SONIC:ancient's romance 作:高機動ちくわ
テイルスは、ゴーレムの欠片の分析を終えた。
テイルス「お待たせ、ソニック!ゴーレムの欠片の分析結果が...あれ?」
ソニックはそこにいなかった。テイルスは秘密基地を見て回ったが、彼の姿を見つけることが出来なかった。
テイルス「きっと退屈で、ここを飛び出しちゃったんだね...」
テイルスはゴーレムのデータをまとめつつ、彼が戻るのを待つことにした。
テイルスの思ったとおり、ソニックは外を走っていた。
テイルス『欠片の分析には10分かかるよ。それまでまっててね。』
そう言われたソニックはテイルスの秘密基地をうろうろしていた。
最初の3分はまだ我慢できた。だが、それ以上なんの変化も無い環境で待たされるのに限界を感じてしまった。
ソニック「欠片の分析に10分かかるって言ってたな...ちょっと走ってきますかっと!」
そしてテイルスの秘密基地を飛び出し、今に至るのだ。
ソニック「へへ...やっぱ走るのは最ッ高だぜ!」
ソニックは走るのが好きである。走り出せば、見慣れた風景もあっという間に別世界に変わる。
車の走る道路も、木が鬱蒼と生い茂る森も、カナヅチなソニックにとって苦手な水の上でさえも、走っている間は彼のためにあるアスレチックコースに変わるのだ。
一通り走ったソニックは、ファーストフードの移動販売車を見つけ、大好物のチリドッグを買った。
ソニック「delicious!やっぱ走ったら腹ごしらえしないとな!」
口に広がるソーセージの旨みと、チリソースの辛みを楽しみながら、至福の時を過ごした。
ソニック「さて...と、もう10分はたったかな?」
手袋を少しまくり、時計を見る。
参ったことに、約束の10分はとうに過ぎていた。
ソニック「あぁ...やっちまったな。テイルスなら怒らないだろうけど、急いで戻らないとな。」
ソニックはテイルスの秘密基地を目指し、再び走りだした。
エッグマンの秘密基地の前で、ゴーレム達は行進をしていた。乱れのない行進を統率しているのはナックルズだった。
ナックルズ「よしっ次は守りの陣形だ!」
ナックルズが石版に触れると、ゴーレム達は一ヵ所に集まり、隙間なく整列した。
エッグマン「ナックルズよ、いつまでそんな意味の無い事を続けるんじゃ...」
ナックルズ「意味が無いだと?俺は古文書にあった陣形を再現してるんだ!これも遺跡の調査の一環だぞ!!」
エッグマン「あぁ、分かった!分かったから怒鳴るんじゃ無いわい‼全く...」
エッグマンはナックルズから一旦距離を取り、ナックルズに向かって言った。
ナックルズはエッグマンに舌打ちして、再びゴーレムの操作に戻った。
ゴーレム達の統率の取れた動きを見ながら、エッグマンは呟いた。
エッグマン「全く、忌ま忌ましいやつじゃ。まぁよいわ。遺跡の調査と騙されて、世界征服の手伝いをさせられてたことに気づいた時の顔が楽しみじゃ。」
ナックルズ「?、何か言ったか?」
エッグマン「いやぁ?何もいっとらんぞぉ?」
ナックルズ「そうか。」
ナックルズは、再びゴーレムの調査に戻った。