ダンジョンで全てを焼き尽すのはナニカサレタヨウダ   作:獅狼

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前サックリ前サックリあとごちゃごちゃな感じになってしまいました。

とりあえず放り込んで状況リセットです。
修正するかも


全てを焼き尽くす暴力(サックリ)

【彼の者、人を揺り籠()より地獄(地上)へ落とし

    

 彼の者、救い()の手を振り払い、全てを焼き尽す。

        

 

____我は継承せり、すべてを焼き尽す黒き鳥】

 

「顕現せよ!!全てを焼き尽す暴力!!

 

来たれ、質量の刃ァァァ(マァスゥゥゥ・ブレェェェド)!!!!!」

 

 

アームズの魔法が発動した。

 

発動に至る魔力の動きが他と違い、膨れたり、縮んだりしていたのが印象的ではあったが、その後がそれ以上だった。

 

 

 

まず、虚空から突然、巨大な塊が降ってきた。

それが背中にドシンとくっつき、背中に飛び出ていた2Mを超えるもしかしたら3Mはある柱が動きだし、アームズの右腕に装着された。

 

そこからだ、様子がおかしくなった。

何と言うか……人間らしさがなくなった?

 

次に接続された背中のユニットから赤い光が発せられ次第に青くなり……それが推進器(ブースター)として働き、今までではありえない速度でゴライアスへ突っ込んでいった。

 

右手の柱からは前世で見たガスバーナーのような火が出ていて……一気に火力が増したと思ったら柱が高速で振るわれた。

 

その柱はゴライアスの脚を刈り取った。

文字通りである。

質量の刃は達磨落としが如くゴライアスの左足を斬りとった。

断面は御世辞でも綺麗なんて言えないほどにズタズタで柱に付いたトゲを含めて全体が魔力で強化、エンチャントされているようで直接当たった部分はミキサーにかけられたようにミンチになって周辺の床を肉片で汚している。

無論、足首から先が取れたゴライアスは転倒する。

 

「想像以上だな」

「ええ、マスブレードならばユージローが無傷で受け止められると思っていましたが、正面からは負傷しますね」

「魔力動力に成ったついでにスパイクが高速振動してやがる」

「チェーンソーの化物を取り付けたハンマーといったところですかね」

「なにそれ怖い」

「ゴライアスの脚を1秒か……恐らくステイタスが足りていないですね」

構造、質量、魔力の流れから計算するとサクッといける筈です。

そんなことを言うコーメー。

「動きも振り回されたものだ、まだ早かったな」

団長も少し残念そうに早すぎたんだ、振り回されてやがる等と申しております。

「え、でもあれ」

「たしかに強いでしょう、でもよく見てみなさい。排熱にやられ、炎に焦がされ、質量に振り回された結果、体はただの一振りでボロボロになっている」

よく見れば体のところどころの形がおかしい、右腕の関節が三つあるように見える。

「魔力で全身を補強してなおあれですからね~」

「しかもあれは、のまれているな」

「あ、人間らしさがなくなったのって……」

「オーバードウエポンのクラッキングだな、そこまで再現するか……変態め」

「あ、再充填(リチャージ)

立ち止まってチャージを始めた。

ゴライアスが転倒から立ち直り、怒りを露わにしながらその拳を立ち止まっているアームズめがけて振り下ろす。

その腕はアームズのマスブレードを大きく上回り、当然のように全身を使っての振り下ろしだ質量もくらべものにならないだろう。

当たる、そう思ったとき、大人しかった推進器(ブースター)がドヒャッと音を立ててアームズの姿がぶれた。

振り下ろされた腕のあった場所にアームズの姿はなく、ゴライアスの頭に向かい飛んでいる。

 

「あ」

ゴシャ!!

