと・・・」
「とにかく・・これがここにあるのはマズイ。誰の目にもつかないように・・封印せねば・・・!いいか?これは君たちと先生だけの秘密だ!」
「はい。」
取り敢えず、八木ちゃんを追いかけるか・・
*ーーーーーーーー
「ここにおったか・・・サンキュー姉貴。」
八木ちゃんがいたのは、学校の屋上である。
「何しに来たの・・・」
「中間テストのカンニング疑惑は、噂を流した生徒がデタラメだったと証言している。」
「反論はしなかったのか?」
「したわよ・・・でもやめた。」
「それで、今回も誤解を解けんままにしとくつもりか?」
「だって、誰も私のことなんか・・・!」
「信じるぜ。」
「あんたが俺たちのことを信用してくれるなら・・・俺たちも・・・」
「「「「俺たち(私ら)はあんたの事を信じる‼︎」」」」
「そうよ・・・私は一度だってカンニングなんかしていない!あのDVDだって、私が偶々見つけたものなの・・・!」
やっぱな・・・思った通りや・・・
「あれは三日前の放課後・・・編集作業をする為に放送室に行ったら、ちょうどDVDが置きっ放しになってて・・・私はそれを自分が作ったものだと思い込んで、何気なく再生してみたら・・・・後は倉ちゃんの言う通り・・・私は咄嗟にそのDVDを隠したの・・」
「なるほど・・・それで・・・」
八木ちゃんは俺たちに謎の脅迫文を見せてきた。
『そのDVDは見るな。誰にも言うな。言えばおまえが疑われる。誰もお前など信用しない』
と書かれていた。
悪質やなぁ・・・!八木ちゃんの過去を使って口封じっちゅう訳かい・・!
「よっしゃ分かった!俺たちに任せろ!今からそのクソ野郎を捕まえたる!」
次回に続く
どうでしたでしょうか?
この小説を楽しみにしていた方
申し訳ありませんでした。
いつ投稿できるかわかりませんが
応援していただけたら嬉しいです。