暇潰し感覚で読んでください。
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「あと一種類...あとはもうアルトリアだけなんだ!」
俺は今、コンビニの前でスマートフォンを睨みつけながら見ていた。何故俺がコンビニの前にいるのか?スマホアプリに課金しているのだ。かれこれこのゲームに五万円程課金している。周りから「やめろ、お金の無駄だ」と言われているが、「俺の金なんだから好きにさせろ」と言うと皆可哀想なものを見る目で俺を見てくる。
すると、スマートフォンの画面が黄金色に輝く。
「いよっしゃああああ!」
俺はその場でガッツポーズする。やっとコンプリートしたのだ!
そして目の前が真っ暗になった。
***
「......あれ?」
俺は目の前に広がる光景に、ついて行けずに呟いた。
そこは、レンガの家々が立ち並ぶ、中世ヨーロッパのような町並み。
車やバイクは走っておらず、電柱もなければ電波塔も無い。
気が付くと、周りがド田舎になっていた。
「もしかして...人生バグった?」
どうしよう、こんな場所じゃスマートフォンで助けを呼ぶことも......あれ?ない?
俺のスマホが無くなっている!
「そんな...そんな、嘘だああああ!」
俺は絶望した。
そして........
「君、大丈夫?」
俺が人生に絶望していると、真っ白な髪の少年が俺に話しかけてきた。
少年は心配そうにしているので、俺はその問いに答える。
「たすけてください」
「えっ?」
「身寄りがないんです。何でもしますから、たすけてください」
「えっと、別にいいけど。あまり美味しいものとかは出せないよって何で泣いてるの!?」
俺は泣いた。この少年は、見ず知らずの俺を助けてくれると言うのだ。渡る世間は鬼ばかりと言うが、ここに神はいた。
「ありがたやありがたや」
「ちょっと、そんな風に拝まないで!みんな見てるから!」
泣き止んだ俺はすぐに少年に連れていかれた。
***
俺が連れてこられた少年の家は、小さいながらも温かみのある家だった。しかし、少年一人が住むには広すぎる気がする。俺は思いきって少年に聞いてみた。
「なあ。ここには君だけが住んでいるのか?」
俺がそう言うと、少年は暗い顔をしながら答えたくれた。
「うん...少し前におじいちゃんが死んじゃって......」
あっ、地雷を踏み抜いてしまった。少年はすぐに笑顔に戻る。
「気にしないで。でも、あと少ししたら僕もこの家を出るんだ」
「何処に行くんですか?」
「迷宮都市オラリオ-ダンジョンに行くんだよ」
「迷宮都市?ダンジョン?何でまたそんなところに?」
「おじいちゃんとの約束なんだ。未知という名の冒険もそうだけど、男ならダンジョンに出会いを求めるのだって」
「何ていうか、女ったらしみたいな爺さんだな」
俺と少年は二人で笑う。
その後二人でご飯を食べ一緒に風呂に入った。
その時に少年から「君が家族だったらいいのに」と言われたので「なら、家族になろうぜ」と答えると少年は顔を赤くしながら笑っていた。
そのあと、同じ布団に一緒に入って眠りについた。
「家族だろ、一緒に行くぜ」
「僕のファミリアに入らないかい?」
「一緒に頑張ろうね!」
「問おう、そなたが余の奏者か?」
「...なんでさ」
次回、私をオラリオに連れてって