目を覆いたくなるような惨状。

何故振り下ろしたと、そんな感じである。

ゴライアスの頭は見事にかち割られ、そのまま胸元までマスブレードは突き進み、魔石が砕かれたのか、ゴライアスは灰になって消えた。

 

「……仕事の時間だな」

「起動時間終了まで長くても20秒といったところでしょうか……そして、その後のタイムリミットはせいぜい五秒です」

「仕事?そしてタイムリミット?」

「おう、団長として団員を守るって事だ、これ以上の被害を食い止める」

そういって団長の姿は消えた。

「あれ、どこに……」

「あっちですよ」

コーメーが指差す先には、マスブレードを抱きかかえる様にしてアームズを地面に捻じ伏せる団長がいた。

「いつの間に!?」

「近づいてチャージ中のマスブレードをからめ取って捻じ伏せたのですよ?」

「はやすぎるでしょ!!」

「最強は伊達じゃないですよ、ただの移動が縮地ですからね~~……出入りの分からないレベルの」

「っぁ……」

「おっと、そろそろ行かないと」

ビールケースを背負った一級どころか特級の冒険者たちが目にもとまらぬ速さでアームズの方へ移動する。

 

というか、置いて行かれた。

私も走って追いかけるが、あっという間に引き離される。

 

数秒走ったところで魔力の爆発が発生。

オーバードウエポンが消えた。

魔力として霧散したようだ。

到着して見れば、一升瓶6ダースのエリクサーが空になって地面に転がって、なおもぶちまけられている。

 

「そろそろいいぞ、損傷は軒並み治った」

「想像以上の被害ですね……えっと」

「全身重度の火傷、炭化している個所も多数むしろそっちが多い。骨折は200以上、骨の数が倍以上になっていた。筋肉の断裂もほぼすべてに発生。内臓やらなんやらは一度沸騰したような有様だった。もはや生きていることが有り得ない損傷だったな」

「魔法の効果ですね、【発動中、使用者は死なない】まさかこんなになっても死なないとは……」

「カオスが不死族の因子などを取り入れ改良した蘇生薬(エリクサー)が無ければただの万能薬(エリクサー)では足りなかったでしょう」

「役に立って何よりだ、ただ……一つ当たり五億ヴァリスになるがな」

「これを治せるのならばむしろ安いのでは?」

「それでも、死んでいたのならば意味はない。魔法の効果もあってのモノだな……これは私かこいつの専用の薬になりそうだ」

まるで普通なら死んでいる怪我でも生き残れるというような言い方。

どういうことだろう。

「カオスは吸血種(ドラキュラ)と呼ばれる程度には不死性を備えていますからね」

「杭を心臓に刺されたところで食らいつくがな」

そういうカオスの腹に巨大な口が現れ牙を剥き出しにして笑みを作った。

「ちなみに日光も流水も問題ない」

体から何やら凶暴な魚が出てきた。

「ネロ・カオスですか?」

「アーカードの旦那も少々、少々勝手は違うが、喰らったモノを取り込む」

そういったと思えば、その体から先ほどまで見えていた巨大な腕が生えてきた。

「御覧のようにゴライアスも捕食済みだ」

体積が本体を遥かに越える腕が生えた光景は違和感だらけで見ていてヘンな感じがしてくる。

 

