スケットダンス 元ヤンの俺と仲間たち (不定期投稿)   作:覇王神 ゾディアーク

12 / 12
大変お待たせしました!

6月に投稿する予定でしたが
一ヶ月遅れてしまいました




第8話 見てはいけない

「僕も・・・君の事が好きだ・・!」

 

「!?」

 

「良かったな・・鯖子!」

 

「うん!矢野さんと吉田さんが後押ししてくれたから・・!」

 

「バッキャローイ!!まぁそれもあるだろうけど・・鯖子・・お前の勇気があったからさ・・」

 

 

って待て待て待て待て!!

 

「お前ら明後日テストやぞ!?ドラマで遊んどる場合か!!」

 

そう、姉貴の言う通り、俺とボッスンとスイッチは自分たちの作ったドラマで遊んどった。別にええやんか!息抜きや息抜き!

それに、姉貴やってノリノリやったし・・!

 

「なぁスイッチ!面白えからこのDVDとっとこうぜ!」

 

「ああ!そうだな・・このDVDを名ずけて・・・『君に届かへんねん!』だ!

 

いや・・・もうちょいタイトル・・良くしようや・・・なんか名前ダサいな・・しかも

なんで関西弁なん!?

 

「それよりも・・最近・・DVDのちょっとした噂話を聞いた。」

 

ん?噂話?なんのことや・・?なんか

エロDVDがどうたらこうたらとかちゃうやろな・・・?

 

しかし、俺の思惑とは全く違うものがスイッチから返ってきたのだ。

 

 

「「「呪いのDVD‼︎⁇」」」

 

 

 

「あぁ・・・どうやら・・そのDVDを見ると必ず不幸が訪れるらしく・・そのDVDの事を誰にも話してはいけない・・故に・・そのことを知る者もいないのだ・・・と・・結城さんが言っていた・・・」

 

 

じゃあ、なんで噂流れとんねん!!⁇

明らかに矛盾しとるやないか!!

スイッチ、変な喋り方止めろや!姉貴、部室の隅でちょっと震えとるやないか!

てか、また結城さんの話かいな・・ホンマ仲ええんか分からへんな・・そんな事言っているとホンマに結城さん来るんとちゃうか?

 

 

「その話は真実よ・・・!!」

 

キタぁあああああああ!?ホンマに来た!

ちゅうか、窓から這いずって入ってくんなや!一々怖いねんホンマに!!

 

「あぁもう!結城さん普通に入ってきてくれへんか?怖いねん!」

 

俺が結城さんを這いずらず、普通に立ち入りをするように促すが、そんなことをしていると部室のドアが開いた。

 

「あれ?スケット団やってますか?」

 

なんや、おでん屋やってますか?的なノリやな・・この感じやと客か?

 

「ええっと・・お客さん?」

 

「はい。E組の倉本歩です。ちょっと相談があって・・・」

 

「相談?」

 

「じゃあ、私は退散するとするわ・・」

 

「悪霊退散。」

 

「さようなら・・スイッチ君」

 

「永久にな」

 

「あはははは!」

 

「「はよ行けや‼︎」」

 

 

 

*ーーーーーー

 

 

 

「結局・・理由がわからないんだけど私の友達が元気ないのが気になって・・友達として出来るのは彼女を元気付けることぐらいかなって・・・それで手伝ってもらったらなって思ったんだけど・・」

 

おお、ええやんか!青春やな〜!

 

 

「おっしゃぁ〜!行くぞお前ら〜!」

 

「「「おう!」」」

 

 

俺たちはスケット団の十八番である

アフロのカツラをかぶって出陣体制をとる

「待って!元気付けるってそういう感じで?」

 

「そうやで!アフロ以外に方法があるっちゅうのか?」

 

やっぱ、アフロやろ〜!お笑いの定番や!

これだったら、倉本さんの例の友達を元気付けれるで〜!

 

そう言って俺たちは友達のいる放送室に向かった。

 

 

*ーーーー

 

 

「「どうも!ありがとうございました〜!」」

 

 

俺とボッスンの渾身の漫才を八木ちゃんに

見せた。全力でやった。でも、結果は

めちゃくちゃスベった・・・・

おいおいおいおいおいおい!?俺たちこんなに一生懸命にやって全く笑わなかったぞ!あいつ!?

なんなんや!?人間あんな冷たい表情できるんかいな!?絵画みたいになっとるぞ!

 

 

 

「じゃあ、続きまして・・・カッちゃんのギャグ百連発!」

 

「無茶振りさせんなや!!」

 

頼む!スイッチ!今だけはマジで無理やわ!

