感謝感動の極み……ッ!今後もこれに胡坐を掻かず精進していきたいと思います!
さて、今回は臨時の休みだったこともあり早めに書けました。ただし相変わらず展開が遅いOTL 未だにグンガ・シティにも行けてないとかどういうことなの;
それと……今回、信じていたはずの方々が裏切られるかも知れません。どうかご留意の上でお読みください。
それではどうぞ。
CHAPTER 07 「バカ(善)とバカ(悪)の運命的邂逅(笑)」
《――思っていたより連絡が遅かったな総督》
「はっ、申し訳ありませんシディアス卿。少々予想外のことが起こりまして……その……」
《……よい。状況を報告せよ》
約一名のバカの影響によって引き起こされた茶番劇から程なく。ナブーの衛星軌道を漂うルクレハルク級バトルシップの管制室では、何とか事態が収拾され、目を覚ましたガンレイ――ただし記憶に欠損あり――が再び総督(偽)に就任することで何とか元の形に収まった。
「誰が総督(偽)だ!! 総督は正真正銘ワシだ!!!」
《……は?》
「……ハッ!し、失礼しました!どうにも頭を打ったらしく、何やら幻聴が……」
《……大丈夫なのであろうな》
「は、はい!問題はございませんシディアス卿!」
「………………」
《……そやつはどうかしたのか、総督》
「い、いえ。それが何やらストレスとか何とか……」
(いや問題しかないだろどう考えても)
(つーかなんで
(仕方ないだろあの人まだショック気味なんだから。ほら見ろ、総督(偽)の傍で青い顔してんじゃねえか。先輩は労われよ)
(落ち着きたまえ若人達。考えるんだ、あんないい歳扱いて黒いローブなんかすっぽり頭まで被ってる中二ジジイなんか総督(偽)で十分なんだと。俺達の総督(真)は来るべき時の為にその体力と手腕を温存しなければならないんだと)
(……お前天才か?)
《……何やら不快なものを感じるのだが……貴様、何か不敬なことを考えてはおるまいな》
「へぁ!? め、滅相もございません!し、尻、あ間違えた――シディアス卿を前にそのような!」
《………………》
……元の形に収まった。ギリギリ、なんとか。
「じょ、状況を報告いたします!既にドロイド軍は予定通り地上に降下し軍を展開、ナブー制圧に向けて進軍を始めております。通信施設の破壊ももう間もなく済むかと」
《……うむ。お前達も首都シードの制圧を終え次第ナブーに降り、女王に占領合法化の署名をさせよ》
「はっ、必ずや!」
《よろしい。
……それで、だ。アシュヴェル・クロームレインの始末はどうなった》
『!!!!!!!!』
――その瞬間、管制室は凍りついた。
前言撤回、全く収まってなどいなかった。
アッシュの名前が出された途端にガンレイは顔面が硬直し、嫌な汗が全身から流れ出す。オペレーター達はヒソヒソ話も中断して凍りつき、ハーコに至っては立ったまま失神した。
かく言うシディアス自身も、その名を口にしつつ途轍もなく嫌そうな顔をしている。
「……そ、それが……その……」
《……うむ》
「も、申し訳ありませんシディアス卿!いいところまでは行ったのです!我々が開発した自爆型ドロイディカスと超強度隔壁により奴を後一歩、後一歩というところまで追い詰めたのですが、そこで……!」
《……ああ、うん……そう……》
いよいよ問われるべきことを問われてしまい、最初はしどろもどろだったガンレイだったが、逃げ場は無いと観念したのか挺身低頭の姿勢で頭を垂れ許しを請う。
言い訳を述べ連ね自分はいいところまで行ったと必死に強調する辺りが小物である。
(うわぁ、見ろよアレ。必死に頑張ったアピールしてるよ。商人なら過程じゃなくて結果だろ普通)
(ていうかアレっていい線行ったのか?相方はともかく、あの
(だよな。大体自爆失敗したのだってB1ドロイドの残骸とか考えず包囲させたから例のフォースとかで壁作られたんだろ?自業自得じゃん)
(つーかあんなん絶対勝てないだろ。大気圏外から攻撃でもかまさない限り無理だろ。認識し合える距離になった時点でアウトじゃん、高速移動とかすんだぞ)
(結論、総督(偽)の失態)
(異議なし)
(異議なし)
(異議なし)
(異議なし)
「か、艦内を探させましたが見つからず、あるいはドロイド軍に紛れて輸送艇で地上に逃げ延びた可能性があります。無論、地上の部隊には見つけ次第殺せとの命を下しております!
