うっわぁ…なんだこれ。ここ絶対違う場所だよ。
1つ予想。ここは私にとって不運な事だらけだ。
2つ予想。…あの子はもう学夢院に入ろうとしてる。
3つ目…私の能力をあの子は甘く見てる。
だってさ。私幸運なんだよ?不運が幸運に負けると思う?まぁ、程度が付いてない時点で気が付いていてほしい。私の能力は。幸運は不運に負けないに決まってる。時期に不運から幸運に変わり、元の世界と重なるだろう。ったく。それでも私は幸運な事から、訓練なんかしてない。しなくていい。能力も甘ったれてる。数分は私の嫌いな不運が続くのだ。…はぁ…嫌だなぁ…嫌だなぁ…
モブ「蛍ちゃんって、運ばっかりで、本当にずるいよねーw」
蛍「運もまた、大切な能力であって…だ、だから…」
モブ「はいw出ましたw偽善者乙〜w」
蛍「う…うぅ…」
…これは…記憶⁇…違う。だってこんな時、私は誰かに助けてもらう。運があるから。…なんで?運が無いの?あぁ…運がなきゃ、私って…俺ってダメなんだな…って…んなわけ無いよ。
蛍「あのさ。毎回毎回何なの?私に構ってる位暇なんだね。…フッw…暇人乙〜w」
モブ「はぁ⁉︎ヤナギ様に言いつけるぞw」
あ。しまった。運が悪いから、私が悪い子扱いされる…‼︎
ヤナギ「よく出来ました。蛍ちゃん。」
蛍「へ?」
ヤナギ「実はずっと見てたのよ。蛍ちゃんは悪く無いわよ⁇」
蛍「え、あ、その」
ヤナギ「「本当に運が良いわね」」
眩しい…明るい…運が戻ったんだ。でも世界は戻らない…1つ大きな賭けだ。
拳を硬くして、床に拳を叩きつけてみた。やはり鍛えた、というか、白抹先輩に鍛えられた甲斐はあったなぁ…綺麗な地割れだ。この嘘の世界が割れそうだ。
ひびから光が漏れる。私は運を信じる。
この世界に混じって散るか。
この世界から弾かれるか。
私の運をなめないでよね。
…やっぱり2個目の答えだった。
私の目の前には、あの子(希帆)が少し驚きながら立っていたのだ。
私の拳に血が滴っているのに驚いているのか、私が異世界から数分で帰ってきたのに驚いているのかはわからない。
でも、この際忠告してやろう。
蛍「ただいまです…‼︎…帰っていただきますか?…忠告を1つ。私の肌が何故白いかわかります?実は化粧なんですよ。傷を隠す為の。私達みんな、ヤナギ様に鍛えられたんです。身も心も。ゴミのポイ捨てが見つかったら、腕がもげました。誰かを馬鹿にした事をいいつけられたら、目が潰れました。それでも、腕が再生するのは30秒程度です。傷跡は残りますが、私もみんな、腕がもげたりしたら、30秒。先輩だと、1秒です。忠告です…すぐに帰れ…いや、帰ってください」
にっこりと優しい笑顔で忠告するのは、これで最後だ。
続きます