もう俺のライフはゼロよ!!やってける

気力あらへん!

 

「じゃあ、このDVD『君に届かへんねん!』

の上映会を・・・」

 

「「恥ずかしいから止めろや‼︎」」

 

「じゃあ、アフロいきまーす!」

 

「お前のその汚いアフロでどこ行くねん⁉︎」

 

スイッチのアフロはチリチリでものすっごく汚いねん!

てか、なんやかんやで漫才みたいになってたけど・・どうや・・八木ちゃんは・・・

 

やっぱ無表情かい・・・・

 

 

「ゴホン・・えぇと。八木ちゃんは放送部なんだってね?いつもここにいるの?俺あんま良くしらねぇんだけど・・何してるんだ?」

 

おお、上手いでボッスン!八木ちゃんとの距離を縮める作戦か!

 

「放送部では、下校の呼びかけや・・」

 

「空気読まんかい‼︎お前は‼︎」

 

今ええとこやねん!スイッチ!そんな野暮なことすんな!

 

「今は放送コンクールに出品するための作品作りの追い込み。私はテレビドキュメント部門に・・・」

 

ほぉ〜そんなんあるんかいな。初めて知ったわ・・・

 

「その他にも・・朗読部門、アナウンス部門・・その他・・」

 

「だから空気読めやっちゅうとるやろうがい!‼︎」

 

なんやねん!こいつホンマに!

 

「そっか〜。テスト前だっていうのに大変だな〜。」

 

「もういいわ。」

 

「え?」

 

「ありがとう。とても楽しかった。倉ちゃん

貴方が頼んでくれたんでしょ?ごめんね?

気を遣わせちゃって。本当に何もないのよ。」

 

ん〜?八木ちゃんは何か隠しとるような気がするねんな。俺は今まで色んな人間見てきたから分かる。あの顔からは何かを隠しているのが感じ取れるねん・・・

 

「なぁ?八木ちゃん?話せる事やったら

俺らに話してくれへんか?相談に乗るで?」

 

「話せる事?」

 

「どうしたん?伏を背負ったような顔して・・」

 

「編集中になんか変なもんでも見たんじゃないの?」

 

「DVDとか。」

 

このスイッチの一言に八木ちゃんが固まった。どうやらドストライクだったらしい。

 

「帰るわ。」

 

「ちょ、ちょい待てや!」

 

「これ以上私に・・・」

 

八木ちゃんは後ろを見ながらスクールバッグを持って外に出ようとするが、入り口に立っていたスイッチにぶつかり、八木ちゃんは尻餅をつく。バックの中身は散乱し、例のDVDと思われるものが見えた。

 

「八木ちゃん!そのDVDには、何が映っとるんや?」

 

俺は八木ちゃんにDVDの事について問いかける。

 

「貴方達には関係ないことよ。関わらないでって言ったでしょ?これは誰も見てはいけないの。」

 

「誰も・・見てはいけない・・?」

 

そう言うと、八木ちゃんは出て行ってしまった。そんなに深刻なんか?

すると、俺はあることに気づく。

 

「ん?これって・・・『君に届かへんねん!』じゃない!八木ちゃん・・間違って

『君に届かへんねん!』の方を持って行ったのか。」

 

となると・・・これは・・・

『呪われたDVD』なのかも・・・・

 

そして、空気が固まった・・・

 

 

 

*ーーーーーー

 

 

 

「嫌や!絶対こんなの見たくあられへん‼︎」

 

俺が真実を確かめる為にこのDVDを見ようと

提案したが、やはり姉貴は頑なに断っている。そんなチキっとったら真実が分からへんやないか!別に姉貴は見なくてもいいのに・・・

 

「だから〜!見なくてもいいっちゅうとるやろがい!姉貴は隠れてろや!」

 

「絶対ズルズルって出てくるで!?見たらあかんやろ!てか、もし出てきたら誰と戦うねん!」

 

別に貞○なんで出てこうへんやろ!ビビりすぎやって!!てか、戦うってなんやねん⁉︎

幽霊相手にどうやって!?

 

ああ〜もう・・・うるさいなー!

これじゃあ、いつまで経っても踏ん切りつかへんやないか!