ですので、次こそは!次こそは必ず……!」
《……いや、よい。アレのことは忘れよ》
「……へ?」
そう必死に弁明し挽回の機会を請うガンレイに返されたのは、そんなシディアスの呆気ない言葉だった。
しかも「もうお前に期待はしていない」とかそういう侮蔑の類ではなく、こう、なんというか、疲れて「本当にもういいや」という感じである。おかげでローブの下から伺える老いた顔が余計に歳を取ったように見えた。
《……お前達はナブー制圧と女王の確保を急げ。それさえ先にできれば、最悪それらを盾にすることもできる。よいな?》
「は――はっ!流石はシディアス卿!それならばあやつめも!」
《……本当にそうだったらいいんだけどなぁ》
「はい?」
《んんッ!なんでもない。
総督、これは挽回の機会と心得よ。何としてもナブーを手中に収めるのだ》
「ははっ!!」
途中、何とも弱気な呟きを零していたような気もするが、それでも最後はシスの暗黒卿としての威厳を取り戻し厳かにガンレイに言い含めた。
それを最後に通信は終わり、画面越しだったにも拘らず管制室に齎された重い空気――最後だけだが――も消失した。
「ふぅ……よし、ワシの輸送艇を準備させて置け。ご指示通り、首都制圧が完了し次第我々も降下する!」
《ラジャラジャ》
「これさえ無事終えれば、いくら奴でも……ん?おいハーコ、貴様何を寝ている!とっとと起きんか!この大事な時に寝惚けおって!」
(いや寝惚けてんのはアンタだろ)
「よいか皆!先程は想定以上の奴の力に遅れを取ったが、今度こそ!今度こそ奴の首を取ってやる!」
(いやアンタが首取られろ。そしてハーコさんを総督に据えろ)
「我らの後ろにはあのシスがおられるのだ、たかがジェダイ一人など、恐れる必要など最早ないのだ!! フ、フハハハハハハハハ!」
(……なあ)
(……うん)
(俺、すんげえ帰りたいんだけど)
(俺も)
(あんなホログラムジジイがいたら何だってんだよ。というかあのクズなんも学習しねえのな。そら毎回ヒドい目にも遭うわ)
「…………職場変えよう」
混沌とした管制室の中で、誰にも聞こえないようハーコは呟いた。誰よりも何よりも、切実に。
ちなみに――ドロイド達が外で頑張ったおかげで隔壁の開閉回路は無事修復され、ニモイディアン達は監禁状態から解放されましたとさ。
† † †
――その日を境に、ジャー・ジャー・ビンクスの人生は激変した。
本来なら、その日もいつもと何ら変わりない日常の繰り返しになるはずだった。
故郷である水底のグンガ・シティを、
……自由気ままといえば聞こえはいいが、実際にその生き方を見れば『自由である』のではなく『無計画で行き当たりばったりな自堕落生活』と第三者が見れば誰しもが思うであろう、そんな彼の日常。
それは、突然として破壊された。
それは先ず、遥か空から無数の
それらは秩序ある動きで軍団の様相を成すと、一斉に森を侵し始めた。大地に生い茂る草を踏み潰し、道行に邪魔な木々を薙ぎ倒し、森に住む住人達を追い払うか情け容赦なく殺す。
平和だった森は瞬く間に地獄と化した。
この、災厄としか言いようのない事態の渦中に、ジャー・ジャーもいた。
お調子者で頭のネジが一つや二つは取れているのではないかと故郷の仲間内からもかねがね思われている彼だが、流石に目の前に巨大な鉄の乗り物が迫ってきたら彼でもそれが脅威であると理解でき、だからこそ脇目も振らずに駆け出し、その進軍から逃げ遂せようとする。
――いけなかったと言えば、この時、前方というか足元不注意だったことだろうか。
しかしここで彼を弁護するならば、命からがら逃げ惑う彼にそこまでの落ち着きを求めるのは酷だと言える。敢えて言うが、彼は所謂『馬鹿』なのだ。気づいたら死んでました、なんて間抜けなオチにならなかっただけマシである。
