第一話 命誕生
これは、一人の、人間を信じれなくなった人間のお話である、、、。
目が覚めた。目の前に広がる景色はいつもの家の天井ではなく、
「(知らない天井だ、、、)」
見たこともない天井が映るのであった、、、。
、、、は?え?どゆこと?なんでこんな漫画やアニメに出てきそうな登場の仕方してんの?
「うぅ、あぁ(え、ここどこ?)」
え、いやいやいやないないない、え、俺今何て言った?ねぇ、今何て言った?ちゃんと言葉発せていた?呻き声にしか聞こえなかったんだけど、、、。あ、あるぇ~?
「うぅ、あぁ、うぁあ(な、何がどうなってんのやら、、、)」
体を動かして見ようにも思うように動かない。動くとしても目と、足と手をジタバタとする事しか出来ない。さて、ここで整理してみよう。目の前に広がるわ知らない天井。声を出そうにも呻き声しか出すことが出来ない。体は動かしても思うように動かない、、、。え、どうすんのこれ。やばいぜんぜん解決策が出てこない。
---スゥー---
何かが動いたような音がした。たとえるならば、そうだな、、、障子を開けるときに出る音かな。そんな音が耳の中に入ってきた。
「はぁーい、想叶。お母さんですよ~」
自らをお母さんと呼んだ女性が近ずいてきた。何でかあまりにも大きく感じるのはなぜだろうか?
「お腹すいたかな?もうそろそろお昼になるから」
そう言いながら俺を微笑みながら抱き上げる。え、抱き上げられるって女性に?俺はもう高校に進学しているんだぞ?女性の人が簡単に抱き上げれるほど小さくて軽いわけじゃないはずなんだが、、、。
---スゥー---
またさっきと同じ音がした。すると今度は比較的大きな体格をした男性が出てくる。この人もまたこちらに近ずきながら、
「よう想叶。元気か?お父さんだぞ~」
こちらも微笑みながら話しかけてきた。男の人がニコニコしているためか、少し気持ち悪く感じてしまう。、、、はぁ、これはもう確信するしかないんだろうな、、、。俺、
赤ちゃんになっちまってるんだな、、、。
どうしてこうなってしまったんだろう。俺はあまり悪い事はしてないし、死んだり殺された~なんて事になった覚えはない。(まぁ、特別良かった人間じゃぁなかったけども、、、)
「おぎゃぁ」 ←意味はない
お、おぎゃぁって言ったぞ。俺も驚いたな。そう思いながら、近ずいてきたお父さん(自称)に対して反応しておく。
「ん?何か変なことをいわれた気がしたが、、、。まぁいい、それより由菜。想叶がこっちに反応してくれたぞ!言葉を理解しているのか?」
おいおい、勘が良すぎやしねぇかい?まぁ、ただこんなことで興奮するのはどうかと思うが、本当に赤ちゃんになっちまったのだろうか、、、。まだ実感が持てない。
「もう、そんなわけ無いでしょう?翔さん」
いや、もうすでに理解しちゃってるんですよね、由菜母さんとやら。あまりにも理解しすぎて俺の頭の中はもうこんがらがっていましゅよ。はぁ、どうしてこうなった、、、。普通なら今は家族と一緒に夕飯や朝食などを食べていたり、高校入ってすぐ出来た友人と一緒に遊んでたり授業受けてたりしていたはずなんだけどなぁ~。なんで赤ちゃんになってしまわなきゃいけないのやら。意味がわからん。はぁ、悪い夢なら覚めてくれと言いたい、、、。言えないけど。
「わ、わかっているさ、それぐらい。それにしても本当にかわいいなぁ、想叶は。食べてしまいたいくらいだ、、、」
デヘーっと顔が綻ぶ。本当にこの人はお父さんなのだろうか、、、?親というのは子供が出来るとここまでうれしくなるものなのだろうか、、、。俺はまだ誰かの婿さんになれる歳じゃないし、兄弟がいたわけでは無いためどのようになるのかなど分からない。まぁ、そんなことはどうでもいいが、、。、おいお父さんや、本当に食おうとしてるんじゃないだろうな、口からよだれが出てものすごく恐ろしいnや、やめろ。こ、こっちに来るんじゃない!怖い怖い怖いから!
「お、おぎゃぁぁぁ!」←けっこう必死。
へへ、どうだ。必殺『子供の涙と叫び』。これを食らえば誰だってオドオドしてしまい、効き目が抜群の奴にはものすごく膨大な罪悪感で打ちひしがれてしまうという、先ほど俺が考え出した技だ!
「ほら、想叶が泣いてしまったじゃありませんか。よしよし、もう大丈夫ですよ~。」
おお、効果は抜群なようで、お父さんは隅っこで小さくなっていじけてしまっているよ。なにこれものすごい面白いんだけど。やべぇ、ハマリそう、、、。
「よしよし、もう怖くないですからねぇ~。怖い怖い『害虫』はどこかえ行ってしまいましたよ~。だから大丈夫ですからねぇ~。」
お母さんや、あんさん絶対お父さんにとどめ指したかったんでしょ。害虫はひどすぎやしませんかい?、、、ほら、お父さんなんか小さくなっていた体をビクリと動かしてから、また小さくなっていったよ。どんどん小さくなってるぞ。もうアリほどの小ささにしか見えないぞ。
「もう、冗談ですよ。翔さん。そこまで本気にしなくてもいいじゃないですか。」
笑いながら言う由菜お母さん。それに対して涙目になりながら「ほ、本当?」と言う翔お父さん。いや、お父さんや。あんた男じゃないんかい。大の大人がなにしてるんだよ。そういう赤ちゃんが絶対に思わないようなことを心の中だけで思い、呆れる俺。
このとき、俺は思った。
案外、こんな生活も悪くないかもな、、、。
俺は今、このおかしな現状をもう夢だとは思わなくなっていた。まだ気がついて一時間と経過してはいなかったのだが、母に抱きしめられているこの今の状態は、なぜかとても心地が良かった、、、。
超が付くほどにグダグダな始まり方をして書いてしまいました、璃蘭です。初投稿なんで誤字脱字など、いろいろあるかもしれませんが、がんばって生き残って生きたいと思います。