SONIC:ancient's romance 作:高機動ちくわ
一方、エッグマンは...
ここはテイルスの秘密基地である。
エッグマンのゴーレムを倒した後、散らばったゴーレムの欠片を分析するため、ソニックとテイルスはここに来た。
テイルス「エッグマン、今度はどんなことを企んでるんだろ?」
ソニック「きっとろくでも無い事考えてんだろ。なあに、何かあったら俺が止めてやるさ。」
ソニックは自信満々である。
ゴーレムの欠片は、透き通った水色で、光をあてるとキラキラと反射した。
テイルスは欠片を機械に納め、分析を開始した。
テイルス「10分もしたら、データがとれるよ。それまで待っててね。」
ソニック「OK、それじゃ後は任せたぜ。」
ソニックは一旦部屋を出た。
ソニック「...10分か...暇だな。」
机の上にあった飴をひとつ、口に放り込む。口の中がすうっとした。
エッグマンは、ゴーレムの前に立っている。大きく息を吸い、号令をかける。
エッグマン「右向けぇ、右ぃ!」
ゴーレム「...」
エッグマン「あーもう、びくともせんわい...」
エッグマンは、ゴーレムの制御に手をやいていた。ゴーレム達は、エッグマンの命令に対し全く動じる様子を見せない。
エッグマン「やはり、こいつらを制御するには、これを使うしか無いのか...」
エッグマンは、遺跡で発見された石版を手に取る。
ズシリとしたその石版は、幾何学的な白い模様が刻まれ、赤や青の宝石がいくつか嵌め込まれている。
エッグマンは、石版の宝石を適当に選び、指先でなぞる。
ゴーレム「っ!ゴゴゴ...」
目の前のゴーレムが立ちあがり...止まった。
エッグマンはため息をついた。
エッグマン「やれやれ、石版の扱い方を完全に把握せねば、ゴーレムを動かせんようじゃな。」
キューボット「アレ?ボス、前ハウマク動イテタッスヨ?」
オーボット「アレハネ、ボスガ石版ヲイジッテル時、偶然動イタンダヨ。」
キューボット「エッ?ツマリ、チャント分カッテ無カッタンスカ?」
エッグマン「うるさいなあ!ちょっと黙っとれい!」
エッグマンは二人の側近ロボに怒鳴り、石版を叩く。
ゴーレム「ゴゴ!ウゴゴゴ‼」
不意にゴーレムが暴れだした。
それを取り押さえようと量産型ロボット、エッグポーン達が一斉に駆け寄り...ゴーレムに一掃された。
キューボットがその巻き添えを喰らう。
キューボット「グアア⁉拙者ノ命モ、ココマデデゴサルカー⁉」
オーボット「アア、アイツ、マタ音声チップガ狂ッタ。」
オーボットは吹き飛ばされたキューボットの方へ向かう。
ゴーレムは、エッグマンに襲いかかった。
エッグマン「ヌオオッ⁉こりゃいかん‼やめろおぉ‼.....ム?」
エッグマンめがけ降り下ろされた巨大な拳が、エッグマンの鼻先でピタリと止まる。
???「ったく、俺が[古文書]を解読するのを待てって言っただろ。こいつは貴重な遺物だぞ?」
彼は石版をトントンと触る。ゴーレムは身を引き、彼の前にひざまついた。
エッグマン「解読に時間を掛けすぎじゃ!...それで、ゴーレムの制御の仕方、分かったのか?」
エッグマンの問いかけに、彼は答える。
???「ああ、分かったよ。こいつらを作った古代人は、本当に優れた技術を持った部族だったらしい。...エッグマン、アンタよりもずっと優れているぜ?」
エッグマンは顔をしかめた。が、すぐに気を取り直し、彼に近づく。
エッグマン「ム、そうか。それでは、偉大なる古代人の技術についての調査の成果、聞かせてもらうとしようか...ナックルズよ。」
赤いトレジャーハンター、ナックルズ・エキドゥナはニヤリと笑った。