そして、彼の巡り会った『相手』が悪すぎたと言うしかない。むしろ真っ当や優秀な人間でも対応し切れない相手を、余程の幸運に恵まれない限り彼がやり過ごせる道理もまた無かった。
――故に。
「なにコレ、なんなのヨゥ!ミーが何したって言うふべっ!?」
機械の軍団から逃げるべく必至に走り、その時何かに足をぶつけてそのまま草むらに転倒したのも、
「イタタタ……もう、なんなのヨ本当に――ぅうん?」
それが幸いして低空を駆ける機械達がジャー・ジャーを気に懸けることも無く過ぎ去って後、無事に生き延びた彼が『それ』を発見し、少し前までの命の危機も忘れて単純な思考の導くまま『それ』に近づいたのも、
「う~ん?なんだろ、コレ」
確かにそこに
――ガシッ。
「え?」
「――たな」
そうしている内に、『それ』から人間の手らしきものが伸びてジャー・ジャーの足を掴み、
「――ダンボールを、粗末に扱ったなァァァァ……!」
「ギャアアアアアアアアアアア!?!?!?」
地獄の底から響き渡るようなおどろおどろしい声が怨嗟を吐きながら、恐怖のあまり絶叫を迸らせるジャージャーを、『それ』――『森林地帯潜入用迷彩ダンボール』の中へと引きずり込んだのも。
等しく、彼の運が悪かっただけなのだ。
ジャー・ジャー・ビンクスに黙祷。彼の犠牲を以て、この
† † †
「あーもう、どうしてくれんだよコレ。完全に凹んじゃったよコレもう駄目だよコレどうすんの
コレ」
「え、えっと……ソーリーふべらっ!?」
――スパーン。
「ソーリーじゃねえよ何それ謝ってるつもり?ムカつくんだけどイラッとくるんだけど。
大体今のご時勢謝るだけで済むほど世の中は甘くねえんだよ、それで済むんなら警察も軍隊もいらねえんだよ
「え、えっと……み、みんなで森に住めば解決ぶべっ!?」
――スパーン!
「馬鹿ですかお前は。野宿するんなら誰だってできるんだよ、それが嫌だから必至にやりたくも無い仕事にしがみついて世の中のお父さんお母さんお兄さんお姉さん達は頑張ってるんだよ。舐めてんの?世の中の働いている人達舐めてんの?オラ謝れ、この宇宙で必至に働いている人達全員に謝れオラ」
「え?えっと……ソーリーふぶぉっ!?」
――スパァーン!!
「だからソーリーじゃねえっつってんだろ。何なのお前、学習能力無いの?鳥でも三歩歩くまでは覚えてるんだよ。お前動いてねーじゃんそこで座ったまんまじゃん。お前は鳥頭以下なんですかあぁん?」
「ぅぅぅぅ……」
今更言うまでもないだろうが、一匹の不幸なグンガンを捕まえて正座させ、片手に彼によって潰された緑色の迷彩ダンボールを、もう片手はどこから持ち出したのかハリセンを握って度々問題発言(?)を繰り返す哀れなグンガンを張り倒しまくっているこの男は、破天荒な外道
ことのあらましを記すと、通商連合によりナブーに送り込まれたドロイドの地上制圧軍から逃げていたジャー・ジャーが足を引っ掛けたのは、そのドロイド軍にまんまと紛れ込み見事に脱出し遂せたアッシュが、敵の目を欺くために被っていた迷彩ダンボールだったのである。
しかしこの不幸な事故によりダンボールが破損、そのダンボールの提供者である傭兵から「ダンボールは大切に扱わねばならない」と重々言われていたアッシュは、その言葉に基づいてジャー・ジャーを容赦なく制裁し、今に至っている。
ちなみにジャー・ジャーの顔は既にボコボコ状態であり、そこに容赦のないハリセンアタックを仕掛けるのだから泣きっ面に蜂、改めてこの男がドS外道であることは疑う余地が無い。
決してジャー・ジャー・ビンクスがウザいとか、「原作改変でもうとっとと退場させちゃおうかな」とか思った
「いや思ってるよね。おもっくそ思ってるよねそれ」
「?ユー誰に言ってふべっ!?」
「はーい誰が勝手に喋って良いと言いましたか?ダンボールを駄目にした罪は重い。という訳でお前は償わなければならないッ!
