SONIC:ancient's romance 作:高機動ちくわ
ソニックとエッグマンの戦いが、開幕のショーをあげる...。
ソニックはエッグマンの乗るマシンに飛びかかる。
間一髪で避けるエッグマン
エッグマン「お前の相手はワシではないわい...おいっ!いつまで寝ておる!?さっさと起きんか‼」
エッグマンが地面にひっくり返ったゴーレムを叱責する。ゴーレムはゆっくり起き上がり、ソニックを視界に捉える。
ソニック「そいつが俺の相手?」
ゴーレムが拳を構えソニックに駆け寄る。ソニックは動かない。
ソニック「俺の相手をするにしちゃあ...」
目の前に来たゴーレムをまじまじと眺めるソニック。ゴーレムは全く動かない獲物目掛け、拳を降り下ろす。
ソニック「――遅すぎるぜ?」
風圧を残し、ソニックの姿が消える。空振りした拳が地響きと共に道路に突き刺さる。
青い疾風が幾度となくゴーレムを打ちのめす。その風を捉えようと、ゴーレムも拳を振り回すが、全て空振りに終わる。
ソニック「ヘヘッ目では追えてるみたいだな。」
ゴーレムの頭に寝そべりながらソニックは呟く。
ゴーレムの拳が伸びて来るより早く、ソニックはゴーレムの顔を蹴飛ばす...。
エッグマン「うぬうぅうっ何をしておる!さっさと倒さんか!」
オーボット「ボス、子供みたいでみっともないですよ。」
エッグマン「ええい、だまっとれぇ‼」
エッグマンが手を振り回して怒鳴り散らす。
ソニックは既に数えきれない程にゴーレムに攻撃を繰り出していた。だがゴーレムにダメージが入ってる様子が全くない。
ソニック「やれやれ、頑丈なやつだぜ。何か他の手を探さなきゃな...」
ソニックは周りを見渡すが、ゴーレムの体を砕けそうなものは見当たらなかった。
テイルス「ソニックー!」
ソニック「!、テイルス!」
テイルスが駆け付けた。ソニックが街の方へ駆けて行った後を追い、今追い付いたのだ。
ソニック「あのゴーレムめちゃくちゃ硬いんだ、テイルス。何かいいアイディアはないか?」
テイルスは空に飛び上がり、周りを見渡す。建設中のビルのクレーンに、鉄骨が束ねてぶら下がっている。
テイルス「ソニック!あそこの曲がり角までゴーレムを誘導して!」
テイルスはクレーンを目指して飛んで行った。
ソニック「OK!任せとけ!」
ソニックはゴーレムの目の前に飛び出る。
ソニック「Hey、のろま、こっちだぜ?」
ゴーレム「ウゴゴゴ!」
ゴーレムは両の拳を繰り出す。
ソニックは全てかわし、チッチと舌を鳴らしてみせ、曲がり角に向かう。
ゴーレムは拳を振り回したり、瓦礫の塊を投げつけたりしながら、懸命にソニックを追いかける。
ソニックとゴーレムは、やがてテイルスの指定した曲がり角にたどり着いた。
テイルス「ソニック!そこから離れて!」
テイルスはクレーンの吊り上げる鉄骨を落とした。
辺りに、とてつもない衝撃音が響く。
大きな鉄骨はゴーレムを粉々に砕き、次々と地面に突き刺さる。
ゴーレムの欠片が辺りに散らばる。
ソニック「Wow!派手なことするじゃねえかテイルス!」
テイルス「えへへ...後でビルの責任者に謝らなきゃ...」
テイルスはソニックに苦笑いで返事する。
エッグマン「おのれぇ~、撤退じゃ!覚えておれ、ソニック!ワシの計画はまだ、始まってすらおらんのじゃからな‼」
エッグマンはそう言い残すと、空の彼方に去っていった。ソニックはエッグマンに向かってこう返した。
ソニック「OK!エッグマン。とびっきり面白いものを期待してるぜ!」