夕立改二「敵の攻撃がよけられないっぽい」   作:うざぐろ

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戦闘シーンの練習です、本編とは一切関係ありません
とある日の出撃と思ってくださいな
一応あかちゅきとゆーだちメインで書きます
あとグロいかも


めいれいいはんのはなし

爆音が鳴り響く海、光る蒼い目たち

迫り来る砲弾を交わしながら、私は僚艦を気にする。

皆回避できているようだ。ほっと息をつく、しかし突然の衝撃に私は意識を失った

 

 

 

戦艦4隻、駆逐2隻。大してこちらは、空母2隻の翔鶴さん、瑞鶴さん。航空戦艦の扶桑さん、山城さん。そして暁と私。

今さっき被弾して倒れてしまった暁が心配でならない。

冷や汗と動悸がする。

「無理しないで下がりなさい!私が扶桑姉様の後ろに!はやく!」

「大丈夫、まだ!まだやれるっぽい! 」

嘘。そんな余裕なんてない。またあの感覚。弾が近づいてくる。足がすくむ。

でもここで沈んでしまったら・・・みんなと、提督と、暁とあえなくなる

「っ!」

間一髪、避ける。

「当たれ!」

鈍く光る連装砲が火を吹く、反動が全身にビリビリくる。

爆音。当たった。でも・・・!

「駆逐・・・!」

駆逐に当たっただけに過ぎなかった、夜戦の脅威を排除できたのは大きいかもしれない

しかし今の驚異は戦艦4隻だ。歯軋りをし、飛沫を上げて前へ。

 

――私・・・どうなったの・・・?

うっすらと目を開ける。

爆音。爆音。悲鳴。爆音。

飛沫を顔に浴び、一気に目覚める

「大丈夫?無理しないで、あっちは山城と夕立ちゃんが頑張ってくれてるから」

「っ!」

名前を聞いて飛び起きる、夕立が、今の夕立が前に出ている。

あんな状態で前に出したら!あんな迷いのある状態で!

「大丈夫、暁だってやれる・・・」

確信して艤装に火を入れ直す。

ズキッと節々が痛むけど、私はまだやれる。

「ダメ!そんな体じゃ!!」

扶桑さんの制止を振り切って前へ出る。上がる水しぶきと音の隙間から夕立が見える。

 

戦艦4隻相手に、こちらは少し不利。

いくら狂犬と言われた私でも、あの装甲は貫き難い。

また砲撃音。今度は右舷から聞こえる。

瞬時に身構えて避ける。足が竦む。

「これじゃいつまでたっても射程内に入れないっぽい!」

もっと勇気を、何も怖くなかったあの時みたいに。

最大戦速、タービンが唸る。

上がる飛沫は高くなり、私の髪の毛がなびく。

「危ない!そっちは!」

聞こえる暁の声に一瞬注意が逸れる。

衝撃、鈍痛、血。

「うぅっ・・・!」

また当たった、また避けられなかった

戦艦たちの青い目が、一斉にこちらに向けられる

巨大な火砲がこちらを向く。

・・・ここまで?

走馬灯とはこういうことを言うのか

叱ってくれた暁、間宮さんのドーナツ、時雨、由良、白露型のみんなとの思い出が

鮮明に思い起こされる。

徹甲弾が妙に遅く見える。迫る複数の徹甲弾を避ける術を私は知らない。

「――ごめんね」

そう言おうとした時、私は二つの水しぶきに守られた

中からは、飛行甲板を盾にした山城さんと、こちらに倒れかかってくる暁の姿が見えた。

「世話が焼けるわね、扶桑姉様のところにいなさいってあれほど・・・」

「・・・暁?ちょっと、暁!?」

倒れかかってきた暁を受け止める

「暁ちゃん!目を覚まして!」

抱きとめた腕に、じっとりと血がつく。

山城さんは必死に提督に撤退を具申している。

「こんなの・・・私が許さない」

暁を抱き抱えて最大戦速で扶桑さんの元へ

「絶対に見守っててください」

そう言って頭を下げる。

そっと、暁の探照灯を取り外す。

「借りるね、暁」

撤退するだなんだと扶桑型のふたりが言っていた。

そんなの、もう聞こえない

最大戦速でもう一度前線へ、空は暗くなり始めていた

絶叫、砲撃音。

迫り来る16inch弾をかわす。

4隻の砲撃は、全部私に集中していた。都合がいい。

既に12.7cm砲の射程内。まだ、近づく。

上がる飛沫をみとめた駆逐が雷撃を放つ。

そんなの当たるわけない。

くるりと身を翻してさらに近づく。まずは1匹。

「はあああっ! 」

砲撃。閃光、血しぶき。

返り血が私の身体にじっとりとつく。

後方、砲撃音。

身をかがめて瞬時に避ける。

電文が入る、平文?撤退命令?

返信はせずにさらにタービンをうならせる。

もう1匹。

腹部に連装砲を押し当て、引き金を引く。

戦艦の体が弾け飛ぶ。

残り3匹

前方、から複数の徹甲弾をみとめた。

一斉砲撃で仕留める気なのか

回避、回避、被弾。

ズキズキと右肩が痛む。暁の血と私の血が混ざっていく

まだ、動ける。

目の前の戦艦が吹き飛ぶ。

扶桑さんからの援護射撃の様だ。

あと2匹

右へ左へ砲弾を避けつつ近づく。後ろからの砲撃音。

いつの間にかまわりこまれたようだ。しかし好都合。

このまま避ければ・・・

爆音。私の前方にいた戦艦に当たる、そのまま追い討ちをかける

傷口に砲門を向けて放つ。爆音、悲鳴。

後ろに倒れかかるかのように、後進。

身を翻して回頭しながら、再びタービンをうならせる。

周りは真っ暗、月の光が海面に反射してきらめく。

ほとんどやけくそのように撃ち込んでくる戦艦へ、一気に接近する

何だか徹甲弾の量が少ない、弾切れ?

密着し、これでラスト・・・!

―引き金を引いた。撃鉄を起こす。今に連装砲が火を・・・!

その希望は裏切られる。

「―不発っぽい!?」

16inch砲がこちらを向く。

成る程、さっき徹甲弾が少なかったのは、この砲だけ使っていなかったから・・・!

だが、私にはまだ希望が残っていた。暁の光が。

すかさず肩の探照灯を照射する。引き金を持っていた手が目を覆う。

その隙を私は逃さない。私は魚雷を手に持って、戦艦の砲へ突き刺した。

一気に後進。閃光。

そこから何も覚えていない。

 

その後は、入渠ドックで目覚めて、暁に泣きつかれて叱られた。平手打ちももらったかな。

二度とこんなことするなと提督からの命令状もいただいた。無事でよかったと扶桑型の2人に言われ

瑞鶴さんからとうんと叱られた。

でも、一番怖かったのは由良と時雨だったかな

しっかりと謝罪をして回った。あそこまで頭に血が登ったのは何故だろう

そう暁に聞くと赤面された、なんでだろう

いろいろあったけど、私は2-4と言われる海域を制覇できたようだ。

 

この後、いろいろな宴会だのなんだのってあったけど、それはまた別のお話。




2414文字も書けるとは思わなかったぜFoo!
命令違反をして狂犬になる夕立が書きたかっただけ。お目汚し失礼しましたなのです。春イベ頑張りましょう
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