つー訳でオラ、道案内しろ。ここに住んでんだろ宿無しなんだろ。宿無しなら宿無しなりに地理に明るいだろ少しはそれを俺の為に活かせ今こそお前は価値ある行いをするんだ」
「なんかミー、今までで一番罵られてる気がするヨ……」
「ゴチャゴチャ喋ってねーで、ほれ、テキパキと動く。時間は刻一刻と過ぎていくんだ待ってはくれません!」
「イタイッ!?」
さしものグンガン一の能天気もここまで罵倒されると心にクるものがあるようだが、
「んで、ここってナブーのどこ辺りよ。俺ら王宮に用あんだけど。一秒でも早く行かなきゃならないんだけど。ワープ装置とかないの」
「そんなものあるなんて聞いたことないヨ……でもシードに行くならここ全然遠いあだっ!?」
「んだよ全然駄目じゃねえか。そう言うのは昔懐かしのゲームで十分なんだよ。争いに巻き込まれた少年少女が河に突き落とされて気づけば遠い国のどこか、そこから必死扱いて故郷に戻るというテンプレート。
もういいんだよそう言うの、現実とゲームの区別くらい着けろよ。俺ら大人なの、忙しいの。とっとと仕事片付けてまた次に行かなきゃいけないの。そこら辺を察しなさいよ」
「えっとぉ……ご、ごめふがっ!?」
「オメーに言ったんじゃねえよ」
どう答えようが学習してちゃんと謝ろうがジャー・ジャーを容赦なくハリセンでぶっ飛ばすアッシュ。
しかし勘違いしてはいけない。彼はダンボールの恨みとかジャー・ジャーが軽薄で嫌いとかでこんな扱いをしているのでない。これが素なだけだ。
「どーしたもんかね。連中の船でもかっぱらって首都に突っ込むか……ん?」
「ミーこの人怖いよ………うん?」
有効な手段がないからとそんなアブナイ発言を呟くアッシュにさしものジャー・ジャーも恐怖にガクブルである。
――と、そこで後ろに続いていたアッシュが立ち止まったことに気づき、ジャー・ジャーが振り返――――
「おい、お前そこでじっとしてろよ」
「へ?」
――ろうとするが、それまでとは違う何やら真剣みの篭った声と表情にジャー・ジャーが呆然となり、しかしまたドロイド軍が来たのかと思い恐怖に硬直する。
すると――――
「死ねえええええええええええええええええッッッッ――――!!!!」
「ほれ」
「え――ふぶぉれァッ!?!?!?」
アッシュ達の周りに聳え立つ巨木の一つから、木の蔓をロープのように利用して何者かがターザンよろしく飛び降り、アッシュ目掛けて加速を乗せて放つ蹴り!しかしそれをアッシュは、ちょうど自分の前に立っていたジャー・ジャーをフォースで浮かせると盾にし、哀れジャー・ジャーはその蹴りを顔面に直撃して物理法則の力の慣性に則って吹っ飛び、地面を一回二回三回と跳ねながら転がり落ちる。
そして――――
――バチィッ!
