不審者   作:白抹茶

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本気

なんだ。なんだかよくわからなくなってきた。

 

蛍「ヤナギ様…?」

 

いるんだろう。いるんだろ?

 

ヤナギ「ん〜。私に気がつくなんて運が良いわね〜♪」

蛍「なんで見て見ぬフリを…」

ヤナギ「希帆ちゃんは、私が紫に刺客を送ってほしいと頼んでいた、いわば、刺客なの…」

蛍「刺客…」

ヤナギ「蛍ちゃんの抜き打ちテスト。」

蛍「テ…テスト」

ヤナギ「落ちたら落第…そうねぇ…」

蛍「わかりました…わかりましたよ…」

ヤナギ「喉焼き。嫌だったら本気で散りにしなさい。」

蛍「わかってます…ウァァ…」

 

ヤナギ様はあいからわず怪しい笑みを浮かべている。いったい何を考えているんだ…紫さんと対等に話しているが、紫さんより恐ろしいと思う。何事も自由自在の能力…コピーがオリジナルを超える能力…怖い…

 

蛍「話がズレましたね…貴方の事、本気で殺さなきゃ駄目みたいです…」

 

1つ深呼吸だ…喉焼きなんて嫌だ…

 

蛍「本気で行かせていただきます…!」

 

刺客となれば…テストとなれば…‼︎

嗚呼…涙が出てしまったよ…楽しく戦えそうにない。

 

希帆「………本気。」

 

私の本気…いつも通りかな。んー。でもここで宣言する。

 

「私のテストにご協力くださいね。大丈夫です。潰れると感覚が麻痺して楽ですよ?」

 

私の意志は無い。消したいと思えば運が自動的に鉄球を落としたりする。

軽々と避けては消えてしまった。

 

「殺される気はいたってないわ。」

 

「残念です。もう遊ぶ気なんて無いんですよ。消したいだけなんです」

 

真実をそのまま伝えているだけである。

鎖を投げて巻きつける。

 

「縛られる遊び方って嫌いなの。」

 

爆発した。消えている…どこだ…⁉︎

アレ?…いてて…バナナの皮で転んでしまった…元いた私の心臓の場所に攻撃が降っている…

 

「あ…?運がいいのかしらね……。」

「あぁ。後ろにいたんだ」

 

バナナの皮を回収してっと…手錠をかけた。

 

「そうよ、後ろに居たわ。」

「あ、私のお金が‼︎…命より金が…‼︎」

 

財布があって助かったが、私の腹に霊力を打ち込む気だ…ったみたい?わかんないwただ、左目に針を刺す。

 

「った!…お金なんて後でいくらでもあげるから…!」

 

すぐに蹴りの反撃が…アレ?100円⁉︎

 

「なら良いや。あれ?天井に百円が‼︎」

 

あ。幸運だからって流石に軽々と攻撃回避をしているとは。何かに囲まれ爆破した。私が。でも何年も腕や足がもげた私にとっちゃ痛くも痒くもないけど。

後ろに回り込み喉を斬った。

 

「っ!…………はぁ…いくら私が不死の呪いにあろうが痛いものは痛いのよ。」

 

傷口を治している。サラッと。すると、消えてしまった。

 

「どこ?また空間に飛ばされた⁉︎……様子を見なきゃ…」

 

取り敢えず透明になり様子を見なきゃ…(透明になる

 

地震と雷が鳴って、奥の方に座り込んでいる希帆ちゃんを見つけた。出方を窺っていると、希帆ちゃんが珍しく静かな声でこういった。

 

「殺されてあげようか……?」

 

何を言ってるんだ…?左手を握りしめながら言うなら怖いんじゃないのか…?わからん。

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