そんなことをしていると、放送室のドアが開く。

 

「ヒャアアア!?」

 

 

姉貴・・・倉本さんや・・・ビビりすぎやって。

 

「あの〜?もしかして、見ちゃいましたか?」

 

「いや。まだ見てへんで?」

 

「気が引けますもんね?他人のものを勝手に見るなんて。」

 

「まぁな。」

 

まぁ、確かに気は引ける。人のやしな。

でも、これは八木ちゃんの為。多少、手荒なことはしないと・・・

すると、また、放送室のドアが開く。

 

 

「あれ?君たちは?」

 

ん?吉村の先公か?

 

吉村は、日本史の先公で、八木ちゃんのクラスの担任でもあり、放送部の顧問でもある。

 

 

「なるほど・・『呪いのDVD』ね〜。にわかに信じがたいが八木の様子に関わるのなら

見てみるか。」

 

 

「ええ!?ホンマに!?ズルズルって出てきたらどないすんねん!?」

 

だから、出てこおへんって!!

 

 

しかし、モニターに出てきたのは

貞○でもない、ホラービデオでもない・・・

数学の問題が出てきたのだ。

 

 

「見るな‼︎これは明日の中間テストの問題だ‼︎」

 

 

なんやと・・・!?となると・・・カンニングか!!これを・・・八木ちゃんが?

そんな訳・・・!

 

「一年の頃、八木ちゃんはカンニングの疑いをかけられたことがある。」

 

ホンマかよ・・・!?

 

すると、倉本が口を開く。

 

「その話は本当よ。クラスの女子から噂が広まっていったの。確か三日前・・八木ちゃんのいる放送室に入った時に慌てて何かを隠してたわ・・・」

 

じゃあ、その隠してたのって、このDVDか・・・

 

すると、放送室のドアが開く。

そこには八木ちゃんが立っていた。

 

「見たのね。」

 

「何故だ!八木!どうして・・・!」

 

「ちょっと魔が差しただけだよね・・・」

 

「私は・・・」

 

「先生!この事は学校には内密に・・・」

 

「しかし・・・分かった。この事は学校には伝えないでおこう。八木。君の真面目な性格はよく分かっている。きっとテストからのストレスが問題だろう・・・!疲れていてつい・・・」

 

「私は!」

 

すると、八木ちゃんは、その場を走り去っていく。このままにしておく訳にはいかない。

 

 

「ヒメコ!」

 

「任せておき!」

 

ボッスンが姉貴に追跡の指示を出す。

 

「これは・・精神面的にフォローできなかった僕の責任だ・・」

 

「先生・・そんなこと・・・」

 

「とにかく・・これがここにあるのはマズイ。誰の目にもつかないように・・封印せねば・・・!いいか?これは君たちと先生だけの秘密だ!」

 

「はい。」

 

 

取り敢えず、八木ちゃんを追いかけるか・・

 

 

 

 

*ーーーーーーーー

 

 

 

「ここにおったか・・・サンキュー姉貴。」

 

八木ちゃんがいたのは、学校の屋上である。

 

「何しに来たの・・・」

 

「中間テストのカンニング疑惑は、噂を流した生徒がデタラメだったと証言している。」

 

「反論はしなかったのか?」

 

「したわよ・・・でもやめた。」

 

「それで、今回も誤解を解けんままにしとくつもりか?」

 

「だって、誰も私のことなんか・・・!」

 

「信じるぜ。」

 

「あんたが俺たちのことを信用してくれるなら・・・俺たちも・・・」

 

「「「「俺たち(私ら)はあんたの事を信じる‼︎」」」」

 

 

「そうよ・・・私は一度だってカンニングなんかしていない!あのDVDだって、私が偶々見つけたものなの・・・!」

 

 

やっぱな・・・思った通りや・・・

 

 

「あれは三日前の放課後・・・編集作業をする為に放送室に行ったら、ちょうどDVDが置きっ放しになってて・・・私はそれを自分が作ったものだと思い込んで、何気なく再生してみたら・・・・後は倉ちゃんの言う通り・・・私は咄嗟にそのDVDを隠したの・・」

 

「なるほど・・・それで・・・」

 

八木ちゃんは俺たちに謎の脅迫文を見せてきた。

 

『そのDVDは見るな。誰にも言うな。言えばおまえが疑われる。誰もお前など信用しない』

 

と書かれていた。

 

悪質やなぁ・・・!八木ちゃんの過去を使って口封じっちゅう訳かい・・!

 

「よっしゃ分かった!俺たちに任せろ!今からそのクソ野郎を捕まえたる!」

 

 

 

次回に続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか?

この小説を楽しみにしていた方
申し訳ありませんでした。
いつ投稿できるかわかりませんが
応援していただけたら嬉しいです。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。