謎の襲撃者は、その手に持った柄を振るい、するとそこから
そう、その襲撃者とは――――
「――ああすいませんでしたアッシュ。てっきりドロイドかと思って攻撃してしまいましたよ遠目だったです
「そうか、オメーも若い内からもう目が駄目になったか、こんないい男をあんなポンコツと見間違えるたぁな。眼科行け、若しくは精神科だ。一年ぐらい世話になって来い」
「ええ、そうします。この任務が終わったら折角なんで、眼科と言わず全身診てもらってから人間ドック行って来ます。誰かの所為で溜まりに溜まったストレスを解消しないといけないです
――オビ=ワン・ケノービその人である。
全身あちこちが焦げててパダ=ワンスタイルに刈り上げていたブロンドの頭も爆発ヘア気味だが、目が血走って「ぶっ殺してやる」とか言わんばかりの凄絶な笑みを浮かべているが、語尾がなんだか「死ね」とか言っている感じだが、彼は列記としたオビ=ワン・ケノービその人である。
数秒ほどセーバーの鍔迫り合いをするとそこで両者共に剣を納め、オビ=ワンも元に戻った。
「……フーッ……落ち着け、落ち着くんだオビ=ワン。この程度いつものことだいつものことじゃないか。
貸してもらったダンボールの内側に貼り付け式の爆弾が張り付いてあって一度被ると脱いだ途端に吹き飛ぶというメッセージが付いていて、地上に着いて取り敢えずはドロイド軍から離れようとこっそり動いたら途端に時限装置が作動してそこで爆発、おかげで敵に気づかれて追い回されて全員相手する羽目になったりしたけどいつものことじゃないか。
そうだ、この程度ジェダイとしてこれから背負っていく使命に比べれば何でもない。何でもないさ、何でもないったらナンデモナイ……ッ!」
「おーい何かブツブツ言ってるけど大丈夫か。怖いからあんまり近寄るなよーなんか焦げ臭いし」
「だから大丈夫だ大丈夫ったら大丈夫なんだオビ=ワン・ケノービ、今こそ忍耐の時だ今直ぐ殺してやりたいけどこれでもマスター代行なんだこんなクズだけど
……そんな血を吐くような想いを吐露した呟きの後に、何とか元に戻った。何があったか聞くべきではないだろう、駄々漏れではあるが。
何はともあれ無事オビ=ワンとも合流を果たしたアッシュは、ジャー・ジャーから聞き出したなけなしの情報を共有して現状の確認を行う。
「どうやら首都からは結構離れてるらしいな。どうするよ、連中の戦車でもかっぱらうか」
「認証無いと動かせないでしょう。とりあえずはここから離れましょう、ただでさえ時間が押してるのに連中に見つかって足止めを喰らったら堪りません」
「だな……おい、いつまで寝てんだ起きろ」
「ぁぅぅ……あれ、ここドコ?」
とりあえずの方針が決まり気絶したジャー・ジャーを容赦なく蹴り起こすアッシュ。当のジャー・ジャーはと言うと、どうやら先程受けた攻撃で記憶自体が混乱しているらしい。
「なんですかこの
「確かグンガンだったか?そういう
さり気なく蹴り飛ばして気絶させた相手を化け物呼ばわりする辺り、オビ=ワンも太くなったというか染まっている。アッシュに至っては今更だろう。
銀河共和国の
「ぅぅ……ミーは、ミーは確か、道案内をしてて、そしたら急に――――」
「大変だ、頭を打って記憶が混乱しているんだな。大丈夫、君を襲った奴は追い返したよ。
私はオビ=ワン・ケノービ、この
「そうなの?ありがとう、ユー、ミーの仇討ってくれたのネ!とっても感謝!」
「どういたしまして。ああ、すまないがあまり近づかないでくれないかちょっと臭うんで」
「お前も大概アレになってきたな」
今さっき蹴飛ばして化け物呼ばわりした相手を、さも自分が助けたかのように言い包めさり気なく体臭を理由に感謝の抱擁を拒否る辺り、オビ=ワンも(ry
言うまでもないが、
「オラ、時間押してるんだよ早く案内しろよ。というかアレだ、本当に何かないのか?」
「う~ん……グンガ・シティ行って協力してもらえば、何とかなるかも。あ、でもミーは追放されてるから連れては――――」
こんな外道相手に律儀に答える辺り、ジャー・ジャー・ビンクスは間の抜けたお調子者ではあっても、紛うことなき善人だろう。
そして今回、その善性と間抜けさが、彼に災難をもたらす結果となった。
「よぉーし、じゃあ選択肢だ。
1、ここでダンボールの罪を償いぶっ殺される。」
2、俺達を手間取らせた罪でぶっ殺される。
3、大人しく案内してぶっ殺される。
さあ、ファイナルアンサー?」
「ヒィィィィィィィィィィィィッ!!!」
