東方永命伝   作:璃蘭

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 いつもより、文は短いです。


第三話 命あるものの日常の崩壊 

 四月十八日 午後三時ごろ

 

---ピ、ピ、ピ、---

 冷たい音が、暗い部屋の中に響き渡る。

---ピ、ピ、ピ、---

 

「どう、様子は、、、」

「はい、今の所以上はありません」

 

 意識が朦朧としている、、、。今、カプセルのようなものの中に入っている、、、。その中は、薄水色の液体で満たされていた、、、。

 

「、、、!」

「どうしたの?」

「いえ、××様。今、この子が意識を、少しだけ取り戻した見たいでしたので、、、」

「そう、、、」

 

 声がした方向を眺めてみる、、、。二人の女性が話しているようだ、、、。声を出そうと口を動かしてみる、、、が、声が出ない。意識もだんだんと薄れてきた、、、。まぶたが重たい、、、。とても眠たい、、、。

 

 女性二人の声がだんだんと聞こえなくなってくる、、、。薄れていく視界の中で、××様と呼ばれた人と、目があった気がした、、、。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三週間ほど前

 

「おい!早くホースおさえろ!」

 ---ごぉぉぉぉ!---

 

 俺は、今の現実を受け入れたくなかった。

 

「噴射!」

 ---ぶしゃぁぁ!---

 

 掛け声とともに消防車につながっているホースから大量の水が噴射された、、、。その水は、きれいな放物線を描いて飛んでゆく。向かうは一軒の家。

 

       俺が産まれ、丁寧に、大切に育ててくれた、両親との大切な家に、、、。

 

 俺は、その我が家と呼ぶべき家の前に突っ立っていた。ただただ目に映るのは炎、炎、炎。開いた口が塞がらないとはこのことなのだろう。ただ、目の前の惨状呆然と、何も考えずに見ることしか出来なかった、、、。

 

 

 

 

 

 

 消化活動が終わった。その間は俺は消防隊員に危ないとの事で非難していた、、、。今は、瓦礫と墨とかした我が家の跡地前にいる。数人の消防隊員が家の中に誰かいないか確認しに言っていた、、、。

出来れば、誰もいないでほしい。仮にも我が両親なのだ。死んでいいわけが無い。俺は、ただただ祈るしか出来なかった、、、。

 

 

 

 火災発生時刻より一時間過ぎごろ

 

 俺の祈りは、神様には届かなかった、、、。墨となった家の中から発見されたのは、母さんと父さん

の焼死体。その死体が運び出される状況を目の当たりにしてしまった。消防隊員に顔を見せてくれませんかと頼んだ。消防隊員はものすごく考えた挙句、見せてくれると言った。

 体全体にかけられている白い布を、顔の部分だけめくる。その顔が目に映った瞬間、「あぁ、母さんの顔だ、、、」と思った。顔全体が焼けどで覆われ、焼け爛れている。数秒間じっくりと見て、最後に冥福を祈った。

 もう一人のも同じようにした。顔から布をめくっていく。こちらもすぐにだれかは分かった皮膚は焼け爛れていて、原型も良く分からないくらいになっていたが、父さんだと分かった。こちらも同じく冥福を祈った、、、。

 

「うぅぅ、、、」

 

 急に、涙がこみ上げてきた、、、。声にならない泣き声を上げて、ただひたすら泣いた。俺の八歳の誕生日の三日前に起こった悲劇。消防隊員さんたちは、黙ってその姿を見ていた、、、。

 

 

 

 

 

 

 

 その後は、ひどかった。お金はない、家も無い、親もいない、祖父母は昔俺が小さいときに亡くなった。孫の顔を見れて安心したのか分からないのだが、何もかも無くなった。そのため、俺は孤児院へ連れて行かれることになった。

 

 

 

 

「今日からここに住むことになった、想叶君です。みんな、仲良くしてね」

「「「はぁ~い!」」」

 

 俺が連れて来られた孤児院では、約三十人ほどの子供が生活していた。年齢はさまざまで、大体十三歳くらいから三、四歳くらいの子達がいる。俺をここまで連れて来た黒スーツの男性は、すでにいなかった。

 部屋の中は床はフローリング、壁は白といった大人三十人くらいはここで寝止れるのではないか?と思えるほどに大きい。小さな滑り台といった遊具。小さな人形やブリキの玩具といった子供が喜びそうなものは備えられている。部屋の中央には子供たち全員が座っても何席かあまりそうな長いテーブル。その周りと取り囲むようにおいている椅子。

なりほど。生活に必要な設備はちゃんとあるのか。ちゃんとキッチンも備えられている。料理好きにとってはうれしいことである。

 

「おい、新入り。名前はたしか、、、」

「想叶だよ」

 

 と、俺よりも身長が少し高い男の子が、頭を使っていろいろ考えていた俺に話しかけてきた。

 

「これからよろしくおねがいします」

 

 一様、丁寧に挨拶しておく。年上でしたーなんてことになったら、なんか気まずい空気が流れてしまいそうだからだ。

 

「あぁ、いいよそんな堅苦しいの」

 

 なんだ、不要だったか。いらん心配をしたな。 

 

「俺の名前は、、、」

 

 そうして、俺の孤児院暮らしが始まった、、、。




 ほい、こんにちは、こんばんは、おやすみなさい、璃蘭です。急展開ですね。未だ三話だというのに速すぎるんじゃないか?と思いましたが、いいネタがこれくらいしか無かったので、こういうことにしました。
 毎度言ってますが、誤字脱字があったり、矛盾などしている部分があるというのならば、教えてくれるとありがたいです。
 それでは、失踪しないくらいに適当にやっていきますので、今後ともよろしくお願いします。
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