「あれ、そう言えば万能薬(エリクサー)って高いんじゃ……」

「ええ、300mlいかない量で50万バリスくらいでしたかね」

「えっと……それは?」

「一升瓶なんで1,8Lつまりこれ一本で300万バリスは軽いでしょう」

「………それが6ダース72本だから……」

「2億ちょっとですね~」

「私のでプラス5億だ」

「………ッハ!?意識飛んでた‼え、なにそうしなきゃ治らないほど酷かったの!?」

「おう、死体と言うよりも血袋といった方が適切な有り様だった。カオスの薬が効かなけりゃいくらエリクサーぶちこんでも治らなかっただろう」

「えっと、もしかして貴重な生産役ですか?」

「残念ながらそういうわけではない、スキルの応用だ」

「え、じゃあこの一升瓶エリクサーもほかのファミリアから購入したものなの?」

「ああ、もちろんだ」

「二億チョイをポンと出したんですか?」

「ああ、必要経費だ」

「ええ~二億?二億バリス?ええ~二億って………」

「毎日ダンジョンに潜れば一週間で元は取れる」

「どこまで潜ったらできるのよ!!」

「……50~60階層だな」

「それを……ちょっと待って、毎日潜ればって」

「ええ、ユージローなら日帰りです」

「それはおかしい」

18階層まで降りたらもう一日は過ぎているはず……

「あれ、そういえば今って……」

「出発してから…18時間ですか随分と掛かりましたね。まあ、いちいちモンスターの相手をしていたのだから妥当でしょうか」

「まあ、そうだな」

「え、団長一人だったらここまでどれ位?」

「ゴライアスが居れば30分ってところか」

「え゛」

異常さの再確認をして余りのことに意識を飛ばしそうになる。

何とか踏みとどまり私はふらふらと18階層へと向かった。

 

故郷に帰りたい………

 

 

==========

 

ユウカさんがふらふらと18階層へ向かって移動を始めるのを見て今いる場所を思い出した。

「おっと、そうです。いつまでもこんなところに寝かしておくわけにはいきませんね」

意識のないアームズ君を背負い、その後に続く。

 

「あれ、団長とカオスは何処へ?」

「下層に遊びに行きました」

「おっと、良い力を見たせいで血が騒ぎましたか、カオスは……補給ですかね?」

「さあ、でも楽しそうな顔をしていたので」

「はは、善きかな善きかなと言ったところですかね」

 

ははは、うふふと危険地帯(ダンジョン)とは思えない和やかな笑い声を上げながらユリコさんと一緒にユウカさんの後を追いかける。

 

 

 

 

この後、アームズが目を覚ましたのは二週間後であった。

 

 

 

ランクアップ前最終ステイタス

 

名前:アームズ・F・O

種族:ヒューマン

レベル1

筋力 SS  3000

耐久 SSS 4500

器用 C  674

敏捷 SS  2700

魔力 Ex  7400

【耐炎熱】

【狩人】

【粉砕】

【精神耐性】

 

《魔法》

全てを焼き付く暴力(オーバードウエポン)

・召喚魔法

・全てを焼き尽す暴力を顕現する。

・発動中、使用者は限界を超える。

・発動中、使用者は死なない。

・死に瀕したとき、自動で発動する。

・発動時間は耐久に応じて変動。

・詠唱式

【彼の者、人を揺り籠より地獄へ落とし

     彼の者、救いの手を振り払い、全てを焼き尽す。

        ____我は継承せり、すべてを焼き尽す黒き鳥】

 

【_____】

・ステイタス不足

・耐性不足

・発展アビリティ不足

 

《スキル》

縁の下の強化人間(ブーステッドマン)

・ステイタスに加重に応じた補正がかかる。

・ステイタスに加熱に応じた補正がかかる。

・補正量は重量・熱量に比例。

 

【可能性の提示】

・見せてみろ、人間の可能性ってやつをさ

・エンカウント率上昇

・ヘイト増加

 

往キ帰リシ者(ワクガイ)

・上限の解放

・即死耐性

 

 

 

お・ま・け

 

~~カオス教授の五秒蘇生術講座~~

一秒経過ッ!!

勇次郎「こいつは最早死体だ」

カオス「ならばこれだ」つ【吸血鬼の因子】

 

二秒経過ッ!!

カオス「そしてこうだ!!」

腕を突っ込むとアームズの体が一瞬霧になりそして元に戻る

 

三秒経過ッ!!

カオス「今のうちにエリクサーを使うんだ!!」

勇次郎・孔明「おうよ!!」

ユリコ「お代わりは沢山あるわよ」

 

四秒経過ッ!!

カオス「よし、一命は取り留めた、人間に戻すぞ。エリクサーの投与は続けるんだ!!」

勇次郎・孔明「よし来た!!」

ユリコ「新しいエリクサーよ」

 

五秒経過ッ!!

カオス「施術終了、これ以上やることはない」

 




次回、発展アビリティ

そんな感じでGO





修正
ハッキング⇒クラッキング
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