この外道、どの道殺す気満々である。
さしもの
「やめてください、
「おい、今なんて読んだ?アッシュと書いて何て読んだ?言ってみ?」
「すまない、この
「オ、オビィ……!」
やらかそうとする外道バカを押し止め、ジャー・ジャーに気遣わしげな言葉を向けるオビ=ワン。そんな救いの天使の如き存在に、ジャー・ジャーは感激で涙まで浮かべる。
「でも良く考えてみてくれ、ジャー・ジャー」
――しかしジャージャーは知るべきだった。
時に悪魔は天使の顔を装うのだと。
「君もあのドロイドの大軍を見ただろう?奴らはナブーに向かっているが、その過程でこの一帯の森は少なからず荒らされるだろう。ただの動物はともかく、君みたいに二足歩行して喋る原住民を見たらどうかな?彼らは冷徹な機械だ。作戦に邪魔になりうると判断すれば、何ら容赦も呵責もなく君を殺すだろう。
いや、ただ死ねるならまだマシだな。私は今まで、ああいう連中に蹂躙された星の人間を見てきたけれど、どれも酷かったよ。何せ感情がないからね、相手がただ殺しても再生するかもって、死体までバラバラにされるんだ。あれは惨かったよ、とても見れたものじゃなかった。
中にはプログラムが歪んで残虐化して、生きたまま相手をバラすドロイドも――――」
「あ、あばばばばば…………」
「おい、こいつ白目剥いてんだけど」
一見相手を気遣っているようで、完全に「そうなりたくなかったら黙って協力しろ」という脅しである。それを本業の役者も真っ青な迫真の演技で遠回しに追い詰めるのだから、ある意味でアッシュよりタチが悪いかも知れない。
「それに考えてみてくれ。あんな大軍団を送り込んだ連中が、地上の占領だけで済ませると思うかい?私はそうは思わない。ナブーの記録なり何なりで
君はそれを見過ごせるかい?追放されたとはいえ君の故郷が蹂躙されるのを見て見ぬ振りをするなんてことが。私なら知らせるよ。他ならない同族と故郷の危機なんだから、それを知らせに行ったのなら褒められこそすれ怒られる理由なんてないじゃないか、そうだろう?」
「ミーが案内するよ!付いて来てェ!!」
「でも協力してくれると思います?」
「さあな。俺の知る限りじゃ
「それ銃口じゃなくて火でしょう」
「意味が通じりゃ良いんだよ。
あ、そう言えばお前、ちゃんと携帯用の酸素ボンベ持ってんだろうな。無かったら気絶させて仮死状態で連れてくぞ」
「ご安心を、今度はちゃんと使うので。そう言うそっちはどうなんです?」
「フォースで酸素生成します」
「……好きにしてください」
緊張などどこへやら、
ナブーに明日はあるのか――それは、神すらも知るまい。
「信じて送り出したパダ=ワンが外道のマスター代行に染められて腹黒になってしまうなんて」
byジェダイ一同
という訳で、外道面に堕ちたオビ=ワンでした(嘘 詳しくは↓で
■自己啓発こーなー。
○
本編でも人気最悪というジャー・ジャー。あ、作者はそこまで嫌いじゃありません。ただウザいだけで(ヲイ
そんな彼の平穏の日々は、原作同様に崩れていく。あるいは、もっと酷く(ぇ
○ダンボールの恨み
粗末に扱う、ダメ、ぜったい。by蛇
○作者はジャー・ジャー嫌い?
ふつうです。
○オビ=ワンの逆襲
皆さん、勘違いしないでください。別にこれはオビ=ワンの本性とかじゃないんです。キレてるだけなんです。考えてみてください、彼の立場になって。
ね、殺したくなるでしょう?(真顔
○……本当にジャー・ジャー嫌いじゃないの?
ふつうです。強いて言うならジャージャーじゃなくてジャー・ジャーだったのでその修正に時間を食われたのかウザかった。
○染まるオビ=ワン
しゃあないねん。染まらんと胃が保たんねん。人間は慣れていくしかないねん。
いやでも実際、ここまでするつもりはなかったんですけどね;書いてる内になんか勝手に喋りだして……
一応弁明しますと、今のオビはまだキレた感覚が残っているので、常識とか良識が大分薄れてます。きっと後になって「私はなんてことしたんだ……」とOTLします。
まあ原作のオビも結構したたかでしたし大丈夫ですね!……ごめんなさい(土下座
○今日のフォース講座
酸素生成による無酸素空間での呼吸。
詳しい理屈?知らん!!!
という訳で、オビ=ワンファンの方々に殺されるかも(ガクブル 休みのテンションで書き上げたらこんな事に……だ、大丈夫だよね!(白目
感想・批評いずれも受け付けておりますので、遠慮なく怒りの丈をぶつけてくださいませ……お、お手柔らかに(ガクブル